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第九話 雑貨店の夜
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レザンタは夕闇に覆われようとしていた。だが、累造とチーナはまだ虹の橋雑貨店に戻っていない。
ショウも既に退店してルゼは一人落ち着かないままに二人の帰りを待っている。何度も店から出たり入ったりを繰り返した。
自分自身でも何故こうも落ち着かないのか不思議で仕方がない。焦燥感ばかりが湧き起こってくる。
ルゼは嘗て経験したことが有ったかどうかも定かでない不快な感情に苛まれながら、長く長く感じる時を一人耐えていた。
様子を見に店から出たのは何度目だろうか。遠目にやっと待ち望んでいた人影が見えた。一人は意気揚々と足取りが軽そうで、もう一人は疲れ果てたように足取りが重そうに見える。
ルゼは弾かれたように駆け出すと、足取りの軽い人影へと抱きついた。
「ルゼさん?」
累造はルゼの突然の行動に、ただ驚いた。
「もう、遅いじゃないか。心配したんだぞ」
「す、すみません」
どこか涙声にも聞こえるルゼの言葉に、累造は謝る事しかできなかった。
その様子を横目で見ていたチーナが疲れた声で言う。
「早く戻りましょう。直ぐに夕食の支度をします」
累造は抱きついたまま離れようとしないルゼを半ば引き摺るようにして、店へと入った。
店に入り、そのままチーナが台所に向かおうとするのを累造が呼び止めた。
「チーナさん、先に背負い袋から板を出して貰えませんか?」
振り返ってみれば、ルゼが累造に抱きついたままだ。これじゃ背負い袋を下ろせないな、と納得してチーナは累造の背負い袋から板を取り出して累造に渡した。
「もうちょっと待っててください」
累造は照明の魔法陣を描いた板を手に取り、誰も居ない方の天井に向けて魔法発動の言葉を唱える。
『出でよ、光っ』
目映い光が迸った。天井で反射した光が店内に広がる。
ルゼが目を丸くしてその様子を見やる。
「これは?」
「照明の魔法です。まだ、改良が必要ですが」
魔法陣から出る光は強いが、それに比べると店内全体は暗い。光を天井に当てただけではうまく散乱しないのだ。大元の光源が太陽である魔法陣からは真っ直ぐに光が出る。そのため、散乱させなければスポットライトのようになって部分的にしか明るくならない。
「これをどうぞ。光は直接見ないようにしてください。光を人に向けるのも厳禁です」
この魔法陣から出る光を直接見る事は太陽を直接見る事と同じだ。空気で弱まってない分だけ、肉眼で太陽を見るよりも目に悪い。
「ありがとう」
チーナは板を受け取って台所へと向かった。
累造はもう一枚の照明の魔法陣を描いた板で光を点し、ルゼと一緒に食堂に向かう。
「凄いな、ランプとは大違いだ」
行く先を明るく照らす魔法に、ルゼは少し興奮気味になっている。
「その内、店に取り付けましょう」
累造の言葉にルゼは破顔した。
夕食は堅パンと、干し肉とインゲン豆の煮込みだ。累造は米の飯が食べたくなった。自分も日本人なのだと内心で苦笑する。
しかし今はちょっとした問題が有ってそれどころではない。ルゼが近いのだ。ルゼが累造に貼り付くように座って食事をしている。これではさすがに落ち着かない。
「あの、ルゼさん?」
「ん?」
離れるように言おうと思っても、ルゼににっこりと小首を傾げて返事されると、二の句が継げなくなってしまう。
「水はいつから売るんですか?」
つい誤魔化してしまった。
「ああ、明日から売るつもりだよ。だから累造、明日はずっと店に居てくれよ?」
「は、はい」
返事をした後、累造がチラッとチーナを見ると、ルゼの方を見て何故か悲しそうな顔をしていた。
