【完結】ハーレムルートには重要な手掛かりが隠されています

天冨 七緒

文字の大きさ
332 / 414
二章 ハーレムルート

夢ではなく現実

しおりを挟む
キスに弱い僕は押し倒されても止められず、シリクレッチ様の手が僕の服の中に潜り胸を揉まれている。

「あっんんねぇっまだだめだよ…」

唇を離してシリクレッチ様の行動を止めた。

「どうして?」

「僕達まだちゃんと婚約してないから…」

「あいつらとは婚約前にはしなかったのか?」

「………。」

それは…ライとはペアでしちゃってて、アレックスやエドとリックとの初めてはフェロモンが…暴走して…それは事故みたいなもので…。正式には…あ…婚約者になる前からしちゃったのは事実か…。

「あいつらは良くて俺はだめなのか?」

その聞き方されては…。
断れない…。

「ん…だめ…じゃない…ょ」

としか言えなかった。

「ふっ、ありがとうっ」

服を捲られ胸を揉まれながら口でも愛撫された。
元々シリクレッチ様のマッサージを受けていた頃から感じちゃだめって意識しないとだめなくらい感じちゃっていた身体は、もうシリクレッチ様に抗えなくなってる。
エッチな声が出てしまうのが恥ずかしくて口元に手の甲で押さえつけた。
それでも漏れてしまう声が卑猥で、改めて僕はエッチに弱い身体なんだと思い知らされた。
シリクレッチ様の舌使いは巧みなのか母乳が溢れているのが見えた。
その母乳を舐めとり口に含まれと無意識にシリクレッチ様の頭を抱えていた。

もしかして今の僕はアドルフとシリクレッチ様を脳が勘違いしているのかな?

「もっと吸ってぇ」て思ってる。
お尻も前も疼いて早くシリクレッチ様のを受け入れたくなっている自分がいる。

「シリクレッチさまぁんっ」

「……随分気持ち良さそうな声出してんな゛?シャル」

シリクレッチ様って凄く器用だ。
だって僕の胸を吸いながら確りと喋れるんだもん。

「俺達の存在が見えてないみたいだな?ルマン?」

「僕達は今、婚約者でもない彼との時間を邪魔しちゃってるのかな?シャルマン?」

シャル?ルマン?シャルマン?

余りの気持ち良さに頭がふわふわしている。
だってシリクレッチ様は僕の事をいつもフィンコックって呼ぶのに、何だかライ達がいるみたいだ。

「まだ続けるのか?」

「快楽に弱いからなルマンは。」

「このまま何処までするのか見ててあげようか?」

これは僕の妄想?それとも夢?

目を開けて確認すると、想像した通り三人の姿が見えた。
首を傾け現実なのか夢なのか判断つかなかった。

「皆?これって夢?現実?」

一番近くにいたリックの手に触れた。
僕の大好きなリックの手だった。

「シャルマン、これは現実だよ?」

「現実?…えっ皆っうそっどうしてっあぁんっ」

混乱する頭で状況を整理しようと必死でいたがシリクレッチ様に胸を噛まれエッチな声をあげてしまった。
三人に見られていることに気付いていないのかシリクレッチ様は僕の胸から口を離さなかった。

