4 / 6
第4話 薬屋のお手伝いと迫りくる危機
しおりを挟む
朝日が差し込む部屋で、僕は目を覚ました。昨夜の「魔力の種」の効果で、部屋の中の魔力の流れが青い光として見える。
「不思議な感覚だけど、なんだか心地いいな」
朝食を済ませた後、昨日の薬屋に向かった。でも街の様子が何かおかしい。人々が急ぎ足で歩き、心配そうな表情で話し合っている。
「どうしたんだろう?」
薬屋に着くと、扉の前に数人が並んでいた。顔色の悪い人や、青い斑点が手に出ている人もいる。扉を開けると、リリアが慌ただしく薬を渡している姿が見えた。
「あ、ユウマさん!来てくれたんですね」
リリアの顔には疲れが見えた。彼女は最後のお客さんに薬を渡すと、僕に近づいてきた。
「何かあったの?みんな具合が悪そうだけど」
リリアは声を低くして説明した。
「昨日の夜から急にある病気が広がり始めたんです。熱が出て、体に青い斑点ができて…どんどん患者さんが増えているんです」
店の奥からマルコさんが出てきた。顔には深い疲労の色が見えた。
「おや、ユウマ君。来てくれたか。ちょうど手伝いが必要だったんだ」
マルコさんは作業の手を止め、深刻な表情で僕を見た。
「大変なことになっているんだ。『蒼死病』と呼ばれる病気が広がっているんだよ」
マルコさんは僕を奥の部屋に案内した。そこには薬草や調合道具が散らばっていた。
「熱が出て、体に青い斑点ができ、一日で寝たきりになってしまう。すでに二十人以上が倒れているんだ」
リリアが震える声で付け加えた。
「このままでは一週間で街全体に広がるかも...市長も非常事態を宣言したんです」
「そんなに深刻なの?」
マルコさんは窓の外を見つめながら頷いた。
「通常の薬では効かないんだ。この病気、以前にも記録があるが、百年前の大流行では街の半分の人が亡くなったと言われている」
僕は戸惑いながらも、何かできることはないかと考えた。
「僕に何かできることはありますか?」
「実は特別な薬が必要なんだ。古い文献に書かれている処方があるんだが…」
マルコさんは古い本を取り出し、ページをめくった。
「『シルバーリーフ』と『サンライズベリー』を使った薬が効くと書いてある。シルバーリーフは店にあるが、サンライズベリーは北の森でしか採れないんだ」
「北の森って、危険じゃないですか?」
「そうなんだ。だから誰も取りに行けていない。そのうえ、この病気の原因もわからないんだ。何か森で起きていることと関係があるのかもしれないが…」
その時、僕のスマホが振動し、画面に新しい情報が表示された。
==================================
【危険な疫病:蒼死病】
緊急警告:このままでは3日以内に街全体に広がり、死者が出始めます
原因:北の森の深部に現れた「魔獣の死骸」から発生した青い胞子
治療法:「シルバーリーフ」と「サンライズベリー」を混ぜた特殊な薬
根本的解決策:魔獣の死骸を浄化しなければ胞子の発生は止まりません
注意:薬の調合には「魔力注入」が必要、死骸の浄化にはさらに強力な魔力が必要
==================================
なるほど、原因は魔獣の死骸からの胞子か。これなら納得がいく。
「マルコさん、北の森のサンライズベリー、僕が取りに行ってきます!」
リリアが心配そうに言った。
「危ないですよ!北の森の奥は青毛グマの縄張りだし…」
「大丈夫、昨日の魔力の種で新しいスキルを得たんだ。危険を感じ取れるようになったから」
半分は本当で半分は嘘。本当は「攻略サイト」の地図があるから安全に行けるのだけど。
マルコさんは少し考えてから頷いた。
「わかった。でも無理はするな。この護符を持っていきなさい」
木の護符を受け取り、僕は北の森へ向かった。
森の入り口で、スマホの地図を確認する。赤い点線が危険地帯、青い線が安全ルートを示していた。さらに新しい情報も表示された。
==================================
【サンライズベリーの場所】
北の森の中央部、巨大な岩の裏に生えています
【魔獣の死骸の位置】
サンライズベリーの生える岩から北に500メートル、青い霧が立ち込める谷間
