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101.・・・バカみたいだ。前編
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気にかかった儀式の間が片付き、いざ、ヒューズの所に向かった─────。
そして、衝撃を受ける。
赤毛の実家は、郊外の森に囲まれた所にひっそり…ではなく、存在を誇張するかのようにそびえ立っていた。
ラムスのおっさんの大きな屋敷が、こじんまりに見えるぐらいだ。そうなると、必然的にこじんまりのマルクスの別邸は、小屋になる…………。
庭?・・・何処から?!
池?・・・湖に見える…。
そして、どんだけビューしなあかんねんってな感じの視野に入りきらない屋敷。管理費だけでも、ものごっついなと感じた。ラムスのおっさんの時は、掃除が大変そうどまりだったのに・・・。指定文化財並みの管理費を考えてしまった私。その指定文化財ばりな屋敷の玄関から赤毛の天使が飛び出して来るのが見えた。
「母上っーー!」
『ヒューズ!』
しっかり、母上というあだ名?が定着した私。否定もせず、そのままにしてる私が悪いのだが…。
飛び出してきた玄関の方を見ると、大勢の人が私を出迎えに立っていた。その中央に遺伝子の濃さを証明する赤毛を老けさせたような男と、横にはその妻であろう大柄な女性。ホルスさん達が、その男に腰を折って騎士の礼をする。赤毛と中身が一緒でないことを祈りながら、ヒューズの手を引いてその男の前に立った。
『突然の訪問にもかかわらず、申しわけ…「愚息から聞いてる、聞いてる!名前トーカちゃんだろ?気楽に行こうぜ。がははははは・・」』
淑女らしい挨拶を、飲み屋のオヤジ張りな言葉で遮った男。その途端、赤毛と中身が一緒と結論がでた。横の奥さんらしい人間は、何かを考えている様子だ。金持ち独特のざーます言葉を使うんかとスタンバっていると、開口一番こう言われる。
「ねぇ、何処までヤッたの?あの愚息がキス迄って事は無いわよねぇ・・」
うん、訂正しよう。中身は間違いなく母親だ。
そして、この2人に淑女の挨拶は不要と答えが出た。そしてこれ以上の下ネタにならないよう、製造元に釘を刺す。
『緩い下半身のネジは、番と認めた時点で締め直しといた。しかも緩みかけたらその都度整備しなあかん。手間が掛かり過ぎてマジ勘弁してほしいんやけど…』
その言葉を聞いて大笑いする、2人。初対面のつかみは良かったみたいだ。その後、湖の傍の東屋でお茶をすることとなった。ヒューズはもう私と遊びたくてうずうずだ。因みに、私もだ。それでリリアさん達に聞いてみた。
『湖でヒューズと泳いでもいいんかな?』
「母上・・・僕は・・・全く泳げませんが、、、」
さっきまで嬉しそうにしていたヒューズが、泳ぐという言葉でしゅんとした。
私は、俄然泳ぐ気になる。
『私が教えたる!河童な私に任せとけ』
「本当ですか!・・・河童?」
河童なるものの説明を簡単にして、早速中世の水着を思い出しそれを出してみた。どや?ってな感じでリリアさんにその恰好を見せると大笑いされる。あんたもこれ着るんやでって言うとマジかって聞いて来た。速攻、大マジと返事すると項垂れながらも、ダサダサの水着に着替えたリリアさん。ダンさんも上半身裸になって泳ぐ気満々だ。ホルスさん達も、一緒に水遊びしようやって誘ったら、真面目に警備がありますのでと断られる。ロッカさん達は、その隊長の言葉に少し残念そうにしていた。
