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100.カリ、カリ…、カリ、カリ…カリ、カリ…
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翌日、赤毛の実家にヒューズに会いに行こうと廊下を歩いていると、悪寒が走る。
立ち止まって悪寒が走った先を見てたら、ロッカさんが声をかけた。
「どうかされましたか、トーカ様?」
因みに今日は外出する為、私に警護人がホルスさん以外に4人付いた。
その中にロッカさんも居たという事だ。
『この先って・・・』
"――――儀式の間です。"
私の後ろに居た、ホルスさんが間髪入れずそう言った。
嫌な思い出に眉間に皺がよる。そして、ホルスさんに聞いてみた。
『あの儀式の間、今どうなってるんや?』
「あんな事があった場所です。今は開かずの間になっております・・、何か気にかかる事でも?」
『今、見てもいいかな』
「儀式の間は先程もご説明いたしましたが、開かずの間。扉の鍵は、ルビナス様がお持ちですが・・」
『おっ、丁度いい。ヒューズに会いに行く前に、じじいに朝の挨拶しに行かなあかんかったんや。忘れてたわ』
そう言って、回れ右をしてエロじじいの執務室に向かった。
***
「うぎゃぁーー!!」
行き無しの私の挨拶に、ど突かれた頭を押さえるじじい。ホルスさん達はそんな私にドン引きだ。
未だもがいてるじじいに、手を出して催促する。
『じじい儀式の間の鍵、貸してくれ』
突然拳骨でど突かれた挙句に説明も無しの要求に、脳細胞が死滅しかけてる妙齢なじじいは、暫しぼーっとする。
『三途の川渡る前に、早よ鍵出せや』
漫才の突っ込みのように頭をはたいて、じじいを現実に引き戻す。
するとマルクスのような脳みそが詰まった音はせず、手応えと音はちょうどスイカを叩いたような響いた音がした。その為、スイカも高くなって、長い事食べてへんなぁとアホな事が浮かんだ。
そんな私に、意識が戻って来たエロじじいが存分に吠えた。
「行き無し何するんじゃ!!しかも、説明なしに理不尽じゃろっ!!」
『エロじじい、もう一度言うで。耳の穴かっぽじいてよう聞けよ。儀・式・の・間の鍵を貸してくれ』
「その前に、説明をせんかっ!!」
『儀式の間が、何か変なんや!!』
「「「!」」」
この説明に、一緒に執務室に入って居たホルスさん達も吃驚していた。そしてその言葉に、エロじじいが神官長らしい、真面目口調で命令してきた。
「そんな大事な事なら、儂が見に行く!姫さんは、此処におれ!」
鍵を机の中から出して儀式の間に向かおうとしたじじいに、待ったを掛ける。
『おい、じじい。今の今まで、この異変に気づかへんかった人間が行って分かるんか?!』
その言葉に、じじいがムムム…と唸る。そして、溜息をついてホルスさん達に向き直った。
「良いかお前達、何かあったら姫さんを儀式の間から連れ出せ。そして護れ!!」
その言葉にホルスさん達が、剣の位置を正す。そして、じじいの後に続いた。
***
儀式の間の前に着くと、寒気が一層強くなった。
じじいが、慎重にドアを開ける。
「やはり儂には…異変を感じぬが……。姫さん、何か変わったところはあるか?」
目の前には、あの時のままの部屋がそこにあった。見た目に変わった所はないぞと、じじいに言われるが、私には大ありやった。私の体中の産毛が立っていたからだ…。ここ絶対やばいって!カメラがあったら絶対何か写る…。せや、私の携帯のカメラでそれを見せたろと思ってポーチから取り出した。
『・・・』
バッテリーが切れとった・・・。
仕方なく、隅の方で携帯に向かって充電、充電と言葉をかけた。
その途端、パシュッと火花が散って黒煙が上がる。
『あいやー!!』
思わず中国人のような叫び声が出てしまう。
それを見ていた全員が、私を痛い顔で見る。しょんぼりして、付喪神の所に願い事を言いに行く。
『・・・エロ神様、直してくれ』
意味不明な物体に、案の定付喪神から質問が出た。
「姫さん、念の為に聞くがこれ生き物か?」
『どう見たって、生き物ちゃうやろ・・。呆けてんのか?』
「ならば、無理じゃ」
『何でや?回復魔術みたいなものでちゃっちゃと直せや』
