12 / 80
光の先の世界
12
しおりを挟む
聖職者統括ミラー・ガウの後ろにも聖職者が数人立っていたが、その様子は一様に感動していた。
『おい、あれ使い様じゃないか?』
『本当だ…噂に違えず見目麗しいな…』
ヒソヒソと周りから樹達を見て話している一般の人々がいた。教会に入ってすぐの場所は神の像があり、長椅子がズラリと並んで真ん中には一本道がある祈りの場となっている。そこは誰でも入れる場所なので一般の人々が祈りに来ていた。特に昨日今日は使い様の話題で持ち切りで、何時もより多くの人が来ていた。
『使い様が現れた、この目出度い時に怪しい奴がチョロチョロしてやがったから儂が警備隊に突き出してやったんだ』
『おぉ、見た見た』
『儂が何やってんだって聞いてんのに、そいつは逃げたんだぞ』
『そりゃ怪しいな』
『おぉ!俺も見たぞ。変な格好してた奴だろ?』
『あぁ見たことない黒い髪で、訳わかんないこと喚いてたな』
『違う国の奴が使い様に悪さでもしたら大変だっ』
ヒソヒソ話す中に聞き捨てならない内容が聞こえてきた。
『でも警備隊の奴ら、その怪しい奴を取り逃したらしいじゃないか』
『えぇ!?』
『おいおい、大丈夫なのか?』
「ちょっとすみません」
「ひょえっ!?つ、つつつ使い様!!」
「その話、詳しく聞かせて下さい」
離れたところからコソコソ噂話をしていたら、大きめの声で明らかにこちらに向かって話しかけて来た人物は渦中の使い様その人だった。噂話をしていた人々は腰を抜かす勢いで驚いた。
「その…変な格好な人とは……布を巻き付けた…ような格好の人…でしょうか?」
「へぁ?……あ、あぁ……そう、そうです!腰紐の太いので縛った、妙な格好の奴でした!」
「っ!!……そ、そんな……」
(そんな目にあっていたのか!?望っ!!)
言葉が続かなくなった樹は手を口元に持っていったまま動けなくなってしまった。自分が想像した以上に酷い目にあっていた弟。ショックで顔色が悪くなってきた。
「おい、使い様に何て話を聞かれちまうんだっお前の声が大きいからっ気をつけろっ」
コソコソ言い合っている噂話の人々は樹の顔色が悪くなった理由について勘違いをしていた。
「怖がらせてしまって……申し訳ないです…」
望を見たと話していた男がヘコヘコと謝ってくる。
(あぁ……違うんだ……俺に謝ってもらっても……違うんだ……)
「樹様っ!!」
慌ててそばに駆け寄ってきたクラー・スンナ。
「ク、クラー……望が……望が……」
(ちっ…余計なことをっ)
「落ち着いて下さい。冷静に…大丈夫ですよ。彼は今、安全な王城に居ますので…大丈夫です」
「はい…分かっています……分かっているんですが…今すぐ顔を見たい…」
樹の瞳が右へ左へと視線が定まらなくなっていた。
(不味いな……使い様の動揺したお姿を人目に晒す訳にはいかない)
高位魔術使いのクラー・スンナは顔を歪めて噂話をしていた人々を睨みつけたい衝動に駆られたが、グッと堪えて樹を落ち着かせていた。
「樹様……今はどうか…人々の心の安泰の為にも」
「そう、そうだね……」
どうにか落ち着きを取り戻した樹の様子を確認してからクラー・スンナは周りに向けてそれ程大きな声では無いが、しかしハッキリと人々の耳に届くよう密かに音に力を込め伝えた。
「使い様はこの地に降臨されて日が浅い。どうか、心安らかにお務めを遂行なさっていただく為にも、協力をお願いしたい」
リン…とその場に響く音であった。その音は樹にも伝わり、自分が今成すべきことが明確に頭の中にビジョンとして降りてきた。
(どうかこれで…)
チラリと樹の様子を伺うクラー・スンナ。
ほぅと一息吐き出し、俯いていた顔を上げる樹。自分が動揺した姿を晒せば、それは人々の心にも伝染する。使い様とはそういう存在なのだと思い直しその場しのぎであろうが微笑んでみせた。
(あぁ……樹様…流石です。やはり私の目に狂いは無かった…素晴らしいっ)
「急に声をかけてしまい驚かせてしまいました。申し訳ないです。クラーが申したように私はまだ未熟な身…寛大な心で私の務めを…」
「そ、そそんなっ!使い様!!めっそうもござりませんです!わわわ我々の為に身を捧げてくだしゃり…いや……本当に、お姿を目に入れられただけでも光栄でござります!!あわわわ……」
噂話の男の慌てようにようやく樹の顔色も戻りつつある。クスリと笑い、優雅に会釈をして聖職者統括トップのミラー・ガウの元に戻って行った。
「いやはや……ありゃ…同じ人間様か?」
すっかりパニックに陥っている男は呆然と呟いていた。
「お前、何無茶苦茶なこと言ってるんだ。恥ずかしい奴だな…まぁ…舞い上がっちまうのは分かるが」
肘でつつきながらパニックの男に周りの人々も、樹の正に使い様らしい姿を見て感嘆の息を口からもらしていた。
「本当に…使い様がこの地にいらっしゃったんだ」
「これで安心して暮らせるな」
ザワザワっと希望のざわめきが聞こえてきた。しかし樹の心は焦るばかりであった。
(望……今は安全だと言われようとも…きっと心細いに違いない…言葉も分からず、悲しみで心が満たされてしまっているだろう。行かないでくれと言われたのに…俺はこの世界の人々を優先してしまったんだ…せめて後一日、望の側にいて抱き締めてやりたい。俺の…可愛い弟…)
『おい、あれ使い様じゃないか?』
『本当だ…噂に違えず見目麗しいな…』
ヒソヒソと周りから樹達を見て話している一般の人々がいた。教会に入ってすぐの場所は神の像があり、長椅子がズラリと並んで真ん中には一本道がある祈りの場となっている。そこは誰でも入れる場所なので一般の人々が祈りに来ていた。特に昨日今日は使い様の話題で持ち切りで、何時もより多くの人が来ていた。
『使い様が現れた、この目出度い時に怪しい奴がチョロチョロしてやがったから儂が警備隊に突き出してやったんだ』
『おぉ、見た見た』
『儂が何やってんだって聞いてんのに、そいつは逃げたんだぞ』
『そりゃ怪しいな』
『おぉ!俺も見たぞ。変な格好してた奴だろ?』
『あぁ見たことない黒い髪で、訳わかんないこと喚いてたな』
『違う国の奴が使い様に悪さでもしたら大変だっ』
ヒソヒソ話す中に聞き捨てならない内容が聞こえてきた。
『でも警備隊の奴ら、その怪しい奴を取り逃したらしいじゃないか』
『えぇ!?』
『おいおい、大丈夫なのか?』
「ちょっとすみません」
「ひょえっ!?つ、つつつ使い様!!」
「その話、詳しく聞かせて下さい」
離れたところからコソコソ噂話をしていたら、大きめの声で明らかにこちらに向かって話しかけて来た人物は渦中の使い様その人だった。噂話をしていた人々は腰を抜かす勢いで驚いた。
「その…変な格好な人とは……布を巻き付けた…ような格好の人…でしょうか?」
「へぁ?……あ、あぁ……そう、そうです!腰紐の太いので縛った、妙な格好の奴でした!」
「っ!!……そ、そんな……」
(そんな目にあっていたのか!?望っ!!)
言葉が続かなくなった樹は手を口元に持っていったまま動けなくなってしまった。自分が想像した以上に酷い目にあっていた弟。ショックで顔色が悪くなってきた。
「おい、使い様に何て話を聞かれちまうんだっお前の声が大きいからっ気をつけろっ」
コソコソ言い合っている噂話の人々は樹の顔色が悪くなった理由について勘違いをしていた。
「怖がらせてしまって……申し訳ないです…」
望を見たと話していた男がヘコヘコと謝ってくる。
(あぁ……違うんだ……俺に謝ってもらっても……違うんだ……)
「樹様っ!!」
慌ててそばに駆け寄ってきたクラー・スンナ。
「ク、クラー……望が……望が……」
(ちっ…余計なことをっ)
「落ち着いて下さい。冷静に…大丈夫ですよ。彼は今、安全な王城に居ますので…大丈夫です」
「はい…分かっています……分かっているんですが…今すぐ顔を見たい…」
樹の瞳が右へ左へと視線が定まらなくなっていた。
(不味いな……使い様の動揺したお姿を人目に晒す訳にはいかない)
高位魔術使いのクラー・スンナは顔を歪めて噂話をしていた人々を睨みつけたい衝動に駆られたが、グッと堪えて樹を落ち着かせていた。
「樹様……今はどうか…人々の心の安泰の為にも」
「そう、そうだね……」
どうにか落ち着きを取り戻した樹の様子を確認してからクラー・スンナは周りに向けてそれ程大きな声では無いが、しかしハッキリと人々の耳に届くよう密かに音に力を込め伝えた。
「使い様はこの地に降臨されて日が浅い。どうか、心安らかにお務めを遂行なさっていただく為にも、協力をお願いしたい」
リン…とその場に響く音であった。その音は樹にも伝わり、自分が今成すべきことが明確に頭の中にビジョンとして降りてきた。
(どうかこれで…)
チラリと樹の様子を伺うクラー・スンナ。
ほぅと一息吐き出し、俯いていた顔を上げる樹。自分が動揺した姿を晒せば、それは人々の心にも伝染する。使い様とはそういう存在なのだと思い直しその場しのぎであろうが微笑んでみせた。
(あぁ……樹様…流石です。やはり私の目に狂いは無かった…素晴らしいっ)
「急に声をかけてしまい驚かせてしまいました。申し訳ないです。クラーが申したように私はまだ未熟な身…寛大な心で私の務めを…」
「そ、そそんなっ!使い様!!めっそうもござりませんです!わわわ我々の為に身を捧げてくだしゃり…いや……本当に、お姿を目に入れられただけでも光栄でござります!!あわわわ……」
噂話の男の慌てようにようやく樹の顔色も戻りつつある。クスリと笑い、優雅に会釈をして聖職者統括トップのミラー・ガウの元に戻って行った。
「いやはや……ありゃ…同じ人間様か?」
すっかりパニックに陥っている男は呆然と呟いていた。
「お前、何無茶苦茶なこと言ってるんだ。恥ずかしい奴だな…まぁ…舞い上がっちまうのは分かるが」
肘でつつきながらパニックの男に周りの人々も、樹の正に使い様らしい姿を見て感嘆の息を口からもらしていた。
