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五章 アミルの想い
65.洞窟※
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ルルティアがフッと意識を覚醒させると、アミルと二人で白い砂浜の上に裸で寝転んでいた。
まだあたりは暗いままで、ウトビアを離れてからそんなに時間は経っていないようだ。
どうやらほんの少しだけ意識を失ってしまったらしい。
砂浜にいる二人は青い竜と黒猫の姿からは戻っていたが、まだ一体化したままだった。
アミルは黒髪に猫耳と尻尾、ルルティアは青い髪にウロコの姿だ。
猫と竜――あれは本当にギリギリの状態だった二人を助けるためにバズとアクアさまが力を貸してくれたのだろう。
「ありがとう、アクアさま」
ルルティアは胸に手を当てて身体の奥のアクアさまに呼びかけた。
服が見当たらなくて、何か肌を隠す術がないかルルティアは周りを見回した。
そこは岩に囲まれた洞窟の中にある白い砂浜で、ちょうどその天井部分に穴が開いていて二人の周りを星あかりがわずかに照らしている。
この洞窟と海岸には見覚えがあった。
確かアイラナの東の端にあるヒキナ島の海岸のはずだ。
アイラナまで無事に帰って来られたとわかってルルティアはホッと息を吐いた。
ルルティアはすぐにアミルの様子をうかがった。
アミルの身体に手を触れるとそのあまりの冷たさに思わず手を引いてしまった。
「ヒッ!」
ルルティアはもう一度手を伸ばしてアミルの身体を揺らした。
するとアミルがゲホッと口から大量の水を吐いた。
「アミル!!」
急いで口元に耳を当てると、アミルの吐く息が微かに耳に触れた。
「良かった。生きてる」
とりあえずアミルが生きていることに安心はしたけれど、手足に触れるとその身体は氷のように冷え切っていた。
ルルティアは海に浸かればアクアさまの力でいくらでも回復できるがアミルは違うのだろう。
先ほどの大蛇に咬まれた腕の傷痕もまだかなり痛々しい。
一応血は止まっているようだったが、その前に大量に血を流していたし、もしかしたら毒蛇だったのかもしれない。
ルルティアは身体を淡く水色に光らせながらアミルに抱きついた。
アクアさまの癒しの力を使ってどうにかアミルを癒そうとするが、アミルの顔は色を失ったままで身体もまだ冷たい。
「ダメ……これじゃ足りない……。どうしよう……」
ふとパウさまの言葉を思い出した。
『一体化した状態で交われば精霊の力を分け与えることができる』
アクアさまの力を分け与えられればアミルも助かるかもしれない。
アクアさまの癒しの力の効果が高かったアミルならそれできっと助かるはずだ。
「えっと……交わる……って、え、エッチ、するってことだよね」
ルルティアは身体を離しておそるおそるアミルを見下ろす。
砂浜に裸でグッタリと横たわっているアミルは、その下半身の黒い毛の下のモノも以前握らされた時とは違ってクタリとしているように見えた。
「このままじゃムリ……だよね」
ルルティアは男女の交わりについてぼんやりとした知識しか無いが、このままではダメなことくらいはわかる。
ただ一体化の影響でルルティアの身体の芯には熱が灯っており、お腹の奥が疼きだしていた。
アミルにも刺激を与えれば大丈夫かもしれない。
ルルティアはアミルに熱を分けるようにギュッと抱きついた。
裸の肌を擦り合わせるだけで、敏感になっているルルティアの身体は勝手に昂っていく。
「んん……は……」
抱きついた裸の胸の尖りがアミルの引き締まった肌に擦れるたび甘い痺れが背筋を走る。
「あ……ん」
手足を絡めて肌を擦りあっていると、ジュワと足の間が潤っていくのがわかった。
勝手にアミルに抱きついて昂っている自分が恥ずかしくて仕方なかったが、そんな事は気にしていられない。
こうしてアミルと触れ合っていればルルティアの身体の準備は大丈夫だろう。
意識のないアミルと上手に交わる自信なんてこれっぽっちもない。