「それはそうと、実験ってどんな事をやったんだい?」
ルゼが二人に問うと、チーナは一瞬で渋面になった。色々思い出したのだろう。
「累造君はとっても楽しそうでした」
チーナが気持ち上目遣いで累造を睨む。累造は冷や汗が出た。
「あ、ほら、試行錯誤をしただけですよ。描いては消しみたいな感じで……」
「『ふはははははははっ』」
チーナが抑揚もなく発する口調真似に、ますます冷や汗が出る。
「なんだい? それは?」
「楽しそうな累造君の様子です」
ルゼにはさっぱり意味が分からず疑問符を浮かべるだけだったが、累造は冷や汗が止まらなかった。
「あの、ルゼさん?」
「なんだ、累造?」
「どうしてルゼさんが俺のベッドの中に居るんですか?」
累造が就寝しようとベッドに入ると、部屋まで付いて来ていたルゼがベッドに潜り込んで、累造の腕に抱きついてきたのだ。
「ん? 駄目なのか?」
「それはなんて言うか、その……」
「なんだ? はっきりしないやつだな」
ルゼの抱きつく力が少し強くなる。ルゼの胸が腕に当たる感触が心地良い。だが、これでは眠れない。累造は徐々に危険になりつつある部分を意識せざるを得なかった。
「店長、やっぱりここに居ましたね」
いつの間にかチーナが累造の部屋に入って来ていて、呆れた声を出した。累造はチーナが部屋に入って来たのに全く気付いていなかった。それ程までに、とある部分に神経を集中していたのである。
「さ、店長、このままじゃ累造君が眠れませんから、起きてください」
「やだ、累造と寝る」
チーナがルゼの腕を取って引き起こそうとするが、ルゼはますます累造の腕にしがみついた。
「店長とは私が一緒に寝てあげますから、累造君は一人で寝させてあげてください。寝不足で明日に障っては困るでしょう?」
「むー」
ルゼは少し唸った後、渋々累造の腕を放して起き上がった。そしてそのままチーナに連れられて累造の部屋から出て行った。
累造としては、何故ルゼがあんな振る舞いをしたのか困惑するばかりである。ただ、帰りが遅くなって心配させたのが直接の要因である事に違いない。携帯電話でも有れば心配させずに済んだのだが、と思ったところで通話の魔法の可能性に気が付いた。
音声を届ける事は可能だろう。しかし、通話用と呼び鈴用の二つの魔法陣が必要になる。それぞれ一〇センチメートル程の大きさだとしても携帯するには厄介な大きさだ。携帯電話のような小型化は、コンピュータ制御の工作機械で魔法陣を刻むと言うのでもなければ、実現不可能だろう。
「実現したくはあるなぁ」
累造はルゼの様子を思い出していた。
「累造君、起きてますか?」
「あ、はい」
「店長がやっと寝付いたので、累造君が起きていたらと思ってやってきました」
累造が眠れぬままに思索を巡らせている中、チーナが累造の部屋を訪れた。
「店長の事、驚いたでしょう?」
「はい、それは……」
「前にもこんな事は有ったんです」
「え?」
チーナの言葉に累造は驚いた。
「朝、話したでしょう? お金を持ち逃げされた事を。店長は信じようとしていた人に裏切られたのが悲しかったんでしょうね、何日か私の後を付いて回るような感じでした」
累造は思わず姿勢を正した。
「それが煩わしくなった私は店長を叱ってしまったのだけど、とても悲しい顔をされてしまって、逆にこちらが罪悪感を覚えちゃいましてね。それ以降は好きなようにさせちゃいました」
チーナは最後、笑って誤魔化すような口調になっていた。
だが、累造は黙って、尚かつ真剣にそれを聞いた。
「今回は、累造君と会った事で気が緩んでたんでしょう。そこにちょっとした不安が襲ったせいで、ずっと張り詰めていたものが切れてしまったんだと思います。店長は、ちょっと見では蹴っても殴っても壊れない感じだけど、本当はかなり寂しがり屋なんです」
