姉は女王様

朝霧麗羅

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新しい生活 女見習い

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 ついに私は中学校を卒業し、東京の姉の下へ修行に出ることになった。
 その修行とは美術の修行であり、姉に従っての女見習いであった。
 結局姉は私をM男にするより女性化の線で私を育て躾けることにした。

 15歳にして私は世の中に出た。
 といっても、ほとんどの時間を私は姉の家で過ごした。
 週に1度町の絵画教室で油絵の描き方を習う以外にこれといって私は美術の勉強はしなかった。
 姉としては私にプレッシャーをかけるのを避けたのかもしれない。
 あるいは彼女は私がプロの絵描きになれなかったとしても、自分が面倒を見るつもりだったのかもしれない。
 私は家事や買い物の合間を見て、家でデッサンの練習をした。
 姉の家で自分の好きな絵の修行ができるなんて、まさに夢のようだった。
 絵の上達にもまして、私の家事の腕前とくに料理の腕は上達した。
 
 中学1年2年3年の計3か月の夏の特訓で私はそこそこに料理の腕を上げていたが、本格的に姉の下で女見習いを始めてからみるみる料理の腕を上げた。
 昔はカレーライスやハンバーグなどの子どもが喜びそうな料理を専らにしていた私はやがて魚の煮つけなどの地味だが美味しい家庭料理にも自信を持った。
「満男、お前は美術で一人前になれなかっても、料理で生きて行けるね」と初美姉は言ったりした。
 デッサンは楽しかったが、やはり家事は楽しかった。
 料理には真剣に取り組んだが、洗濯は息抜きにもなった。
 姉の下着を手洗いする前に必ず私は彼女の下着の臭いを嗅いだ。
 ショーツのクロッチに鼻を近づけると、彼女の陰部のツンとしたむせるような刺激臭がした。
 ブラジャーには仄かに汗の臭いが付着していて、姉の母性的な香りを楽しむことができた。
 クロッチに付着したべっとりした姉の分泌物は私の好物であった。
 

 私が学校を出ると私たち二人の上下関係は明確になって行った。
 姉が仕事などで外出する時私は必ず玄関に控えて、彼女に靴を履かせなければならなかった。
 そして彼女の足に嵌められた大きな靴に私は敬意を込めて口づけをするのだった。
 私は上がり框で三つ指をついて、恭しく彼女を送り出すのが日課だった。
 そんな時私は姉が私の女主人であり女王様であることを強く実感するのであった。
 
 4月に東京に出た頃は何もかもが珍しかった。
 迷子にならないように、私は電車には乗らないようにした。
 何かあれば姉の携帯に連絡すればなんとかなるだろうが、姉のこと、仕事を二の次にして私を保護しに来るだろう。
 そしてこっぴどく叱れるのは目に見えていた。
 だから私は慎重に行動した。
 
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