26 / 59
第一章「冒険者編」
第二十六話「戦士達の宴」
しおりを挟む
深夜にケンタウロスの襲撃を受け、暫く移動を続けたから既に森には朝日が差し込んでいる。ヘルゲンを出てから一体どれだけの時間が経過したのだろうか。シャルロッテは今頃ヘルゲンの安宿に泊まり、俺達の帰りを待っているのだろうか。
シャルロッテが用意してくれたブラックウルフの肉が無ければ、バシリウス様と打ち解ける事は難しかったかもしれない。ミノタウロスやレッサーミノタウロス達は食べ物に対するこだわりが強い様だ。
ケンタウロスの肉、勿論下半身の馬の部分だが、敵の肉を切り、大量の肉を抱えたレッサーミノタウロス達は、移動を終えるや否やすぐに料理を始めたのだ。やはり彼等は人間とは体力が違うのか、ついさっきまで死闘を繰り広げていた筈なのだが、今では元気が満ち溢れる様で、すぐに雰囲気の良い宴が始まった。
ケンタウロス族との長きに渡る戦いに勝利出来た事が嬉しいのか、空のゴブレットを俺に差し出すと、俺は戦士達やバシリウス様に葡萄酒を注いで回った。朝の森には気持ち良い風が吹いており、勝利の余韻に浸りながら、ローラと共に戦士達の輪に入って宴を楽しむ。
ケンタウロスの肉を使って作られた料理が完成すると、レッサーミノタウロス達は一斉に料理にありついた。俺とローラも恐る恐るケンタウロスの肉を口に運んだが、脂肪分が少なく、若干の甘みがあり、臭みも少なくて非常に食べやすいので、疲れきった体を癒やすためにも、タンパク質が豊富に含まれるケンタウロスの肉を大量に摂取した。
バシリウス様は俺の隣に腰を下ろし、ケンタウロスの肉を頬張りながら、空になったゴブレットを差し出した。俺はバシリウス様や戦士達のゴブレットが空になればすぐに聖者のゴブレットを持ち、葡萄酒を注いで回った。
「ギルベルト。宴って楽しいんだね。ローラ、こうして皆とご飯を食べるのは初めてなんだ」
「スライム達は一緒に食事をしてくれなかったのかい?」
「うん……。スライムはいつも私を虐めていたから……。廃村にはゴールデンスライムも何匹か居たけど、みんなローラを避けていたの。ローラと居るとスライムに虐められるからって」
「ローラよ。そんなスライムは叩き殺せば良い」
「バシリウス様。ローラはそんなに暴力的じゃないんですよ」
「確かにそうだろうな。攻撃的な者が聖属性の使い手な筈が無い。どちらかと言えば、戦闘を好まないモンスターが聖属性を秘めている事が多いな」
「ローラはギルベルトと冒険者になったんだから、ギルベルトを守れる様に強くなりたいの」
「力を求めるのは良い事だ。力があれば仲間を守れるからな」
「確かにそうですね。敵と戦えば戦うほど、俺は自分の弱さを実感します」
「弱さを知れる事は良い事だ。自分の力も知らずにケンタウロスに戦いを挑み、死んでゆく戦士も多かった。戦闘で命を落とす事は恥ずべき事ではないが、生きていればより多くの者を守る事が出来る。生き続ける事が肝心なのだ」
バシリウス様はゴブレットに並々と注がれている葡萄酒を一気に飲み干すと、再び俺にゴブレットを差し出した。バシリウス様は俺を守る召喚獣になってくれたのだから、彼が望む事は何でもしよう。召喚獣は人間の道具ではないのだからな。
『ミノタウロスを召喚獣にしてしまうとはね。やっぱりギルベルトを選んで正解だったよ。ギルベルトは周囲を巻き込みながらも、勝利に向かって突き進む力がある。ギルベルト、手に入れた魔石でガチャを回すのはどうだい? 僕は新しいアイテムを出したくて仕方がないんだ』
「そういえば、ガチャって自分が作り出すアイテムの事を全て把握しているのかい? 鉄の玉が出た時は、アイテムの説明をしてくれなかったけど」
『全てのアイテムを知っている訳ではないよ。ジェラルドが僕に教えてくれたアイテムに関しては勿論全て理解しているけどね。僕が知らないアイテムも存在するんだ』
錬金術師の指環が輝くと、次の瞬間、正方形の体をしたガチャが現れた。手足が生えており、ガチャは俺の膝の上に乗ってケンタウロスの肉を食べると、聖者のゴブレットを持って葡萄酒を作った。ガチャが無尽蔵に湧く葡萄酒を暫く飲んでいると、戦士達が愕然とした表情でガチャを見つめた。
「そんなに警戒しないでくれよ。僕はギルベルトを支える魔石ガチャ。錬金術師のジェラルド・ベルギウスに作られたんだ」
「これがさっき話していたガチャという者か。魔石を使ってアイテムを作り出せるのだろう?」
「はい。バシリウス様」
「私の妻の魔石を使えば、一体どの様なアイテムが出て来るのだろうか」
