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真綿の夢
しおりを挟むあっ♡
いい♡
キャッ♡
うんっ
ナニコレ
あったかい 甘 甘
や わ ら か い
う う~ん いい匂い
スンスン スンスン
あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ノウミソ トケ タ
チロ 甘♡ チロりと 甘い
さいきん 甘 甘すぎ ねぇ ?
やだ もう 甘甘 甘い甘く甘甘 甘甘い甘甘甘い甘くーーーーーー甘いっ
うん もっと そう もっと、ぐっと ね?
そうそう それよ うん 甘い甘い
そ れ を もっと
おくれ?
はぁ ~
なんて 柔らか この ふわふわ
もっと もっとと 悦ぶ あふ れ
あっ
いや
や やめ て ぇぇ
チッ 何処だ ここ
なんだ 今日は
いつもと 毛色が違うな?
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
差し込む光は 夕方か
誰もいない 部屋
寒くはない 暑くもない
腹も減ってない 満腹でもない
眠くもないが 動きたくもない
微かに 聞こえる まな板の音
ああそうか
もうすぐ夕飯だ
夜 目が覚める
ピンと張る空気 冷たい顔
冬だ
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
カーテンから漏れる 少しの明かり
しかし 今は夜
でも きっと雪が降ってる
耳を澄まして 静かに聞く
聞こえないけど 聴こえる
しんしん しんしん
確かに 雪は しんしんと降るのだなぁと
思った 夜
見なくても 解る
感じる 冬の 夜
雪の あかり
聞こえないけど 聴こえる 雪の音
暑い
暑いな
しかし
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
差し込む光は じゅうじゅう焼けそう
でも待て
きっともうすぐ 冷たい あれ が
だから 暑くないよう
寝転んでいよう
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
ああ
暑くても ぐるぐるの木目は変わらない
?
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
少し近くなったか
いつもの木目
揺れるカーテン 心地よい風
丁度良い季節 ゴロリと横になる
いつもの見慣れた 部屋
何の変哲もない 普通の部屋
つまらない部屋 もっとオシャレならいい
遠く微かに 聞こえる
薄い壁 トントンまな板
香る 夕飯 なんだろうか
しかし
見慣れた 天井の紋様 ぐるぐるの木目
まだ 起き上がりたくない
「そろそろ か 」
むぐっ
甘♡
「 っぱぁ、なに?!」
甘いの、テロ??!
急に迫る 甘く甘い アレ
俺の顔は ちょっと べちょベチョ
「まあ、いいけどさ、嬉しいけどさ。」
「脈絡とか、ないの。」
俺は窓の世界から 抜け出していた。
なんだろう、あれは。
「てか、滅茶苦茶、居心地良かったんですけど??なにか、問題が???」
なに? あれは
なんなの?
まさか?
まさかの まさか?
おりって。
コワイ とか
クサイ とか
キタナイ とか
そんなんじゃ、ないの???
「それは おまえ 」
「ひとには いろ いろ」
「あるのでは ないのかい 」
えっ
「じゃ、やっぱアレもおりなの?」
「 そうさね 」
「えーーーーーー。」
アレの、くすり?
あの あの
居心地良くて
落ち着いて
陽だまりのようで
何となく懐かしい
落ち着く
いつもの見慣れた
景色なのに??
俺っち
ぜ ん ぜ ん
思い付かねんだけど???????????
誰か
たちけて~~~~~
てな。
マジで。
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