僕の『甘い魔女の報告書』 worth a thousand words.

美黎

文字の大きさ
16 / 166

しかし

しおりを挟む

「おはよう。」

何だか仲良くなった気がした、その次の日。
俺はちょっと ちょっと
一人前になった気分で ちゃんとした大人の気分で
調子に乗って 起きて 隣の部屋へ。


ん?

あれ

あれ?おかしいな?あれあれ?

やっぱり?俺の カンチガイ

なの???


あの 俺の甘いやつ あの 隙間の

やっぱり今日も 金茶色 若草 違うよ?


あれれ? おかしいな?
俺 俺の 独りよがり ………………なんてこった




いやしかし まぁ 甘い 甘ければいいんだけど


今日もパンとスープの朝食
テーブルには 二つのセット

「なぁ。」
「ん」
「あの、甘いの毎日違うの?それ普通?」
「さあ」
「だよね。」

ああ 俺は 学習しない男

とりあえず

飯食うか


…………………………



しかしあの甘いの 見てる

とりあえず 見てるよ

まぁ金茶も可愛 可愛 

言えてりゃ死ににきてない そう

今日も君の 餌付けをする俺 その正体は

俺が餌付けされてる

しかし 今日はスープもサービスしちゃう

スプーンもどうぞ 俺 気が効くから

食器も下げるし 洗っちゃうよ



さて

部屋に帰った方がいいのか

しかし 俺はそろそろあの部屋飽きたのよ

外 外は 
ああ、まだ駄目ね そうなのね

もうすっかり 吹雪も止んで まだ春とは言わないけど
結構 いい天気 ピクニックとか 行かない?

今度。

言えたら 死にに来てない

しかし 俺もう 死ねなくね?

だってあの甘いの 俺の甘いの

もう 啜れないんでしょ?

無理無理。


ん? あ、はいはい帰ります、すいません調子乗りました。

明日は

座って食べようね。俺の甘いの。









んあ?

夢?夢ね?なんかあったかいし

すべすべしてる 夢ってさぁ いいよね

思う存分俺は馬鹿 夢なら馬鹿でもいいよね、ね?

しかし 誰も いや影しか

見てないから 馬鹿でもいんじゃん?

何故 なにゆえ人は そうきちんとしたがるのだろう?ねぇ甘いの、どう思う?

「そのままで いいのに」

やっぱり?やっぱり甘いのも そう思う?

馬鹿でもいいよね?

ね?

なんで 駄目なんだろうね?

俺は 君 君なら 馬鹿でもいいってこと?

むぐ

甘甘 甘い ああ 甘い そうなのね

いいのね 甘い 甘甘甘 だって甘い

甘過ぎ 甘い ああ もっと 甘く

こう ちゅっとな キュッと する

うん あま~甘いっ

もう 喰べたいな?

ぜんぶ 駄目?駄目なの?え?無くなる?

やっぱり?

そう

そうか

なら 我慢しよ 甘いの無いと

俺 死んじゃうからな

うん


ごちそうさま 俺の 甘い 甘い  きみ



…………………………



「あれ」
「ん?ああ、おはよう影。」
「心配」
「え?心配?」

何が?誰が?

え ええ? 

まさか

まさかの

まさか

俺はまだベッドにいた。そう、寝坊だ。

最近ちゃんと起きて「おはよう。」と言っていた俺。
そして今日の寝坊。

からの

「心配」とは

いやいや 期待するな。

あの あの姿だって 

結局あれから やっぱり日替わり

たまに 褒めると 二日おき

やっぱり俺のこと 

いやいや、しかし

「はやく」

あ、すいません。着替えて行きます。はい。

で?結局心配してるの、どっち?

影? それとも 俺の甘いの??


とりあえず着替えて隣へレッツゴー

どっちでもいいと言い訳しつつ

焦り 浮かれる 俺 本当 馬鹿

しかし

あの 甘いのも言った

「そのままでいい」みたいなこと

言ったよね?ね?ん?あれ?夢だったんだっけ?

??

いやいや俺は 死にたがりのプラス思考

いいんだ それで。

とりあえず待ってる 俺の甘いの

今行くよ


今日こそ 同じテーブルで

朝からデートを しようぜ


やべ

調子乗ったわ



あ。今日は若草ね、可愛いよね、その色、髪もボサボサでも可愛い、なんでも可愛い。
でも座んない?

ねえ

怖く無いよ?そうそう 俺はいつもの俺

大丈夫大丈夫 怖くない

ほら 

「ちょ、影手伝って。俺なんか壊しそう。」
「なに」
「お前、触れるだろ。あれ、俺の甘いの座らせてよ。どう?」
「どうかな」

あれ でも 多分影に押されてる

どうだ

どうなんだ 座るのか どうだ 頑張れ

座って~~~~~



よっしゃぁぁぁぁぁ 座ったぁぁぉぁぁ

落ち着け俺 ビビらせんな また 隙間に戻るぞ

とりあえず

「いただきます。」


と言ってみた。



今日は せいこう 明日も 一緒に

食べようね。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

女帝の遺志(第二部)-篠崎沙也加と女子プロレスラーたちの物語

kazu106
大衆娯楽
勢いを増す、ブレバリーズ女子部と、直美。 率いる沙也加は、自信の夢であった帝プロマット参戦を直美に託し、本格的に動き出す。 一方、不振にあえぐ男子部にあって唯一、気を吐こうとする修平。 己を見つめ直すために、女子部への入部を決意する。 が、そこでは現実を知らされ、苦難の道を歩むことになる。 志桜里らの励ましを受けつつ、ひたすら練習をつづける。 遂に直美の帝プロ参戦が、現実なものとなる。 その壮行試合、沙也加はなんと、直美の相手に修平を選んだのであった。 しかし同時に、ブレバリーズには暗い影もまた、歩み寄って来ていた。