「姫さん、何でもかんでも直せると思っておったら大間違いじゃ。回復魔術は、生物本人が持ってる治癒力を増長させて回復させるもの。もし全て直せるんじゃったら、死人も生き返らせられると思わんか?そして魔術はイメージが大事じゃ。イメージも出来ん物は無理じゃ」
『・・・。』
例の"元気になれ!"を思い出した・・・。イメージは確かに大事だった。
壊れた携帯を恨めしく見ながら、再度この見えない気配をどう伝えたらいいか考える。
『あっ、親父達呼び出してくれ。親父達なら何か分かるかもしれん』
そう言った数分後、転移魔術で親父とエドワード王そして沢山の聖騎士達が現れた。何故か神官の偉いお方達も、どやどやと転移魔術で登場だ。事が大ごとになってしまった…。
「桃花、どういう事だ」
親父達に事の次第を説明をすると、緊張した面持ちで全員が見つめた。
そして部屋全体を見回して、じじいと同じ言葉を吐く2人。
「何も感じないが・・・」
そこに居た全員が、ホッとする。
沢山の主要関係者達が来た事で、儀式の間はあの時の再現のような状態だ。私の頭に嫌な記憶が蘇る。皆も同じなのか、祖の王達の答えが出た途端、この部屋から早く退室したいという雰囲気になっていた。
私も出来たら、居たくない。親父達も感じないんやったら、私の気のせいかもしれん…そう思った時、キラッと光るものを見つける。それはとても小さく、蝋燭の光でその反射光を感じたのも不思議なぐらいの大きさだった。それが妙に気になって、自然と足を向けた。途端、ホルスさんが私の歩みを静止させる。ホルスさん達は、私の"感"を信じてるみたいで皆と違う行動をしていた。所謂、臨戦態勢だ。まして私が向かおうとしていたのは、召喚の陣の所だ。その為、危険と判断したホルスさん達。
『陣の真ん中に光ってるやつを取りに行こうとしただけや』
そう言って、陣の真ん中を指さした。私の代りにロッカさんがそれを見に行く。その光るものを見つけたのか、床を触っていた。そして、戻ってきたロッカさんの手には何もなかった。
「例の水晶の破片が床に刺さっておりました。引き抜こうと思ったのですが、深く刺さっていた為、無理でした。水晶に触りましたが、魔術のようなものは感じませんでしたが…」
『う~ん…この嫌な感じ、どうもあの周辺からするんや…。納得できん私自身が見に行って、確かめたらあかんやろか?勿論、ホルスさん達もついて来てもらっての話やけど…』
そう言うと、ホルスさん達が困り顔をしながらも分かりましたと言ってくれた。
警護人の5人が私を囲むように陣に向かう。祖の王達と話していたエロじじいがそれに気づき、慌てた様子で私を呼んだ。じじいの声で気づいた親父も同じように叫ぶ。
「姫さん!」
「桃花!」
その声に大丈夫やとばかりに、手を挙げる。陣の中に入って光っている所まで行くと、ロッカさんの言う通り、床に刺さった小さい水晶があった。寒気のような感じは間違いなく此処から出てた。ホルスさんに、やっぱり此処やとばかりに頷くと剣の柄の部分で、水晶の周りの床を叩いた。水晶が刺さった床に少しヒビができた瞬間、寒気が大きくなる。やばいと思って、速攻水晶を引き抜いた。引き抜いた途端、私の寒気はなくなり、産毛も正常な状態に戻った。
思わずほーっと安堵の息が漏れる。が、突然横に居たホルスさんが大きな声を出した事で、折角寝た産毛が立ち上がる。
「トーカ様っーー!!」
そして、行き成り私の手を握られた。
握られた手を見れば、指先から血が滲んでいた。慌てて水晶を引っこ抜いた時に、水晶の尖りで手を切ったのだ。すぐに回復魔術で治してくれたホルスさん。高々、指先がちょこっと切っただけなのに、致命傷を負ったかのような叫び声で、遠目で見ていた親父達が心底心配した顔でこっちを見ていた。
召喚の陣から出ると案の定、親父に怒られる。
「桃花…、余り無茶をするな!この陣はあの水晶がなければ発動しないが、私は生きた心地がしなかったぞ!」
『悪い・・。でも、これで嫌な感じも収まったわ』
そう言って、水晶の破片を見せた。
「桃花、これが原因だったのか?」
『多分・・・。私の寒気がなくなったし・・』
ああいう事があった部屋の為、全員が私の言葉でやっと緊張から解放された瞬間だった。
そして、皆が安堵しながら儀式の間を出て行った。
潮が引いたように静寂が訪れる儀式の間。
その静寂な中、何処からか小さい音が響く─────。