「それで、ルゼさんは大丈夫なんでしょうか?」
「はい、明日にはケロッとしているんじゃないでしょうか。何せ、今回は累造君が居るんですから」
チーナはそう言って累造に微笑みかけた。
ショウも既に退店してルゼは一人落ち着かないままに二人の帰りを待っている。何度も店から出たり入ったりを繰り返した。
自分自身でも何故こうも落ち着かないのか不思議で仕方がない。焦燥感ばかりが湧き起こってくる。
ルゼは嘗て経験したことが有ったかどうかも定かでない不快な感情に苛まれながら、長く長く感じる時を一人耐えていた。
様子を見に店から出たのは何度目だろうか。遠目にやっと待ち望んでいた人影が見えた。一人は意気揚々と足取りが軽そうで、もう一人は疲れ果てたように足取りが重そうに見える。
ルゼは弾かれたように駆け出すと、足取りの軽い人影へと抱きついた。
「ルゼさん?」
累造はルゼの突然の行動に、ただ驚いた。
「もう、遅いじゃないか。心配したんだぞ」
「す、すみません」
どこか涙声にも聞こえるルゼの言葉に、累造は謝る事しかできなかった。
その様子を横目で見ていたチーナが疲れた声で言う。
「早く戻りましょう。直ぐに夕食の支度をします」
累造は抱きついたまま離れようとしないルゼを半ば引き摺るようにして、店へと入った。
店に入り、そのままチーナが台所に向かおうとするのを累造が呼び止めた。
「チーナさん、先に背負い袋から板を出して貰えませんか?」
振り返ってみれば、ルゼが累造に抱きついたままだ。これじゃ背負い袋を下ろせないな、と納得してチーナは累造の背負い袋から板を取り出して累造に渡した。
「もうちょっと待っててください」
累造は照明の魔法陣を描いた板を手に取り、誰も居ない方の天井に向けて魔法発動の言葉を唱える。
『出でよ、光っ』
目映い光が迸った。天井で反射した光が店内に広がる。
ルゼが目を丸くしてその様子を見やる。
「これは?」
「照明の魔法です。まだ、改良が必要ですが」
魔法陣から出る光は強いが、それに比べると店内全体は暗い。光を天井に当てただけではうまく散乱しないのだ。大元の光源が太陽である魔法陣からは真っ直ぐに光が出る。そのため、散乱させなければスポットライトのようになって部分的にしか明るくならない。
「これをどうぞ。光は直接見ないようにしてください。光を人に向けるのも厳禁です」
この魔法陣から出る光を直接見る事は太陽を直接見る事と同じだ。空気で弱まってない分だけ、肉眼で太陽を見るよりも目に悪い。
「ありがとう」
チーナは板を受け取って台所へと向かった。
累造はもう一枚の照明の魔法陣を描いた板で光を点し、ルゼと一緒に食堂に向かう。
「凄いな、ランプとは大違いだ」
行く先を明るく照らす魔法に、ルゼは少し興奮気味になっている。
「その内、店に取り付けましょう」
累造の言葉にルゼは破顔した。
夕食は堅パンと、干し肉とインゲン豆の煮込みだ。累造は米の飯が食べたくなった。自分も日本人なのだと内心で苦笑する。
しかし今はちょっとした問題が有ってそれどころではない。ルゼが近いのだ。ルゼが累造に貼り付くように座って食事をしている。これではさすがに落ち着かない。
「あの、ルゼさん?」
「ん?」
離れるように言おうと思っても、ルゼににっこりと小首を傾げて返事されると、二の句が継げなくなってしまう。
「水はいつから売るんですか?」
つい誤魔化してしまった。
「ああ、明日から売るつもりだよ。だから累造、明日はずっと店に居てくれよ?」
「は、はい」
返事をした後、累造がチラッとチーナを見ると、ルゼの方を見て何故か悲しそうな顔をしていた。
「それはそうと、実験ってどんな事をやったんだい?」
ルゼが二人に問うと、チーナは一瞬で渋面になった。色々思い出したのだろう。
