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第2
29話
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第4隊駐屯地、この日はなんの偶然か隊長と副団長が待機していた。狙ったのではない、まったくの偶然だった。こんな事、年に数回あるかどうかの偶然だ。
「隊長、なぁんだか…胸騒ぎがしますよ…。今日はデカい魔物でも出現すんですかね?」
「だったら良いが…余計なゴタゴタに巻き込まれんのだけはヤダなぁ」
騎士団第4隊、隊長モンジ・アウトーレがニヒルな顔で言う。この荒れくれ者が集まる第4隊の隊長にしてはスッキリとした体型で柔らかい顔をしていた。一見すると優男に見えるがとんでもない。隊員達が恐れる隊長である。副隊長キャス・ズシジンは正に頼れるリーダーな容貌でガシッとした体躯をしている。ワイルドイケメンを体現した男だ。初めて見る人はこの二人の上下関係を反対に見てしまう失敗をする。
「…隊長、馬の蹄が聞こえる。誰かこっちに来るぞ」
「なんだなんだ?緊急事態か?」
嬉しそうに言うこの隊長も好戦的なのである。
「違うな……うちの隊の奴じゃない……あれは…」
外の様子を伺っていた副隊長のキャス・ズシジンが急に外に出ていく。
「あの様子……まさか……」
第4隊の隊長が眉間に皺を寄せながら呟く。
「フワーム!」
外に出た副隊長のキャスが両手を広げて叫ぶ。フワームは、止まろうと速度を落としていたが動く馬の前に出てくるとは馬鹿なのかと急いで馬を止める。
「危ないじゃないか!何考えてんだよ」
ドキリとしたフワームは急いで文句を言う。そして急に出てきた人物の顔を見て苦虫を噛み潰したような顔になる。
「何言ってんだ?お前の事に決まってるじゃないかフワーム。俺に逢いに来たのか?そうなのか?」
「…………違ぇし……」
そっぽを向いてため息混じりに言う。
「嬉しいよ、俺が駐屯地にいる日にわざわざ逢いに来てくれるなんて…ようやく俺の気持ちが通じたんだな」
「だから、違うっての!」
(これだから、ここに来たくなかったんだ。コイツが居るかもって…なんで今日に限って居るんだよ!)
第4隊副隊長キャス・ズシジンは、第2隊隊長のフワーム・ツツーに惚れていた。そして会う度に熱烈に口説いて来るのだ。それは騎士団の中では既に通常運転な出来事だった。
「もぅお前執拗いよっ!諦めろよ!」
「俺の辞書には諦めるという単語は無い」
キャスは自然な仕草でフワームの馬を操り手綱を所定の位置に繋ぐ。そして背中に手を当てて駐屯地に入るよう誘導する。
「おい、やめろ」
この副隊長キャス・ズシジンはワイルド故に大雑把に見られるが、細やかな気遣いが出来る男だった。
「なぁ…そろそろ良いんじゃないか?俺と付き合えよ。いい男だろ?俺は…色々……満足させるぞ?」
サラリと髪を撫でながらいつもの如く口説いてくる。
「最初に断ってるだろ。俺が好きなのは女の子だって、無理だし馴れ馴れしいな」
撫でる手を叩き落とす。その様子を無表情で見守るシュシュル。今の彼には悪い見本だった。
「何しに来た」
有能な副隊長が第2隊の隊長の前だとこの調子になってしまう。第4隊隊長のモンジ・アウトーレは苦々しく見る。人の恋路を邪魔するつもりは無い。しかし、これはいつも目に余る。凛々しく猛々しい男が腑抜けのようになってしまう姿は見たくない。何を恭しくしているんだと思う。キャスの見た目では強引に行きそうなのに甘い言葉ばかりはく。それ故に口説かれているフワームも邪険に出来ずにいた。そして全てわかっている有能な副隊長キャスはフワームが絆されてくれるのを待っている。
