クラスみんなで異世界転生

サン

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みんなの能力9

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 全国2位の実力を持つ瀬奈さんでもギルドのエース様には勝つことができなかった。その後に続いた由美さんも速攻で仕掛けたものの返り討ち。なかなかの好スタートを切ったものの、簡単に防がれ、一撃で気絶させられた。
「残りは僕だけか。」
「そうだな、坊主。おまえだけは一撃なんかでは終わらせねえ、甚振ってやるから楽しみにしてやがれ。」
自慢ではないが、向こうの世界では卓球部だった。中学校の頃からやっていて、中学の時は、いつもいつも県大会まで勝ち進むが、そこで終わり。団体の県大会時、レギュラーの1人がインフルエンザで休むことになり、午前中はダブルスで、午後はシングルスで出た。大会の結果は三位で次の大会に進むことはできなかった。高校では結果を残せていない。
こんな感じだ。先生には実力あるがメンタルがなーなどと言われていたが、分かっている。今だって緊張で死にそうだ。だが、仲間のために負けるわけにはいかないと立ち上がる!
   ふぅ。
深呼吸。
「よろしくお願いします。」
相手への挨拶。
ゴォォォン
そして始まりの鐘の音
最終試合のためだけに用意された鐘だ。
僕は知っている。最初は必ずこちらに攻撃させることを。
だから敢えて隙を見せる。
「チッ、なめてんのか?目なんか閉じたら攻撃見えねえじゃねえか。」
「これでいいんです。」
「そーかよ、さっさと来やがれ。チビ野郎!」
「行くぞ!!」
姿勢を低くし、相手の脛めがけて一直線に木刀を振る。
しかし、「へっ、そんな小手先だけの技なんか効かねえよ!」
「ですよねぇ。」
「んじゃ、こっちもいかせてもらうわ。刀身烈風改!!」
「はっ!!?」
空気の刃が四方八方から押し寄せてくる。
聞いてない、こんな大技撃ってくるとか。
フィールドを走り回ってなんとか全て避ける。避けきれたのは卓球で磨き上げたフットワークのおかげか。
しかし、髪の毛が何本か切られ宙を舞う。頰にも深い切り傷が。
しかし、その髪の毛が急に光り出し変身する。
「いい動きしやがんな。てか、お前増えてんじゃねえか。スライムと同じようなことしやがって!」
「ほんとだ!」
「お前もしらねえのかよ!」
「自分の能力を知るために戦ってるんだ!!」
分身体と本体合わせて6人で同時に多方向から攻撃を仕掛ける。
「流石に人数が多いな。一気に勝負決めさせてもらうぜ?エレキスラッシュ!!」
一気に3人が消される。
が、まなはあることに気づく。
(まともに食らった3人は消されたけどギリギリ避けた残り2人は消えてない。これって本当にスライムの技。よく考えたらいつの間にかほっぺの傷も消えてるし。)
そして今までのことを思い浮かべ1つの可能性にたどり着く。
「もしかしたら僕の能力相手の能力のコピーなんじゃ。」
「何意味わかんねえこと言ってやがるそろそろトドメ刺すぜ!!!!!!」
「だとしたらやってみる価値はある!!エレキスラッシュ!」
さっきアンディのやったのと同じエフェクトが発生する。
「は?俺のオリジナルなんでおめえが使える?ふざけんじゃねぇ!!!!」
「知るかぁ!!!!!!!!」
掛け声虚しく避けられる。
「まだだ!エレキ烈風!!!」「な、なんだその技!」
エレキ烈風の電撃風をまともに食らったアンディは壁まで吹っ飛びそのまま気絶する。
「おおおおお、真奈が勝った!!!!」
「てかさ、最後の技何よ。カッコよかったなぁおい。」
「あれはエースさんの技同士を合体させた技ユニゾン技的な技だよ。」
「ユニゾン技?」
「unisonって合わせるみたいな意味があるのです。簡単に言えばunison技とは合体技ですね。」
「説明ありがとう。合体技とか、なんか自分で言うの恥ずかしいから英語にしてみた。」
「カッコよかったよ真奈くん。」
「へへっ、ありがと。ところでエースさん、僕たち勝ちました。これでギルドに入れるんですよね?」
「ああ、約束だからな。まさか、自分の技パクられて、負けるとは思わなかったぜ。それからこのカードみんなに渡しとけ。このカードに手のひらつけて魔力送り込めば冒険者カードの完成だぜ。」
気絶したはずなのに、すぐに復活したエースのアンディが説明してくれる。
「おー、やっとカード作れる!」
「特技とか呪文なんか強いのあるんだよな?」
「たのしみー!!」
「因みにそのカード無くしたら死ぬからな?」
「「「「はっ?」」」」


続く
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