封魔剣舞 - 倒した魔物を魔石化する剣技と「魔石ガチャ」で冒険者無双 -

花京院 光

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第二章「王都イスターツ編」

第四十九話「攻撃魔法と防御魔法」

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 父から授かったユニコーンの杖を持ち、ウッドマンの前に立つ。ウッドマンが炎を放つと、俺は足元に杖を向けた。

「ファイアウォール!」

 床から炎の壁が発生すると、爆発的な炎が天井まで届き、石で作られた天井を熱した。カレン先生は生徒の防御魔法が天井を燃やすとは思わなかったのか、言葉を失って口をパクパクとさせながら天井を見上げた。

「ユリウス君……! もう少し威力を控えて頂かないと、学校が崩壊してしまいます」
「すみません! 初めてファイアウォールの魔法を試してみたので、威力の調整が難しくて……」
「今の魔法が初めてですか!? 流石、レベル87の封魔師は防御魔法も最高の力を引き出す事が出来るんですね。正直、先生は朝から自信を失くしかけています……」

 カレン先生が力なくしゃがみ込むと、ボリスはすぐにカレン先生の元に走り、肩に手を置いて微笑んだ。

「カレン先生は防御魔法に特化した先生なんですから、僕達では制御出来ない様な強力な防御魔法も使えるんですよね? 是非先生の魔法を見たいです!」
「ボリス君……そうですね、一度私の全力の魔法を見て頂きましょうか。実力も知らない教師から魔法を教わるのも嫌でしょうし」

 三十体のウッドマン達がカレン先生を取り囲むと、ウッドマン達が杖をカレン先生に向けた。先生はこんな最悪な状況でも表情一つ変えず、静かに杖を握りしめている。まさか、三十体のウッドマンが放つ魔法を一度に受けようとしているのだろうか。

 一体のウッドマンが杖の先端からサンダーの魔法を放つと、隣に居たウッドマンがファイアボルトの魔法を放った。ウッドマン達は同時に異なる魔法を一気に打ち込んだのだ。

 ファイアボールやウィンドエッジ、ウォーターボールやフレイム、ブラッドクロスやホーリー等。魔法の種類を全て判別出来ない程、様々な種類の魔法が一斉に飛んだ時、カレン先生が杖を床に向けた。

「メイルシュトローム!」

 瞬間、カレン先生の周囲に高さ二メートルを超える巨大な大渦が発生し、ウッドマンの攻撃を全て受け止めた。全属性の魔法をたった一発の魔法で防いだのだ。リヴァイアサンの固有魔法であるメイルシュトロームを防御魔法として使用するとは信じられない。

 本来なら本人を中心に、広範囲にわたって大渦を発生させる魔法が、カレン先生を中心に狭い範囲で発生している。俺達生徒やウッドマンには水滴一つ飛んでいないのだ。

 これが王国で最高の魔法教育機関であるローゼンクロイツ魔法学校、防御魔法の教師の実力なのか。あまりにも圧倒的すぎる防御手段に、俺達は先生を称賛する事すら忘れ、大渦を静めるカレン先生に見とれた。

「今の魔法は昨日契約したばかりのメイルシュトロームという魔法です。Aランク・リヴァイアサンの固有魔法ですが、攻撃にも防御にも使えるバランスの良い魔法です」
「え? 昨日ですか?」
「はい。ユリウス君、私が探し続けていたメイルシュトロームの魔石をアドリオンさんに譲って下さったんですね。ありがとうございました」

 カレン先生が深々と頭を下げると、俺はたった一日であの手の付けられないメイルシュトロームを完璧に使いこなすまでに極めたカレン先生の魔法能力に驚いた。ヘンリエッテと俺はカレン先生に拍手を送ると、クラスメートが一斉にカレン先生を称賛した。

 レベル65、Bランクの魔術師であるカレン先生がリヴァイアサンの固有魔法を自分の技に昇華させたのだ。Aランクの魔物の固有魔法をたった一日でここまで使いこなすとは。一体どういう魔法のセンスをしているのだろうか。