……………カリ、カリ…、カリ、カリ…カリ、カリ、カリ、カリ……
それは、少しづつそして…確実に大きくなっていった………。
立ち止まって悪寒が走った先を見てたら、ロッカさんが声をかけた。
「どうかされましたか、トーカ様?」
因みに今日は外出する為、私に警護人がホルスさん以外に4人付いた。
その中にロッカさんも居たという事だ。
『この先って・・・』
"――――儀式の間です。"
私の後ろに居た、ホルスさんが間髪入れずそう言った。
嫌な思い出に眉間に皺がよる。そして、ホルスさんに聞いてみた。
『あの儀式の間、今どうなってるんや?』
「あんな事があった場所です。今は開かずの間になっております・・、何か気にかかる事でも?」
『今、見てもいいかな』
「儀式の間は先程もご説明いたしましたが、開かずの間。扉の鍵は、ルビナス様がお持ちですが・・」
『おっ、丁度いい。ヒューズに会いに行く前に、じじいに朝の挨拶しに行かなあかんかったんや。忘れてたわ』
そう言って、回れ右をしてエロじじいの執務室に向かった。
***
「うぎゃぁーー!!」
行き無しの私の挨拶に、ど突かれた頭を押さえるじじい。ホルスさん達はそんな私にドン引きだ。
未だもがいてるじじいに、手を出して催促する。
『じじい儀式の間の鍵、貸してくれ』
突然拳骨でど突かれた挙句に説明も無しの要求に、脳細胞が死滅しかけてる妙齢なじじいは、暫しぼーっとする。
『三途の川渡る前に、早よ鍵出せや』
漫才の突っ込みのように頭をはたいて、じじいを現実に引き戻す。
するとマルクスのような脳みそが詰まった音はせず、手応えと音はちょうどスイカを叩いたような響いた音がした。その為、スイカも高くなって、長い事食べてへんなぁとアホな事が浮かんだ。
そんな私に、意識が戻って来たエロじじいが存分に吠えた。
「行き無し何するんじゃ!!しかも、説明なしに理不尽じゃろっ!!」
『エロじじい、もう一度言うで。耳の穴かっぽじいてよう聞けよ。儀・式・の・間の鍵を貸してくれ』
「その前に、説明をせんかっ!!」
『儀式の間が、何か変なんや!!』
「「「!」」」
この説明に、一緒に執務室に入って居たホルスさん達も吃驚していた。そしてその言葉に、エロじじいが神官長らしい、真面目口調で命令してきた。
「そんな大事な事なら、儂が見に行く!姫さんは、此処におれ!」
鍵を机の中から出して儀式の間に向かおうとしたじじいに、待ったを掛ける。
『おい、じじい。今の今まで、この異変に気づかへんかった人間が行って分かるんか?!』
その言葉に、じじいがムムム…と唸る。そして、溜息をついてホルスさん達に向き直った。
「良いかお前達、何かあったら姫さんを儀式の間から連れ出せ。そして護れ!!」
その言葉にホルスさん達が、剣の位置を正す。そして、じじいの後に続いた。
***
儀式の間の前に着くと、寒気が一層強くなった。
じじいが、慎重にドアを開ける。
「やはり儂には…異変を感じぬが……。姫さん、何か変わったところはあるか?」
目の前には、あの時のままの部屋がそこにあった。見た目に変わった所はないぞと、じじいに言われるが、私には大ありやった。私の体中の産毛が立っていたからだ…。ここ絶対やばいって!カメラがあったら絶対何か写る…。せや、私の携帯のカメラでそれを見せたろと思ってポーチから取り出した。
『・・・』
バッテリーが切れとった・・・。
仕方なく、隅の方で携帯に向かって充電、充電と言葉をかけた。
その途端、パシュッと火花が散って黒煙が上がる。
『あいやー!!』
思わず中国人のような叫び声が出てしまう。
それを見ていた全員が、私を痛い顔で見る。しょんぼりして、付喪神の所に願い事を言いに行く。
『・・・エロ神様、直してくれ』
意味不明な物体に、案の定付喪神から質問が出た。
「姫さん、念の為に聞くがこれ生き物か?」
『どう見たって、生き物ちゃうやろ・・。呆けてんのか?』
「ならば、無理じゃ」
『何でや?回復魔術みたいなものでちゃっちゃと直せや』
「姫さん、何でもかんでも直せると思っておったら大間違いじゃ。回復魔術は、生物本人が持ってる治癒力を増長させて回復させるもの。もし全て直せるんじゃったら、死人も生き返らせられると思わんか?そして魔術はイメージが大事じゃ。イメージも出来ん物は無理じゃ」
『・・・。』
