射手と狼少年

ささがき

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二日目

第7話 旅支度

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「ねーこれなんなのさー」
 シンが足をバタバタさせながら不満の声を上げる。
 窓辺のテーブルに突っ伏している。
 テーブルには紙が数枚と、ペンとインク。
 紙の上にはまだ乾かないインクがのたくっていた。
「罰ゲームって言ったろ」
 少し離れたところからアロウの声がする。
 その姿は見えないが、ベッドの上…天井近くから声が降ってくる。

 ベッドには今、梯子がかけられている。
 アロウのベッドの天板の上にはもう一段、スペースがあった。
 本来は二段ベッドだったが、一人で部屋を使っていたため荷物置き場となっていた場所だ。
 先程から荷物が時折投げ落とされてきていて、掃除をしているようだった。
 その間、シンは昨日アロウを締め出した件の「罰ゲーム」と称して書き取りをさせられていた。
 小さな紙片を2枚渡され、その内容をひたすら書き写すというものだ。

 シンは文字が読めない。
 一枚目の紙には、丸が並んでいてその上に何か書きつけてある。
 その内容はこうだ。
 黒い丸が二列に並び、その上に何か書き付けてある。

 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ
 ● ● ● ● ●

 Ⅵ Ⅶ Ⅷ Ⅸ Ⅹ
 ● ● ● ● ●

 それに対して2枚目の紙は、シンプル。
 大きめの文字で「Sing」とだけ書かれている。

 別紙に写した回数は、紙片に書かれた印の数よりもずっと多い。 
 ちなみにシンは、数字は両手を超えるとよくわからなくなる。 
 数字の読みをきちんと教わったことがないのでしゃべったり聞き取ったりすることができない。
 「もう飽きたー」 
 何度目かの書き取りを終えて、羽ペンを放り出す。 
 アロウが梯子を下りてきた。
 「飽きたってことはもう覚えたんだろうな?」 
 テーブルに歩み寄り、シンの手元の紙を一瞥する。 
 書き取り用の紙には左右にぶれたガタガタの線が引かれ、あちこちにインクの染みが飛び散っている。 
 お世辞にもきれいな状態ではないが、アロウはそれを笑わなかった。 
「ペンの使い方だけどな」
 羽ペンを取り上げると、インク壺に浸してからその縁で軽くペンを叩く。
 「インクの量はこれくらいが書きやすい」 
 紙の上にすっ、とまっすぐの直線を引いてみせる。
 「持ち方はこうした方が安定する。…やってみろ」 
 ペンを握った手を示してから、シンにペンを差し出した。
「こう?」 
「人差し指と中指で支えるんだ。あと、もう少しペンを寝かせる。」 
 真似をしてぎこちなくペンを握るシンの横について、アロウは軽く指を添えて持ち方を少し直す。 
 薬指と小指を握り込み、人差し指と中指で羽ペンを支え、親指を添える。
 指先が触れ合ってシンはなんだかむずむずした。
 こんなに丁寧な触れ方は記憶にない。
 シンにとって人の手というのは強くて危険なものだった。
 ちらっと視線を上げるが、アロウはそれを気にも留めずに真剣な目でシンの腕を眺めている。
「肘が浮きすぎてるな。姿勢はこう。」 
 そっと手を伸ばして手から肘、肩に軽く触れて持ち方を正していく。
「紙にはあまり強く押し付けずにすっと引く。…やってみて」
 いつもよりずっと丁寧な物言いで促されて、なんだか顔が熱くなる。
 慌ててシンは紙に向かった…が、
「…あっ」
 力んでペン先が紙に引っかかってしまった。
 じわっとインクの染みが広がる。
 失敗した!
 反射的にアロウを見上げる。
 シンが予想した失望や怒りの色も、驚きさえそこにはなかった。
「大丈夫、途中までできてた。」
 それどころか、アロウの目元はどこか優しいような気がした。
「もう一回やってみよう」
 促されたシンはまたペンを持ち直して、ぼそっと呟いた。
「…なんか調子狂うなあ…」
 午前中の柔らかな日差しに照らされたテーブルに、紙とペンの触れ合う音だけが満ちていった。

