【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

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二章 ハーレムルート

婚約者の時間

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「ルゥがお母さんでアドルフは嬉しいでしょうね。」

「へ?」

「側にいてくれて考えてくれる、それだけで嬉しいものですよ。」

「そう…かなっ…エヘヘ…」

アレックスに言われると嬉しい。

「ルゥ」

「ん?」

「これからは私達、婚約者の時間ですよ。」

「…ぅんっ」

アレックスの言葉は「これからたっぷりイチャイチャしよう」という意味に聞こえた。

「お風呂久しぶりに一緒に入りましょう。」

「やったぁ。」

アレックスと一緒に入るのって約三週間ぶりだよね?
楽しみっ。
お風呂場に直行して、湯を溜めて泡風呂の準備をした。

「アレックス?」

近くにあるアレックスの表情は真剣で何かを考えているようだった。
難しいこと?

「ルゥ…」

思い悩むように名前を呼ばれると身構えてしまう。
また何か僕には問題があるのかな?

「…は…ぃ。」

唇が触れて優しいキスが始まった。
抱き締められていた手に力が加わり身体が撓る。
浴槽の壁に足が当たり逃げ場がなくなった…。
このままだと…。

バシャン

制服のまま浴槽に…。
以前にもあったこの光景。

「ルゥ」

「アレックス?」

「…このまま入りましょう。」

「…うん」

重たくなっていく制服をアレックスに脱がされていく。
シャツがぴったりと身体に張り付き、脱ぐよりもなんだかエッチに思える。

濡れたシャツの上から胸を揉まれる。
赤ちゃんを身籠ってから少しずつ胸が膨らんで、女の人程ではないが丘になっている僕の胸を真剣に揉むアレックスが恥ずかしくて直視出来なかった。
嫌じゃないから抵抗はしないけど…僕にだって羞恥心はある。
布があるとはいえ肌に張り付き無いような存在だが、感覚がボヤけていた。
次第に泡の中に身体が隠れ始め、後頭部に添えられた手に次は唇が触れると予測した。
何度も味わうようなキスを繰り返しながらアレックスの膝の上に跨がり、抱き合いながらアレックスの服を手探りで脱がしていく。
上半身を脱がせ終わると膝立ちになり、アレックスを見下ろした。

そうだ…僕、先生としたかったことがあったんだ。

「んふふ」

「どうしました?」

「うんん」

この後の事を考えていたら楽しみでしかたがなかった。

「ねぇ、髪の毛僕が洗っていい?」

「髪ですか?構いませんよ。」

「やった。」

シャンプーを手に取り泡立たせアレックスの頭を洗っていく。
揉み混むようにマッサージをしながら香りを楽しんだ。

「これでアレックスも同じ香りだね。」

向き合いながらアレックスの頭を洗っていく。

「頭洗うの好きなんですか?」

「すきー、気持ちいい?」

「えぇ、とっても。」

「んふふ」

頭を洗いながらオールバックにしたりと普段見ることが出来ないアレックスを楽しんだ。
頭を洗い流すべく浴槽から立ち上がると、二人ともまだ完全に服を脱いでいないことが判明した。
アレックスにはしゃかんでもらってシャワーで頭を流していると、僕の残りの衣服が脱がされていく。
頭から泡がなくなっていくと、アレックスは僕の胸に口を付け始めた。
逃げられないように背中に両腕が回され、胸を吸われていく。
母乳を飲まれている時とは違ってエッチな気持ちになってしまい、アレックスの頭を抱えて快楽を耐えた。

「アレックス…ゥン…」

アレックスの手が次第に移動してお尻にまで下がってくると期待に胸が震え、奥の方に指が侵入してきてアレックスの指をお尻で咥えた。
お尻で貰う快楽を既に知っている身体はアレックスから与えられる更なる刺激を求めてしまう。
僕に理性なんてものはなく本能のみでアレックスを求めていた…。
欲しくて欲しくてアレックスに胸を自ら押し付けている。
お尻の奥を刺激されると我慢していてもアレックスの耳元で喘いでしまっている。
アレックス自らズボンとパンツをずらして僕の欲しいのを準備している気配を察した。

「アレックス…」

「ん?どうした?」

「…早く…頂戴…アレックスの…欲しい…。」

「…あげますよ…ルゥのですから…。」

ゆっくりアレックスに誘導されながら腰を下ろしていく。
お尻の中心に触れた瞬間「あっふぅん」と自分でも驚くほどのエッチな吐息が漏れ、お風呂場という環境で膨れ上がってしまった。
アレックスは立ち上がり、僕は自身の体重と重力でより深く受け入れてしまう。
天井を見上げながらアレックスの首に腕を回して少しも逃さないように快感を求めていた。
僕の体重を軽々と持ち上げてしまうアレックスに甘えて、気持ちいいことだけを考えた。

アレックスの身体…格好いい。

触りたい…。
激しくなるに連れて揺れて恥ずかしい。
何がって…その…胸が。
アレックス達みたいに鍛えられた胸じゃないから、すごく揺れる。
男でアレもあって胸もあるってなんだか不思議な姿…。

僕の身体…変じゃない?

「アレックス…アレックス…アレッ…」

名前を呼びすぎてしまい唇を塞がれた。
不安定な体勢で全てを塞がれるエッチは、アレックスに支配されているようだった。

もっと僕の中に入ってきて。

僕がイッちゃって喘ぎ声をあげたかったのに、全てアレックスに食べられてしまった。
イッたばかりの敏感な身体であるのに、アレックスは緩めることなく攻め続けた。
僕だってアレックスのが欲しい、早く頂戴って思ってる。
アレックスのを感じとると「んあぁん」と塞がれた口で喘いだ。
アレックスの唾液も精液も沢山僕の身体に流れ込み、僕の身体に入ったもの全部、僕の。

僕だけのもの。

お願い、僕の身体の奥の奥まで逃げて。
無くされないように…。
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