ヤンキー・モンキー・ベイビー!

卯月うさぎ

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112.クロード地獄に落とされ、救いの手で天国に行く

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結局、健太のせいでもう一度捕まる。

可哀想にトーカは魔術の言葉が言えないよう猿轡を噛まされた。そして、監禁部屋に連行される時ゲスな言葉を言われる。

「どうでした?あの媚薬抜群だったでしょう。何回交尾しました?処女相手に鬼畜なぐらい求めたんでしょうね」

その言葉が聞こえたのか、健太が目を大きく開けて焦りだした。

「クロードさん、桃花さんとヤ、ヤッタ?!!ヤッちゃったんすかー!!そんなっ・・・」

すぐに猿轡を噛まされたトーカの方を確認するように見る健太。そして、言わなくていい事をこのアホは言ってしまう。

「はぁー…嘘はいけないっすよクロードさん!いくらライバルが多いからって、ヤッテないのにヤッタって言って結婚に持ち込もうなんて…。俺はそんなクロードさんは男としてどうかと思うっすよ?!」
「・・・」
「・・・おい、少年。なんでヤッテ無いと言える」
「だって桃花さんに女の色香が出てないっすもん。俺はポポさんの筆おろしを見極めた男っすよ。どうみてもヤッテないっすね。俺の全人生かけていいっすよ。何なら、このち○こ切り落としてもいいっす!」


***


数十分後──────。


これは地獄か・・それとも天国の入り口か?その入り口に案内した張本人を睨む。

「クロードさーん、そんなに睨まないで欲しいっす・・・。それより、未来はクロードさんの忍耐にかかってるっすよ?!何なら、俺の口使ってください。責任取るっす!!」

自分の口を使えというアホ。
健太は、今ロープでぐるぐる巻きにされて、床に転がってる状況だ。そして私はまた媚薬を打たれてハァハァしている状態だ・・・。

「皇太子・・・、貴方も強情ですね。自分の気持ちに素直になって下さればいいものを。貴方自身ここは素直になってらっしゃるのに・・・」

そういって、下着の上から雄を握られる。この野郎!と怒鳴りたい心とは逆に気持ちがよくって、声が漏れそうになった。

『ふごっ!ふごっ!』
「貴方の番は、ベットの上で早くしろと言ってらっしゃいますよ」

その言葉に、周りに居る見張りの男共が厭らしい顔で笑う。そして、生で見れるセックスにその股間は、興奮して張り詰めていた。まるで見世物だ・・・。

「くっ、誰が・・、お前達の思惑通りになるかっ!!」
「強情ですね・・・、仕方ないもうちょっと媚薬を打て」
「これ以上打てば中毒になりますが・・・」
「これだけ強情なんだ仕方あるまい」


そうして再度媚薬を打たれた。もうだめだと諦める。地獄のような苦しみも諦めてしまえば天国になる。

目の前のトーカが砂漠で見つけたオアシスのように見えた。

その途端、女に飢えた野獣と化す。

自分の下着に手をかけ、雄を出す。

そんな私に床に転がった健太と、ベットに縛り付けられたトーカが焦りだした。

『///!!ふんごーっ!!』
「クロードさん!口がだめなら俺のケツ使って下さい!俺、そこはまだ処女なんで!!」
『ふごっ!ふごっ!ふごっ!』
「桃花さん、俺ふざけてないっすよ?!う~む・・もうこうなったら萎えること言うしかないか・・・」
『ふごっ?』


そう言って、トーカを見て言葉を出した。

「桃花さんは、まだいけるって言ってパンツを1週間穿き通す人っす!しかも、途中裏返して穿いてました!」
『///ふごーっ!///ふごーっ!』
「・・・」
「桃花さん五月蠅いっす!自分の貞操の危機なんすよ!恥のほうがましでしょ!!」


もう周りの傭兵共に先ほどのヤラしい笑いはなく、股間も萎えていた。そして、一番覚醒して欲しい人間は歩みの足を緩めただけで、まだ歩みを止めていなかった。


「もうちょっとか・・ならば!」


健太が大きく息を吸って吐き出した言葉は、この空間の音を無くさせた。



「クロードさんのち○こは、番認定者7人中5番目っす!太さで言うなら、6番目っ!!そして・・・・・・・・・・」







「形が一番汚いっ!!」




あっ・・萎えた・・・。
きれいに・・萎えたな・・・。
そして、意識が別の意味飛びそうになった。


ここは感謝すべきだろうが、正直殺意が沸いた。

しかも冷静になったおかげで、見たくもない傭兵共の憐みの顔がはっきりと見えた。

その一番形が汚いと言われたモノに全員の視線が突き刺さる。今後私は、勃起できるのかというぐらいその視線に耐えられないものを感じた。

健太・・・、お前ってすごいな。媚薬を精神的ダメージで抑え込むってある意味、魔術師以上だ。

未だ萎えたままの為、続行不可能と判断した傭兵達。若干、私の心中に気遣った感はあるが、取り敢えず現状は助かった。鬼畜な健太も何処かに連れて行かれ、全員が出て行った監禁部屋は居た堪れない空気が広がる。