「儲けのいい仕事を受けるには、まずそれなりの装備が必要だ」
 アロウが言う。
 書き取りの「罰ゲーム」をようやく終えて、2人は市場に来ていた。
「装備?」
「仕事先と顔合わせる時に、それなりの格好していた方が話が早く済むんだよ」
 そう言ってアロウは腰の剣帯を軽く叩く。
 帯に下げた剣と矢筒、そして肩にかけた弓。
 一見して荒事の対応に慣れていそうだとわかる格好だ。
「今日は冒険者協会に顔を出す」
 冒険者としての仕事があるなら、確かに装備があった方が説得力は増しそうだ、とシンは考える。
 しかし…
「ボク、ケンカとか弱いけど?」
 手伝えそうにないのでシンは首を傾げる。
「冒険者でもそこそこ平和な仕事はある」
 僻地でもなければ魔物の脅威は減って久しい。
 名の通りの冒険をするものはごく僅かで、普通の業者では難しいトラブル対応が今の主流だ。
「平和なのに武器は本格的なんだね?」
「減ったと言っても、稀に魔物は出るからな。とは言っても大抵は逃げて終わりだ」
 そう言ってアロウはシンの肩をポンと叩く。
「お前は身軽そうだし大丈夫だろ。…たぶん」
「たぶんって適当だなあ」
 少し不穏だが、そもそもシンの生活は常にリスクと隣り合わせだ。
 アロウの腕前も出会った時に見ているから、それほど不安は感じない。
 そしてもう一つ、シンには心惹かれる要素があった。
「それ、街の外に出られるってことだよね?」
「そうなるな。依頼があれば通行証は協会から出してもらえる」
「……いいね。ボクこの街から出たことないから、外に出てみたいな」
 そう言って町外れに聳える灰色の市壁を遠く眺める。
 それはシンにとって閉塞した日常の象徴だった。
「じゃあ、まずは依頼を受けるのに信用される程度の服を揃えよう」
 アロウはそう言って、市場の一角にある店を示した。

 シンは市場で買い物をしたことはほとんどない。
 格好が貧相すぎて客には見えず、盗人と間違えられて追われるのが関の山だからだ。
 でも今回はアロウがいる。
「…いらっしゃい」
 年嵩の店主はジロジロと2人を見てきたが、それ以上は何も言わなかった。
 簡易なテントが張られたその店には、台の上に大きなカゴがいくつも載せられている。
 カゴの中にはたくさんの布地が見えていた。
 生成りや茶色など地味なものが多いが、中には緑や黄色などの色のついたものも混ざっている。
 シンの着ている汚れか染めた色かわからないようなボロ布に比べれば、どれも上等なものばかりだ。
 これは一体いくらするのかとアロウに尋ねようとしたが、店主に話しかけに行ってしまった。
 シンはもう一度カゴの中の衣服に目を戻す。
 と、カゴの前に木の板が貼ってあるのが目に留まる。
 ● I と、その木片には書かれている。
 その隣のカゴには●II、その向こうは●Vだ。
 その文字にシンはすごく見覚えがある。
 さっき罰ゲームで見た紙片に似たような並びがあった。