警告:死骸に近づくと蒼死病に感染する恐れがあります。直接接触は避けてください
==================================
「まずはベリーを集めて、それから死骸の場所を確認するか」
僕は慎重に森を進んだ。魔力感知のスキルのおかげで、周囲の魔力の流れが見える。特に左側に強い魔力反応があった。
「あっちは危険かも」
案の定、地図でもその方向は赤く表示されている。青毛グマのいる場所だ。
迂回して進むと、ついに巨大な岩にたどり着いた。岩の裏側には、赤く輝くベリーがたわわに実っていた。
「これがサンライズベリーか!」
必要な分だけ慎重に収穫し、次は魔獣の死骸の場所へ向かった。岩から北に進むと、森が薄暗くなり、空気が冷たくなった。そして、青い霧が漂う小さな谷が見えてきた。
「あれが…」
谷の中央には巨大な魔獣の死骸が横たわっていた。黒い鱗に覆われた体から青い霧が立ち上り、風に乗って街の方角へと流れていく。
「こんなものがあったら、街中が病気になるわけだ…」
僕はスマホを確認した。
==================================
【死骸浄化について】
この死骸は通常の方法では浄化できません
必要なもの:
1. 強力な「魔力注入」の儀式
2. 「浄化の聖水」(寺院で入手可能)
3. 複数人での魔力の共鳴
==================================
「複数人…一人じゃできないのか」
とりあえずサンライズベリーを持って街に戻ることにした。森を出たところで、心配そうに待っていた人影があった。リリアだ。
「ユウマさん!無事で良かった!」
「リリア、どうしてここに?」
「心配で…ついてきちゃいました」
僕はサンライズベリーを見せた。
「これで薬は作れるよ。でも、病気の原因も見つけたんだ」
街に戻る道中、僕は魔獣の死骸のことを話した。リリアは真剣な表情で聞いていた。
「浄化するには複数人が必要なのね…」
「そうみたい。それと浄化の聖水も」
薬屋に戻ると、マルコさんは早速薬の調合を始めた。シルバーリーフとサンライズベリーを混ぜ、煎じていく。
「あとは魔力を注入する必要があるんだ…私にはその技術がない」
ここでもスマホが役立った。
==================================
【魔力注入の方法】
1. 薬の上に手をかざす
2. 「魔力感知」スキルを使い、自分の魔力を視覚化する
3. 心の中で「流れよ」と唱えながら、薬に向けて魔力を送る
==================================
「マルコさん、僕がやってみてもいいですか?」
「君に魔力操作ができるのか?」
「わからないけど…試してみたい」
薬の入った鍋の上に手をかざし、魔力感知のスキルを使う。自分の手から出る青い光が見えた。「流れよ」と心の中で唱えると、魔力が薬へと流れ込んでいく。
薬が赤から紫へと色を変え、きらきらと光り始めた。
「すごい…成功したぞ!」
マルコさんは驚きの表情を見せた。リリアも目を輝かせている。
「ユウマさん、すごいです!」
僕は照れながらも、なんだか誇らしい気持ちになった。現実世界では何の取り柄もなかった僕が、ここでは人の役に立てる。
「これで患者たちを一時的に治療できますね。でも…」
リリアが僕の目を見つめた。
「根本的な解決には魔獣の死骸を浄化しないと」
マルコさんも頷いた。
「死骸からの胞子が原因なら、それを止めない限り病気は広がり続ける」
薬をいくつかの小瓶に分けながら、マルコさんは僕に言った。
「ユウマ君、君の魔力操作の能力は素晴らしい。もしかしたら…死骸の浄化も可能かもしれない」
僕はリリアを見た。彼女は決意に満ちた表情で頷いた。
「私も行きます。一人では無理だって言っていたでしょう?」
夕方、宿に戻った僕はベッドに横になりながら、今日の出来事を振り返った。スマホには新しいメッセージが表示されていた。
==================================
【今日の成果】
・「薬草調合」Lv.1スキルを獲得!
・「魔力操作」Lv.1スキルを獲得!
