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早速マストの上に出て景色を眺めよう……。
何も見えない。
目を凝らせばうっすらと見えないこともないこともないくらいの塩梅だから見えないのと一緒だ。
がっかりである。
唐突にカランカランと音がした。
……と思ったら部屋に戻されていた。
勇者が起きてしまった!
「総員迎撃態勢!」
ガレシア・ガンダレナの声が聞こえた。
カランカランした音はアラームの音だったらしい。
侵入者?
動物の可能性もあるか。
っと、またアラーム。
音が重なった。
ちょっとうるさい。
「姫様と勇者、ルビアン卿はリビングで待機してください」
騎士達はシルン・ランドを残して迎撃に出た。
ガレシア・ガンダレナが五分もしない内に戻ってきた。
「賊複数人の襲撃でありました。賊は自分らが迎撃に出ると同時に逃亡、残念ながら取り逃しました。また賊は船に火を放とうとしておりましたが、障壁魔法により事無きを得ております。現在何か仕掛けられてないか確認させております」
「取り逃したのは残念ですが、仕方ありませんね」
「次は必ず」
「期待しておりますよ」
「はっ!」
ガレシア・ガンダレナは恭しく頭を垂れた。
しかし襲撃か。
このお姫様は誰かに狙われているらしい。
王位継承を目論んでいるのはそのせいか?
いや、逆に王位継承を目論んでいるから狙われているのかも知れない。
軽々には判断できないな……。
何も見えない。
目を凝らせばうっすらと見えないこともないこともないくらいの塩梅だから見えないのと一緒だ。
がっかりである。
唐突にカランカランと音がした。
……と思ったら部屋に戻されていた。
勇者が起きてしまった!
「総員迎撃態勢!」
ガレシア・ガンダレナの声が聞こえた。
カランカランした音はアラームの音だったらしい。
侵入者?
動物の可能性もあるか。
っと、またアラーム。
音が重なった。
ちょっとうるさい。
「姫様と勇者、ルビアン卿はリビングで待機してください」
騎士達はシルン・ランドを残して迎撃に出た。
ガレシア・ガンダレナが五分もしない内に戻ってきた。
「賊複数人の襲撃でありました。賊は自分らが迎撃に出ると同時に逃亡、残念ながら取り逃しました。また賊は船に火を放とうとしておりましたが、障壁魔法により事無きを得ております。現在何か仕掛けられてないか確認させております」
「取り逃したのは残念ですが、仕方ありませんね」
「次は必ず」
「期待しておりますよ」
「はっ!」
ガレシア・ガンダレナは恭しく頭を垂れた。
しかし襲撃か。
このお姫様は誰かに狙われているらしい。
王位継承を目論んでいるのはそのせいか?
いや、逆に王位継承を目論んでいるから狙われているのかも知れない。
軽々には判断できないな……。
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