ゴクドウさんは救世主!?

ネル♦

文字の大きさ
25 / 28
夏といえば…海!!

7/10

しおりを挟む
っていうかここでバレた。


もしかしたらこれも会長の策のうちなのだろうか。

コイツらが来るの分かってたとか?
あまりにも用意周到過ぎる。


「会長」
「なんだ三ケ島。」
ケロッとしてる会長。

「知ってました?この事」
「ああ、だからこんなに警備もいるし空にもヘリ飛んでんだろ」
「お金持ちって怖いですね」
「は?咲人、貴様知っていたのか」
「まあ、ついさっきな。」
「他のみんなは…」
「俺知らない。何の話?」
「僕もわかんない」
「僕はなんとなく察しがついたよ。悠陽は?」
「…いやよく分からない」
「コイツは馬鹿だからな」
「なんだと?それはお前もだろう!」

黒服の男達は身構えている。

「あとは頼んだ。俺達はまだあと2日間遊ばせてもらう。」
会長の言葉で警備員が一斉に男達を確保して、ヘリに乗せられて行った。


「さて、と。三ケ島。話がある。そのまま俺の部屋に来い。」


今まで見たことのないような威圧的な顔で会長にそう告げられ、俺は黙って頷いた。


───


そして会長の部屋にて。



「会長だけなんですね」
「当たり前だ。俺と二人きりの方が色々出来るだろ」
「色々って…」
会長はニッと笑って真剣な顔付きに変わる。

「勝手ながら三ケ島の事を色々調べさせてもらった。」


…やっぱりな。

「お前がこの学園に来た理由。あとお前の家の事。残念ながら俺がだいぶ前に拾ったバッチからは何の情報も得られなかったからな。学園長の一ノ瀬と潮から聞かせてもらった」

学園長と黒鉄先輩……。
会長に負けたのか…。


「お前が学園に来た理由は、用心棒をするため。んで、お前の家は御門グループであり、本家は極道である事。しかもかなりの権力持ちで表も裏もトップ。」「全部合ってます」
「しかもお前の存在は隠されていたと…。その理由は?」
「なんか、親父が言うには俺を守るためらしいですよ。うち、表ではあまり他の目を気にする事無いですけど裏では違う。裏社会は真っ黒ですからね。色んな組とかグループから喧嘩売られまくりなんです。それが原因じゃないですか?まあ表では俺の存在が隠されていたみたいですけど裏では隠されてなかったら無意味でしたけどね」
「さっきのヤツらはお前の知ってるヤツらだろ?」
「はい。裏の人間です。山城組といって、一番タチが悪いヤクザグループですね。あそこからは良く喧嘩売られるんですよ。いつも親父がねじ伏せてましたけど」
「なるほどな…お前がこの学園に通っているのを知って情報集めてここに来たんだろうな。あえてセキュリティガバガバにしておいて正解だったな」

その言葉を聞いて驚いた。
あえてセキュリティ緩くしてたのか…。

「でも万が一ほかの皆さんに被害があったらどうするんですか。大問題ですよ会長」
「そうはならねえよ。俺がいる限りな」
「…」


…自信たっぷりかこの人。

「なんだ、無言か?俺に惚れたのか?」
「違います」
「まあともかく、お前が狙われているのは分かった。この事を知っているのは、俺と潮。そんで静鶴くらいか…。七瀬はまだ全て分かってるわけじゃないだろ。飛鳥井は馬鹿だから気付くのに時間かかるなきっと。」
「え、委員長ばかじゃないですよ。さすがに…天然なんじゃないですか?」
「アイツが天然…?どう見てもバカだろ。頭はいいのにこういう問題に関しては鈍いんだよ」
「へえ…以外ですね」
「ところで、一輝。好きなやついんのか?」

いきなり変わった話題にクエスチョンマークが浮かぶ。

「いないですけど」
「じゃあ俺と付き合え」
「無理ですけど」
「チッ即答かよ…」

いきなり何を言い出すんだこの人は…。
バカは会長だろ…。

そもそも男と付き合うなんて考えた事もないしこれから先付き合う事もない。

というかいきなり名前呼びにシフト変更したのか。



「会長にはもっといい人をオススメしますよ」
「誰だ?一輝か?」
「違います」
「クソ」
「口が悪い」
「お前も素だと口悪いだろ絶対」
「うるせぇ」
「ほらな」
にやにやと笑い出す会長様。
くっ…思わず素が出てしまった…。
抑えなければ。

