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二章 ハーレムルート
食事を少なめにしてきて正解でした
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「シャル、俺とダンスしないか?」
目の前にいるのはお兄様だった。
「はいっ」
僕はリックを解放してお兄様の手をとった。
お兄様の背後では多くの人達が立ち止まりホールから散らばっていったが、あれは一体なんだったんだろう?
お兄様とのダンスは初めてだったが楽しくてあっという間に終わってしまった。
ダンスの合間には「上手くなったな」と誉めてくれたので、「ご褒美に沢山撫で撫でしてください」とおねだりして約束をもぎ取った。
お兄様のお膝の上での撫で撫で好きっ。
ダンスが終わると再びホールが揺れる程の人の流れを感じたが、お兄様に手を引かれホールから外れ婚約者達の元へ辿り着いた。
その途中お兄様は多くの人に声をかけられるも誰のダンスの誘いにも応じなかった。
きっと僕がお兄様の邪魔をしてしまったに違いなく、申し訳なかった。
「僕は平気ですよ?」と伝えたかったのだが、早足で更に力強く僕の手を握るお兄様に声を掛けることが出来なかった。
気付けば僕は婚約者に囲まれていた。
「シャルは料理の為に食事を我慢したろ?お腹空いてるんじゃないのか?」
「ん?はぃ…」
恥ずかしいですが、その通りです。
ダンスという課題をクリアした途端お腹が空いてしまった。
「あちらに席があるので、先に休憩していてください。料理は私が持っていきましょう。」
アレックスの優しさに甘えて良いのか悩んでいるとライに肩を抱かれ歩きだしていた。
アレックスとリックが料理を取りに行ってくれ、ライとエドに挟まれながら僕達は急いで?その場を離れるように休憩スペースへと向かった。
アレックスが戻ってくる間は、皆が僕のダンスを誉めてくれた
んふふ、誉められるのって嬉しい。
この世界に来てから嬉しいことしかないな…。
アレックスとリックが手にしているお皿にはとても美味しそうな料理が沢山で、目にした途端音はかろうじて鳴らなかったがお腹がぎゅっと主張していた。
目の前に差し出された王宮の料理に釘付けとなり、公爵令息という立場をすっかり忘れていた。
目につきにくい場所とはいえ完全に見えないわけではない場所で、僕ははしたなくも王宮の料理を幸せ一杯に頬張っていた。
玉座に座る国王陛下にはバッチリと僕が頬張る姿を目撃され、それどころか僕が一人になる隙を狙っている多くの貴族達にも見られ「愛らしい」と脳裏に焼き付けていた事など知らなし、僕を食べ物を餌にしてデートに誘おうと計画まで練りだしている貴族が居ることなんて想像してなかった。
あまりにも僕が幸せそうに食べていたので、ダンスを誘うのを断念した貴族が多数存在していた。
場違いのように料理を楽しんでいる僕達に、ある人物が声をかけてきた。
「フィンコック様、お時間よろしいでしょうか?」
現れたのは王宮に使えている使用人だった。
何故呼ばれたのか全く検討も付かない僕とは違い、皆は一気に緊迫した様子を見せていた。
ーーーーーーーーーー
…これだけ公開しておきながら…また明日も…。
終わりが見えません。
目の前にいるのはお兄様だった。
「はいっ」
僕はリックを解放してお兄様の手をとった。
お兄様の背後では多くの人達が立ち止まりホールから散らばっていったが、あれは一体なんだったんだろう?
お兄様とのダンスは初めてだったが楽しくてあっという間に終わってしまった。
ダンスの合間には「上手くなったな」と誉めてくれたので、「ご褒美に沢山撫で撫でしてください」とおねだりして約束をもぎ取った。
お兄様のお膝の上での撫で撫で好きっ。
ダンスが終わると再びホールが揺れる程の人の流れを感じたが、お兄様に手を引かれホールから外れ婚約者達の元へ辿り着いた。
その途中お兄様は多くの人に声をかけられるも誰のダンスの誘いにも応じなかった。
きっと僕がお兄様の邪魔をしてしまったに違いなく、申し訳なかった。
「僕は平気ですよ?」と伝えたかったのだが、早足で更に力強く僕の手を握るお兄様に声を掛けることが出来なかった。
気付けば僕は婚約者に囲まれていた。
「シャルは料理の為に食事を我慢したろ?お腹空いてるんじゃないのか?」
「ん?はぃ…」
恥ずかしいですが、その通りです。
ダンスという課題をクリアした途端お腹が空いてしまった。
「あちらに席があるので、先に休憩していてください。料理は私が持っていきましょう。」
アレックスの優しさに甘えて良いのか悩んでいるとライに肩を抱かれ歩きだしていた。
アレックスとリックが料理を取りに行ってくれ、ライとエドに挟まれながら僕達は急いで?その場を離れるように休憩スペースへと向かった。
アレックスが戻ってくる間は、皆が僕のダンスを誉めてくれた
んふふ、誉められるのって嬉しい。
この世界に来てから嬉しいことしかないな…。
アレックスとリックが手にしているお皿にはとても美味しそうな料理が沢山で、目にした途端音はかろうじて鳴らなかったがお腹がぎゅっと主張していた。
目の前に差し出された王宮の料理に釘付けとなり、公爵令息という立場をすっかり忘れていた。
目につきにくい場所とはいえ完全に見えないわけではない場所で、僕ははしたなくも王宮の料理を幸せ一杯に頬張っていた。
玉座に座る国王陛下にはバッチリと僕が頬張る姿を目撃され、それどころか僕が一人になる隙を狙っている多くの貴族達にも見られ「愛らしい」と脳裏に焼き付けていた事など知らなし、僕を食べ物を餌にしてデートに誘おうと計画まで練りだしている貴族が居ることなんて想像してなかった。
あまりにも僕が幸せそうに食べていたので、ダンスを誘うのを断念した貴族が多数存在していた。
場違いのように料理を楽しんでいる僕達に、ある人物が声をかけてきた。
「フィンコック様、お時間よろしいでしょうか?」
現れたのは王宮に使えている使用人だった。
何故呼ばれたのか全く検討も付かない僕とは違い、皆は一気に緊迫した様子を見せていた。
ーーーーーーーーーー
…これだけ公開しておきながら…また明日も…。
終わりが見えません。
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