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家 / セックス
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そのまま、俺は、猟野を家へ連れて行った。親は夜勤で朝までいない。それは最初からわかっていて、でも、親がいても俺は猟野を家に誘ってただろうし、きっと絶対に、セックスもしていた。猟野はいつものチャラくてヘラヘラした様子なんかカケラも見せず、俺の隣でずっと黙って俯いていた。家に入る時手を繋ぐとビクッと身体が震えて、どこかおどおどした様子でこっちを見るのが、どうしようもなく──刺さった。
家でハメたことなんかなかった。こんなクソヤンキーなんてその辺でテキトーに犯しときゃいいと思ってたからだ。だからこいつを家に入れるのも、俺の部屋に入れるのも、この時が、初めてだった。
「ぁっ♡ふ、ふとし……ッ♡」
「ッ──♡」
それでも、俺の部屋で、俺のベッドで、俺の下で身体を投げ出して、俺を見上げて、まだあの時の恥じらった顔つきのまま、俺の名前を呼ぶ猟野を見て、俺は、意味がわからないくらい、興奮した。俺の中では、もう、すべてが変わっちまったんだと、はっきりと、そう思った。
「あ゛ッ♡んお゛ッ♡んぉ゛、おぉ゛んッ!♡」
だから俺は夢中で猟野を抱いた。ハメるんじゃなくて、抱いた。セックスを、した。全裸でするセックスは初めてで、素肌でするセックスはこんな気持ちよかったのかって、全力で、後悔した。
猟野は最初やたらおとなしかったけど、俺が何度も何度も何度もキスを繰り返してる内にようやくいつもの猟野に戻って、我慢することなく甘い声を上げて喘いだ。そんな声にも興奮して、勃起はとまらなくて、何回でも俺は、猟野を抱いた。
「もっかいッ♡もっかいすんぞッ♡いいなッ?♡いいよなッ?♡」
「んッ♡いいッ♡してっ♡まだしてッ♡ふとしッ♡ぎゅって♡ぎゅうってしながらエッチっ、したいッ♡」
お互いにとまらなかった。言いたいことを言って、やりたいことをやった。ラブハメは勿論、ずっとチンポを挿れたままキスをしたし、猟野は何度も飽きることなく掃除フェラをしてきた。
「ふ、ぅ゛ッ♡んぅ♡ふとし……ッ♡」
「ぁ~……ッ♡やばッ♡きもち……ッ♡猟野の舌きもち……ッ♡また勃つッ♡勃つよッ♡りょうのぉッ♡」
「ぁ♡んぁッ♡や……ッ♡それやらっ♡ふとしっ♡ふと、ひぃ……ッ!♡♡♡」
ふーふー息を吐きながら、心底蕩けた顔で俺のチンポを舐めたり頬ずりしたりキスしたりする猟野がヤバいくらいにグッときて、自然にその髪に指を通してかき回すと、それだけで猟野がイったのも凄かった。
「猟野ッ♡りょうのぉッ♡ひかるッ♡ひかるぅッ♡♡♡」
気づけば俺もこいつの名前を呼んでいた。それは勝手に口からこぼれ出ていたもので、俺自身の理性なんか完全に後回しだった。口に出してからそれに俺は気づいて、でも、もう、一度呼んだら、とまれなかった。
「ぁ゛♡お゛ッ♡なまっ♡なまえだめッ♡よんじゃ♡よんじゃ、ダメっ♡ふとしっ♡よんじゃッ♡だめ、なのぉッ♡」
「なんでだよッ♡お前も俺の名前っ、呼んでんだろッ♡ひかるッ♡そんなら俺だってッ♡いいだろッ♡」
「やぁッ♡ちがっ♡だってぇッ♡こんな♡こんなのッ♡しゅご♡なまえッ♡しゅごい、からぁ゛ッ♡ふとし♡ふとひっ♡らめ♡らめ゛ぇッ♡」
「ぉ゛♡お゛♡おぉ゛ッ♡」