「来たくてきたように見えるか?仕方なかったんだよ。話がある、騎士団として」
渋い顔で聞いてくる第4隊隊長モンジに、これまた渋い顔で答える第2隊隊長フワーム。仕事の話だと聞いてモンジの雰囲気が変わる。
「魔物の爪痕の毒について、詳しく聞きたい」
馬を繋げてきたシュシュルが真剣な顔で聞く。フワームを弄っていたキャスもシュシュルを見て腰に手を当て一息つく。
「お前たちがいてくれて良かった。話が通じる」
シュシュルはフワームをチラリと見て言う。チラリと見られたフワームは唇を尖らせて抗議している。
「王都の中をホヤホヤと歩き回ってる隊が魔物の事を聞きたいとは…珍しいねぇ。お偉いさんが被害にでもあったのかい?」
小馬鹿にした言い回しで挑発的に聞いてくるモンジに険しい表情になるシュシュル。フワームはやれやれと間に入る。フワームの理想としては、隊長のモンジと自分だけでサクッと話して帰りたかった。しかし今日は不運なことに余計な人物までいた。そしてこのモンジは王都内の騎士団を腰抜けだと揶揄する所がある。騎士団の副団長シュシュルとは相性があまり良くない。
「そういう訳じゃないけど、騎士団として情報を共有すべきだろ?最近、王都の中でも魔物が出現したんだ。今回だけとは限らないだろ?お偉いさん含め、被害にあいそうな城下町以外の国民を守らなければ…それに仲間の騎士も知っておくべきだ。いざ、王都の中で戦うとなったら騎士たちだ」
「……ふんっ…頭が回るな…。確かに、不自然に魔物が出現したな…良いだろう。別に隠し立てする必要も無い…が、なんか有益な情報をくれよ。お前たちだけ何かを得ようなんざ虫がよすぎるじゃないか?せっかく隊長同士がこうして顔合わせて話してるんだぜ?面白くねぇだろ」
第4隊隊長モンジが挑戦的なニヤケ顔で言ってきた。
「隊長、なぁんだか…胸騒ぎがしますよ…。今日はデカい魔物でも出現すんですかね?」
「だったら良いが…余計なゴタゴタに巻き込まれんのだけはヤダなぁ」
騎士団第4隊、隊長モンジ・アウトーレがニヒルな顔で言う。この荒れくれ者が集まる第4隊の隊長にしてはスッキリとした体型で柔らかい顔をしていた。一見すると優男に見えるがとんでもない。隊員達が恐れる隊長である。副隊長キャス・ズシジンは正に頼れるリーダーな容貌でガシッとした体躯をしている。ワイルドイケメンを体現した男だ。初めて見る人はこの二人の上下関係を反対に見てしまう失敗をする。
「…隊長、馬の蹄が聞こえる。誰かこっちに来るぞ」
「なんだなんだ?緊急事態か?」
嬉しそうに言うこの隊長も好戦的なのである。
「違うな……うちの隊の奴じゃない……あれは…」
外の様子を伺っていた副隊長のキャス・ズシジンが急に外に出ていく。
「あの様子……まさか……」
第4隊の隊長が眉間に皺を寄せながら呟く。
「フワーム!」
外に出た副隊長のキャスが両手を広げて叫ぶ。フワームは、止まろうと速度を落としていたが動く馬の前に出てくるとは馬鹿なのかと急いで馬を止める。
「危ないじゃないか!何考えてんだよ」
ドキリとしたフワームは急いで文句を言う。そして急に出てきた人物の顔を見て苦虫を噛み潰したような顔になる。
「何言ってんだ?お前の事に決まってるじゃないかフワーム。俺に逢いに来たのか?そうなのか?」
「…………違ぇし……」
そっぽを向いてため息混じりに言う。
「嬉しいよ、俺が駐屯地にいる日にわざわざ逢いに来てくれるなんて…ようやく俺の気持ちが通じたんだな」
「だから、違うっての!」
(これだから、ここに来たくなかったんだ。コイツが居るかもって…なんで今日に限って居るんだよ!)