 きっと他の先生もカレン先生の様に天才的な魔法技術を持っているのだろう。俺は優秀な教師陣から魔法教育を受けられる事に喜びを感じ、ボリスが最高の女性を見つけたと言った言葉の意味を理解した。

 ボリスはカレン先生を見つめ、カレン先生もまたボリスに熱い視線を送っている。レベッカはそんな二人の間に入ると、長い尻尾でボリスの腹部を叩いた。ボリスはレベッカの行動の意味が理解出来なかったのか、不思議そうに首をかしげている。

 一時間目と二時間目はひたすら防御魔法を使い続けた。ウッドマンが放つ魔法は次第に威力を増し、最初はファイアの魔法だったが、次はファイアボルトの魔法になり、最終的にはフレイムの魔法になった。

 ウッドマンは生徒の実力を記憶し、苦手属性の魔法を優先して放ってくれる。ただ、今日は初日なので、大半の生徒はファイアの魔法を受けるだけで手一杯だった。二年に上がればウッドマンを複数体相手にし、自在に防御魔法を展開出来る様にならなければならないのだとか。

 初めて杖を使って魔法の練習をしたが、ミスリルとユニコーンのたてがみから作られたユニコーンの杖は使い勝手が良い。癖がなく、素直に俺の魔力を放出してくれる。

 二時間目が終わると、レーネとヘンリエッテが近付いてきた。二人は授業中に仲良くなったのか、三時間目の授業が行われる攻撃魔法の教室に行こうと誘ってくれたのだ。

 俺はレベッカとヴィクトリアを誘い、五人で教室を移動した。ボリスは授業が終わってもカレン先生となにやら楽しそうに話していたので、俺達は彼を置いて三時間目の授業が行われる教室に入った。

 クラスではグループが出来始めたのか、実力が近い者同士が固まっており、孤立している生徒は少ないみたいだ。それでも皆知り合ったばかりなので、どのグループに属せば三年間、楽しい学校生活を送れるのか見極めようとしているみたいだ。

 俺達は入学前から仲が良かったので、防御魔法の授業中にも近い位置で練習をしていた。俺、ボリス、ヴィクトリア、レベッカ、ヘンリエッテ、レーネの六人で一つのグループの様になっている。

 攻撃魔法の教師である学校長のヘルガ・グロスハイム先生が教室に入ると、クラスが緊張に包まれた。校長先生はAランク、レベル85、一般の市民なら普段接する事すらない、非常に優れた魔術師だからだ。

「入学式でも自己紹介をしましたが、改めて簡単に挨拶をさせて貰います。私は学校長のヘルガ・グロスハイム。火属性と雷属性の魔術師です。以前は冒険者として活動をしていました。三十五歳の時にAランクの称号を授かり、国王陛下から学校長を任命されました。今年で五年目、まだ学校長としては未熟ですが、攻撃魔法に関しては私以上の魔術師は王都に存在しないと思っております。私の授業では徹底的に魔力を使い込み、在学中に1レベルでも魔力を高めて頂ける様に指導します」

 燃える様な赤髪に赤いローブを着た校長先生が生徒一人一人の顔を見ると、ベルトに差していたミスリル製の杖を抜いた。

「それでは杖を抜いて下さい! 私の授業に座学はありません。まずは皆さんの実力と度胸を試させて貰います。入学試験では皆さんに対して殺意を持たない魔物と戦って頂きましたが、実際の戦闘では魔物は人間を殺し、魔術師は力のない国民を守らなければなりません! 手っ取り早く強さを身に着けるには、とことん実戦に身を置く事です!」

 校長先生の言葉と共に杖を抜くと、足元に魔法陣が発生した。瞬間、俺達は見た事もないダンジョンに居た。周囲にはゴブリン、スライム、ガーゴイル、スケルトン等の魔物が数え切れない程徘徊しており、突然の出来事に泣き出す女の子も居た。

