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第4話 そしてマグロ漁船へ
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朝になり、朝食を家族みんなで食べている。
お母さんも体の調子がいいとのことで、
今日は本当に久々に家族そろって同じメニューの朝食だ。
「姉ちゃん、いきなりバイト変更ってなにかあったの?」
悠里が私に尋ねてくる。ええ、ありました。いろいろと。
「うん、とっても割りのいいバイトを紹介されてね、
そのバイトをすることにしたんだ。」
「へぇ、どんなバイトなの?」
そういえば、言い訳するバイトっていったいどんなバイトなの?
『マグロ漁船で働くのです』
「えっと…マグロ漁船?」
つられて言ってから思った、それはないわ
「マグロ漁船!?」
邪神様、なにを言わせてるの…
『機密保持契約で、
家族にもくわしい内容は、話せないと言うといいのですよ』
まともな助言がきた。
「ちょっと、仕事の契約であまり詳しいことは話せないのよ」
「そうなんだ、危ない仕事じゃないんだよね?」
悠里が心配そうに聞いてくる。
聖女になって世界を救う。うん、頭が危ない仕事だ。
「あはは、大丈夫だよ、あ、そうだお母さん、これ前金で貰ったんだ。」
と、昨日うさたんに貰った100万円をお母さんに渡しておく。
色々あって渡すのを忘れてた。
決して、めったに手にしない大金だから胸に抱いておきたいとかそんな理由ではない。
抱きながら寝たけどね。
「ちょっと光姫、これ100万円くらいあるわよ…本当に大丈夫な仕事なの?」
「100万円って、姉ちゃん…」
まずい、渡すタイミングが悪かった。
「大丈夫だよ、それから実は他に900万円が前金で貰えるんだけど、
後で銀行振り込みなんだって」
「怪しいよそれ!絶対危ないよ!姉ちゃん騙されてるって!」
うん、すごく怪しいよね、どうしよう。
「おねえちゃん、あぶないの?」
輝夜がうさたんを抱きながら聞いて来る。
「危なくないよ、大丈夫な仕事だよー」
「うさうさー」
うさたんは説得力がない、といいたげな様子だ。
「姉ちゃん、前金でそれって、後からもらえる報酬っていくらなの?」
「えっと、5000万円?」
「…」
やばい、沈黙が…
姉ちゃん…前から世間知らずだとは思ってたけどこれほどとは…」
なんか悠里が一回り回ってすごくやさしそうな目になってる。
それに、前から世間知らずって思われてたの私!?
「よく聞いて光姫、お金は必要だけど、
あなたが犠牲になるようならお金なんていらないのよ?」
お母さんが説得モードに入ってる
「光姫が犠牲になって得たお金で、贅沢をしたいなんて誰も思えないわ、
だから光姫、危ない仕事なら考え直して」
うん、別に私も犠牲になろうとか思っているわけじゃないんだけど
「姉ちゃん、契約上家族にもいえないっていうのは嘘で…
本当は金持ちの愛人になるとかそういうのなんだよね」
違います。
「え、いや、そんな危ない仕事じゃないし、悠里はなに変な想像してるの?」
実際、異世界に行くんだから下手すると死ぬかもしれないけど。
「そう…でも本当に危ない仕事だったらやめて戻ってくるのよ」
「うん、大丈夫だよ、お母さん」
心配させないように、できる限り私は明るく話すことにした。
「それじゃ行ってきます」
「うさー」
着替え等の荷物を手に持って、うさたんを肩に乗せて出かける。
「体に気をつけるのよ」
「姉ちゃん、元気で、母さんと輝夜のことは俺に任せて心配しないでいいから」
「おねえちゃん、げんきでねー」
輝夜のバイバイに合わせて私も手を振る。
「うさたんもげんきでねー」
そして、うさたんも肩の上でバイバイと手を振っている。
うん、気にしない。突っ込んだら負けな気がする。
そして私は慣れ親しんだこの世界に別れを告げた。
…たまに帰ってくるけどね。
お母さんも体の調子がいいとのことで、
今日は本当に久々に家族そろって同じメニューの朝食だ。
「姉ちゃん、いきなりバイト変更ってなにかあったの?」
悠里が私に尋ねてくる。ええ、ありました。いろいろと。
「うん、とっても割りのいいバイトを紹介されてね、
そのバイトをすることにしたんだ。」
「へぇ、どんなバイトなの?」
そういえば、言い訳するバイトっていったいどんなバイトなの?