「誰にも言わねえから安心しろよ。守ってやる。」
「自分の身くらい自分で守れますよ。会長も自分の心配してください。初めて会長を庇った時みたいに、会長の周りの影からコソコソ動いてる人達をよく見かけます。」
「…ああ、知ってる。」
「知ってたんですか。意外ですね」
「俺達に親衛隊がいる事も知っているが、なかなか動けないみたいなんだよな。恐らく裏で指揮してる奴がいるんだろうな。いずれそいつも引っ張り出すつもりだ。」

会長も色々考えていたのか。
やっぱり自分の事は自分がよく分かってるか。
まあ会長は鈍感じゃない事を知ったので学園も生徒会も風紀委員達の事もしっかり見ないと…。

「話はそれだけだ。時間貰って悪かった。あと2日間楽しむぞ。」
会長は立ち上がり、一輝の元へゆっくりと近づく。


そして、一輝の頭をくしゃりと撫でて微笑んだ。



…わ、わあ…
これは破壊力バツグン…。


「ほら、晩飯の時間だ。行くぞ」
「はい、会長」


一輝と咲人は2人で部屋を出て、大広間に向かった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

愛してやまなかった婚約者は俺に興味がない

了承
BL
卒業パーティー。 皇子は婚約者に破棄を告げ、左腕には新しい恋人を抱いていた。 青年はただ微笑み、一枚の紙を手渡す。 皇子が目を向けた、その瞬間——。 「この瞬間だと思った。」 すべてを愛で終わらせた、沈黙の恋の物語。   IFストーリーあり 誤字あれば報告お願いします!

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

美澄の顔には抗えない。

米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け 高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。 ※なろう、カクヨムでも掲載中です。

【8話完結】帰ってきた勇者様が褒美に私を所望している件について。

キノア9g
BL
異世界召喚されたのは、 ブラック企業で心身ボロボロになった陰キャ勇者。 国王が用意した褒美は、金、地位、そして姫との結婚―― だが、彼が望んだのは「何の能力もない第三王子」だった。 顔だけ王子と蔑まれ、周囲から期待されなかったリュシアン。 過労で倒れた勇者に、ただ優しく手を伸ばしただけの彼は、 気づかぬうちに勇者の心を奪っていた。 「それでも俺は、あなたがいいんです」 だけど――勇者は彼を「姫」だと誤解していた。 切なさとすれ違い、 それでも惹かれ合う二人の、 優しくて不器用な恋の物語。 全8話。

君に望むは僕の弔辞

爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。 全9話 匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意 表紙はあいえだ様!! 小説家になろうにも投稿

2度目の恋 ~忘れられない1度目の恋~

青ムギ
BL
「俺は、生涯お前しか愛さない。」 その言葉を言われたのが社会人2年目の春。 あの時は、確かに俺達には愛が存在していた。 だが、今はー 「仕事が忙しいから先に寝ててくれ。」 「今忙しいんだ。お前に構ってられない。」 冷たく突き放すような言葉ばかりを言って家を空ける日が多くなる。 貴方の視界に、俺は映らないー。 2人の記念日もずっと1人で祝っている。 あの人を想う一方通行の「愛」は苦しく、俺の心を蝕んでいく。 そんなある日、体の不調で病院を受診した際医者から余命宣告を受ける。 あの人の電話はいつも着信拒否。診断結果を伝えようにも伝えられない。 ーもういっそ秘密にしたまま、過ごそうかな。ー ※主人公が悲しい目にあいます。素敵な人に出会わせたいです。 表紙のイラストは、Picrew様の[君の世界メーカー]マサキ様からお借りしました。

僕たち、結婚することになりました

リリーブルー
BL
俺は、なぜか知らないが、会社の後輩(♂)と結婚することになった! 後輩はモテモテな25歳。 俺は37歳。 笑えるBL。ラブコメディ💛 fujossyの結婚テーマコンテスト応募作です。

処理中です...