「このダンジョンで魔物を五十体討伐すると自動的に教室内に戻る仕組みになっています! 一人で魔物を狩るもよし、パーティーを組んで魔物を狩るのもよし。ただ、強さを求めるなら五十体程度の魔物は一人で討伐して下さい。ローゼンクロイツ魔法学校に通うという事は、王国最強の魔術師を目指すという事です! これくらいの魔物は十分以内に討伐出来る様になりましょう! それでは始め!」

 学校長の粋な演出に、俺とボリスは思わず笑みを浮かべた。Cランク以上の魔物しか生息しない魔大陸出身のレベッカは、魔物に襲われる事が当たり前の人生を送っていたので、やはり他の生徒とは落ち着き方が違う。

 生徒達は恐れおののき、泣き出してどこかに逃げ出す者も居れば、絶望した表情を浮かべ、力なく座り込む者も居る。校長先生はそんな生徒達を見守りながら、俺達の真の力を把握しようとしている。

 俺とボリスがほぼ同時に走り出すと、ヴィクトリアとレーネも走り出した。やはりBランクの称号を持つ二人は戦い慣れている。俺は石宝刀を使わず、ユニコーンの杖を魔物の群れに向けた。

 ダンジョンの様な閉鎖空間ではメテオストライクは使用出来ない。それなら、久しぶりにこの魔法を使おう。

「ファイアボルト!」

 杖の先端から長さ一メートルを超える矢が飛び出すと、群れていたゴブリンを一度に五体貫いた。普段使わないファイアボルトの魔法をレベルが大幅に上がってから使用したからか、あまりにも強すぎる魔法の威力に俺自身が驚いた。

 ヴィクトリアは武器を構えたスケルトンの群れに対し、聖属性の魔力の球を飛ばし、一度に二十体のスケルトンを討伐した。聖属性の中でも最も基本的な魔法であるホーリー。ヴィクトリアの得意魔法は悪魔であるサキュバスさえも退ける完成度を誇る、対闇属性ならヴィクトリアは大いに活躍出来る。

 レーネはウォーターピラーの魔法を唱え、天井付近に巨大な水の柱を作り上げた。レーネが杖を振り下ろした瞬間、水の柱がガーゴイルの頭上に落ちた。それからレーネはウォーターボールの魔法とウォータピラーの魔法を連発して魔物を一気に仕留めた。

 俺達が魔物を狩り始めると、うろたえていた生徒達がやっと行動を始めた。ヘンリエッテは既にゴーレムを作り上げていたのか、魔物を恐れる生徒達を守る様にゴーレムを立たせ、ゴーレムの両手に風のエンチャントを掛けた。

 エンチャント状態のゴーレムが床に拳を叩きつけると、ゴブリンやスライムの群れが一斉に吹き飛び、壁に激突して命を落とした。ゴーレムがダンジョンの床を殴っただけで三十体近くの魔物が命を落としたのだ。

 校長先生はヘンリエッテの戦いぶりを見て微笑み、俺は一気に魔物の群れに飛び込んだ。武器を構えたスケルトンの軍団が一斉に武器を振り上げた瞬間、羽根付きグリーヴに力を込めて跳躍し、上空からユニコーンの杖をスケルトンの群れに向けた。

「ファイアボール!」

 直径三メートルを超える炎を球を飛ばすと、爆発的な炎がスケルトンの集団を消し去った。白骨化した体は爆風を浴びて木っ端みじんに吹き飛び、俺の本気の攻撃魔法を肌に感じたゴブリンとスライムは慌てて逃げ出した。

 瞬間、俺は五十体の討伐数をクリアしたのか、攻撃魔法の教室に戻っていた。あっという間の娯楽だった。五十体ではなく、千体程なら楽しめだろう。スケルトンやスライムの様な低ランクの魔物ではあまりにも物足りない。