「累造君はとっても楽しそうでした」
チーナが気持ち上目遣いで累造を睨む。累造は冷や汗が出た。
「あ、ほら、試行錯誤をしただけですよ。描いては消しみたいな感じで……」
「『ふはははははははっ』」
チーナが抑揚もなく発する口調真似に、ますます冷や汗が出る。
「なんだい? それは?」
「楽しそうな累造君の様子です」
ルゼにはさっぱり意味が分からず疑問符を浮かべるだけだったが、累造は冷や汗が止まらなかった。
「あの、ルゼさん?」
「なんだ、累造?」
「どうしてルゼさんが俺のベッドの中に居るんですか?」
累造が就寝しようとベッドに入ると、部屋まで付いて来ていたルゼがベッドに潜り込んで、累造の腕に抱きついてきたのだ。
「ん? 駄目なのか?」
「それはなんて言うか、その……」
「なんだ? はっきりしないやつだな」
ルゼの抱きつく力が少し強くなる。ルゼの胸が腕に当たる感触が心地良い。だが、これでは眠れない。累造は徐々に危険になりつつある部分を意識せざるを得なかった。
「店長、やっぱりここに居ましたね」
いつの間にかチーナが累造の部屋に入って来ていて、呆れた声を出した。累造はチーナが部屋に入って来たのに全く気付いていなかった。それ程までに、とある部分に神経を集中していたのである。
「さ、店長、このままじゃ累造君が眠れませんから、起きてください」
「やだ、累造と寝る」
チーナがルゼの腕を取って引き起こそうとするが、ルゼはますます累造の腕にしがみついた。
「店長とは私が一緒に寝てあげますから、累造君は一人で寝させてあげてください。寝不足で明日に障っては困るでしょう?」
「むー」
ルゼは少し唸った後、渋々累造の腕を放して起き上がった。そしてそのままチーナに連れられて累造の部屋から出て行った。
累造としては、何故ルゼがあんな振る舞いをしたのか困惑するばかりである。ただ、帰りが遅くなって心配させたのが直接の要因である事に違いない。携帯電話でも有れば心配させずに済んだのだが、と思ったところで通話の魔法の可能性に気が付いた。
音声を届ける事は可能だろう。しかし、通話用と呼び鈴用の二つの魔法陣が必要になる。それぞれ一〇センチメートル程の大きさだとしても携帯するには厄介な大きさだ。携帯電話のような小型化は、コンピュータ制御の工作機械で魔法陣を刻むと言うのでもなければ、実現不可能だろう。
「実現したくはあるなぁ」
累造はルゼの様子を思い出していた。
「累造君、起きてますか?」
「あ、はい」
「店長がやっと寝付いたので、累造君が起きていたらと思ってやってきました」
累造が眠れぬままに思索を巡らせている中、チーナが累造の部屋を訪れた。
「店長の事、驚いたでしょう?」
「はい、それは……」
「前にもこんな事は有ったんです」
「え?」
チーナの言葉に累造は驚いた。
「朝、話したでしょう? お金を持ち逃げされた事を。店長は信じようとしていた人に裏切られたのが悲しかったんでしょうね、何日か私の後を付いて回るような感じでした」
累造は思わず姿勢を正した。
「それが煩わしくなった私は店長を叱ってしまったのだけど、とても悲しい顔をされてしまって、逆にこちらが罪悪感を覚えちゃいましてね。それ以降は好きなようにさせちゃいました」
チーナは最後、笑って誤魔化すような口調になっていた。
だが、累造は黙って、尚かつ真剣にそれを聞いた。
「今回は、累造君と会った事で気が緩んでたんでしょう。そこにちょっとした不安が襲ったせいで、ずっと張り詰めていたものが切れてしまったんだと思います。店長は、ちょっと見では蹴っても殴っても壊れない感じだけど、本当はかなり寂しがり屋なんです」
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