・マルコの好感度+20、リリアの好感度+25
【明日の任務】
朝一番に寺院で「浄化の聖水」を入手し、リリアと共に魔獣の死骸を浄化してください
準備するもの:
1. 浄化の聖水
2. 魔力回復薬(マルコが準備中)
3. 護身用の武器
【警告】
死骸の周辺には危険な魔物が現れる可能性があります
==================================
「明日、街を救う日になるのか… 僕にできるだろうか」
緊張と決意が入り混じる気持ちで、僕は目を閉じた。現実世界では誰からも期待されなかった僕が、ここでは街の命運を握っている。
「きっとできる。リリアと一緒なら」
そう自分に言い聞かせながら、僕は明日への準備を心に誓った。
「不思議な感覚だけど、なんだか心地いいな」
朝食を済ませた後、昨日の薬屋に向かった。でも街の様子が何かおかしい。人々が急ぎ足で歩き、心配そうな表情で話し合っている。
「どうしたんだろう?」
薬屋に着くと、扉の前に数人が並んでいた。顔色の悪い人や、青い斑点が手に出ている人もいる。扉を開けると、リリアが慌ただしく薬を渡している姿が見えた。
「あ、ユウマさん!来てくれたんですね」
リリアの顔には疲れが見えた。彼女は最後のお客さんに薬を渡すと、僕に近づいてきた。
「何かあったの?みんな具合が悪そうだけど」
リリアは声を低くして説明した。
「昨日の夜から急にある病気が広がり始めたんです。熱が出て、体に青い斑点ができて…どんどん患者さんが増えているんです」
店の奥からマルコさんが出てきた。顔には深い疲労の色が見えた。
「おや、ユウマ君。来てくれたか。ちょうど手伝いが必要だったんだ」
マルコさんは作業の手を止め、深刻な表情で僕を見た。
「大変なことになっているんだ。『蒼死病』と呼ばれる病気が広がっているんだよ」
マルコさんは僕を奥の部屋に案内した。そこには薬草や調合道具が散らばっていた。
「熱が出て、体に青い斑点ができ、一日で寝たきりになってしまう。すでに二十人以上が倒れているんだ」
リリアが震える声で付け加えた。
「このままでは一週間で街全体に広がるかも...市長も非常事態を宣言したんです」
「そんなに深刻なの?」
マルコさんは窓の外を見つめながら頷いた。
「通常の薬では効かないんだ。この病気、以前にも記録があるが、百年前の大流行では街の半分の人が亡くなったと言われている」
僕は戸惑いながらも、何かできることはないかと考えた。
「僕に何かできることはありますか?」
「実は特別な薬が必要なんだ。古い文献に書かれている処方があるんだが…」
マルコさんは古い本を取り出し、ページをめくった。
「『シルバーリーフ』と『サンライズベリー』を使った薬が効くと書いてある。シルバーリーフは店にあるが、サンライズベリーは北の森でしか採れないんだ」
「北の森って、危険じゃないですか?」
「そうなんだ。だから誰も取りに行けていない。そのうえ、この病気の原因もわからないんだ。何か森で起きていることと関係があるのかもしれないが…」
その時、僕のスマホが振動し、画面に新しい情報が表示された。
==================================
【危険な疫病:蒼死病】
緊急警告:このままでは3日以内に街全体に広がり、死者が出始めます
原因:北の森の深部に現れた「魔獣の死骸」から発生した青い胞子
治療法:「シルバーリーフ」と「サンライズベリー」を混ぜた特殊な薬
根本的解決策:魔獣の死骸を浄化しなければ胞子の発生は止まりません
注意:薬の調合には「魔力注入」が必要、死骸の浄化にはさらに強力な魔力が必要
==================================
なるほど、原因は魔獣の死骸からの胞子か。これなら納得がいく。
「マルコさん、北の森のサンライズベリー、僕が取りに行ってきます!」
リリアが心配そうに言った。
「危ないですよ!北の森の奥は青毛グマの縄張りだし…」
「大丈夫、昨日の魔力の種で新しいスキルを得たんだ。危険を感じ取れるようになったから」
半分は本当で半分は嘘。本当は「攻略サイト」の地図があるから安全に行けるのだけど。
マルコさんは少し考えてから頷いた。
「わかった。でも無理はするな。この護符を持っていきなさい」
木の護符を受け取り、僕は北の森へ向かった。
森の入り口で、スマホの地図を確認する。赤い点線が危険地帯、青い線が安全ルートを示していた。さらに新しい情報も表示された。
==================================
【サンライズベリーの場所】
北の森の中央部、巨大な岩の裏に生えています
【魔獣の死骸の位置】
サンライズベリーの生える岩から北に500メートル、青い霧が立ち込める谷間
警告:死骸に近づくと蒼死病に感染する恐れがあります。直接接触は避けてください
==================================
「まずはベリーを集めて、それから死骸の場所を確認するか」
僕は慎重に森を進んだ。魔力感知のスキルのおかげで、周囲の魔力の流れが見える。特に左側に強い魔力反応があった。
「あっちは危険かも」
案の定、地図でもその方向は赤く表示されている。青毛グマのいる場所だ。
迂回して進むと、ついに巨大な岩にたどり着いた。岩の裏側には、赤く輝くベリーがたわわに実っていた。
「これがサンライズベリーか!」
必要な分だけ慎重に収穫し、次は魔獣の死骸の場所へ向かった。岩から北に進むと、森が薄暗くなり、空気が冷たくなった。そして、青い霧が漂う小さな谷が見えてきた。
「あれが…」
谷の中央には巨大な魔獣の死骸が横たわっていた。黒い鱗に覆われた体から青い霧が立ち上り、風に乗って街の方角へと流れていく。