「本当に…使い様がこの地にいらっしゃったんだ」
「これで安心して暮らせるな」
ザワザワっと希望のざわめきが聞こえてきた。しかし樹の心は焦るばかりであった。
(望……今は安全だと言われようとも…きっと心細いに違いない…言葉も分からず、悲しみで心が満たされてしまっているだろう。行かないでくれと言われたのに…俺はこの世界の人々を優先してしまったんだ…せめて後一日、望の側にいて抱き締めてやりたい。俺の…可愛い弟…)
14
あなたにおすすめの小説
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
この世界は僕に甘すぎる 〜ちんまい僕(もふもふぬいぐるみ付き)が溺愛される物語〜
COCO
BL
「ミミルがいないの……?」
涙目でそうつぶやいた僕を見て、
騎士団も、魔法団も、王宮も──全員が本気を出した。
前世は政治家の家に生まれたけど、
愛されるどころか、身体目当ての大人ばかり。
最後はストーカーの担任に殺された。
でも今世では……
「ルカは、僕らの宝物だよ」
目を覚ました僕は、
最強の父と美しい母に全力で愛されていた。
全員190cm超えの“男しかいない世界”で、
小柄で可愛い僕(とウサギのぬいぐるみ)は、今日も溺愛されてます。
魔法全属性持ち? 知識チート? でも一番すごいのは──
「ルカ様、可愛すぎて息ができません……!!」
これは、世界一ちんまい天使が、世界一愛されるお話。
公爵家の末っ子に転生しました〜出来損ないなので潔く退場しようとしたらうっかり溺愛されてしまった件について〜
上総啓
BL
公爵家の末っ子に転生したシルビオ。
体が弱く生まれて早々ぶっ倒れ、家族は見事に過保護ルートへと突き進んでしまった。
両親はめちゃくちゃ溺愛してくるし、超強い兄様はブラコンに育ち弟絶対守るマンに……。
せっかくファンタジーの世界に転生したんだから魔法も使えたり?と思ったら、我が家に代々伝わる上位氷魔法が俺にだけ使えない?
しかも俺に使える魔法は氷魔法じゃなく『神聖魔法』?というか『神聖魔法』を操れるのは神に選ばれた愛し子だけ……?
どうせ余命幾ばくもない出来損ないなら仕方ない、お荷物の僕はさっさと今世からも退場しよう……と思ってたのに?
偶然騎士たちを神聖魔法で救って、何故か天使と呼ばれて崇められたり。終いには帝国最強の狂血皇子に溺愛されて囲われちゃったり……いやいやちょっと待て。魔王様、主神様、まさかアンタらも?
……ってあれ、なんかめちゃくちゃ囲われてない??
―――
病弱ならどうせすぐ死ぬかー。ならちょっとばかし遊んでもいいよね?と自由にやってたら無駄に最強な奴らに溺愛されちゃってた受けの話。
※別名義で連載していた作品になります。
(名義を統合しこちらに移動することになりました)
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
(無自覚)妖精に転生した僕は、騎士の溺愛に気づかない。
キノア9g
BL
※主人公が傷つけられるシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。
気がつくと、僕は見知らぬ不思議な森にいた。
木や草花どれもやけに大きく見えるし、自分の体も妙に華奢だった。
色々疑問に思いながらも、1人は寂しくて人間に会うために森をさまよい歩く。
ようやく出会えた初めての人間に思わず話しかけたものの、言葉は通じず、なぜか捕らえられてしまい、無残な目に遭うことに。
捨てられ、意識が薄れる中、僕を助けてくれたのは、優しい騎士だった。
彼の献身的な看病に心が癒される僕だけれど、彼がどんな思いで僕を守っているのかは、まだ気づかないまま。
少しずつ深まっていくこの絆が、僕にどんな運命をもたらすのか──?
騎士×妖精
希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう
水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」
辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。
ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。
「お前のその特異な力を、帝国のために使え」
強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。
しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。
運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。
偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる