透明の「扉」を開けて

美黎

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8の扉 デヴァイ 再々

解像度

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 「王の羽衣を 纏い」
     
     「白き 錫杖を待ち」

   「光の輪を 幾重にも携え」

   「かたち六角形を組み 創造してゆく」。


心地の良い 白い空間の中 

 落ち着いてきたカケラの動き
  ゆっくりと私の周りを回る みんなの 応援ひかり

しっかりとそれを染み込ませながら、一息入れる つもりで。

パラリと展開してみた、最近の「自分」のイメージ
   改めて俯瞰して見る 光の姿

それは、中々に壮大である。


「 うーん?てか、なんなんだろうか これは。」

それが 意味すること
これからの道
「自分の光は 自分を表すこと」。

「だよね?」

首を傾げつつ、その美しい光を眺めながら 現状を把握する為最近の「戦利品新しいいろ」を確認し始める。


 流れと共に 揃ってきたピースカケラ

「感じる」という事を特に意識してから起こってきた 新しい変化。


 自身の性質 
 役目 
 いつでも纏わりつく「生贄」というキーワード
 「わたし」自身が 触覚であり 感覚器であること
 感じること 感じれること
 だから かたちが見えてくること

 「自然」の 構造
 「そうなる」ものごと
 「自然」な かたち
 せかいに 組み込まれている かたち
 ぜんぶにある 部分
 粒子の質
 自分を構成する成分のバランス
 なににも含まれる 普遍的な 色

 すべてを含みたい わたし
 すべてに含まれている わたし。

 
それはきっと 一段階上がった「私のかたち」で「せかいの視点」から見た、わたしの筈だ。

 
 新しい視点 考え 信念 観念を
 搭載していないと「見えない」それ

それは「せかいを見る目」で多角的に見た、「わたし」で
「宇宙の位置から」「外から」「潜在意識で」
「無限の 場で」。

見なければ わからない「粒子成分」、新しい私なのだ。


「ふむ。 ?」

 手に 持ったままの 分厚い本
 開かれたページ

 辺りの「シン」とした 空気と 白

 入って来た時よりも「上がり」「目覚めた」白の空気と
 「落ちて」「地盤を作り始めた」灰色の粒子

それはここ図書館が「そろそろ時間だ」と 準備を始めた事を示していて  

 場の 空気が私に教えてくれること
 そうして同時に舞う 蜂蜜色のカケラと   
 手に触れている 重く古い 「生きもの」の 感触。


 時が止まった禁書室の中で
 動いているのは 私の「なかみ」と触覚

「外側」と「内側」の センサーを。

 同時展開し 読み取る 性質
 そうで あるもの
 自然とそうなる もの。


その「自分の知覚」を認識しながら 更に
 辺りに漂い始めた「ひかり」を検知する からだ
それを読み取る為にまた「別の私」が展開されてゆくのも、知る。


 ふむ?

そうして いつもの様に突然始まった「光の展開」
パラパラと落ちてきた光は私に「ヒントを知らせるカケラ」の色を している。


 なるほど ?
 ここにも  もしかして ヒント が?

だから。

なにしろ、開いたページに美しく描かれた
その「完璧な六角形」
  「蜂の巣のかたち」それを 目に映したまま
自然と自分の中へ 同時展開してゆく 映像
それを「場」「振動」「いろ」構成している粒子、すべてで取り込み
 その中から「私の必要」を 取り出す 為に、
 自分の見るべきポイントが 網に引っかかる様に。

カチリと 「並走」のスイッチを入れ
薄く張り巡らされた光達に 感謝と「よろしく」を送りながら、先ずは小さく息を吐く。


 この 流れを 始まりを 身体に知らせ
 また大きく長く 息を吐いていくことで
「全身にそれが沁み込み」流れが「沁み渡り 進む」、それを わかって確認して
 「五感 すべてを使うこと」「感じること」。

 そうして「それを纏め導く 第六感裏側の私
そう、 意識すること
    意図してそうすることで
 更に磨きがかかる 私の解像度。


 よし。

そうしてそのまま、「プツリ」と頭の意識を切って。
自分の気の向くまま一番高い光の導きで」、探索を始める事に したのである。

 



