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新たなる世界
今、明かされる信じられない秘密(棒)
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襲撃された被害者側だという主張を前面に押し出し、わたしたちは半ば無理やりホテルから出た。なぜかは分からないが治安維持部隊とやらも強硬に留めようという気配は無く、割とすんなりフロントまで降りて来た。
何泊かしようかとも考えてはいたのだが、一泊分の料金だけ払いチェックアウトし、再び御徒町の街並みに戻る。
追跡者がいる可能性は高いが、まあ考えても仕方ない。
いわゆるイメージ通りのアメ横みたいな長い長い商店街が存在してくれたので、とりあえずその中に入る。ただ当然と言えば当然ながら存在する店舗等は異なるようで、そもそも何屋だこれ…みたいな店も散見された。異星人用の店とかなのだろうか…。
マイナが先導するままに、ハンバーガー屋に入る。襲撃を受けた朝四時から三時間ほどが既に経っており、朝食セットを頼んだ客がちらほら散見される。
わたしたちも軽めの朝食セットを二つ頼み、小さなテーブルを挟む格好の二人席に対面で座る。
「…敵の狙いはわたしです」
マイナが単刀直入に言った。
「うん。よく分からんけどそうなんだろうね。マイナ自身には理由の見当も付いてるの?」
まあそうなるかな、とわたしも考えていたのでそこは軽く流し、問題であろう『なぜマイナの身柄が狙われているか』が気になる。
まあ会った時点で何かとツッコミどころ満載だった訳だが、にしても具体的に拐うほどの価値があるのかどうか、そしてそれを当の本人が理解しているのか、そこがまず分からなければどうもしようもないのだ。
「…わたしの所持魔力、かなーとは」
「まさにマイナ自身こそが価値で、取り外したりは出来ないって事か。魔力、ってのはリソース的に考えとけばいいのかね?何か大魔術を使うのにマイナの魔力なりなんなりが必要、とか?」
すごくざっくりとだが、自分なりに判断すればそんな感じだろうか…という見当を口にする。
「そんな人を電池か発電所みたいに…」
「違うの?」
「否定も出来ませんけど…ただやはりなにか目的達成の為に、わたしの魔力と、術式の知識なんかが必要な可能性は高いかな、と」
「OSとツール付きの電池…?」
「電池から離れませんか?」
「怒んな怒んなー」
わたしはホットケーキをカットし、マイナの口に一片を運ぶ。
マイナも金魚のようにそれに食い付く。
「急にそんな事まで話し出した、ってことは敵の狙い…具体的な部分まで予想できてる感じ?」
「そうですね…わたし、最高出力なら惑星一つくらいなら消し飛ばせる自信がありますし」
おかしいな?そこまでデカいのは期待してないんだけどな?つかそんな事出来るの?そら神様とタメ口きくわ…
「…どうしました、無言で顔色を虹色に変化させたりして?新しいネタか何か…」
「…いや、そんなこと出来るならそら狙われるわい、ってのと、なんか色々腑に落ちたり落ちなかったり」
喉に詰まりそうになるホットケーキをメロンソーダで流し込む。
「あ、でも最大出力に限り、ですからね!普段なら街一つ消し飛ばせるかどうかくらいで」
「消し飛ばすのから離れようか」
試しましょうか?とか言い出したらマジで戦って止めるしか無くなってしまう…
「その戦闘能力で狙われないとか無理でしょ。てか、対人戦だとその出力では戦えないか…痛し痒しだわな」
「そうですね、うまく調整…と言うわけにも。普通の相手になら別段遅れは取りませんし。昨日のアレとかはちょっと…ってくらい強かったですしね」
「アレなぁ」
着物の偉丈夫剣士(仮)を思い出し、わたしは身震いする。ここまでの旅で大型モンスターから大物ボスまで、正に無双し続けた経緯からすれば、あの戦いはもはや負けだったと言っても良い。
誰から取り上げたかももはや思い出せないが、ペイジオブソーズが折られる寸前までいってしまった。代わりに鎖鎌を得たとは言え二刀の武器としては我ながら異形すぎるからビジュアル的にちょっと連戦は避けたい。
つか分銅使い損なうのが怖い。
「アレの使ってた剣、あなたのと同じですよね」
マイナの言葉に、わたしはやはり…と感嘆する。
「まー同じ物が二つないとは誰も言ってないもんねぇ」
「キングオブソーズ決定戦ですね」
「なんか嬉しそうだな」
「そりゃあ…革命軍きっての剣豪にして五大将軍のひとり、リャオ将軍がまさか自ら出てきて一騎討ち…でもないけど、まあ直接対決なんて凄いですよ、なかなかないですよ?」
なんか今スルスル単語が出てきたな…
「…知り合い?だったの?アレ」
「いえいえ!ケーブルテレビのワールドニュースで観ただけですよ!」
つまり…
この混沌とする宇宙情勢の中、帝国を僭称する恒星系とそれに対抗する革命軍がいて…
革命軍の中でもエースオブエースがわざわざ出て来て、使いようによってはスターデスト…u.un…すごいはかいりょく(パァ!)のあるマイナを拐いに来た。