でも、俺が名前を呼ぶと、今まで余裕だった態度をかなぐり捨てたように猟野はブンブンと首を左右に振って、逃げるように身を捩った。それなのにナカは俺が名前を呼ぶたびにキュウキュウ締まって、悦んでるのがバレバレだった。それは久しぶりに見る、嫌がりながら感じる猟野の姿だった。でも、本気で嫌がってたあの頃とはまるで違う、どこか甘えるような態度がにじみ出ていて、それに俺は、たまらなく欲情した。
「ひかるッ♡名前呼ばれんの好きなんだなッ?♡くそっ♡かわいッ♡ひかる♡ひかるッ♡もっとッ♡もっと、きもちよくさすからなッ♡ひかるぅッ♡♡♡」
「あ゛♡あ゛ッ♡らめッ♡ふとひっ♡それイク♡イクのッ♡イっちゃうッ♡んぅ゛ッ♡んん゛ぅッ♡くぅ゛……ッ!♡♡♡」
「ッ……!♡♡♡」
プシっと潮を噴いて、全身を縮こませて、そのまま呆気なく名前を呼ばれてイく猟野の姿にまたチンポが痛いくらい硬くなって、もう今日は、何度でも、何回でも、できると思った。
「ふと、ひぃ♡ふとひ♡んぅ♡んう゛ぅッ♡んふぅ♡」
「ひかるッ♡ひかる♡ひかるっ♡んぅ゛♡ひかるぅッ♡」
俺達はお互いの名前をバカみたいに呼び合って、延々とキスをして、一日中セックスをした。窓から朝日が射し込んで空が白んできても腰はひとつもとまらなくて、本気で、一生、こうしてたいと思った。猟野のことしか考えられなくて、猟野が居ればそれでいいと思った。猟野の感じてる声や、顔や、身体が今までとは本当に、本当に、ほんとうに別物に見えて、そこで改めて、どうしてこんなことになったんだろう、と俺は思った。
「ふとしぃ……ッ♡」
「ン、なん、だよっ……♡」
「また、ふとしの家、来たい……っ♡ね♡いい……っ?♡」
「──、」
それでも、俺に抱きついて囁きながらねだってくる猟野を見ているとそんな疑問は心底どうでもよくなって、俺は、こんなダブついてキモい身体になんの抵抗もなくひっついてくる猟野に目を細めて、ただただ大きく、頷いた。
「ん……♡いいよ……っ♡いつでも、来いよっ……♡」
家でハメたことなんかなかった。こんなクソヤンキーなんてその辺でテキトーに犯しときゃいいと思ってたからだ。だからこいつを家に入れるのも、俺の部屋に入れるのも、この時が、初めてだった。
「ぁっ♡ふ、ふとし……ッ♡」
「ッ──♡」
それでも、俺の部屋で、俺のベッドで、俺の下で身体を投げ出して、俺を見上げて、まだあの時の恥じらった顔つきのまま、俺の名前を呼ぶ猟野を見て、俺は、意味がわからないくらい、興奮した。俺の中では、もう、すべてが変わっちまったんだと、はっきりと、そう思った。
「あ゛ッ♡んお゛ッ♡んぉ゛、おぉ゛んッ!♡」
だから俺は夢中で猟野を抱いた。ハメるんじゃなくて、抱いた。セックスを、した。全裸でするセックスは初めてで、素肌でするセックスはこんな気持ちよかったのかって、全力で、後悔した。
猟野は最初やたらおとなしかったけど、俺が何度も何度も何度もキスを繰り返してる内にようやくいつもの猟野に戻って、我慢することなく甘い声を上げて喘いだ。そんな声にも興奮して、勃起はとまらなくて、何回でも俺は、猟野を抱いた。
「もっかいッ♡もっかいすんぞッ♡いいなッ?♡いいよなッ?♡」
「んッ♡いいッ♡してっ♡まだしてッ♡ふとしッ♡ぎゅって♡ぎゅうってしながらエッチっ、したいッ♡」
お互いにとまらなかった。言いたいことを言って、やりたいことをやった。ラブハメは勿論、ずっとチンポを挿れたままキスをしたし、猟野は何度も飽きることなく掃除フェラをしてきた。
