【R18/完結】猫は魚を食べちゃいたい(※性的な意味で)〜愛され巫女の運命の番は美形で意地悪な吟遊詩人〜

河津ミネ

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五章 アミルの想い

67.交わり-2※

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「アミルっ!!」

 その瞬間アミルの両手がルルティアの腰をつかみ、グイッと自らの雄をルルティアの奥までねじ込んだ。

「んあ……っ!!」

 いきなり最奥を押し上げられた衝撃で、ルルティアは身体をくねらせながら身悶えた。
 目の前では白い光がチカチカと瞬いている。

「え? なにこれ?」

 強すぎる快感に混乱しているルルティアを置いて、アミルはルルティアの腰をつかんだまま浮かせて持ち上げると、そのまままた勢いよく自分の腰の上に落とした。
 そしてその動きに合わせるように下から腰を跳ね上げてルルティアの奥まで雄を突き挿れる。

「きゃあぁっ!!」

 ルルティアは背を大きくしならせる。
 アミルはそのまま何度もルルティアを下から激しく突き上げた。
 くり返される激しい動きに、二人の繋がりからはジュポジュポと性液の混ざり合った水音が聞こえてくる。

「やぁっ! アミル! アミル……っ!!」

 突き上げられるたびに与えられる大きすぎる快感に目の前が真っ白になりながら、ルルティアはふり落とされないようにアミルに必死にしがみついた。
 アミルの意識はまだ完全には戻っていないようで、夜空色の目はまだぼんやりとしていて焦点が合っていなかった。
 それでもアミルはルルティアの腰をしっかりとつかんだまま、下から突き上げる動きを緩めなかった。
 触れ合うアミルの身体が汗ばんで熱くなっている。
 ハァハァと漏れる熱い吐息がルルティアの耳にかかる。
 ズチュズチュとくり返される動きはどんどんと激しくなっていった。

「あ……は……あ、アミルっ!!」

 ルルティアの中に恐ろしい程の快感が積み上げられていく。
 ルルティアはビクリと大きく身体を震わせながら達すると、中にいるアミルをギュウと締めつけた。
 ルルティアの中が大きくうごめいてアミルのモノを搾りとるようにうねる。

「ウッ……」

 アミルは小さく呻き声をあげると雄芯を最奥までグリと押し込んだ。
 そしてビクビクと腰を震わせながらルルティアの中に大量の熱い飛沫を放った。
 ルルティアはお腹の奥にじんわりと熱が広がっていくのを感じた。
 このまま二人の身体の境目が無くなり、混じり合って溶けてしまいそうだった。
 二人の火照った熱い身体をひんやりとした冷たい水の膜が包みこむと、アミルの身体が淡い水色に光った。
 アクアさまの癒しの力がアミルの身体を癒していく。
 ルルティアがアミルに癒しの力を分け与えた時よりも、もっと回復しているのがわかる。

「アミル……」

 ルルティアは震える手でアミルの頬をなでた。
 アミルはしばらく水色に光ってアクアさまの癒しの力を使っていたようだが、そのうち光がおさまるとゆっくりとバズとの一体化も解けていった。
 黒かった髪は一部だけ残して銀色に変わり、耳と尻尾も消えていく。
 ルルティアの肌に広がっていたウロコもゆっくりと消えていき、裸の胸の前に垂れた青い髪はオレンジ色の髪に戻っていった。
 アミルは堅く目をつぶっていたが、眉間によせられていたシワも薄くなり、その顔色はだいぶ良くなっているように見えた。
 ルルティアがアミルの胸に耳を当てると、汗ばんだ身体は熱を持ちながら激しい鼓動を刻んでいる。
 アミルはもう大丈夫だろう。

「アミル……良かった……」

 安心したせいかルルティアの身体からは急速に力が抜けていく。
 ルルティアはアミルの身体に覆い被さるように倒れこむとそのまま意識を失った。
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