早速、魔術でビート板を出して、ヒューズを練習をさせるとさすがは赤毛の子。要領さえ教えれば見る見る間に上達し、ビート板でスイスイと方向転換して自分で泳ぎ始めた。ビート板無しで60cm…1m…と伸ばしていく。まだ息継ぎが上手くはいけないが、そこはおいおいだ・・ほんじゃここらへんで遊びに移行する。遊びで、泳ぎも上達するからな。
『練習はここまで!折角やし遊ぼか』
そう言って魔術で、浮き輪やシャチのフロート、ボート型浮き輪…ビーチボールなどを出す。初めて見る遊び道具にめっちゃはしゃぐヒューズと何故かリリアさん…。大人げなくシャチのフロートを取り合いをしていた。それを興味津々に、そして羨ましそうに見つめるロッカさん達。だから一緒に遊ぼうやって言うたのに…。
仕方なく、ヒューズから言わす。
「ホルス達も一緒に遊んでくれないか?このビーチボールは、沢山の人で遊ぶ道具らしいんだ・・ダメだろうか?」
「・・・」
ロッカさん達はホルスさんをチラチラ見る。
もうひと押しやと言って、ヒューズをつつく。
「ホルス達・・、父上の代わりに僕と遊んでもらえないだろうか・・・」
その一言で、ジル崇拝者であるホルスさんが、勢いよく脱いだ。それを見たロッカさん達も嬉しそうに脱ぐ。私は、その上半身に喜んだ。リリアさんも喜ぶ。そして、痴女さながらの呟きを2人同時に出した。
「『やっぱり、いい身体やなぁ(よねぇ)・・』」
その途端、ダンさんが隅のほうで、腕立て伏せをして胸筋をパンプアップしだしたことには苦笑いだ。
ロッカさん達が、ヒューズの持つ浮き輪に興味があるらしくチラチラ私を見る。出して欲しいんかい!!仕方なく、浮き輪を出す。真面目一直線なホルスさんはいらないだろうと思っていたら、必死になって自分の分が無いと言いに来た…。結局ホルスさんも、遊びたかってんなと心で呟いた。
浮き輪が皆に行きわたり、湖にシュールな風景が出来る。浮き輪に浮いて嬉しそうに遊ぶ筋肉モリモリの男達・・・ホモパラダイス的な図だ。
はっきり言おう、バカみたいだ。
そして、衝撃を受ける。
赤毛の実家は、郊外の森に囲まれた所にひっそり…ではなく、存在を誇張するかのようにそびえ立っていた。
ラムスのおっさんの大きな屋敷が、こじんまりに見えるぐらいだ。そうなると、必然的にこじんまりのマルクスの別邸は、小屋になる…………。
庭?・・・何処から?!
池?・・・湖に見える…。
そして、どんだけビューしなあかんねんってな感じの視野に入りきらない屋敷。管理費だけでも、ものごっついなと感じた。ラムスのおっさんの時は、掃除が大変そうどまりだったのに・・・。指定文化財並みの管理費を考えてしまった私。その指定文化財ばりな屋敷の玄関から赤毛の天使が飛び出して来るのが見えた。
「母上っーー!」
『ヒューズ!』
しっかり、母上というあだ名?が定着した私。否定もせず、そのままにしてる私が悪いのだが…。
飛び出してきた玄関の方を見ると、大勢の人が私を出迎えに立っていた。その中央に遺伝子の濃さを証明する赤毛を老けさせたような男と、横にはその妻であろう大柄な女性。ホルスさん達が、その男に腰を折って騎士の礼をする。赤毛と中身が一緒でないことを祈りながら、ヒューズの手を引いてその男の前に立った。
『突然の訪問にもかかわらず、申しわけ…「愚息から聞いてる、聞いてる!名前トーカちゃんだろ?気楽に行こうぜ。がははははは・・」』
淑女らしい挨拶を、飲み屋のオヤジ張りな言葉で遮った男。その途端、赤毛と中身が一緒と結論がでた。横の奥さんらしい人間は、何かを考えている様子だ。金持ち独特のざーます言葉を使うんかとスタンバっていると、開口一番こう言われる。
「ねぇ、何処までヤッたの?あの愚息がキス迄って事は無いわよねぇ・・」