例の"元気になれ!"を思い出した・・・。イメージは確かに大事だった。
壊れた携帯を恨めしく見ながら、再度この見えない気配をどう伝えたらいいか考える。
『あっ、親父達呼び出してくれ。親父達なら何か分かるかもしれん』
そう言った数分後、転移魔術で親父とエドワード王そして沢山の聖騎士達が現れた。何故か神官の偉いお方達も、どやどやと転移魔術で登場だ。事が大ごとになってしまった…。
「桃花、どういう事だ」
親父達に事の次第を説明をすると、緊張した面持ちで全員が見つめた。
そして部屋全体を見回して、じじいと同じ言葉を吐く2人。
「何も感じないが・・・」
そこに居た全員が、ホッとする。
沢山の主要関係者達が来た事で、儀式の間はあの時の再現のような状態だ。私の頭に嫌な記憶が蘇る。皆も同じなのか、祖の王達の答えが出た途端、この部屋から早く退室したいという雰囲気になっていた。
私も出来たら、居たくない。親父達も感じないんやったら、私の気のせいかもしれん…そう思った時、キラッと光るものを見つける。それはとても小さく、蝋燭の光でその反射光を感じたのも不思議なぐらいの大きさだった。それが妙に気になって、自然と足を向けた。途端、ホルスさんが私の歩みを静止させる。ホルスさん達は、私の"感"を信じてるみたいで皆と違う行動をしていた。所謂、臨戦態勢だ。まして私が向かおうとしていたのは、召喚の陣の所だ。その為、危険と判断したホルスさん達。
『陣の真ん中に光ってるやつを取りに行こうとしただけや』
そう言って、陣の真ん中を指さした。私の代りにロッカさんがそれを見に行く。その光るものを見つけたのか、床を触っていた。そして、戻ってきたロッカさんの手には何もなかった。
「例の水晶の破片が床に刺さっておりました。引き抜こうと思ったのですが、深く刺さっていた為、無理でした。水晶に触りましたが、魔術のようなものは感じませんでしたが…」
『う~ん…この嫌な感じ、どうもあの周辺からするんや…。納得できん私自身が見に行って、確かめたらあかんやろか?勿論、ホルスさん達もついて来てもらっての話やけど…』
そう言うと、ホルスさん達が困り顔をしながらも分かりましたと言ってくれた。
警護人の5人が私を囲むように陣に向かう。祖の王達と話していたエロじじいがそれに気づき、慌てた様子で私を呼んだ。じじいの声で気づいた親父も同じように叫ぶ。
「姫さん!」
「桃花!」
その声に大丈夫やとばかりに、手を挙げる。陣の中に入って光っている所まで行くと、ロッカさんの言う通り、床に刺さった小さい水晶があった。寒気のような感じは間違いなく此処から出てた。ホルスさんに、やっぱり此処やとばかりに頷くと剣の柄の部分で、水晶の周りの床を叩いた。水晶が刺さった床に少しヒビができた瞬間、寒気が大きくなる。やばいと思って、速攻水晶を引き抜いた。引き抜いた途端、私の寒気はなくなり、産毛も正常な状態に戻った。
思わずほーっと安堵の息が漏れる。が、突然横に居たホルスさんが大きな声を出した事で、折角寝た産毛が立ち上がる。
「トーカ様っーー!!」
そして、行き成り私の手を握られた。
握られた手を見れば、指先から血が滲んでいた。慌てて水晶を引っこ抜いた時に、水晶の尖りで手を切ったのだ。すぐに回復魔術で治してくれたホルスさん。高々、指先がちょこっと切っただけなのに、致命傷を負ったかのような叫び声で、遠目で見ていた親父達が心底心配した顔でこっちを見ていた。
召喚の陣から出ると案の定、親父に怒られる。
「桃花…、余り無茶をするな!この陣はあの水晶がなければ発動しないが、私は生きた心地がしなかったぞ!」
『悪い・・。でも、これで嫌な感じも収まったわ』
そう言って、水晶の破片を見せた。
「桃花、これが原因だったのか?」
『多分・・・。私の寒気がなくなったし・・』
ああいう事があった部屋の為、全員が私の言葉でやっと緊張から解放された瞬間だった。
そして、皆が安堵しながら儀式の間を出て行った。
潮が引いたように静寂が訪れる儀式の間。
その静寂な中、何処からか小さい音が響く─────。
……………カリ、カリ…、カリ、カリ…カリ、カリ、カリ、カリ……
それは、少しづつそして…確実に大きくなっていった………。
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