 俺はクラスメートが戻るまでファイアウォールの魔法を復習した。俺が教室に戻ったすぐ後にボリスが戻り、次にヴィクトリア、レーネ、レベッカ、ヘンリエッテが戻ってきた。やはりランク順に討伐速度が高いという訳だ。

「全く、ユリウスは飛ばしすぎだよ。僕は皆が狩る魔物を残すためにゆっくり敵を倒したのに」
「飛ばしすぎ? 俺、石宝刀も魔石砲も使ってないよ」
「嘘だろ? 石宝刀無し!? ユリウスが!?」
「ああ、魔法学校で魔法を学んでるんだから、なるべく石宝刀には頼りたくないからね。それに、エレオノーレ様から授かった石宝刀を抜く程の相手でもなかったし」
「確かにそれはそうだ。僕はいつも通り双剣で魔物を切り刻んでしまったよ」

 普段通り、石宝刀で魔物を倒す事も出来るが、それでは魔法学校で魔法を学ぶ意味がなくなる。勿論、入学を決めたのは、魔法祭でフェニックスの涙を入手するためだ。魔法祭に参加するだめだけに入学した訳だが、せっかく魔法学校の生徒になったのだから、普段使わない魔法を優先的に使い、魔術師としての戦い方を学びたい。

 防御魔法の授業も、わざわざウッドマンの攻撃魔法を石宝刀を使わずに受けたのだ。本来なら雷光閃を放って魔法自体を切り裂いていただろう。

 一時間程経って全ての生徒が教室に戻ると、校長先生はあきれ果てた表情を浮かべ、仁王立ちしながらクラスを見渡した。

「これがファルケンハイン王国で最高の魔法教育機関、ローゼンクロイツ魔法学校の生徒の戦いですか!? EランクやDランクの魔物を前にして逃げ出すとは! 冒険者ですらない一般市民でももう少しまともに戦えますよ!? 全く……これは本格的に鍛える必要がありそうですね。私が今から名を呼んだ生徒は放課後この教室に集まる様に。あなた達には居残りで魔法を学んで貰います!」

 それから校長先生は鬼の様な形相を浮かべ、生徒の名前を次々と呼んだ。名前を呼ばれたのは、僅か五十体の魔物を狩るのに二十分以上掛けた十五人の生徒達だ。実戦経験は殆どなく、一次試験の成績だけで入学を果たした、実力が伴わない生徒達だ。

 一次試験は魔法の種類と魔力の強さだけで得点が決まる。一次試験で好成績だった者は、二次試験でポイントが稼げなくても入学出来るのだ。入学の前日に魔法を一気に契約し、使用出来る魔法の種類を増やしてポイントを稼ぐという、かなり卑怯じみた入学手段を取った者も居る様だ。

 そういった生徒は入学後、今回の様な実戦的な授業で苦戦する事になるのだろう。二次試験だけの成績で合格した俺とは正反対の入学方法だ。

 それから俺達は校長先生に永遠と説教をされてから、教室内で魔法を放ち続けた。勿論、二十分以内に五十体討伐を果たした俺達には柔和な笑みを浮かべ、丁寧に魔法を指導してくれた。

 ちなみに先生がこっそり教えてくれたが、俺の討伐速度は僅か十五秒だったらしい。それでも石宝刀を使っていれば五秒以内には魔物を狩れただろう。まだ魔法だけの戦いは不慣れだから、随分時間が掛かってしまった。

 どうやら俺の討伐記録は全校生徒の中で最速らしい。ちなみに俺に絡んできた三年のフロイデンベルグは、一年の時に同様の授業を受けて三分でクリアしたらしい。

「それでは四時間目の授業はこれで終わります。一時までに昼食を済ませ、それぞれ五時間目の選択科目の教室に移動して下さい。魔法史は1-A、大陸史は1-B、占星学は1-Cの教室を使用します」

 四時間目を終えてから食堂に向かい、俺は初めて魔法学校の食事を頂く事にした。
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