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王都エルメニスト編
第30話 プラッセの特訓
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宴会の次の日、プラッセとフィッシュは学校の教室には向かわずにプラッセは校庭にフィッシュは実験室にそれぞれ向かい、体術魔術を練習していた。
「プラッセ、魔素のないお前でも使える魔法みたいな技を教えてやるよ。」
そういったウェルスが手のひらをプラッセの胸に当てるとプラッセの体がとても細かい振動で動き出し、押されてもいないのにプラッセは後ろに飛ばされた。
「どうだ?ゆっくりやってみたけど分かったかい?」
「いや、何がどうなってんのか全く分からなかったよ。」
ウェルスが少し笑って言う。
「まあそりゃそうだな。これはな、怪手っていう手に関する体術の技の一つなんだけど一番実用的な技かなと思ってな。手をほとんどの見えないぐらい細かく振動させて一気に力を込めることで対象を軽く飛ばすことができる。」
「でもあんな細かい振動、どうやって。」
「そりゃ、練習だな。コツというかポイントというか歯を思いっきり食い縛るとできやすいぞ。」
プラッセが歯を食い縛りながら手を前に出してやってみるが全くできる気配がない。何度もやってみたが一度も成功しなかった。
「大きく息を吸って吐きながらやってみな。ちょっとは変わるかもしれん。」
プラッセが大きく息を吸ってふっと吐く瞬間に歯を食い縛って手を振動させてみるとさっきまでとは比べ物にならないほど綺麗に振動した。
「上手くいったじゃねーか。まだまだ完成ではないが大分進歩したな。」
「すごい!!これで対象をこけさせたりできるのか?」
「読まれなければ出来るんじゃないか。」
プラッセは何度かやってみたが成功率はかなり高くなった。
「習得が早いな。やっぱり才能があんだな、プラッセは。今度はこの技をかけられたときの対処を教えてやろう。俺にやってみな。」
プラッセは頷いたあとすぐに大きく息を吸ってふっと吐き、先程の技をウェルスの腹にやろうとした。
しかしウェルスはそのプラッセの腕を右手で取って引っ張り、そのまま倒した。
「うわっ、」
「相手がこの技をするって分かったらの話だけどな。」
「でもどうやって分かるんだ?」
ウェルスがにやっと笑う。
「まあ8割ぐらいは経験だがな。」
「2割は?」
「実はな、この技をする前は余程の奴じゃない限りほとんどの人が大きく息を吸う。プラッセも息を吸わなきゃ出来ないだろ?俺も出来るだけ相手に気付かせないために小さな息にしているがやっぱり吸わないと無理だ。」
プラッセが笑う。
「戦うだけなのにとても深いんだな。」
「まあな。じゃあ今日はこれで終わりだ。また明日な。」
ウェルスはプラッセに手を振った後、背を向けて去っていった。
「プラッセ、魔素のないお前でも使える魔法みたいな技を教えてやるよ。」
そういったウェルスが手のひらをプラッセの胸に当てるとプラッセの体がとても細かい振動で動き出し、押されてもいないのにプラッセは後ろに飛ばされた。
「どうだ?ゆっくりやってみたけど分かったかい?」
「いや、何がどうなってんのか全く分からなかったよ。」
ウェルスが少し笑って言う。
「まあそりゃそうだな。これはな、怪手っていう手に関する体術の技の一つなんだけど一番実用的な技かなと思ってな。手をほとんどの見えないぐらい細かく振動させて一気に力を込めることで対象を軽く飛ばすことができる。」
「でもあんな細かい振動、どうやって。」
「そりゃ、練習だな。コツというかポイントというか歯を思いっきり食い縛るとできやすいぞ。」
プラッセが歯を食い縛りながら手を前に出してやってみるが全くできる気配がない。何度もやってみたが一度も成功しなかった。
「大きく息を吸って吐きながらやってみな。ちょっとは変わるかもしれん。」
プラッセが大きく息を吸ってふっと吐く瞬間に歯を食い縛って手を振動させてみるとさっきまでとは比べ物にならないほど綺麗に振動した。
「上手くいったじゃねーか。まだまだ完成ではないが大分進歩したな。」
「すごい!!これで対象をこけさせたりできるのか?」
「読まれなければ出来るんじゃないか。」
プラッセは何度かやってみたが成功率はかなり高くなった。
「習得が早いな。やっぱり才能があんだな、プラッセは。今度はこの技をかけられたときの対処を教えてやろう。俺にやってみな。」
プラッセは頷いたあとすぐに大きく息を吸ってふっと吐き、先程の技をウェルスの腹にやろうとした。
しかしウェルスはそのプラッセの腕を右手で取って引っ張り、そのまま倒した。
「うわっ、」
「相手がこの技をするって分かったらの話だけどな。」
「でもどうやって分かるんだ?」
ウェルスがにやっと笑う。
「まあ8割ぐらいは経験だがな。」
「2割は?」
「実はな、この技をする前は余程の奴じゃない限りほとんどの人が大きく息を吸う。プラッセも息を吸わなきゃ出来ないだろ?俺も出来るだけ相手に気付かせないために小さな息にしているがやっぱり吸わないと無理だ。」
プラッセが笑う。
「戦うだけなのにとても深いんだな。」
「まあな。じゃあ今日はこれで終わりだ。また明日な。」
ウェルスはプラッセに手を振った後、背を向けて去っていった。
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