 さぁて。

その 「ヒント」は どこか
 その 「見せたいもの」は なにか

  「より高い光」が 今 私に知らせたい事は
  なんなのか。

一旦、自分の中を一掃しようと閃いて。
目を瞑り「なか」を落ち着いた白の光に整え 深く呼吸をし「なんにもない空間」へヒョイと跳んでから
 再び戻って来た「元の場」
ヒントのカケラ達を目に映しながら、また改めてスッキリとした私で その光景を見る。

「 ふむ。」

目の前に取り揃えられた「同じ形の 違うカケラ」
きっとまた 見えない所で光達が仕事をして、きちんと並べ替えられたのだろう。

 自然と浮かんでくる笑み 
それと同時に感謝を送りながら、先ずはぐるりと全体の「いろ」を観察し始めた。


  「同じ形」  「同じ 色」
 
    「しかし なかみは違う」

   「見えるものは 同じ」

 「同じ言葉」 「同じ文字」


   「並び」  「羅列」

    「形」  「見た目」

  「色」


 「おと」「ふるえ」「ゆれ」「ひかり」

 「真実 伝わってくるもの」。


「ふぅむ?」

 て 言うか。

「やっぱり。のは、中身だけで 外側が変化していない のは間違いない な?」

私が今 じっと見つめているのは 「自分のカタチの変化」
それは「言葉」や「文字」にして終えば「同じに見える」もの
「同じ形」のもの
しかし「なかみ」は 全く 違うもの

その面白さだ。


 「人は皆 光」
 「全てはエネルギー」
 「振動」
 「外側に意味はない」
 「欲しかったものは ものではなく エネルギー」

それはずっと思っていた事で
      感じていた事で

けれど きっと深く、私のカケラの 一部だ。


「いや、でも。 が どうとかじゃなくて。多分、解像度の問題?それそのもの、じゃなくて もっと細かく見える様になった のかな??」


 「感じる」
 「知る」
 「わかる」
 「ピタリと嵌る」
 「得る」「含む」
 「自分のかたち」
 「自分という ひかり エネルギー チカラ 存在」。


「言葉」は 世界の色が付いているし
その「なかみ」を共に明示する術が 無い。

 みんなが 「せかい」を わかれば
 共通認識になれば
 「なかみ」が見える様に なれば。

それは 「そうなる」のだろうけど
それはまた自由意思であるし、何者も自由である「私のせかい」では それは大きな問題ではない。

「ふむ。 だから。 あちこち、考えないで私は 私の。せかいを 創る。」

 ふむ。

そう、そこからズレては 進めないのだ。

歩む道 それぞれの行程は 自由なのだから
それはすべてがまるっと 「そう」なのである。

「じゃあ 私はそれを、前提として とりあえず進む。創る。ふむ。」

 でも なんか 面白い。


 「言ってる やってる 見える
  書いてある」は 同じでも

 全く「なかみ」は 違う

そう 例えば「私がせかいを 創っている」、その言葉ひとつを取ってみても。

 「その 解像度」「理解度」「形創る粒子」が 
 全く違ってきて いるのだ。


 漠然としていた「自分の中での確信」が
 「見えてくる」こと
 「わかる」こと
 
 「変化」「進化」「変容」「変わっていく こと」

その事実が。

なんだか楽しくなってきて、せかいを目に映すのも面白そうだ。


「 でも。  なんだよね。きっと。」

そう 私達は「楽しむため」に 生まれてきて
この 世界を 味わい 見 聞き
沢山遊んで 充分に やり尽くして。

 また 次へと 進むんだ。


「なら、やっぱり。もっと見て 感じろ、ということか。」

その「見る目」を調整するのに これだけ時間がかかるのだろう。

 私が とんでもなく 細かいから
 小さな小さな部分を 修正しているから

 でも 自分は。

 「そういうもの」で あるからして

 すべてに含まれる 普遍の粒子なので ある。


「 ふふ」


 ああ 結局  「わたしがせかい」って。

   こういうこと なんだろう な。


今 また「進んだ視点」で そう思える、自分の胸に手を 当てて。
それをしっかりと 押印して。

なにしろそっと また 優しい厚みのページを
めくったんだ。



 
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