でもこのままではアミルが死んでしまうかもしれない。
ルルティアは覚悟を決めた。
ルルティアはアミルの欲を吐き出すのを手伝ったいつかの時のことを思い出しながら、えぇい! とアミルのモノに手を添えた。
「えっと優しく握って、ゆっくり上下に……確かここを……」
冷える身体から熱を逃さないように手足を絡めるようにして抱きついた。
身体全部を使ってアミルをあたためるように肌をできるだけくっつける。
アミルが触れてくれた時のことを思い出しながら、冷えた褐色の肌の上にチュ、チュ、とキスを落としていく。
そしてアミルのモノを握った手をゆっくりと上下に動かした。
(ごめんなさい、アミル)
ルルティアは心の中で何度もアミルに謝った。
意識のないアミルの身体に勝手にこんなことをしたと知られたら、嫌われてしまうに違いない。
それでもアミルが助かる可能性に賭けて、ルルティアは必死に手を動かす。
手の中の柔らかい塊が芯を持ち始めゆっくりと勃ちあがってきた。
少しずつアミルの身体にも血が通っていくように感じる。
「ん……」
「あ、アミル!」
アミルはハァッと短い息を吐いて身じろぎすると、眉をひそめて苦しそうにした。
ルルティアは空いた手でアミルの頬をなでた。
堅く閉じられた目を見ていると、この目がもう二度と開かなくてアミルの夜空を見られなくなってしまったらどうしようと不安になる。
ルルティアの目が涙でにじんだ。
ルルティアはそんな不安を吹き飛ばすように頭をふると、自分の足の間に手を伸ばした。
「ん、あぁ……っ!」
甘い痺れが背筋を走る。
アミルが触れてくれた時のように指を這わせると、クチクチと水音が立ってそこが濡れているのがわかった。
これなら身体を繋げられそうだ。
ルルティアはアミルの身体にキスをしながら舌を這わせ、アミルのモノを擦って立ち上がらせる。
そして自分の中を弄ってなんとかほぐしていった。
「ん……はっ……はぁ……ん」
「……んっ!」
苦しそうにしながらも、アミルのモノはしっかりと勃ちあがっていた。ルルティアの足の間も十分に濡れている。
「ん……よしっ!」
まだあたりは暗いままで、ウトビアを離れてからそんなに時間は経っていないようだ。
どうやらほんの少しだけ意識を失ってしまったらしい。
砂浜にいる二人は青い竜と黒猫の姿からは戻っていたが、まだ一体化したままだった。
アミルは黒髪に猫耳と尻尾、ルルティアは青い髪にウロコの姿だ。
猫と竜――あれは本当にギリギリの状態だった二人を助けるためにバズとアクアさまが力を貸してくれたのだろう。
「ありがとう、アクアさま」
ルルティアは胸に手を当てて身体の奥のアクアさまに呼びかけた。
服が見当たらなくて、何か肌を隠す術がないかルルティアは周りを見回した。
そこは岩に囲まれた洞窟の中にある白い砂浜で、ちょうどその天井部分に穴が開いていて二人の周りを星あかりがわずかに照らしている。
この洞窟と海岸には見覚えがあった。
確かアイラナの東の端にあるヒキナ島の海岸のはずだ。
アイラナまで無事に帰って来られたとわかってルルティアはホッと息を吐いた。
ルルティアはすぐにアミルの様子をうかがった。
アミルの身体に手を触れるとそのあまりの冷たさに思わず手を引いてしまった。
「ヒッ!」
ルルティアはもう一度手を伸ばしてアミルの身体を揺らした。
するとアミルがゲホッと口から大量の水を吐いた。
「アミル!!」
急いで口元に耳を当てると、アミルの吐く息が微かに耳に触れた。
「良かった。生きてる」
とりあえずアミルが生きていることに安心はしたけれど、手足に触れるとその身体は氷のように冷え切っていた。
ルルティアは海に浸かればアクアさまの力でいくらでも回復できるがアミルは違うのだろう。
先ほどの大蛇に咬まれた腕の傷痕もまだかなり痛々しい。
一応血は止まっているようだったが、その前に大量に血を流していたし、もしかしたら毒蛇だったのかもしれない。
ルルティアは身体を淡く水色に光らせながらアミルに抱きついた。
