黒猫を助けたら、貞操逆転男女比1対100万の世界に行けました。女の子といちゃラブしてたらスキルもゲットして英雄王になります。

白鷺雨月

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第二十九話 戦艦ウロボロス

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シャーウッドの館を離れ、コンウィ城に到着した僕たちはそこで魔術師マーリンを助けるための基本方針を決め、そこで一晩泊まることにした。

僕は用意されたお風呂で旅の汚れを落とし、疲れを癒す。僕の風呂好きは仲間たちのあいだで有名のようで、一緒に入ることをこの上もない栄誉だと思っているようだ。
今日はアルタイル・パーシバルに同湯を頼むと快く受けてくれた。

お風呂は大きめのバスタブに熱い湯をはったものだ。
僕が湯につかり、温まっていると一糸まとわぬ姿のアルタイルが入ってくる。
手にもつ石鹸を泡立て、それをひきしまった体に塗りたくる。
体を密着させ、僕の体を隅々まで洗ってくれる。髪の毛も洗ってくれたのでさっぱりした気分になる。

そのあと、大人のキスをし、僕たちは一つになる。
お風呂でのエッチって興奮するよね。
「ああっ我が君♡♡あなた様と一つになれてこのアルタイルは幸せものです♡♡」
アルタイルは僕にまたがり、自ら腰をうちつける。この子も快楽に貪欲だよね。
手におさまるサイズのおっぱいを揉みながら、僕はアルタイルに全力で愛情を注ぎ入れた。

「ハアッ♡♡ハアッアンッアンッ♡♡」
アルタイルはガクガクと震えながら、僕を抱きしめる。

「我が君、マーリン様はかつてウーサー王にもつかえていたといわれます。ご存知でしたか?」
アルタイルは僕の唇をなめながら、言った。
まつげの長いエキゾチック美女のアルタイルの顔は見ているだけで眼福だ。
マーリンは不死だと聞いたことがあるが、見た目はおばあちゃんなのかな。少なくとも百四十歳ということなのかな。

そのことをアルタイルに言うと彼女は首を左右にふった。
「あくまでいい伝えですがマーリン様はエルフだということです。その見た目はほとんど変わっていないといわれています」
またアルタイルは僕に大人のキスをする。
エルフか。
ファンタジー世界では定番の種族だよね。
どうやらこのアヴァロンにもいるようだ。
これは伝説の魔術師マーリンに益々あいたくなってきたね。
この後、アルタイルをベッドにも誘い、そこでもしっかりとたっぷりと愛しあった。

翌朝、僕たちはユリコがいるカーナボン城に向けて出発する。
僕にクロネ、ケイ、アルタイル、そしてリリィの五人である。
コンウィ城を出て、エイブベリーの森を抜け、あの古い砦で一泊する。
この日はリリィをお湯のお供にした。
僕が泊まるかもしれないところにはお風呂を用意してくれている。ありがたいことだ。
リリィは羽交い締めにするような形で抱きしめられるのが好きなようで、それをおねだりしてくる。
見た目は金髪美少女なのにM気質の塊なのでそのギャップがたまらない。
背後から抱きしめて、愛情を体の一番深いところに注いであげると、リリィは悲鳴のような声であえいでくれた。
「マスター、星の搭があるドーバーの岬は完全な教皇領です。あなた様のことはこのリリィ・ガラハットが何があってもお守りいたします」
リリィはそう誓ってくれた。
その日はリリィと熱い夜を過ごした。

エイブベリーの砦を出て、西にカーナボン城を目指してオリオンを走らせる。
日が西に沈みかかる前にはカーナボン城にたどり着けた。
僕はそこでユリコ・ガヴェインの歓待を受ける。
ユリコの熱い抱擁と大人のキスを受ける。
モデル並みの美女からこんなに抱きしめられるのはシンプルにうれしいよね。

「アーサー、リリィからの手紙で教えてもらったよ。かの魔術師マーリンに会いに行くのだろう」
ぼくの髪を撫でながら、ユリコは言った。
「そうなんだ、そのためには船がいるんだよね」
僕はユリコのおっぱいを揉みながらきく。
肉のつまったいいおっぱいだ。
こういうことをしても決して怒られないのが、貞操逆転異世界のいいところだよな。
「アーサー、うんっあん♡♡ちょうどいい船があるんだ。それをみ、見せたいから岬のど、洞窟まで来てくれないか♡♡」
おっぱいを揉みながらなので、ユリコは感じてしまって言葉が途切れ途切れだ。


僕たちはユリコの案内でその岬の洞窟へと向かった。
けっこう足場が悪いのでかなり苦労した。
岩だらけのゴツゴツした洞窟だ。
しかもけっこう広い。
ユリコが火の魔法を使い、あたりを照らしてくれる。
その火の光に照らされた船を見て、僕は驚愕した。リリィたちも驚いている。
「これってもしかしてイージス艦……」
僕の知っている知識ではその形容が一番近いと思われる。
艦首には自分の尾を噛む竜が描かれている。
たしかこれはウロボロスだ。

「これは私の祖先がウーサー王より管理を頼まれたものだ」
ユリコが指差し、そう言った。
ということはあのウーサーがこのイージス艦に乗っていたということなのか。
「なるほどね、ウーサーっていう人はお兄ちゃんと同じ異世界人だったんだね」
船を見上げながら、クロネが言った。
ケイとリリィは驚きの顔で船を見ている。
「そんな鉄の船がうくなんて……」
アルタイルは震えている。

「さあ、時間が惜しい。中に入ろう」
ユリコが言う。
ユリコを先頭に備え付けられていた木の階段を登り、船内に入る。
操舵室のような部屋に案内される。
そこには冷凍カプセルが置かれていた。
SF映画などでよくみる冷凍睡眠装置だ。
その右横にモニターがおかれている。
ユリコがそのモニターに手のひらをあてる。

「異世界アヴァロンの人間にはプログラムの最起動は認められていません」
女性の声がする。感情のない機械音だ。

「子供のころから何度も試しているが私たちでは無理なようなんだ。でもアーサー、君ならばあるいは……」
ユリコは僕の顔を見る。
ここにいる全員が僕を見た。
ユリコもケイも転生者なので、その体はアヴァロンの人間のものだ。
僕と一応クロネは違う。
「ここはお兄ちゃんがさわるべきだね。この人生ものがたりの主人公はお兄ちゃんだからね」
クロネは手のひらを横にふる。

僕はユリコに促され、モニターに手のひらを置く。
「適合者を確認できました。これよりプログラムヴィヴィアンを再起動させます」
機械音声の後、イージス艦がガクガクと震えだす。
計器類に電源がつき、室内灯が灯る。
「明るいわね」
その光にリリィが目をぱちぱちと何度もまばたきをさせる。
「昼間のようだわ」
ケイが言う。
アルタイルはケイに抱きついている。

シューという音がして、カプセルの蓋が開く。
煙が吐き出され、そこを望みこむと銀髪の美女が横たわっていた。
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