「ぁん…し…シリクレッチさまぁ…んっみっ皆いるからっ」

僕の必死な抗議にも耳を傾けてもらえず胸を舐められ続けた。
皆に沢山されたが見られるのは恥ずかしくて捲られていた服で胸に吸い付くシリクレッチ様ごと隠した。

「皆っんっどうしって?」

服の中ではシリクレッチ様が吸い続ける。

「ん゛?婚約者なんだ会いに来て当然だろ?」

「ルマンがで寂しい思いしてんじゃないのか心配でな。」

「シャルマンはが苦手だからね。」

皆の言葉に圧を感じた。

一人でいるはずの僕が婚約者でもない人と戯れている所を目撃したんだ、怒って当然だよね。

「部屋で隠れてこっそりなら後ろめたさがあったんだろうと理解できるが…」

「あぁ、まさか談話室で事に及んでいるとはな?」

「もしかして誰かに見られたかった?シャルマンは見られるのが好きなの?」

三人の言葉である事実を思い出した。
そうだここは僕の部屋じゃなくて談話室だ…。

「あっちっちがっちがうのっ」

もう頭の中がぐちゃぐちゃ過ぎて否定の言葉と頭を振る事しか出来なかった。

「………。」

「ん゛?」

「ん~何が違うの?今も僕達の前でエッチな事をしておきながら?」

ライとエドの二人は怒りで口を閉ざしたが、リックは笑顔で責めてくる。

…確かに今でもシリクレッチ様に胸を揉まれ吸われ続けてる。

「しっ…シリクレッチ様っんっんっ今は…だめぇんっん」

「ふぅん?今はダメなんだ?僕達が居なくなったらシャルマンは二人きりで気持ちいいことの続きをするの?」

優しい人が怒ると怖いってリックの事だっ。

「そっそれはっ…あんっ…」

もう、シリクレッチ様はどうして口を離してくれないどころか噛むのっ?

「ふふっ…フィンコックは俺とも婚約するんだよな?」

漸く僕の胸から口を離しシリクレッチ様は服の中から出てきてくれた。
体勢を起こすシリクレッチ様の横に身だしなみを整え座り直した。
皆の刺すような視線を受けながら僕はこれから婚約を決めたことを報告しなければならない。

…で、出来るかな?
しおりを挟む
感想 195

あなたにおすすめの小説

売れ残りオメガの従僕なる日々

灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才) ※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!  ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。  無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。

薄幸な子爵は捻くれて傲慢な公爵に溺愛されて逃げられない

くまだった
BL
アーノルド公爵公子に気に入られようと常に周囲に人がいたが、没落しかけているレイモンドは興味がないようだった。アーノルドはそのことが、面白くなかった。ついにレイモンドが学校を辞めてしまって・・・ 捻くれ傲慢公爵→→→→→貧困薄幸没落子爵 最後のほうに主人公では、ないですが人が亡くなるシーンがあります。 地雷の方はお気をつけください。 ムーンライトさんで、先行投稿しています。 感想いただけたら嬉しいです。

待て、妊活より婚活が先だ!

檸なっつ
BL
俺の自慢のバディのシオンは実は伯爵家嫡男だったらしい。 両親を亡くしている孤独なシオンに日頃から婚活を勧めていた俺だが、いよいよシオンは伯爵家を継ぐために結婚しないといけなくなった。よし、お前のためなら俺はなんだって協力するよ! ……って、え?? どこでどうなったのかシオンは婚活をすっ飛ばして妊活をし始める。……なんで相手が俺なんだよ! **ムーンライトノベルにも掲載しております**

【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった

cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。 一途なシオンと、皇帝のお話。 ※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。

普段「はい」しか言わない僕は、そばに人がいると怖いのに、元マスターが迫ってきて弄ばれている

迷路を跳ぶ狐
BL
全105話*六月十一日に完結する予定です。 読んでいただき、エールやお気に入り、しおりなど、ありがとうございました(*≧∀≦*)  魔法の名手が生み出した失敗作と言われていた僕の処分は、ある日突然決まった。これから捨てられる城に置き去りにされるらしい。  ずっと前から廃棄処分は決まっていたし、殺されるかと思っていたのに、そうならなかったのはよかったんだけど、なぜか僕を嫌っていたはずのマスターまでその城に残っている。  それだけならよかったんだけど、ずっとついてくる。たまにちょっと怖い。  それだけならよかったんだけど、なんだか距離が近い気がする。  勘弁してほしい。  僕は、この人と話すのが、ものすごく怖いんだ。

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

王様お許しください

nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。 気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。 性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。

BLゲームの展開を無視した結果、悪役令息は主人公に溺愛される。

佐倉海斗
BL
この世界が前世の世界で存在したBLゲームに酷似していることをレイド・アクロイドだけが知っている。レイドは主人公の恋を邪魔する敵役であり、通称悪役令息と呼ばれていた。そして破滅する運命にある。……運命のとおりに生きるつもりはなく、主人公や主人公の恋人候補を避けて学園生活を生き抜き、無事に卒業を迎えた。これで、自由な日々が手に入ると思っていたのに。突然、主人公に告白をされてしまう。

処理中です...