【完結】年収三百万円台のアラサー社畜と総資産三億円以上の仮想通貨「億り人」JKが湾岸タワーマンションで同棲したら

瀬々良木 清
ライト文芸
主人公・宮本剛は、都内で働くごく普通の営業系サラリーマン。いわゆる社畜。  タワーマンションの聖地・豊洲にあるオフィスへ通勤しながらも、自分の給料では絶対に買えない高級マンションたちを見上げながら、夢のない毎日を送っていた。  しかしある日、会社の近所で苦しそうにうずくまる女子高生・常磐理瀬と出会う。理瀬は女子高生ながら仮想通貨への投資で『億り人』となった天才少女だった。  剛の何百倍もの資産を持ち、しかし心はまだ未完成な女子高生である理瀬と、日に日に心が枯れてゆくと感じるアラサー社畜剛が織りなす、ちぐはぐなラブコメディ。

あの日、幼稚園児を助けたけど、歳の差があり過ぎてその子が俺の運命の人になるなんて気付くはずがない。

NOV
恋愛
俺の名前は鎌田亮二、18歳の普通の高校3年生だ。 中学1年の夏休みに俺は小さい頃から片思いをしている幼馴染や友人達と遊園地に遊びに来ていた。 しかし俺の目の前で大きなぬいぐるみを持った女の子が泣いていたので俺は迷子だと思いその子に声をかける。そして流れで俺は女の子の手を引きながら案内所まで連れて行く事になった。 助けた女の子の名前は『カナちゃん』といって、とても可愛らしい女の子だ。 無事に両親にカナちゃんを引き合わす事ができた俺は安心して友人達の所へ戻ろうとしたが、別れ間際にカナちゃんが俺の太ももに抱き着いてきた。そしてカナちゃんは大切なぬいぐるみを俺にくれたんだ。 だから俺もお返しに小学生の頃からリュックにつけている小さなペンギンのぬいぐるみを外してカナちゃんに手渡した。 この時、お互いの名前を忘れないようにぬいぐるみの呼び名を『カナちゃん』『りょうくん』と呼ぶ約束をして別れるのだった。 この時の俺はカナちゃんとはたまたま出会い、そしてたまたま助けただけで、もう二度とカナちゃんと会う事は無いだろうと思っていたんだ。だから当然、カナちゃんの事を運命の人だなんて思うはずもない。それにカナちゃんの初恋の相手が俺でずっと想ってくれていたなんて考えたことも無かった…… 7歳差の恋、共に大人へと成長していく二人に奇跡は起こるのか? NOVがおおくりする『タイムリープ&純愛作品第三弾(三部作完結編)』今ここに感動のラブストーリーが始まる。 ※この作品だけを読まれても普通に面白いです。 関連小説【初恋の先生と結婚する為に幼稚園児からやり直すことになった俺】     【幼馴染の彼に好きって伝える為、幼稚園児からやり直す私】

結婚相手は、初恋相手~一途な恋の手ほどき~

馬村 はくあ
ライト文芸
「久しぶりだね、ちとせちゃん」 入社した会社の社長に 息子と結婚するように言われて 「ま、なぶくん……」 指示された家で出迎えてくれたのは ずっとずっと好きだった初恋相手だった。 ◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌ ちょっぴり照れ屋な新人保険師 鈴野 ちとせ -Chitose Suzuno- × 俺様なイケメン副社長 遊佐 学 -Manabu Yusa- ◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌ 「これからよろくね、ちとせ」 ずっと人生を諦めてたちとせにとって これは好きな人と幸せになれる 大大大チャンス到来! 「結婚したい人ができたら、いつでも離婚してあげるから」 この先には幸せな未来しかないと思っていたのに。 「感謝してるよ、ちとせのおかげで俺の将来も安泰だ」 自分の立場しか考えてなくて いつだってそこに愛はないんだと 覚悟して臨んだ結婚生活 「お前の頭にあいつがいるのが、ムカつく」 「あいつと仲良くするのはやめろ」 「違わねぇんだよ。俺のことだけ見てろよ」 好きじゃないって言うくせに いつだって、強引で、惑わせてくる。 「かわいい、ちとせ」 溺れる日はすぐそこかもしれない ◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌ 俺様なイケメン副社長と そんな彼がずっとすきなウブな女の子 愛が本物になる日は……

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-

ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。 1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。 わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。 だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。 これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。 希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。 ※アルファポリス限定投稿

靴屋の娘と三人のお兄様

こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!? ※小説家になろうにも投稿しています。

処理中です...