出来れば、今は1人にして欲しかった・・・。


ベットに繋がれたトーカに近づき、拘束を解いて猿轡も外す。


『・・・』
「・・・」


媚薬の効果が消えたわけではなく、熱で身体が火照るのは変わりがない。熱い・・炎に包まれてるような熱さだ。自分で扱くも勃たない為、溜まった熱を吐き出せない。段々と熱が苦痛に変わる。2度目の地獄だ・・・。そんな私に救いの手?を差し出したトーカ。



『///手・・・貸そか?』


トーカ・・・それはどういう意味だ?!
身を丸めて苦痛に耐えていた身体を起こし、トーカをはぁ…はぁ…言いながら見つめる。

いいのか?そういう意味なのか?!!恐る恐るトーカの柔らかい手を取る。

自分がはき違えていないか心配な目で見ると、目をそらし気味にこう言われる。


『////1回だけやからなっ』


もうそれは、天にも昇るような言葉だった。人生悔いなし!!さっきの衝撃発言に落ち込んだ気持ちも吹き飛ぶ。

そしてこの瞬間に導いてくれた健太に心で礼を言おう。

ドキドキしながら、トーカの手を自分の雄に導いてその手を上から包み込んで擦る。トーカの手というだけでイキそうだった。

そして亀頭の一番感じるところに指を当ててきたトーカ。しかも、滑りが良くなるように我慢汁を親指につけてだ・・・。

意図的なのか偶然なのか分からないが、その途端萎えていた雄が一気に勃ち上がった。

これで溜まった熱が出せるという安堵と気持ちよさで、熱い溜め息が漏れ出る。

1回といいながら「熱が吐き足らない・・」そう言ってトーカの手を使って何度も何度も射精した。クチャクチャと精液で粘ったいやらしい音が鳴る。何度目かの射精でもう精子もでなくなった。

後は自分で何とかしよう。そう思って、俯いてるトーカに声を掛けようとしたら、目を瞑って真っ赤に耐えてるトーカ。そのあまりな可愛らしさに、心が持っていかれる。

マルクスはトーカの事を女版ラムス殿だと言っていたが、此処に身を小さくして真っ赤になってるトーカは、しっかり乙女だ!見せてやりたいが、これは私だけの秘密にしよう。というより、秘密にしないと他の番認定者に殺されかねないな・・・。


「す、すまない。無理をさせた・・・。あとは自分で何とかする」

そう言って、固定していたトーカの手を離す。お互い精子まみれの手を見て苦笑いだ。桶に水を入れて手を洗うように勧める。ヌルヌルして取れないらしく、また苦笑いしていた。若干疑問に感じたさっきの事を聞いてみた。

「嫌な思いをさせた。ト・・トーカにとってあの行為は初めてだったのだろう?」
『・・・・・そこんとこは知ってたというか、何というか・・・まぁ、色々な。はははは・・・』

歯切れの悪いトーカ。嫌な予感がして突っ込む。

「知っていたのか・・・?」
『・・・実践はしたことはなかったけど、勉強で知ってた』
「トーカの世界では、交尾を勉強で教えるのか?!」
『///この前、赤毛から事細かなところまで教えてもらった…。今思い出しても恥ずかしい授業やったわ…因みに、クロードのは形が汚ないんではなく皮が薄い分、血管がやたら浮きでてグロイだけや。だから、健太が言った事は気にしたらあかんで』


ジル殿?事細かなところ?恥ずかしい授業?!皮が薄い・・・グロイ・・・・。


あぁ・・一杯トーカから出された単語が胸をえぐっていく・・・。

トーカはグロイだけだと言うが、決して汚いという言葉を否定する言葉ではない。逆に形が汚いという言葉の最上級に思える。

そこは単純に、健太が言った言葉は気にするなでよかったのでは・・・。

いやそれよりも、ジル殿だ!事細かな授業とは何だ!内容が気になる。

落ち込みを切り替えてベットに居るトーカに聞こうと目をやると、いびきをかいて寝ていた。



「あ゛?寝てる?!………くっ!内容が気になるではないかー!!今度は違う意味悶々しだしたぞっ!」


結局一晩中悶々悩んだクロード。
その為、朝に様子を見に来た傭兵は悲壮な顔の皇太子を見て、朝食にデザートを付けた。その意味するものはたぶん憐みだろう……。
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