第4隊副隊長キャス・ズシジンは、第2隊隊長のフワーム・ツツーに惚れていた。そして会う度に熱烈に口説いて来るのだ。それは騎士団の中では既に通常運転な出来事だった。
「もぅお前執拗いよっ!諦めろよ!」
「俺の辞書には諦めるという単語は無い」
キャスは自然な仕草でフワームの馬を操り手綱を所定の位置に繋ぐ。そして背中に手を当てて駐屯地に入るよう誘導する。
「おい、やめろ」
この副隊長キャス・ズシジンはワイルド故に大雑把に見られるが、細やかな気遣いが出来る男だった。
「なぁ…そろそろ良いんじゃないか?俺と付き合えよ。いい男だろ?俺は…色々……満足させるぞ?」
サラリと髪を撫でながらいつもの如く口説いてくる。
「最初に断ってるだろ。俺が好きなのは女の子だって、無理だし馴れ馴れしいな」
撫でる手を叩き落とす。その様子を無表情で見守るシュシュル。今の彼には悪い見本だった。
「何しに来た」
有能な副隊長が第2隊の隊長の前だとこの調子になってしまう。第4隊隊長のモンジ・アウトーレは苦々しく見る。人の恋路を邪魔するつもりは無い。しかし、これはいつも目に余る。凛々しく猛々しい男が腑抜けのようになってしまう姿は見たくない。何を恭しくしているんだと思う。キャスの見た目では強引に行きそうなのに甘い言葉ばかりはく。それ故に口説かれているフワームも邪険に出来ずにいた。そして全てわかっている有能な副隊長キャスはフワームが絆されてくれるのを待っている。
「来たくてきたように見えるか?仕方なかったんだよ。話がある、騎士団として」
渋い顔で聞いてくる第4隊隊長モンジに、これまた渋い顔で答える第2隊隊長フワーム。仕事の話だと聞いてモンジの雰囲気が変わる。
「魔物の爪痕の毒について、詳しく聞きたい」
馬を繋げてきたシュシュルが真剣な顔で聞く。フワームを弄っていたキャスもシュシュルを見て腰に手を当て一息つく。
「お前たちがいてくれて良かった。話が通じる」
シュシュルはフワームをチラリと見て言う。チラリと見られたフワームは唇を尖らせて抗議している。
「王都の中をホヤホヤと歩き回ってる隊が魔物の事を聞きたいとは…珍しいねぇ。お偉いさんが被害にでもあったのかい?」
小馬鹿にした言い回しで挑発的に聞いてくるモンジに険しい表情になるシュシュル。フワームはやれやれと間に入る。フワームの理想としては、隊長のモンジと自分だけでサクッと話して帰りたかった。しかし今日は不運なことに余計な人物までいた。そしてこのモンジは王都内の騎士団を腰抜けだと揶揄する所がある。騎士団の副団長シュシュルとは相性があまり良くない。
「そういう訳じゃないけど、騎士団として情報を共有すべきだろ?最近、王都の中でも魔物が出現したんだ。今回だけとは限らないだろ?お偉いさん含め、被害にあいそうな城下町以外の国民を守らなければ…それに仲間の騎士も知っておくべきだ。いざ、王都の中で戦うとなったら騎士たちだ」
「……ふんっ…頭が回るな…。確かに、不自然に魔物が出現したな…良いだろう。別に隠し立てする必要も無い…が、なんか有益な情報をくれよ。お前たちだけ何かを得ようなんざ虫がよすぎるじゃないか?せっかく隊長同士がこうして顔合わせて話してるんだぜ?面白くねぇだろ」
第4隊隊長モンジが挑戦的なニヤケ顔で言ってきた。
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