「幻獣の魔石からアイテムを作れば、間違いなく伝説級、大陸の歴史に語り継がれる様な驚異的な効果を持つマジックアイテムが生まれる筈だよ」
「ギルベルト。妻の魔石を使うんだ」
「宜しいのですか?」
「うむ。魔石は体内に蓄積した魔力の結晶。妻が死んだ時、既に肉体は滅びているのだ。魔石自体が妻という訳ではない。人間は魔石の魔力を感じ取ってモンスターの魔法を研究をする事があると聞いた事があるが、本当か?」
「魔石に関しては僕の方が詳しいから説明しようか。魔石とは魔法能力が高いモンスターが体内に秘める石で、人間はモンスターの魔石から魔法を習得したり、魔石を武具に嵌め、魔石の持つ力を武具に込めて戦ったり、街灯に設置して辺りを照らしたり、様々な使い道があるんだ」
ガチャが説明をすると、俺はマジックアイテムからミノタウロスの魔石を取り出した、バシリウス様は静かに頷くと、俺はガチャに魔石を投入した。ガチャの体の鏡面には、美しい光の文字が表示された。『LV.6 幻獣シリーズ』幻獣クラスの魔石を投入したからか、幻獣シリーズのガチャを回せるみたいだ。
今まではレベル2のガチャしか回せなかったが、今回は魔石の持つ力が強いからか、レベル6のガチャを回せるみたいだ。やはり高価な魔石を使えば、よりレベルの高いガチャを回せるのだな。
ガチャの体の側面に付いているレバーを回すと、虹色に輝く美しいカプセルが飛び出した。レジェンドカプセルか。これは運が良い……。俺はカプセルをバシリウス様に渡すと、彼は小さなカプセルを指先でつまんで開けた。カプセルからは長さ四十センチ程の金属製の杖が出て来ると、ガチャが興奮して飛び上がった。
「それは、創造神ベネディクトが使用していた天地創造の杖だよ。ミスリル製、四十センチ。聖属性と地属性を持つ杖で、大地に杖を向けて魔力を込めれば、枯れた土地でも農業に適した豊かな土地に変える事が出来るんだ。また、聖属性の使い手が杖を持てば、回復魔法の効果を高め、闇属性の敵を討つ力となる。攻撃にも回復にも使用出来る最強の杖という訳さ」
「天地創造の杖か……。この杖はローラが使うべきだと思うぞ。ローラは聖属性の使い手なのだからな」
「そうですね。ローラ、杖を持ってごらん」
バシリウス様がローラに杖を渡すと、杖からは金色の魔力が溢れ、魔力が森に流れ始めた。ローラの魔力が森に充満すると、木々は瞬く間に成長して果実を生らせ、美しい花々が咲き始めた……。
シャルロッテが用意してくれたブラックウルフの肉が無ければ、バシリウス様と打ち解ける事は難しかったかもしれない。ミノタウロスやレッサーミノタウロス達は食べ物に対するこだわりが強い様だ。
ケンタウロスの肉、勿論下半身の馬の部分だが、敵の肉を切り、大量の肉を抱えたレッサーミノタウロス達は、移動を終えるや否やすぐに料理を始めたのだ。やはり彼等は人間とは体力が違うのか、ついさっきまで死闘を繰り広げていた筈なのだが、今では元気が満ち溢れる様で、すぐに雰囲気の良い宴が始まった。
ケンタウロス族との長きに渡る戦いに勝利出来た事が嬉しいのか、空のゴブレットを俺に差し出すと、俺は戦士達やバシリウス様に葡萄酒を注いで回った。朝の森には気持ち良い風が吹いており、勝利の余韻に浸りながら、ローラと共に戦士達の輪に入って宴を楽しむ。
ケンタウロスの肉を使って作られた料理が完成すると、レッサーミノタウロス達は一斉に料理にありついた。俺とローラも恐る恐るケンタウロスの肉を口に運んだが、脂肪分が少なく、若干の甘みがあり、臭みも少なくて非常に食べやすいので、疲れきった体を癒やすためにも、タンパク質が豊富に含まれるケンタウロスの肉を大量に摂取した。
バシリウス様は俺の隣に腰を下ろし、ケンタウロスの肉を頬張りながら、空になったゴブレットを差し出した。俺はバシリウス様や戦士達のゴブレットが空になればすぐに聖者のゴブレットを持ち、葡萄酒を注いで回った。
「ギルベルト。宴って楽しいんだね。ローラ、こうして皆とご飯を食べるのは初めてなんだ」
「スライム達は一緒に食事をしてくれなかったのかい?」
「うん……。スライムはいつも私を虐めていたから……。廃村にはゴールデンスライムも何匹か居たけど、みんなローラを避けていたの。ローラと居るとスライムに虐められるからって」
「ローラよ。そんなスライムは叩き殺せば良い」
「バシリウス様。ローラはそんなに暴力的じゃないんですよ」
「確かにそうだろうな。攻撃的な者が聖属性の使い手な筈が無い。どちらかと言えば、戦闘を好まないモンスターが聖属性を秘めている事が多いな」
「ローラはギルベルトと冒険者になったんだから、ギルベルトを守れる様に強くなりたいの」
「力を求めるのは良い事だ。力があれば仲間を守れるからな」
「確かにそうですね。敵と戦えば戦うほど、俺は自分の弱さを実感します」
「弱さを知れる事は良い事だ。自分の力も知らずにケンタウロスに戦いを挑み、死んでゆく戦士も多かった。戦闘で命を落とす事は恥ずべき事ではないが、生きていればより多くの者を守る事が出来る。生き続ける事が肝心なのだ」
バシリウス様はゴブレットに並々と注がれている葡萄酒を一気に飲み干すと、再び俺にゴブレットを差し出した。バシリウス様は俺を守る召喚獣になってくれたのだから、彼が望む事は何でもしよう。召喚獣は人間の道具ではないのだからな。
『ミノタウロスを召喚獣にしてしまうとはね。やっぱりギルベルトを選んで正解だったよ。ギルベルトは周囲を巻き込みながらも、勝利に向かって突き進む力がある。ギルベルト、手に入れた魔石でガチャを回すのはどうだい? 僕は新しいアイテムを出したくて仕方がないんだ』
「そういえば、ガチャって自分が作り出すアイテムの事を全て把握しているのかい? 鉄の玉が出た時は、アイテムの説明をしてくれなかったけど」
『全てのアイテムを知っている訳ではないよ。ジェラルドが僕に教えてくれたアイテムに関しては勿論全て理解しているけどね。僕が知らないアイテムも存在するんだ』
錬金術師の指環が輝くと、次の瞬間、正方形の体をしたガチャが現れた。手足が生えており、ガチャは俺の膝の上に乗ってケンタウロスの肉を食べると、聖者のゴブレットを持って葡萄酒を作った。ガチャが無尽蔵に湧く葡萄酒を暫く飲んでいると、戦士達が愕然とした表情でガチャを見つめた。
「そんなに警戒しないでくれよ。僕はギルベルトを支える魔石ガチャ。錬金術師のジェラルド・ベルギウスに作られたんだ」
「これがさっき話していたガチャという者か。魔石を使ってアイテムを作り出せるのだろう?」
「はい。バシリウス様」
「私の妻の魔石を使えば、一体どの様なアイテムが出て来るのだろうか」
「幻獣の魔石からアイテムを作れば、間違いなく伝説級、大陸の歴史に語り継がれる様な驚異的な効果を持つマジックアイテムが生まれる筈だよ」
「ギルベルト。妻の魔石を使うんだ」
「宜しいのですか?」
「うむ。魔石は体内に蓄積した魔力の結晶。妻が死んだ時、既に肉体は滅びているのだ。魔石自体が妻という訳ではない。人間は魔石の魔力を感じ取ってモンスターの魔法を研究をする事があると聞いた事があるが、本当か?」
「魔石に関しては僕の方が詳しいから説明しようか。魔石とは魔法能力が高いモンスターが体内に秘める石で、人間はモンスターの魔石から魔法を習得したり、魔石を武具に嵌め、魔石の持つ力を武具に込めて戦ったり、街灯に設置して辺りを照らしたり、様々な使い道があるんだ」
ガチャが説明をすると、俺はマジックアイテムからミノタウロスの魔石を取り出した、バシリウス様は静かに頷くと、俺はガチャに魔石を投入した。ガチャの体の鏡面には、美しい光の文字が表示された。『LV.6 幻獣シリーズ』幻獣クラスの魔石を投入したからか、幻獣シリーズのガチャを回せるみたいだ。
今まではレベル2のガチャしか回せなかったが、今回は魔石の持つ力が強いからか、レベル6のガチャを回せるみたいだ。やはり高価な魔石を使えば、よりレベルの高いガチャを回せるのだな。
ガチャの体の側面に付いているレバーを回すと、虹色に輝く美しいカプセルが飛び出した。レジェンドカプセルか。これは運が良い……。俺はカプセルをバシリウス様に渡すと、彼は小さなカプセルを指先でつまんで開けた。カプセルからは長さ四十センチ程の金属製の杖が出て来ると、ガチャが興奮して飛び上がった。
「それは、創造神ベネディクトが使用していた天地創造の杖だよ。ミスリル製、四十センチ。聖属性と地属性を持つ杖で、大地に杖を向けて魔力を込めれば、枯れた土地でも農業に適した豊かな土地に変える事が出来るんだ。また、聖属性の使い手が杖を持てば、回復魔法の効果を高め、闇属性の敵を討つ力となる。攻撃にも回復にも使用出来る最強の杖という訳さ」
「天地創造の杖か……。この杖はローラが使うべきだと思うぞ。ローラは聖属性の使い手なのだからな」
「そうですね。ローラ、杖を持ってごらん」
バシリウス様がローラに杖を渡すと、杖からは金色の魔力が溢れ、魔力が森に流れ始めた。ローラの魔力が森に充満すると、木々は瞬く間に成長して果実を生らせ、美しい花々が咲き始めた……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた
兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる