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「修理も終わったのでこれからは情報収集です。ここでは建前上のダンジョンの状況について調べます。ベストール王国については場所が離れすぎていますから期待できないでしょう」
忘れがちだが、この旅の第一の目的は勇者が替え玉であることの隠蔽で、第二にベストール王国の動向の調査だ。
だが建前は魔王顕現に備えた調査と言うことになっている。
第一の目的はラカシヤ王国から遠く離れて旅をすることそのものによって実現しているので特別な対応は要らない。
第二の目的はベストール王国がここからでは遠すぎて情報が入りづらい。
山脈を越えて最初に滞在したヴァレの町なら多少は情報も入っただろうが、話ができる前に追い出される形になってしまったので後回しにせざるを得ない。
しかしながらお姫様に焦りは無い。
第二の目的でさえついででしかないからだろう。
絶対なのは旅を続けることなのだ。
「しかしその前に皆に伝えることがあります」
騎士達はお姫様に首だけ向けていたのを身体全体で向けた。
椅子が横を向いていて限度があるから可能な限りだ。
「もう皆も察しているとは思いますが、王城には反逆者が居ります」
「えっ……?」
誰か声を漏らした。
多分ケティア・ヨークだが、お姫様もガレシア・ガンダレナも気に留めなかった。
「それが誰か判明しているのでしょうか?」
ビル・ビルズだ。
「残念ながら判明していません。確実に違うのは勇者召喚の場の同席者の他、カリスネア姉様とフェーディアンだけです。ソルフェアとグルセイダスは勿論、セリデライト兄様も容疑者になり得ます」
「〃「えっ!?」〃」
今度は殆どの騎士が声を漏らした。
忘れがちだが、この旅の第一の目的は勇者が替え玉であることの隠蔽で、第二にベストール王国の動向の調査だ。
だが建前は魔王顕現に備えた調査と言うことになっている。
第一の目的はラカシヤ王国から遠く離れて旅をすることそのものによって実現しているので特別な対応は要らない。
第二の目的はベストール王国がここからでは遠すぎて情報が入りづらい。
山脈を越えて最初に滞在したヴァレの町なら多少は情報も入っただろうが、話ができる前に追い出される形になってしまったので後回しにせざるを得ない。
しかしながらお姫様に焦りは無い。
第二の目的でさえついででしかないからだろう。
絶対なのは旅を続けることなのだ。
「しかしその前に皆に伝えることがあります」
騎士達はお姫様に首だけ向けていたのを身体全体で向けた。
椅子が横を向いていて限度があるから可能な限りだ。
「もう皆も察しているとは思いますが、王城には反逆者が居ります」
「えっ……?」
誰か声を漏らした。
多分ケティア・ヨークだが、お姫様もガレシア・ガンダレナも気に留めなかった。
「それが誰か判明しているのでしょうか?」
ビル・ビルズだ。
「残念ながら判明していません。確実に違うのは勇者召喚の場の同席者の他、カリスネア姉様とフェーディアンだけです。ソルフェアとグルセイダスは勿論、セリデライト兄様も容疑者になり得ます」
「〃「えっ!?」〃」
今度は殆どの騎士が声を漏らした。
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