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二章 ハーレムルート
王族の会話…王としては
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フィンコック公爵家を見送り、王族専用の控え室には王と第一王子であるレイモンドだけとなった。
「…百年ぶりの獣人は事実だったか。」
「…はい」
「婚約を少々早まったな。侯爵家の者と交わしていなければシャルマンを婚約者にして侯爵家を側室に入れることが出来たものを…。今から侯爵家から公爵家に鞍替えするのも、公爵家であるシャルマンを側室にするのも諍いは免れないだろう…。」
王族としては獣人について解明されていないことが多いとは言え、王家に招き入れたいと言うのが本音だった。
王室に残された資料によると…。
「………」
「…シャルマンとの関係はどうなんだ?」
「どうとは?」
「お前に興味がありそうか?それとも王妃の座に興味がありそうか?」
「…さぁ、どうでしょう?今の…フィンコック様は婚約者達と大変仲が良いみたいですから…」
「惜しいことをしたな、フィンコック公爵から婚約の打診が有った時に決めてしまえば良かったな。当時は仕来たりやシャルマン本人の素行に問題有りと判断してしまった。」
フィンコック家は由緒ある家門で長年王族に忠誠を誓った公爵であり家柄だけを見た時王族の婚約者としてなんの問題もなかった。
後は本人の素質のみ…そこが問題であった。
見た目は妖精のごとく美しく魔力は少ないが王族の子供を産む人間としては優秀だと判断できる…が最後に少々性格に難有りと記されていた。
多少の事では許されたであろうが、幼少期から苛烈過ぎるあまり公爵の判断でお茶会などに参加させない程だったと報告されていた。
婚約が申し入れられた当時は王族の婚約出来る年齢まで時間があったので断る選択をした。
それでも婚約者として問題なければ公表はせずとも両家で契約を交わすことは出来た…出来たがしなかった。
いくら家柄がよく後ろ楯欲しさであっても問題児を次期王妃にするのは些か不安が大きかった。
フィンコック家の対抗馬として名前が上がっていたのが、オルセー家だった。
オルセー家は侯爵ではあるが、こちらも古くから存在する由緒正しき家門だ。
個人の主観によるが、シャルマンとは違う慎ましやかな美しさを持ち性格も至って大人しい人物だ。
魔力の方は宿す側としては高かったが問題はないだろうと判断した。
最高学年となった時フィンコック家をどう断るか悩んでいたが、まさかの婚約発表の知らせが届いた。
フィンコック家の婚約が発表されたことで、こちらもなんの後ろめたさもなく婚約発表をする事できた。
出来たというのに…まさかの獣人。
数日早く分かっていれば、こんな後悔はなかったであろう。
フィンコック家も獣人だと知るのが婚約発表前であれば、きっと王族に婚約を申し込んだに違いない。
人生とはなんとも、もどかしい…。
「………」
「学園には珍しい光属性の男爵もいたな、そちらはどうなんだ?」
属性の中で光と闇の属性は珍しく数年に一人と言われている。
爵位からして王妃にはなれないので側室候補として彼の名も上がっていた。
「彼とはペアとなり、王族にも側室にも興味があるような反応でした。」
「そうか、ならそちらは側室に丁度いいな。」
「…はぃ」
「こうなると百年ぶりの獣人は悔やまれるな。卒業まで数ヶ月ある、シャルマンを引き入れろ。王族のために。」
「…はぃ」
「…百年ぶりの獣人は事実だったか。」
「…はい」
「婚約を少々早まったな。侯爵家の者と交わしていなければシャルマンを婚約者にして侯爵家を側室に入れることが出来たものを…。今から侯爵家から公爵家に鞍替えするのも、公爵家であるシャルマンを側室にするのも諍いは免れないだろう…。」
王族としては獣人について解明されていないことが多いとは言え、王家に招き入れたいと言うのが本音だった。
王室に残された資料によると…。
「………」
「…シャルマンとの関係はどうなんだ?」
「どうとは?」
「お前に興味がありそうか?それとも王妃の座に興味がありそうか?」
「…さぁ、どうでしょう?今の…フィンコック様は婚約者達と大変仲が良いみたいですから…」
「惜しいことをしたな、フィンコック公爵から婚約の打診が有った時に決めてしまえば良かったな。当時は仕来たりやシャルマン本人の素行に問題有りと判断してしまった。」
フィンコック家は由緒ある家門で長年王族に忠誠を誓った公爵であり家柄だけを見た時王族の婚約者としてなんの問題もなかった。
後は本人の素質のみ…そこが問題であった。
見た目は妖精のごとく美しく魔力は少ないが王族の子供を産む人間としては優秀だと判断できる…が最後に少々性格に難有りと記されていた。
多少の事では許されたであろうが、幼少期から苛烈過ぎるあまり公爵の判断でお茶会などに参加させない程だったと報告されていた。
婚約が申し入れられた当時は王族の婚約出来る年齢まで時間があったので断る選択をした。
それでも婚約者として問題なければ公表はせずとも両家で契約を交わすことは出来た…出来たがしなかった。
いくら家柄がよく後ろ楯欲しさであっても問題児を次期王妃にするのは些か不安が大きかった。
フィンコック家の対抗馬として名前が上がっていたのが、オルセー家だった。
オルセー家は侯爵ではあるが、こちらも古くから存在する由緒正しき家門だ。
個人の主観によるが、シャルマンとは違う慎ましやかな美しさを持ち性格も至って大人しい人物だ。
魔力の方は宿す側としては高かったが問題はないだろうと判断した。
最高学年となった時フィンコック家をどう断るか悩んでいたが、まさかの婚約発表の知らせが届いた。
フィンコック家の婚約が発表されたことで、こちらもなんの後ろめたさもなく婚約発表をする事できた。
出来たというのに…まさかの獣人。
数日早く分かっていれば、こんな後悔はなかったであろう。
フィンコック家も獣人だと知るのが婚約発表前であれば、きっと王族に婚約を申し込んだに違いない。
人生とはなんとも、もどかしい…。
「………」
「学園には珍しい光属性の男爵もいたな、そちらはどうなんだ?」
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爵位からして王妃にはなれないので側室候補として彼の名も上がっていた。
「彼とはペアとなり、王族にも側室にも興味があるような反応でした。」
「そうか、ならそちらは側室に丁度いいな。」
「…はぃ」
「こうなると百年ぶりの獣人は悔やまれるな。卒業まで数ヶ月ある、シャルマンを引き入れろ。王族のために。」
「…はぃ」
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