『マグロ漁船で働くのです』
「えっと…マグロ漁船?」
つられて言ってから思った、それはないわ
「マグロ漁船!?」
邪神様、なにを言わせてるの…
『機密保持契約で、
家族にもくわしい内容は、話せないと言うといいのですよ』
まともな助言がきた。
「ちょっと、仕事の契約であまり詳しいことは話せないのよ」
「そうなんだ、危ない仕事じゃないんだよね?」
悠里が心配そうに聞いてくる。
聖女になって世界を救う。うん、頭が危ない仕事だ。
「あはは、大丈夫だよ、あ、そうだお母さん、これ前金で貰ったんだ。」
と、昨日うさたんに貰った100万円をお母さんに渡しておく。
色々あって渡すのを忘れてた。
決して、めったに手にしない大金だから胸に抱いておきたいとかそんな理由ではない。
抱きながら寝たけどね。
「ちょっと光姫、これ100万円くらいあるわよ…本当に大丈夫な仕事なの?」
「100万円って、姉ちゃん…」
まずい、渡すタイミングが悪かった。
「大丈夫だよ、それから実は他に900万円が前金で貰えるんだけど、
後で銀行振り込みなんだって」
「怪しいよそれ!絶対危ないよ!姉ちゃん騙されてるって!」
うん、すごく怪しいよね、どうしよう。
「おねえちゃん、あぶないの?」
輝夜がうさたんを抱きながら聞いて来る。
「危なくないよ、大丈夫な仕事だよー」
「うさうさー」
うさたんは説得力がない、といいたげな様子だ。
「姉ちゃん、前金でそれって、後からもらえる報酬っていくらなの?」
「えっと、5000万円?」
「…」
やばい、沈黙が…
姉ちゃん…前から世間知らずだとは思ってたけどこれほどとは…」
なんか悠里が一回り回ってすごくやさしそうな目になってる。
それに、前から世間知らずって思われてたの私!?
「よく聞いて光姫、お金は必要だけど、
あなたが犠牲になるようならお金なんていらないのよ?」
お母さんが説得モードに入ってる
「光姫が犠牲になって得たお金で、贅沢をしたいなんて誰も思えないわ、
だから光姫、危ない仕事なら考え直して」
うん、別に私も犠牲になろうとか思っているわけじゃないんだけど
「姉ちゃん、契約上家族にもいえないっていうのは嘘で…
本当は金持ちの愛人になるとかそういうのなんだよね」
違います。
「え、いや、そんな危ない仕事じゃないし、悠里はなに変な想像してるの?」
実際、異世界に行くんだから下手すると死ぬかもしれないけど。
「そう…でも本当に危ない仕事だったらやめて戻ってくるのよ」
「うん、大丈夫だよ、お母さん」
心配させないように、できる限り私は明るく話すことにした。
「それじゃ行ってきます」
「うさー」
着替え等の荷物を手に持って、うさたんを肩に乗せて出かける。
「体に気をつけるのよ」
「姉ちゃん、元気で、母さんと輝夜のことは俺に任せて心配しないでいいから」
「おねえちゃん、げんきでねー」
輝夜のバイバイに合わせて私も手を振る。
「うさたんもげんきでねー」
そして、うさたんも肩の上でバイバイと手を振っている。
うん、気にしない。突っ込んだら負けな気がする。
そして私は慣れ親しんだこの世界に別れを告げた。
…たまに帰ってくるけどね。
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