アクアさまの癒しの力を使ってどうにかアミルを癒そうとするが、アミルの顔は色を失ったままで身体もまだ冷たい。
「ダメ……これじゃ足りない……。どうしよう……」
ふとパウさまの言葉を思い出した。
『一体化した状態で交われば精霊の力を分け与えることができる』
アクアさまの力を分け与えられればアミルも助かるかもしれない。
アクアさまの癒しの力の効果が高かったアミルならそれできっと助かるはずだ。
「えっと……交わる……って、え、エッチ、するってことだよね」
ルルティアは身体を離しておそるおそるアミルを見下ろす。
砂浜に裸でグッタリと横たわっているアミルは、その下半身の黒い毛の下のモノも以前握らされた時とは違ってクタリとしているように見えた。
「このままじゃムリ……だよね」
ルルティアは男女の交わりについてぼんやりとした知識しか無いが、このままではダメなことくらいはわかる。
ただ一体化の影響でルルティアの身体の芯には熱が灯っており、お腹の奥が疼きだしていた。
アミルにも刺激を与えれば大丈夫かもしれない。
ルルティアはアミルに熱を分けるようにギュッと抱きついた。
裸の肌を擦り合わせるだけで、敏感になっているルルティアの身体は勝手に昂っていく。
「んん……は……」
抱きついた裸の胸の尖りがアミルの引き締まった肌に擦れるたび甘い痺れが背筋を走る。
「あ……ん」
手足を絡めて肌を擦りあっていると、ジュワと足の間が潤っていくのがわかった。
勝手にアミルに抱きついて昂っている自分が恥ずかしくて仕方なかったが、そんな事は気にしていられない。
こうしてアミルと触れ合っていればルルティアの身体の準備は大丈夫だろう。
意識のないアミルと上手に交わる自信なんてこれっぽっちもない。
でもこのままではアミルが死んでしまうかもしれない。
ルルティアは覚悟を決めた。
ルルティアはアミルの欲を吐き出すのを手伝ったいつかの時のことを思い出しながら、えぇい! とアミルのモノに手を添えた。
「えっと優しく握って、ゆっくり上下に……確かここを……」
冷える身体から熱を逃さないように手足を絡めるようにして抱きついた。
身体全部を使ってアミルをあたためるように肌をできるだけくっつける。
アミルが触れてくれた時のことを思い出しながら、冷えた褐色の肌の上にチュ、チュ、とキスを落としていく。
そしてアミルのモノを握った手をゆっくりと上下に動かした。
(ごめんなさい、アミル)
ルルティアは心の中で何度もアミルに謝った。
意識のないアミルの身体に勝手にこんなことをしたと知られたら、嫌われてしまうに違いない。
それでもアミルが助かる可能性に賭けて、ルルティアは必死に手を動かす。
手の中の柔らかい塊が芯を持ち始めゆっくりと勃ちあがってきた。
少しずつアミルの身体にも血が通っていくように感じる。
「ん……」
「あ、アミル!」
アミルはハァッと短い息を吐いて身じろぎすると、眉をひそめて苦しそうにした。
ルルティアは空いた手でアミルの頬をなでた。
堅く閉じられた目を見ていると、この目がもう二度と開かなくてアミルの夜空を見られなくなってしまったらどうしようと不安になる。
ルルティアの目が涙でにじんだ。
ルルティアはそんな不安を吹き飛ばすように頭をふると、自分の足の間に手を伸ばした。
「ん、あぁ……っ!」
甘い痺れが背筋を走る。
アミルが触れてくれた時のように指を這わせると、クチクチと水音が立ってそこが濡れているのがわかった。
これなら身体を繋げられそうだ。
ルルティアはアミルの身体にキスをしながら舌を這わせ、アミルのモノを擦って立ち上がらせる。
そして自分の中を弄ってなんとかほぐしていった。
「ん……はっ……はぁ……ん」
「……んっ!」
苦しそうにしながらも、アミルのモノはしっかりと勃ちあがっていた。ルルティアの足の間も十分に濡れている。
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