うん、訂正しよう。中身は間違いなく母親だ。
そして、この2人に淑女の挨拶は不要と答えが出た。そしてこれ以上の下ネタにならないよう、製造元に釘を刺す。
『緩い下半身のネジは、番と認めた時点で締め直しといた。しかも緩みかけたらその都度整備しなあかん。手間が掛かり過ぎてマジ勘弁してほしいんやけど…』
その言葉を聞いて大笑いする、2人。初対面のつかみは良かったみたいだ。その後、湖の傍の東屋でお茶をすることとなった。ヒューズはもう私と遊びたくてうずうずだ。因みに、私もだ。それでリリアさん達に聞いてみた。
『湖でヒューズと泳いでもいいんかな?』
「母上・・・僕は・・・全く泳げませんが、、、」
さっきまで嬉しそうにしていたヒューズが、泳ぐという言葉でしゅんとした。
私は、俄然泳ぐ気になる。
『私が教えたる!河童な私に任せとけ』
「本当ですか!・・・河童?」
河童なるものの説明を簡単にして、早速中世の水着を思い出しそれを出してみた。どや?ってな感じでリリアさんにその恰好を見せると大笑いされる。あんたもこれ着るんやでって言うとマジかって聞いて来た。速攻、大マジと返事すると項垂れながらも、ダサダサの水着に着替えたリリアさん。ダンさんも上半身裸になって泳ぐ気満々だ。ホルスさん達も、一緒に水遊びしようやって誘ったら、真面目に警備がありますのでと断られる。ロッカさん達は、その隊長の言葉に少し残念そうにしていた。
早速、魔術でビート板を出して、ヒューズを練習をさせるとさすがは赤毛の子。要領さえ教えれば見る見る間に上達し、ビート板でスイスイと方向転換して自分で泳ぎ始めた。ビート板無しで60cm…1m…と伸ばしていく。まだ息継ぎが上手くはいけないが、そこはおいおいだ・・ほんじゃここらへんで遊びに移行する。遊びで、泳ぎも上達するからな。
『練習はここまで!折角やし遊ぼか』
そう言って魔術で、浮き輪やシャチのフロート、ボート型浮き輪…ビーチボールなどを出す。初めて見る遊び道具にめっちゃはしゃぐヒューズと何故かリリアさん…。大人げなくシャチのフロートを取り合いをしていた。それを興味津々に、そして羨ましそうに見つめるロッカさん達。だから一緒に遊ぼうやって言うたのに…。
仕方なく、ヒューズから言わす。
「ホルス達も一緒に遊んでくれないか?このビーチボールは、沢山の人で遊ぶ道具らしいんだ・・ダメだろうか?」
「・・・」
ロッカさん達はホルスさんをチラチラ見る。
もうひと押しやと言って、ヒューズをつつく。
「ホルス達・・、父上の代わりに僕と遊んでもらえないだろうか・・・」
その一言で、ジル崇拝者であるホルスさんが、勢いよく脱いだ。それを見たロッカさん達も嬉しそうに脱ぐ。私は、その上半身に喜んだ。リリアさんも喜ぶ。そして、痴女さながらの呟きを2人同時に出した。
「『やっぱり、いい身体やなぁ(よねぇ)・・』」
その途端、ダンさんが隅のほうで、腕立て伏せをして胸筋をパンプアップしだしたことには苦笑いだ。
ロッカさん達が、ヒューズの持つ浮き輪に興味があるらしくチラチラ私を見る。出して欲しいんかい!!仕方なく、浮き輪を出す。真面目一直線なホルスさんはいらないだろうと思っていたら、必死になって自分の分が無いと言いに来た…。結局ホルスさんも、遊びたかってんなと心で呟いた。
浮き輪が皆に行きわたり、湖にシュールな風景が出来る。浮き輪に浮いて嬉しそうに遊ぶ筋肉モリモリの男達・・・ホモパラダイス的な図だ。
はっきり言おう、バカみたいだ。
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