「こんなものがあったら、街中が病気になるわけだ…」
僕はスマホを確認した。
==================================
【死骸浄化について】
この死骸は通常の方法では浄化できません
必要なもの:
1. 強力な「魔力注入」の儀式
2. 「浄化の聖水」(寺院で入手可能)
3. 複数人での魔力の共鳴
==================================
「複数人…一人じゃできないのか」
とりあえずサンライズベリーを持って街に戻ることにした。森を出たところで、心配そうに待っていた人影があった。リリアだ。
「ユウマさん!無事で良かった!」
「リリア、どうしてここに?」
「心配で…ついてきちゃいました」
僕はサンライズベリーを見せた。
「これで薬は作れるよ。でも、病気の原因も見つけたんだ」
街に戻る道中、僕は魔獣の死骸のことを話した。リリアは真剣な表情で聞いていた。
「浄化するには複数人が必要なのね…」
「そうみたい。それと浄化の聖水も」
薬屋に戻ると、マルコさんは早速薬の調合を始めた。シルバーリーフとサンライズベリーを混ぜ、煎じていく。
「あとは魔力を注入する必要があるんだ…私にはその技術がない」
ここでもスマホが役立った。
==================================
【魔力注入の方法】
1. 薬の上に手をかざす
2. 「魔力感知」スキルを使い、自分の魔力を視覚化する
3. 心の中で「流れよ」と唱えながら、薬に向けて魔力を送る
==================================
「マルコさん、僕がやってみてもいいですか?」
「君に魔力操作ができるのか?」
「わからないけど…試してみたい」
薬の入った鍋の上に手をかざし、魔力感知のスキルを使う。自分の手から出る青い光が見えた。「流れよ」と心の中で唱えると、魔力が薬へと流れ込んでいく。
薬が赤から紫へと色を変え、きらきらと光り始めた。
「すごい…成功したぞ!」
マルコさんは驚きの表情を見せた。リリアも目を輝かせている。
「ユウマさん、すごいです!」
僕は照れながらも、なんだか誇らしい気持ちになった。現実世界では何の取り柄もなかった僕が、ここでは人の役に立てる。
「これで患者たちを一時的に治療できますね。でも…」
リリアが僕の目を見つめた。
「根本的な解決には魔獣の死骸を浄化しないと」
マルコさんも頷いた。
「死骸からの胞子が原因なら、それを止めない限り病気は広がり続ける」
薬をいくつかの小瓶に分けながら、マルコさんは僕に言った。
「ユウマ君、君の魔力操作の能力は素晴らしい。もしかしたら…死骸の浄化も可能かもしれない」
僕はリリアを見た。彼女は決意に満ちた表情で頷いた。
「私も行きます。一人では無理だって言っていたでしょう?」
夕方、宿に戻った僕はベッドに横になりながら、今日の出来事を振り返った。スマホには新しいメッセージが表示されていた。
==================================
【今日の成果】
・「薬草調合」Lv.1スキルを獲得!
・「魔力操作」Lv.1スキルを獲得!
・マルコの好感度+20、リリアの好感度+25
【明日の任務】
朝一番に寺院で「浄化の聖水」を入手し、リリアと共に魔獣の死骸を浄化してください
準備するもの:
1. 浄化の聖水
2. 魔力回復薬(マルコが準備中)
3. 護身用の武器
【警告】
死骸の周辺には危険な魔物が現れる可能性があります
==================================
「明日、街を救う日になるのか… 僕にできるだろうか」
緊張と決意が入り混じる気持ちで、僕は目を閉じた。現実世界では誰からも期待されなかった僕が、ここでは街の命運を握っている。
「きっとできる。リリアと一緒なら」
そう自分に言い聞かせながら、僕は明日への準備を心に誓った。
2
あなたにおすすめの小説
「キヅイセ。」 ~気づいたら異世界にいた。おまけに目の前にはATMがあった。異世界転移、通算一万人目の冒険者~
あめの みかな
ファンタジー
秋月レンジ。高校2年生。
彼は気づいたら異世界にいた。
その世界は、彼が元いた世界とのゲート開通から100周年を迎え、彼は通算一万人目の冒険者だった。
科学ではなく魔法が発達した、もうひとつの地球を舞台に、秋月レンジとふたりの巫女ステラ・リヴァイアサンとピノア・カーバンクルの冒険が今始まる。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います
町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
異世界で家をつくります~異世界転移したサラリーマン、念動力で街をつくってスローライフ~
ヘッドホン侍
ファンタジー
◆異世界転移したサラリーマンがサンドボックスゲームのような魔法を使って、家をつくったり街をつくったりしながら、マイペースなスローライフを送っていたらいつの間にか世界を救います◆
ーーブラック企業戦士のマコトは気が付くと異世界の森にいた。しかし、使える魔法といえば念動力のような魔法だけ。戦うことにはめっぽう向いてない。なんとか森でサバイバルしているうちに第一異世界人と出会う。それもちょうどモンスターに襲われているときに、女の子に助けられて。普通逆じゃないのー!と凹むマコトであったが、彼は知らない。守るにはめっぽう強い能力であったことを。
※「カクヨム」「小説家になろう」にも掲載しています。
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる