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ゴクドウさんの仕事
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林の中に連れていかれた僕。
いわゆる拉致というもの。
僕より遥かにガタイのいい男2人に無理やり引っ張られて連れてこられた林の中。
暴れても暴れても無意味な抵抗だった。
非力な僕にはどうする事も出来ず、ひたすら「助けて」と叫び続けた。
とうとう僕は2人によって地面に倒される。
そこで精一杯の大きな声で助けを呼んだ。
「どなたか!!どなたか助けてください…!!」と。
そしたら木の影から見かけない男の人が立っていて、こちらに向かってきた。
片目は前髪で隠れていて、口にはマスクを付けていたので、素顔がよくわからない。
その彼は1発で僕を取り押さえてた2人をノックアウトさせてしまった。
…何者なんだろう…。
怖かったけど、助けくれたという事は分かった。
彼は僕に優しい声で「大丈夫?」と声を掛けてくれた。
その言葉で溜めてた涙をボロボロと零し泣いた。
彼はずっと僕の頭を撫でてくれていた。
そしてブレザーを僕に掛けてくれて、「保健室に行こう」とお姫様抱っこで抱えられた。
あの2人を倒した時から、ずっと彼から目が離せず何から何まで王子様がお姫様にしてくれるような行動ばかりですごく恥ずかしくなった。
保健室に運ばれる途中で、
思わず「王子様みたい…」と呟いてしまって、それが聞こえたのか彼はマスクを下げてフワリと微笑んだ。
その行為に僕の心もノックアウトされ、そのまま意識を飛ばしてしまった。
だって…!!
僕の顔を覗き込んで、わざわざマスクも下げて、髪で隠れた片目も下を向いてくれていた為に見えていたから美形で、美人すぎて、綺麗すぎて、尊すぎた…。
泣きぼくろもセクシーだった…。
目を覚ますと、僕は保健室のベットにいた。
起き上がった時、布団の上から滑るように流れていく衣類。
「…あ。…これ…あの方の…」
当たりを見回してもあの方はいない。
代わりに保健医が目に入った。
「…生駒先生。」
手に彼のブレザーを持ったまま声をかけた。
「ああ、起きたか。雨宮。それか?それはお前に着てていいよ。って三ケ島が置いていったやつだ。…お前自分のブレザーはどこやったんだ?」
彼は三ケ島先輩というのか…。
…ああ、そうだ。そういえば僕は拉致された時からブレザーを着ていない。
というか…確かどこかに投げられた…。
「襲われた時に…どこかに投げられました…怖くてどこに落ちているのかなんて…頭が回らなくて…」
「…そうか。あ、もしかしたらお前のブレザーあいつが探してくれてるかもな。」
「三ケ島先輩、ですか…?」
「ああ。」
「ど、どうしよう…お手を煩わせる訳には…」
わたわたしている灯を仁は止める。
「だめだ。お前は安静にしてろ。とりあえず寮に戻れ。その方が安全だ。送っていくぞ」
その仁の言葉に「大丈夫です」と返す灯。
大丈夫、このブレザーがお守りだ。
怖くない…。
あ、でも早く返さないと…。
灯は立ち上がり、先生に言われた通りに三ケ島先輩のブレザーに腕を通して寮の自分の部屋へ向かった。
「雨宮はもう中御門の虜だな。」
仁はフッと笑いタバコに火をつけた。
いわゆる拉致というもの。
僕より遥かにガタイのいい男2人に無理やり引っ張られて連れてこられた林の中。
暴れても暴れても無意味な抵抗だった。
非力な僕にはどうする事も出来ず、ひたすら「助けて」と叫び続けた。
とうとう僕は2人によって地面に倒される。
そこで精一杯の大きな声で助けを呼んだ。
「どなたか!!どなたか助けてください…!!」と。
そしたら木の影から見かけない男の人が立っていて、こちらに向かってきた。
片目は前髪で隠れていて、口にはマスクを付けていたので、素顔がよくわからない。
その彼は1発で僕を取り押さえてた2人をノックアウトさせてしまった。
…何者なんだろう…。
怖かったけど、助けくれたという事は分かった。
彼は僕に優しい声で「大丈夫?」と声を掛けてくれた。
その言葉で溜めてた涙をボロボロと零し泣いた。
彼はずっと僕の頭を撫でてくれていた。
そしてブレザーを僕に掛けてくれて、「保健室に行こう」とお姫様抱っこで抱えられた。
あの2人を倒した時から、ずっと彼から目が離せず何から何まで王子様がお姫様にしてくれるような行動ばかりですごく恥ずかしくなった。
保健室に運ばれる途中で、
思わず「王子様みたい…」と呟いてしまって、それが聞こえたのか彼はマスクを下げてフワリと微笑んだ。
その行為に僕の心もノックアウトされ、そのまま意識を飛ばしてしまった。
だって…!!
僕の顔を覗き込んで、わざわざマスクも下げて、髪で隠れた片目も下を向いてくれていた為に見えていたから美形で、美人すぎて、綺麗すぎて、尊すぎた…。
泣きぼくろもセクシーだった…。
目を覚ますと、僕は保健室のベットにいた。
起き上がった時、布団の上から滑るように流れていく衣類。
「…あ。…これ…あの方の…」
当たりを見回してもあの方はいない。
代わりに保健医が目に入った。
「…生駒先生。」
手に彼のブレザーを持ったまま声をかけた。
「ああ、起きたか。雨宮。それか?それはお前に着てていいよ。って三ケ島が置いていったやつだ。…お前自分のブレザーはどこやったんだ?」
彼は三ケ島先輩というのか…。
…ああ、そうだ。そういえば僕は拉致された時からブレザーを着ていない。
というか…確かどこかに投げられた…。
「襲われた時に…どこかに投げられました…怖くてどこに落ちているのかなんて…頭が回らなくて…」
「…そうか。あ、もしかしたらお前のブレザーあいつが探してくれてるかもな。」
「三ケ島先輩、ですか…?」
「ああ。」
「ど、どうしよう…お手を煩わせる訳には…」
わたわたしている灯を仁は止める。
「だめだ。お前は安静にしてろ。とりあえず寮に戻れ。その方が安全だ。送っていくぞ」
その仁の言葉に「大丈夫です」と返す灯。
大丈夫、このブレザーがお守りだ。
怖くない…。
あ、でも早く返さないと…。
灯は立ち上がり、先生に言われた通りに三ケ島先輩のブレザーに腕を通して寮の自分の部屋へ向かった。
「雨宮はもう中御門の虜だな。」
仁はフッと笑いタバコに火をつけた。
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