神は絶対に手放さない

wannai

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神は絶対に手放さない

36、童貞喪失

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 頭を自分の両腕の上に置き、尻だけを高く上げた格好の志摩宮を眺めながら俺も服を脱いだ。
 部屋の電気はつけたままなので、穴までしっかりハッキリ見えている。その下に、力なく垂れた玉と竿。
 これから、男を抱く。
 そう自覚すると、不思議な気しかしない。興奮するかと言われれば……正直、微妙。志摩宮だから抵抗は無いけれど、尻の穴に挿入したいと思った事も無いから俺の股間も半勃ちだ。

「指、入れるぞ」
「……」

 ローションを手のひらに出して、指に絡ませつつ言うが、志摩宮からの返事は無い。ただじっと、そのままの体勢で待っている。
 志摩宮だって、されたい訳でもないのだから当たり前か。手早く繋がってやろうと意気込んで、でもゆっくりと、まずはゴムを着けて一本指を入れた。

「っ、」

 俺の人差し指は、ローションの滑りを借りて何の抵抗もなく志摩宮の窄まりに入ってしまった。第二関節あたりまで入れると、ぎゅう、と締め付けられる感触がして慌てて股間を押さえる。

「えっろ……」

 やばい。これはエロい。さっさと済まそうと思っていたけれど、そんなのすっ飛んでしまった。
 志摩宮の穴が、俺の指を受け入れて、飲み込んで、やわやわと握ったり開いたりしている。俺のを挿れてこれをされたら……と考えるだけで暴発しそうだ。
 片手で自分の股間の根元をきつく握って我慢しながら、夢中で志摩宮の穴に指を出し入れした。
 根元まで入れると、奥の方が少しだけ抵抗する。ゆっくり抜いて、ゆっくり入れて。繰り返していくと、強張っていた奥の方が少しずつ解れて柔らかくなるのがたまらない。指を増やしてみると、入り口は少しキツいけれど、奥の方は慣れてきたのか柔らかくうねっていた。
 志摩宮は、深呼吸を繰り返して体を緩ませてくれている。穴を弄っているだけの俺の方がよっぽど息が荒い。ローションでテラテラ光る指の埋まった穴を見ると、今すぐ犯してしまいたい衝動に駆られる。

「し、志摩宮、そろそろ」

 いいかな、と、我慢出来ずに無理やりめに三本目を挿し込むと、黙っていた志摩宮が「ぐっ」と呻いたので慌てて抜こうとした。が、力が入ってしまった為か、窄まりが強く締め付けてきて抜こうにも抜けない。

「志摩宮、力抜いて」

 なんとか指を抜いてから、いきなり飛ばし過ぎたと反省してまた二本からやり直そうとするのに、志摩宮は体を反転させて上半身を起こしてしまった。

「……なんか、イライラしてきました」

 それは、俺が下手過ぎて、って事だろうか。ショックを受ける俺を、志摩宮は引っ張って横に倒す。仰向けに倒された俺の上に、そのまま志摩宮が跨ってきた。

「ごめん、痛かった?」
「痛くはなかったです。ただもう、なんかじれったくて面倒なんで挿れましょう。痛い方がマシですたぶん」

 ゴムの箱を逆さに振って、バラバラとベッドの上に落とした志摩宮は一つ手にとって破くと手早く俺の肉に被せた。

「え、ちょ」

 その素早さに驚いている間に、志摩宮は俺の陰茎に窄まりを宛てがい、ぐっと腰を落としてきた。

「うぁ、あっ」

 ぬるりと挿入されてしまって、ぎゅっと根元を搾られた瞬間、発射してしまった。どくどくと股間が脈打つのを志摩宮が見下ろして笑う。

「さっすが」
「な……馬鹿に、すんなよぉ」
「してないですよ。予想通りだなーと思っただけで」

 二枚目のゴムの袋を破き、一度抜いた志摩宮が俺の精液の溜まったゴムと新しいのを交換して、また窄まりに受け入れた。

「っ……ぅ、あーーーー、志摩宮、むり、またイきそう」
「猿より早いですよ静汰。もう少し我慢しましょ?」

 志摩宮に笑われて悔しいのに、気持ち良すぎて我慢が効かない。根元まで志摩宮の中に入ると、奥の方は柔らかく受け入れてくれるのに入り口がぎゅうぎゅう締め付けてきて、少し腰を前後されたらまたすぐ出てしまう。

「また出したんですか? 俺ん中でビクビクしてんの分かりますよ」

 愉しげに嘲笑われて、抜かれてまたゴムをして、挿れさせられる。
 数度で慣れたのか、志摩宮は受け入れている側の筈なのに、余裕のある表情で俺を見下ろして腰を揺らした。垂れたままの彼の肉が、動きに合わせてぷるぷる揺れるのが可愛い。
 ああ、俺今、男のアナルに突っ込んでるんだ。
 そう実感するだけでまた出そうになる。

「こんなんじゃ女の子どころか男だって満足に抱けないですよ? やっぱ静汰は抱かれる方が合ってます」
「う……る、さい」
「ん? 何か言いました? 抱けるっていうなら、せめて一分は保たせてみましょ?」

 志摩宮が俺の上で動いて、窄まりで俺の肉を食んでいる。それだけで興奮材料には十分過ぎるのに、ばちゅばちゅ音がするくらい抜き差しされたりしたら耐えられるはずがない。
 三度目の絶頂もまた志摩宮の中で迎えると、彼は俺の鼻にちゅっとキスを落として俺を抜いた。
 そして、「うーーーん」と顰めっ面をする。


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