 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ
 ● ● ● ● ●

 左端がI、2番目がII、5番目がVだった。
 目の前の三つのカゴを見比べる。
 手前の「●I」は茶色っぽい地味なものが多く、奥の「●V」には色のついた服が多く華やかで生地もいいように見える。
 シンはちょっと考えて、呟いた。
「…値段かな?」
「正解」
「ふひゃっ!?」
 集中していたシンは真後ろから降ってきた声にびっくりして飛び退いた
 シンの反応に肩をすくめたものの、アロウは構うことなくカゴを指し示す。
「このカゴの中のものは銅貨1枚、隣が2枚、向こうのは5枚だ」
「黒い丸が銅貨?」
「ああ。銀貨より色が濃いのを塗りつぶして示しているんだ。銀貨なら、ほら普通の"○"」
 アロウはテントの屋根近くを指さす。
 そこには靴やベルト、カバンなどがぶら下がっている。
 服よりは高価そうなそれらには「〇I」や、組み合わせた「〇I●IV」などと表示されている。
 シンの手持ちは銅貨が9枚なので、銀貨の「○」が出てくると買えない金額だ。
「とりあえず着替えだけ買おう。装備は報酬が入ったら少しずつ揃えればいい」
「わかった」
 シンは銅貨1枚のかごの中身を見ていく。
 大半が大人の服で、小柄なシンには大きすぎるから小さなものを探さなければいけない。
「少しくらいのサイズ違いは調節できるからな」
「そうなの?」
 これはサイズが合わない、と一旦置いた服をシンはまた手に取る。
「ああ、紐やベルトで留めたり、折り返して縫ったりしよう」
「…それも教えてくれるの?」
「それくらいは教えるさ、仕事の…相棒だからな」
 アロウはぽん、とシンの肩をたたく。
「…あいぼう」
「助け合う仲間ってことだ。どっちがどれだけ得とかいちいち考えてたら、仕事が進まない。」
 勝負だ、なんていうくせに、アロウの目には損得を計るような商人みたいな狡猾さはない。
 シンは胸の奥がなんだかむずむずする気がした。
 みなしごで、ひとりぼっちで生きてきたシンにはすべての人が他人だ。
 はじめての他人との関係性。
 どこにもよりどころのない足が、少し地に着いたような気がする。
「…ありがと」
 小さな声にこもった想いは、アロウにはどのように聞こえただろうか。
 アロウはただかすかに笑みを浮かべると、かごへと向き直る。
「さあ、シャツだけじゃなくてズボンと上着も選ぼう」
 慣れた様子でシンが使えそうな品物を掘り出しつつ、自分の買い物もするアロウを、シンは頼もしく見上げていた。
 知らないことを教え導いてくれる存在がいるだけで、歩きやすさも呼吸のしやすさも全然違うのをシンは初めて知ったのだった。

「わあ、可愛いですねえ!」
 緊張した面持ちのシンを、カウンターの向こうの女性が笑顔で褒めたたえる。
「冒険者にかわいいは褒め言葉か…?」
 困惑した顔になるアロウを慣れた様子でスルーして、女性は続けた。
「まあまあ。それよりこんな可愛らしい新人さん、どこから引き抜いてきたんです?」
「引き抜いたっていうか…勝手についてきたんだが」
 アロウは女性の視線をかわしながらもシンをしげしげと見つめる。
 身なりを整えたシンはそれなりに見栄えが良くなっていて、女性が褒めるのも当然ではあった。
 伸びっぱなしの髪はアロウが軽く整えてやり、服は市場で買ったシンプルな生成りのシャツにベージュのズボン。
 服はどちらもサイズが大きく、応急処置として袖はベルトで縛り、ズボンはサスペンダーで吊っている。
 ズボンと同じくベージュの上着に、外套はオーバーサイズだがアロウの予備をかぶらせた。
 シンが服一式は自分で払うと言ってきかず、とはいえ外套や靴、装備品までは買えなかったのでアロウのものを貸すということで落ち着いた。
 シンの腰の剣帯には短めの剣が収めている。
 それを見て女性はシンを客ではなく新人冒険者として見てくれたようだ。
 シンはほっと息をつく。
「こちらの冒険者協会へははじめてですね?」
 カウンターの女性は改めてシンに尋ねる。
 ここは町の中心部にある冒険者たちが集う建物。
 冒険者協会の受付カウンターだ。
 受付担当の女性職員は常連の冒険者たちを全員記憶している。
 シンは登録にない初対面の相手だとすぐにわかる。
「は、はい!はじめて…です」
 たどたどしい丁寧語で応じるシンに女性は柔らかく微笑む。
「私はルミア。冒険者の登録や民間から集まる依頼の手続きを担当しております。よろしくお願いしますね」
「えっと…シン、です。よろしくお願いします」
「昨日アロウさんから登録希望の方がいるということでお話を伺っていますが…」
ルミアはアロウを見上げた。
「…アロウさん。無理強いとかしてないですね?」
「してねーよ」
 またも視線を逸らすアロウにルミアは苦笑する。
 嘘が下手なことは以前からの付き合いで分かっている。
「このように愛想のない方ですけど、仕事ぶりは誠実なので私共は信頼を置いております」
「一応、親切にしてもらってる」
 シンはアロウとは逆の方向に視線を外してぼそぼそと答えた。
 嘘をついているというより、お互いのことを素直に話すのが苦手といった雰囲気だ。
 受付で様々な人間関係を見てきたルミアから見るとほほえましく、興味をひかれたが仕事中である。
 問題はなさそうだとみると、さっと手続きの書類を取り出す。
「ではアロウさんがいつも担当している依頼を、今回はお二人で受けられるということで手続きさせていただきます」
 書類には細かい文字がたくさん書かれている。
 シンには読めないものだが、ルミアは口頭で内容を読み上げていく。
「依頼は物資の運搬です。報酬はこちらでお預かりしていますので、戻られましたら完了報告書と引き換えでお渡しします。」
 ルミアの説明に、アロウが言い添える。
「道中でかかる費用は俺が立替える。報酬を受け取ったらその分を差し引いて、残りを半分渡す。…それでいいか?」
 シンは首をかしげて少し考える。
「部屋代とかごはんとかはアロウが払うってこと?」
「それぞれで支払いをするより、まとめて払う方が簡単だからな」
 アロウは簡便さを強調するが、シンのためなのは明らかだ。
 シンは伺うような表情をするが、結局は「わかった」と答えた。
 二人の様子を見て、ルミアは少なくともアロウがシンの面倒を真面目に見ようとしていると見て取った。
「ではこちらにご記入を。新規登録の保証人は…」
「俺がする」
 本当に一体どうしたというのか。
 ルミアは再びアロウを見上げる。
 アロウは人付き合いを極力避けて地味な依頼をこなしている中堅冒険者だった。
 冒険者にはよくあることだが、何か訳ありといった感じである。
 それが急にどういう風の吹き回しなのだろう。
 顔を逸らしているアロウに、ルミアはもの問いたげな視線を送りつつ、ペンを差し出したのだった。

