SIX RULES

黒陽 光

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特典:『SIX RULES』設定資料集

設定資料集/7:登場銃器紹介(グレネード・ランチャー編)

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/グレネード・ランチャー

・RSAF アーウェン37
 1970年代後半、英国RSAF社(ロイヤル・スモール・アームズ・ファクトリー/エンフィールド)の開発したグレネード・ランチャー。警察機関の暴徒鎮圧用途を主眼に置いたランチャーで、アーウェン(ARWEN)のなも"アンタイ・ライオット・ウェポン・エンフィールド(エンフィールド対暴動用兵器)"の頭文字を取ったモノだ。
 このランチャーの最大の特徴はポピュラーな40mm口径でなく、37mm×110RBの専用グレネード・カートリッジを採用していることと、その仕組み自体にある。この専用カートリッジはそれ自体が独立した一個の薬室としての構造と用途を付与されていて、その為にアーウェン37のランチャー本体自体にはこれといった薬室は存在しない。未装填時のシリンダー部分はぽっかり穴が空いている、ということだ。ポンッと撃つ度に空のカートリッジが放り出されるこの構造は再装填や弾種変更の容易さにも繋がり、催涙ガス弾など多彩な用途のカートリッジが存在する対暴徒用が故の構造だろう。
 また、作中で登場したような殺傷用のグレネード弾も存在自体は確認されているが、アーウェン37はあくまでも警察機関の暴徒鎮圧用、リーサル(殺傷)・ウェポンでなくノン・リーサル(非殺傷)ウェポンでしかない。その為殺傷用途カートリッジの現実での使用例は中々不明瞭なところがある。通常のグレネード・ランチャーのように使われるのは専らフィクションの中だけ、ということになる。だが勘違いしないで頂きたいのは、殺傷用カートリッジ自体はあくまでも"存在している”ということだ。

 作中では事務所の襲撃時、ウォードッグが初期掃討に使用。六発全弾を撃ち込み、ハリーの事務所をズタボロに破壊した。




・ダネル MGL-140
 南アフリカ共和国にて1980年代初頭に開発された、軍用六連発のグレネード・ランチャーがダネルMGLだ。グレネード弾はM79やM203と共用可能でポピュラーなNATO規格40mm×46グレネード弾を使用。
 六連発のシリンダー弾倉を持つMGLは、構造的にはリヴォルヴァー拳銃に近い。だがシリンダー回転用に弾倉を予め左方向にグルグルと巻き、バネを巻いておく必要があるなどのちょっとした癖もある。
 比較的早い時期に登場したこのダネルMGLの構造はその後各社に模倣され、スタンドアローン(独立型)の連発式グレネード・ランチャーの標準形としての地位を確立した。ベストセラーとなったMGLシリーズは今も尚、各国軍で第一線級として使われ続けている。

 作中では終盤のカーチェイス時、リムジンの隠しトランクに積んでいた物をジェーン・ブラントが箱乗りで使用。この時に登場した物は米海兵隊採用モデルの改良型・MGL-140だった。M4カービン・ライフル用の伸縮銃床やピカティニー規格20mmレールを積んだ現代モデルだ。
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