2 / 10
竜骨座のおはなし☆
しおりを挟む
星の海を旅する竜がおりました。
竜は時折お気に入りの小さな星で羽根を休めます。
降り立つ度に、星の景色は変わっています。
竜の旅は遠く長く、同じ場所を通りかかっても100年や200年は経っていることがほとんどです。
ある時星に降り立つと、一匹のうさぎが暮らしていました。
「ようこそお客人」と竜をもてなします。
竜とうさぎはお茶をして、語らい、一緒に休みます。
しばらく仲良く暮らしていましたが、竜はまた旅立たなくてはなりません。
次訪れる時には、うさぎはもういないことでしょう。
残念な気持ちを抱えて竜はうさぎにおやすみのあいさつをしました。
翌朝、小さな星は穴だらけになっていました。
「これはなんだい?」
「重たい土をどけて、星を船にしたんだ。」
うさぎは胸を張ります。
穴ぼこだらけで軽くなった星は、母星を離れて星の海を漂いだしました。
ゆっくり漂う星に、竜は寄り添います。
「オールも作ったよ」
うさぎは星から掘り出した巨大な骨で作った櫂を見せました。
「それでどこに行くんだい?」
「君のいるところさ」
竜は笑って、星の船の骨組みに手をかけました。
「ボクが曳いたほうが早いね」
竜が曳く船から、掘り出した土がどんどんこぼれていきます。
星の砂をまきながら、船は空の彼方に消えていきました。
骨組みだけになった船は、星座になって今も夜空を旅しています。
竜は時折お気に入りの小さな星で羽根を休めます。
降り立つ度に、星の景色は変わっています。
竜の旅は遠く長く、同じ場所を通りかかっても100年や200年は経っていることがほとんどです。
ある時星に降り立つと、一匹のうさぎが暮らしていました。
「ようこそお客人」と竜をもてなします。
竜とうさぎはお茶をして、語らい、一緒に休みます。
しばらく仲良く暮らしていましたが、竜はまた旅立たなくてはなりません。
次訪れる時には、うさぎはもういないことでしょう。
残念な気持ちを抱えて竜はうさぎにおやすみのあいさつをしました。
翌朝、小さな星は穴だらけになっていました。
「これはなんだい?」
「重たい土をどけて、星を船にしたんだ。」
うさぎは胸を張ります。
穴ぼこだらけで軽くなった星は、母星を離れて星の海を漂いだしました。
ゆっくり漂う星に、竜は寄り添います。
「オールも作ったよ」
うさぎは星から掘り出した巨大な骨で作った櫂を見せました。
「それでどこに行くんだい?」
「君のいるところさ」
竜は笑って、星の船の骨組みに手をかけました。
「ボクが曳いたほうが早いね」
竜が曳く船から、掘り出した土がどんどんこぼれていきます。
星の砂をまきながら、船は空の彼方に消えていきました。
骨組みだけになった船は、星座になって今も夜空を旅しています。
0
あなたにおすすめの小説
パンティージャムジャムおじさん
KOU/Vami
児童書・童話
夜の街に、歌いながら歩く奇妙なおじさんが現れる。
口癖は「パラダイス~☆♪♡」――名乗る名は「パンティージャムジャムおじさん」。
子供たちは笑いながら彼の後についていき、歌を真似し、踊り、列は少しずつ長くなる。
そして翌朝、街は初めて気づく。昨夜の歌が、ただの遊びではなかったことに。
ママのごはんはたべたくない
もちっぱち
絵本
おとこのこが ママのごはん
たべたくないきもちを
ほんに してみました。
ちょっと、おもしろエピソード
よんでみてください。
これをよんだら おやこで
ハッピーに なれるかも?
約3600文字あります。
ゆっくり読んで大体20分以内で
読み終えると思います。
寝かしつけの読み聞かせにぜひどうぞ。
表紙作画:ぽん太郎 様
2023.3.7更新
そうして、女の子は人形へ戻ってしまいました。
桗梛葉 (たなは)
児童書・童話
神様がある日人形を作りました。
それは女の子の人形で、あまりに上手にできていたので神様はその人形に命を与える事にしました。
でも笑わないその子はやっぱりお人形だと言われました。
そこで神様は心に1つの袋をあげたのです。
まぼろしのミッドナイトスクール
木野もくば
児童書・童話
深夜0時ちょうどに突然あらわれる不思議な学校。そこには、不思議な先生と生徒たちがいました。飼い猫との最後に後悔がある青年……。深い森の中で道に迷う少女……。人間に恋をした水の神さま……。それぞれの道に迷い、そして誰かと誰かの想いがつながったとき、暗闇の空に光る星くずの方から学校のチャイムが鳴り響いてくるのでした。
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
