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29.ザルビア観光、迷い人水戸黄門になる・・・
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意地でも付いてくるという4人と一緒に来たのは、1つの村だった。
ザルビアの鉱石を溶かして、加工する。村全体が工場のようだった。
手先の器用さで、新しいものに挑戦しているようで、ゲルのおっさんはその作業場を見て興奮していた。
結構な時間その村で過ごし、クロード達がどうしても見せたい所があると言って、連れて行かれたのが、鉱石が取れるハゲ山だった。
ギルスさんが説明する。
「ここは、鉄鉱石が取れる山です。ターベルからすればこれが宝の山と思われるでしょうが、我らはさっき見せた技術が宝なんです。どう思いますかこの山は、そしてここから見たザルビアは・・・」
「・・・」
ゲルのおっさんは黙ったままそこから見える街を見てた。
私が代わりに答える。
『こんなん言うのも失礼やけど、平坦な場所は王城の回りだけで、殺風景なハゲ山ばっかりで、錆びた感じがする・・・』
そう言って、下に転がってる石ころをコツンと蹴った。
「っつ…、トーカそこなんだ。私達はこんな痩せた土地に住んでいるからこそ、ザルビアの土地を水を欲する。いくら鉱石で利益が出ようとも手に入らないものなんだ…。王城の回りで住める者はいい…、住めない奴はこういう岩山を削って平坦にして住んでいるんだ。水はけも悪く大雨になれば家が流される。飢饉のときはもっと最悪だ…。自分達だけでなく周りの国も飢饉になれば、他国は自分可愛さで誰も食料を売ってくれない。せめて自国で自給出来ればまだましだが…、こんな岩山だらけの土地に何が出来る?鉱石では腹が膨れん……」
『・・・』
「・・・」
ハゲ山から見たザルビア国内は、住める場所が少なく転転と村が点在していた。
そんなクロードの言葉をゲルのおっさんはまだ黙って聞いている。
私は道すがら一つ思ったことを言ってみた。
『ターベルは農業国、ザルビアは技術加工の国か・・・、ゲル様ちょっと提案やけどザルビアに土地貸したって』
「お、お前急に何を言い出す!!」
黙り込んでいたゲルのおっさんが、私のその発言に怒り口調で返してきた。
『国境沿いの土地、貸したって。ほんで賃料とったらいいやん』
「簡単に言うな!!」
『簡単や。此処に来るまで道すがら見てたけど何も使ってへん土地勿体ないと思わんか?その土地を貸してターベルは賃料が貰える、いや・・それかザルビアの鉱石貰うように交渉したらええ』
「ちょっと待ってくれ、トーカ。荒れた土地を賃料を払ってまで農作物を作る価値があるのか?」
慌てるクロードに間髪入れずに説明する。
『あの土地荒れてるようで荒れてへんで。草生えてたもん』
「お前はアホか!草は何処でも生えるんだよ!!」
『此処は、生えてへんで』
マルクスにそう言って私の足元をつつく。
岩と岩の間に溜まった砂の所に背丈の低い草が生えてるだけだ。根が地面に食い込んでいないから、足でつついただけで、簡単に引っこ抜けた。
『草が生えてるってことは、下に水があるってことや。因みに土地が肥えてないんやったら、肥やしたらいい。水さえあれば何とかなる。土地肥やすために、牛かヤギ用意して。あいつらに雑草食べてもらって、糞出してもらえれば肥料になるし一石二鳥や』
「おい、モンキー娘…、いくら水が土に中にあるって言っても、放し飼いの牛やヤギにどうやって飲ませるんだよ!」
『掘ればええやん』
「井戸をか?」
『せや。雑草地帯の中に数本木が生えてたとこがあったんやけど、多分そこに水あるで。水が豊富にあるから木が生えたんや。あの木たちには悪いけど伐採させてもらってそこに井戸を作る。ええか、ザルビアはターベルに侵略ではなく開拓しに行き。開拓には労力は入るけど兵力はいらん。それにしんどいけど、死人はでえへん。鉱石売って金はあるんやったら、予算そっちに廻せ。この交渉は今しかないで。このチャンスものにせぇ』
そう言ってクロードを見る。あの土地は岩もゴロゴロしてて耕す迄に結構掛かる。戦争してる時間が3年もあったんやったら、どんだけ耕せたかって付け加えた。
そして今だ言葉を発しないゲルのおっさんにも声を掛ける。
『なぁ、ゲル様。ターベル国にとって悪い話ではないと思うで、さっき見たザルビアの技術はすごいと思わんかったか?ザルビアはこれから伸びるで。発展間違いなしの国に投資せぇ』
「投資?」
『簡単に言うと、後々高くなるだろう物件を今の安いうちに金で買うと言う事なんやけど、この場合、ザルビアに恩売っとけってことかな』
目を細めて私を見るゲルのおっさん。
『何やねん。何か言いたそうやな』
「・・・お前はバカなのか頭がいいのか分からぬなと思ってな」
『この場合、知恵が働くって言うてくれ。で、ゲル様今の気持ちは?』
「損はないな・・・。クロード殿はどうだ?」
「…私の一存では決めかねる。ただ個人としては、トーカの言う通りチャンスだと思う」
『ザルビア国王に交渉する時、ゲル様こう言えよ』
"和平が今後の平和になるよう、ターベルも惜しみなく力を貸す"
『ターベルからも人材出させて、友好アピールせぇ。両国民は湧くで、停戦して初めての共同作業やしな』
「お前策士だな・・・」
『マルクス、それをいうならトラブルを解決して去って行く水戸黄門と言ってくれ。ふぉふぉふぉ・・・助さんや、格さん何か言っておやりなさい』