「なるほど理に適ってんないや頭沸いてんのか!お前お前お前ーっ!なりそうな見当ついてて上野行き決めたなーっ!」
「ようやく気付きましたか…この壮大な無駄旅行いたたいた」
わたしは思わずマイナのテンプルを両拳でぐりぐりっていた。
何泊かしようかとも考えてはいたのだが、一泊分の料金だけ払いチェックアウトし、再び御徒町の街並みに戻る。
追跡者がいる可能性は高いが、まあ考えても仕方ない。
いわゆるイメージ通りのアメ横みたいな長い長い商店街が存在してくれたので、とりあえずその中に入る。ただ当然と言えば当然ながら存在する店舗等は異なるようで、そもそも何屋だこれ…みたいな店も散見された。異星人用の店とかなのだろうか…。
マイナが先導するままに、ハンバーガー屋に入る。襲撃を受けた朝四時から三時間ほどが既に経っており、朝食セットを頼んだ客がちらほら散見される。
わたしたちも軽めの朝食セットを二つ頼み、小さなテーブルを挟む格好の二人席に対面で座る。
「…敵の狙いはわたしです」
マイナが単刀直入に言った。
「うん。よく分からんけどそうなんだろうね。マイナ自身には理由の見当も付いてるの?」
まあそうなるかな、とわたしも考えていたのでそこは軽く流し、問題であろう『なぜマイナの身柄が狙われているか』が気になる。
まあ会った時点で何かとツッコミどころ満載だった訳だが、にしても具体的に拐うほどの価値があるのかどうか、そしてそれを当の本人が理解しているのか、そこがまず分からなければどうもしようもないのだ。
「…わたしの所持魔力、かなーとは」
「まさにマイナ自身こそが価値で、取り外したりは出来ないって事か。魔力、ってのはリソース的に考えとけばいいのかね?何か大魔術を使うのにマイナの魔力なりなんなりが必要、とか?」
すごくざっくりとだが、自分なりに判断すればそんな感じだろうか…という見当を口にする。
「そんな人を電池か発電所みたいに…」
「違うの?」
「否定も出来ませんけど…ただやはりなにか目的達成の為に、わたしの魔力と、術式の知識なんかが必要な可能性は高いかな、と」
「OSとツール付きの電池…?」
「電池から離れませんか?」
「怒んな怒んなー」
わたしはホットケーキをカットし、マイナの口に一片を運ぶ。
マイナも金魚のようにそれに食い付く。
「急にそんな事まで話し出した、ってことは敵の狙い…具体的な部分まで予想できてる感じ?」
「そうですね…わたし、最高出力なら惑星一つくらいなら消し飛ばせる自信がありますし」
おかしいな?そこまでデカいのは期待してないんだけどな?つかそんな事出来るの?そら神様とタメ口きくわ…
「…どうしました、無言で顔色を虹色に変化させたりして?新しいネタか何か…」
「…いや、そんなこと出来るならそら狙われるわい、ってのと、なんか色々腑に落ちたり落ちなかったり」
喉に詰まりそうになるホットケーキをメロンソーダで流し込む。
「あ、でも最大出力に限り、ですからね!普段なら街一つ消し飛ばせるかどうかくらいで」
「消し飛ばすのから離れようか」
試しましょうか?とか言い出したらマジで戦って止めるしか無くなってしまう…
「その戦闘能力で狙われないとか無理でしょ。てか、対人戦だとその出力では戦えないか…痛し痒しだわな」
「そうですね、うまく調整…と言うわけにも。普通の相手になら別段遅れは取りませんし。昨日のアレとかはちょっと…ってくらい強かったですしね」
「アレなぁ」
着物の偉丈夫剣士(仮)を思い出し、わたしは身震いする。ここまでの旅で大型モンスターから大物ボスまで、正に無双し続けた経緯からすれば、あの戦いはもはや負けだったと言っても良い。
誰から取り上げたかももはや思い出せないが、ペイジオブソーズが折られる寸前までいってしまった。代わりに鎖鎌を得たとは言え二刀の武器としては我ながら異形すぎるからビジュアル的にちょっと連戦は避けたい。
つか分銅使い損なうのが怖い。
「アレの使ってた剣、あなたのと同じですよね」
マイナの言葉に、わたしはやはり…と感嘆する。
「まー同じ物が二つないとは誰も言ってないもんねぇ」
「キングオブソーズ決定戦ですね」
「なんか嬉しそうだな」
「そりゃあ…革命軍きっての剣豪にして五大将軍のひとり、リャオ将軍がまさか自ら出てきて一騎討ち…でもないけど、まあ直接対決なんて凄いですよ、なかなかないですよ?」
なんか今スルスル単語が出てきたな…
「…知り合い?だったの?アレ」
「いえいえ!ケーブルテレビのワールドニュースで観ただけですよ!」
つまり…
この混沌とする宇宙情勢の中、帝国を僭称する恒星系とそれに対抗する革命軍がいて…
革命軍の中でもエースオブエースがわざわざ出て来て、使いようによってはスターデスト…u.un…すごいはかいりょく(パァ!)のあるマイナを拐いに来た。
「なるほど理に適ってんないや頭沸いてんのか!お前お前お前ーっ!なりそうな見当ついてて上野行き決めたなーっ!」
「ようやく気付きましたか…この壮大な無駄旅行いたたいた」
わたしは思わずマイナのテンプルを両拳でぐりぐりっていた。
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