男子校に入学しても絶対そっち側には行かないって思っていたのに、助けてくれた先輩が気になってます

落ち着きを取り戻せばそこは玄関でした

玄関で二人、裸で抱き合っていた。

「シャワー浴びるか」

「はい」

先輩の上から退こうとするが膝裏から抱えられ先輩が立ち上がった、俺と繋がったまま。

「ええ？センパっ」

繋がった状態でお風呂場へ向かった。
歩く不安定さが奥に突き刺さる。
今までと違う感覚。
先輩の首に力強く腕を回す。
お風呂場までの少しの距離を繋がったまま移動する。
浴室に着き右足から解放される。
左足はまだ抱えられたまま。

「先パぁっん」

左足が解放されない事に疑問を持ち声を上げた瞬間、不安定な状態のまま再開される。
今までにない体勢で倒れないよう必死に捕まる。
先程の動きで足は既に限界。
片足で立っているがもう無理。
倒れちゃうぅ。
それなのに、最奥にまで入ってくる。
もう、いらない。
先輩は全部俺のなんて言ってごめんなさい。
お腹いっぱいです。
許して。
お願い、もう終わってぇ。
足がプルプル震える。
先輩がイッたのと同時に先輩に倒れ込んだ。
もう、自分の足で立てない。
先輩に抱き止められお尻を洗われることに慣れていく自分が嫌だ。
こうやって羞恥心はなくなっていくのかな。
だけど、抵抗する体力が残ってない。
気持ちよくてはぁはぁするもエッチは出来なかった。
綺麗にしてもらったあと俺は先輩のＴシャツを羽織っただけの格好で、先輩は短パンだけだった。
Ｔシャツは隠れてはいるもののやはり心許ない。
以前のこともありパンツは穿かないと。

「どこ行くんだよ」

「ぱ、パンツ」

パンツを取りに行こうと先輩の元を離れるとすぐに捕まった。

「別にいいだろっ」

「えっでも」

「俺がいる時は裸でもいいくらいだ」

「えっぁんん゛」

先輩にキスされると何でも受け入れたくなる。
先輩のキス好き。
背伸びをして先輩の首に腕を回すとＴシャツが引き上がり俺のが完全に無防備な状態に。
腰に回された腕でお尻の方も捲れあがるも先輩には見えていないと思いキスを堪能した。
まさかガラスに映って先輩にバッチリ見られているとは知らずにいた。

あーんどうしよう。
沢山したのに…またしてもいいかも、なんて思っちゃってる。
俺も相当ヤバい。
この夏休みでどうなっちゃうんだろう。
悩みつつもキスは止めないけど。