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海底牢獄チュリマー編
第68話 リアムの裏
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元の世界に戻ってからの一週間はすぐだった。
厳しい訓練を受けたプラッセの身体能力はみるみる上昇し、フィッシュは魔素の容量が格段に増え、複合魔法や召喚魔法を何度も繰り返すことができるようになった。
「リアム、ありがとよ。おかげで魔法なんて使わずとも空飛んでるみたいに滞空できるし、怪手なって今までと次元が違うぐらい威力が増したよ!」
「ふっお前の身体能力なんてもともと化け物だろーが。」
そうしてプラッセ、フィッシュ、ジェノンは舟に乗った。
「じゃあなリアム~~~!!!」
「リアムさんありがとうございました。」
「リアム、気が向いたらまた来るよ。」
「おう3人ともありがとな!また来いよ~!」
ジェノンが舟を漕ぎ出し、毒海を渡っていたその時だった。
「魔法武具シェロン。」
リアムの左耳にある緑色のピアスが突然光出した。
「申し訳ないなジェノンさん。爆撃。」
リアムはそのまま剣を大きく振った。
するとプラッセ達の乗る舟の下の海面が大きく盛り上がった。
「うわぁなんだよこれっ!」
リアムは一つにやりと笑う。
一度盛り上がった波は5mほど上がった後、
舟とともに滝のように落ちてきて海面を突き破って行った。
プラッセ、フィッシュ、ジェノンが目を覚ますとそこは牢獄の中だった。
「あれっ、ここは、、、地下牢獄か!?」
「新入りかな?」
隣の牢からプラッセに話しかける髭のおじいさん。
「あ、なんか気づいたらここにいたんだけど?」
「その感じだとあんたもリアムにやられたんだな?」
「おそらくな。」
おじいさんは立派な髭を右手で撫でながら話す。
「わしの名はクルー・ディグル。2ヶ月前からここに潜入している。」
「潜入!?」
「ああ。実はな、」
ディグルは声を潜めて話す。
「実はわしはエルメニールの裏組織、Vulcanの副団長をやっておりましてね、サイディック・リアムの動向が少し不振だということで捜索している。」
「う、裏組織!?それって国家が認めてない的な?」
プラッセの言葉にディグルはにやにやと笑う。
「認めてないも何も完全な犯罪者だがな。俺の顔を知ってるのはVulcanのメンバー以外ではお前だけだよ。」
「えっ、なんで俺に話してくれたんだ?」
「勘、じゃだめかね?」
プラッセは固まった表情をくしゃっと崩す。
「裏組織の人って意外と優しいんだな。」
「私みたいなのばかりじゃないさ。ちなみに俺は氷属性と風属性だ。君は、ほう。無属性か。」
プラッセは驚い顔でディグルに聞く。
「わ、わかるのか?」
「わかるわかる。人の属性を瞬時に判断することも我々の世界では重要なことだからな。」
しばらくプラッセとディグルが話しているとコツコツと足音が聞こえてきた。
厳しい訓練を受けたプラッセの身体能力はみるみる上昇し、フィッシュは魔素の容量が格段に増え、複合魔法や召喚魔法を何度も繰り返すことができるようになった。
「リアム、ありがとよ。おかげで魔法なんて使わずとも空飛んでるみたいに滞空できるし、怪手なって今までと次元が違うぐらい威力が増したよ!」
「ふっお前の身体能力なんてもともと化け物だろーが。」
そうしてプラッセ、フィッシュ、ジェノンは舟に乗った。
「じゃあなリアム~~~!!!」
「リアムさんありがとうございました。」
「リアム、気が向いたらまた来るよ。」
「おう3人ともありがとな!また来いよ~!」
ジェノンが舟を漕ぎ出し、毒海を渡っていたその時だった。
「魔法武具シェロン。」
リアムの左耳にある緑色のピアスが突然光出した。
「申し訳ないなジェノンさん。爆撃。」
リアムはそのまま剣を大きく振った。
するとプラッセ達の乗る舟の下の海面が大きく盛り上がった。
「うわぁなんだよこれっ!」
リアムは一つにやりと笑う。
一度盛り上がった波は5mほど上がった後、
舟とともに滝のように落ちてきて海面を突き破って行った。
プラッセ、フィッシュ、ジェノンが目を覚ますとそこは牢獄の中だった。
「あれっ、ここは、、、地下牢獄か!?」
「新入りかな?」
隣の牢からプラッセに話しかける髭のおじいさん。
「あ、なんか気づいたらここにいたんだけど?」
「その感じだとあんたもリアムにやられたんだな?」
「おそらくな。」
おじいさんは立派な髭を右手で撫でながら話す。
「わしの名はクルー・ディグル。2ヶ月前からここに潜入している。」
「潜入!?」
「ああ。実はな、」
ディグルは声を潜めて話す。
「実はわしはエルメニールの裏組織、Vulcanの副団長をやっておりましてね、サイディック・リアムの動向が少し不振だということで捜索している。」
「う、裏組織!?それって国家が認めてない的な?」
プラッセの言葉にディグルはにやにやと笑う。
「認めてないも何も完全な犯罪者だがな。俺の顔を知ってるのはVulcanのメンバー以外ではお前だけだよ。」
「えっ、なんで俺に話してくれたんだ?」
「勘、じゃだめかね?」
プラッセは固まった表情をくしゃっと崩す。
「裏組織の人って意外と優しいんだな。」
「私みたいなのばかりじゃないさ。ちなみに俺は氷属性と風属性だ。君は、ほう。無属性か。」
プラッセは驚い顔でディグルに聞く。
「わ、わかるのか?」
「わかるわかる。人の属性を瞬時に判断することも我々の世界では重要なことだからな。」
しばらくプラッセとディグルが話しているとコツコツと足音が聞こえてきた。
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