 書類にたくさんの字を書き込むアロウをすることもなく眺めていたシンは、ふとカウンター横を見た。
 依頼らしきたくさんの張り紙がされた掲示板、たくさんのベンチが並んだ待合。
 その奥の薄暗い壁面は、天窓から薄く差し込む日に青っぽく光をはじいている。
 不思議な輝きに惹かれてシンが近づくと、それは真っ黒な意志でできた真っ黒な石でできたレリーフだった。
 街と巨大な狼、それに立ち向かう人物、そして大量の剣が描かれている。
 それはシンでも知っている、この町を救った古の英雄譚だ。
 その名前は…
「彼も遠い地から旅してきた冒険者だったそうですよ」
 気が付くとルミアがカウンターを出てシンの隣に立っていた。
「この地方はたいへんな田舎でしたから、災厄が町を襲っても高名な冒険者はなかなか訪れてくれなかったとか。」
「町が困ってるのに?」
 シンが見上げると、ルミアは微笑んだ。
「そうですね。遠くの声は小さくてなかなか伝わらないのでしょう。…ですから、アロウさんのように小さな依頼でも快く受けてくださる方はこの町の住民にとっては"勇者"です」
「勇者…」
 その言葉をシンは反芻する。
 助けてくれる人、という意味ではアロウはまさにその言葉がぴったりだった。
 シンの人生において、数少ない手を差し伸べてくれた人。
「あなたもこれからこの町の人を助けてくれる勇者ですね、シンさん。」
「そんなご大層なもんじゃないだろ。日銭を稼ぐ労働者と一緒だ」
 ルミアの言葉にぶっきらぼうなアロウの声が重なる。
 シンが振り向くと、アロウが紙をひらひらと振っていた。
「これに名前をサインしたら手続きは完了だ」
 手招きされてシンがカウンターに戻ると、アロウは紙の一番下に設けられた枠に、文字を書き込む。
 そしてシンにペンを渡した。
「あれ書いて。」
「あれ…?」
「さっきの罰ゲームの。数字じゃない方」
 言われてシンは思い返す。
 罰ゲームの書き取りは、2枚あった。
 シンは記憶をたどってアロウに示された場所に文字を記す。
 たどたどしく"Sing"と。
「これが、ボクの名前…」
 ルミアが書類に不備がないか確かめ、頷く。
「はい、確かに。冒険者登録名"シン"で承りました。」
 こうして、シンの冒険者としての生活が始まった。
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