そう言って今だ一言もしゃべっていない、横のベルさんとババチビリに振ってみた。
「・・・」
「・・・」
「・・・・・・やっぱりお前、最後はバカで終わるよな」
ザルビアの鉱石を溶かして、加工する。村全体が工場のようだった。
手先の器用さで、新しいものに挑戦しているようで、ゲルのおっさんはその作業場を見て興奮していた。
結構な時間その村で過ごし、クロード達がどうしても見せたい所があると言って、連れて行かれたのが、鉱石が取れるハゲ山だった。
ギルスさんが説明する。
「ここは、鉄鉱石が取れる山です。ターベルからすればこれが宝の山と思われるでしょうが、我らはさっき見せた技術が宝なんです。どう思いますかこの山は、そしてここから見たザルビアは・・・」
「・・・」
ゲルのおっさんは黙ったままそこから見える街を見てた。
私が代わりに答える。
『こんなん言うのも失礼やけど、平坦な場所は王城の回りだけで、殺風景なハゲ山ばっかりで、錆びた感じがする・・・』
そう言って、下に転がってる石ころをコツンと蹴った。
「っつ…、トーカそこなんだ。私達はこんな痩せた土地に住んでいるからこそ、ザルビアの土地を水を欲する。いくら鉱石で利益が出ようとも手に入らないものなんだ…。王城の回りで住める者はいい…、住めない奴はこういう岩山を削って平坦にして住んでいるんだ。水はけも悪く大雨になれば家が流される。飢饉のときはもっと最悪だ…。自分達だけでなく周りの国も飢饉になれば、他国は自分可愛さで誰も食料を売ってくれない。せめて自国で自給出来ればまだましだが…、こんな岩山だらけの土地に何が出来る?鉱石では腹が膨れん……」
『・・・』
「・・・」
ハゲ山から見たザルビア国内は、住める場所が少なく転転と村が点在していた。
そんなクロードの言葉をゲルのおっさんはまだ黙って聞いている。
私は道すがら一つ思ったことを言ってみた。
『ターベルは農業国、ザルビアは技術加工の国か・・・、ゲル様ちょっと提案やけどザルビアに土地貸したって』
「お、お前急に何を言い出す!!」
黙り込んでいたゲルのおっさんが、私のその発言に怒り口調で返してきた。
『国境沿いの土地、貸したって。ほんで賃料とったらいいやん』
「簡単に言うな!!」
『簡単や。此処に来るまで道すがら見てたけど何も使ってへん土地勿体ないと思わんか?その土地を貸してターベルは賃料が貰える、いや・・それかザルビアの鉱石貰うように交渉したらええ』
「ちょっと待ってくれ、トーカ。荒れた土地を賃料を払ってまで農作物を作る価値があるのか?」
慌てるクロードに間髪入れずに説明する。
『あの土地荒れてるようで荒れてへんで。草生えてたもん』
「お前はアホか!草は何処でも生えるんだよ!!」
『此処は、生えてへんで』
マルクスにそう言って私の足元をつつく。
岩と岩の間に溜まった砂の所に背丈の低い草が生えてるだけだ。根が地面に食い込んでいないから、足でつついただけで、簡単に引っこ抜けた。
『草が生えてるってことは、下に水があるってことや。因みに土地が肥えてないんやったら、肥やしたらいい。水さえあれば何とかなる。土地肥やすために、牛かヤギ用意して。あいつらに雑草食べてもらって、糞出してもらえれば肥料になるし一石二鳥や』
「おい、モンキー娘…、いくら水が土に中にあるって言っても、放し飼いの牛やヤギにどうやって飲ませるんだよ!」
『掘ればええやん』
「井戸をか?」
『せや。雑草地帯の中に数本木が生えてたとこがあったんやけど、多分そこに水あるで。水が豊富にあるから木が生えたんや。あの木たちには悪いけど伐採させてもらってそこに井戸を作る。ええか、ザルビアはターベルに侵略ではなく開拓しに行き。開拓には労力は入るけど兵力はいらん。それにしんどいけど、死人はでえへん。鉱石売って金はあるんやったら、予算そっちに廻せ。この交渉は今しかないで。このチャンスものにせぇ』
そう言ってクロードを見る。あの土地は岩もゴロゴロしてて耕す迄に結構掛かる。戦争してる時間が3年もあったんやったら、どんだけ耕せたかって付け加えた。
そして今だ言葉を発しないゲルのおっさんにも声を掛ける。
『なぁ、ゲル様。ターベル国にとって悪い話ではないと思うで、さっき見たザルビアの技術はすごいと思わんかったか?ザルビアはこれから伸びるで。発展間違いなしの国に投資せぇ』
「投資?」
『簡単に言うと、後々高くなるだろう物件を今の安いうちに金で買うと言う事なんやけど、この場合、ザルビアに恩売っとけってことかな』
目を細めて私を見るゲルのおっさん。
『何やねん。何か言いたそうやな』
「・・・お前はバカなのか頭がいいのか分からぬなと思ってな」
『この場合、知恵が働くって言うてくれ。で、ゲル様今の気持ちは?』
「損はないな・・・。クロード殿はどうだ?」
「…私の一存では決めかねる。ただ個人としては、トーカの言う通りチャンスだと思う」
『ザルビア国王に交渉する時、ゲル様こう言えよ』
"和平が今後の平和になるよう、ターベルも惜しみなく力を貸す"
『ターベルからも人材出させて、友好アピールせぇ。両国民は湧くで、停戦して初めての共同作業やしな』
「お前策士だな・・・」
『マルクス、それをいうならトラブルを解決して去って行く水戸黄門と言ってくれ。ふぉふぉふぉ・・・助さんや、格さん何か言っておやりなさい』
そう言って今だ一言もしゃべっていない、横のベルさんとババチビリに振ってみた。
「・・・」
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