「ふ、ぅ゛ッ♡んぅ♡ふとし……ッ♡」
「ぁ~……ッ♡やばッ♡きもち……ッ♡猟野の舌きもち……ッ♡また勃つッ♡勃つよッ♡りょうのぉッ♡」
「ぁ♡んぁッ♡や……ッ♡それやらっ♡ふとしっ♡ふと、ひぃ……ッ!♡♡♡」
ふーふー息を吐きながら、心底蕩けた顔で俺のチンポを舐めたり頬ずりしたりキスしたりする猟野がヤバいくらいにグッときて、自然にその髪に指を通してかき回すと、それだけで猟野がイったのも凄かった。
「猟野ッ♡りょうのぉッ♡ひかるッ♡ひかるぅッ♡♡♡」
気づけば俺もこいつの名前を呼んでいた。それは勝手に口からこぼれ出ていたもので、俺自身の理性なんか完全に後回しだった。口に出してからそれに俺は気づいて、でも、もう、一度呼んだら、とまれなかった。
「ぁ゛♡お゛ッ♡なまっ♡なまえだめッ♡よんじゃ♡よんじゃ、ダメっ♡ふとしっ♡よんじゃッ♡だめ、なのぉッ♡」
「なんでだよッ♡お前も俺の名前っ、呼んでんだろッ♡ひかるッ♡そんなら俺だってッ♡いいだろッ♡」
「やぁッ♡ちがっ♡だってぇッ♡こんな♡こんなのッ♡しゅご♡なまえッ♡しゅごい、からぁ゛ッ♡ふとし♡ふとひっ♡らめ♡らめ゛ぇッ♡」
「ぉ゛♡お゛♡おぉ゛ッ♡」
でも、俺が名前を呼ぶと、今まで余裕だった態度をかなぐり捨てたように猟野はブンブンと首を左右に振って、逃げるように身を捩った。それなのにナカは俺が名前を呼ぶたびにキュウキュウ締まって、悦んでるのがバレバレだった。それは久しぶりに見る、嫌がりながら感じる猟野の姿だった。でも、本気で嫌がってたあの頃とはまるで違う、どこか甘えるような態度がにじみ出ていて、それに俺は、たまらなく欲情した。
「ひかるッ♡名前呼ばれんの好きなんだなッ?♡くそっ♡かわいッ♡ひかる♡ひかるッ♡もっとッ♡もっと、きもちよくさすからなッ♡ひかるぅッ♡♡♡」
「あ゛♡あ゛ッ♡らめッ♡ふとひっ♡それイク♡イクのッ♡イっちゃうッ♡んぅ゛ッ♡んん゛ぅッ♡くぅ゛……ッ!♡♡♡」
「ッ……!♡♡♡」
プシっと潮を噴いて、全身を縮こませて、そのまま呆気なく名前を呼ばれてイく猟野の姿にまたチンポが痛いくらい硬くなって、もう今日は、何度でも、何回でも、できると思った。
「ふと、ひぃ♡ふとひ♡んぅ♡んう゛ぅッ♡んふぅ♡」
「ひかるッ♡ひかる♡ひかるっ♡んぅ゛♡ひかるぅッ♡」
俺達はお互いの名前をバカみたいに呼び合って、延々とキスをして、一日中セックスをした。窓から朝日が射し込んで空が白んできても腰はひとつもとまらなくて、本気で、一生、こうしてたいと思った。猟野のことしか考えられなくて、猟野が居ればそれでいいと思った。猟野の感じてる声や、顔や、身体が今までとは本当に、本当に、ほんとうに別物に見えて、そこで改めて、どうしてこんなことになったんだろう、と俺は思った。
「ふとしぃ……ッ♡」
「ン、なん、だよっ……♡」
「また、ふとしの家、来たい……っ♡ね♡いい……っ?♡」
「──、」
それでも、俺に抱きついて囁きながらねだってくる猟野を見ているとそんな疑問は心底どうでもよくなって、俺は、こんなダブついてキモい身体になんの抵抗もなくひっついてくる猟野に目を細めて、ただただ大きく、頷いた。
「ん……♡いいよ……っ♡いつでも、来いよっ……♡」
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