姉は女王様

朝霧麗羅

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急いで女になる必要はない

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 店でM男を何人も調教して疲れているのだろうか。
 姉はやがて眠りに落ちた。
 私は自分の将来について考えた。
 今日、私の運命は決まった。
 最愛の姉の手によって私は女に生まれ変わるのだ……そう思うと、私は本当の自分の人生がこれから始まることを実感した。
 ふと私は思った。
 これから自分は女になるのであるなら、画家になった場合に私は女流画家ということになるのだ……私の心はときめき、バラ色の未来を予感した。
 ……もしも私の才能が開花したなら、昔から圧倒的に優秀であり強くまた美しい初美姉に近づくことができるのだ。そしてもしかすると、ただの居候ではなく、私の働きによって二人の生活にいくらかの貢献ができるかもしれない……私は誇らしい気持ちになった。
 しかしどんなに私が進歩しまた成長しよううと、姉には逆らわず一生崇拝して行こう、と私は心に誓った。
 今日1日のことがなんだか遠い昔のことのように思えた。
 いつしか私は眠りに落ちた。
 
「昨日お姉ちゃんが言ったことだけど、満男はあまり焦らなくていいよ」
「お姉様、どうしてですか」私は不思議に思って聞いた。
「だって男から女になるのは可能だけど、いったん女になったら元に戻れないからね」
 そんなものかな、と私は思った。
「長いこと私はお前を弟として可愛がって来た。そんな時代を終わらせるのはちょっと寂しい気がするのよ。お前は私の可愛い弟なんだよ。可愛さ余って女の子にしようとしているのかもしれない。人間て勝手なものね」
 それにしても、と私は考えた。
 ……いったん女になったら元には戻れないといっても、完全に性転換するわけではない。肛門を広げられて、女役をするってだけで、身体は男のままなのに……。
「何を考えているの?私の話を大げさだと思っているの?確かに性転換手術をするわけではない。でも、心は女になり切るんだよ」 
 女になり切るんだよ……姉の言葉は命令のように私には聞こえた。
 だったら私は一生懸命女の心を養わないといけない、と私は決意した。

 出勤するまで初美姉は私と一緒に過ごした。
 家事に慣れて手早く用事を済ませた私に大きなお尻を向けて、姉はベッドに上体を持たせかけた。
 いつ見ても圧倒される姉の巨大なヒップに飲み込まれないように気をしっかり持って、私はデッサンに励んだ。
 この頃にはすでに姉は私に「愛のマーキング」をするのをやめていた。
 きびしいと言えば途方もなくきびしく、怒った時はおしっこをちびりそうになるほど怖い姉であったが、意外と甘い所もあった。
 肛門やちんぼに姉のうんこやおしっこを着けられて、私が痒い痒いと泣いているの見て、姉はあの恥ずかしいマーキングをやめてくれたのである。
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