僕の番は規格外の天才で、気づいたら世界を平和にしてしまいました

ニア。

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12. やらかしちまった悲しみに、海へ

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 やばい。やらかした……のか?いや、どうなんだろう?

 今、僕は海を見ながら心を落ち着けている。

 腐ってしまう病の乙女が、(失恋した)心を落ち着けるには(冬の日本)海だって、言ってたから。

 どれくらい、やらかしたかと言うと、腐る乙女が、高校進学の際の、自己紹介で、

 「相澤京子です。○○中から来ました。今日も京子、明日も京子。1年間よろしくお願いします。」

 って、渾身の持ちネタギャグで挨拶したのに、次に挨拶した、石井さんから、クラス全員が「○○中から来ました。△△△です。よろしくお願いします。」と、出身中学と名前しかし名乗らず、浮きまくった時。

 くらいには、やらかしただろう。ーーか???

 安心して、乙女は、この後クラス全員に可愛がられて、たくさんのクラスメートと仲良く成れたから。

 ザザーン トプン ザザーン チャプン

 沖では船に乗った、へのへのもへじ顔の釣吉さんロボットたちがお魚を獲っているのが見える。

 チャプン トプン ザザーン ザザーン

 今度、この砂浜で、陽ちゃんと、キャンプしてみたいなぁ。

 花火も、持ってこよう。バーベキューも、楽しそう。

 今までは、パパンが用意してくれていたけど、僕のロボットの蒼は用意出来るのかなぁ?

 陽ちゃんと一緒だと、楽しい事がいっぱ思い浮かぶんだ。

 お菓子もいっぱい持って来てーー。

 うふふ。テントでお泊まりなんて、楽しみだなぁ。
 
 うーーん。気持ちが落ち着く気がする。
 波の音と潮の香りは心を静めてくれる。流石だね。

 やっぱり、腐った乙女の書き残した日記は、国宝級だね。

 僕の護衛ロボット、蒼も、リードは着けてい無いけど、付いて来ていた。

 今は、20センチ程の大きさで、タブレットを体に装着した猫型ロボットになっている。

 四足歩行のふわふわ青猫ちゃんのお腹に、顔を突っ込み思いっきり吸い込む。

 あー癒される~。

 お手手、もみもみ。小さなお鼻つんつん。くんか、くんか。つんつん。

 そんな事をしていると、陽ちゃんから、電話がかかって来た。

「むーちゃん、海で何してるの?」

 えーと、何してたかな?本当に……。

「あのね、心の洗濯をしていました。」

「ふふふっ、お洗濯は終わりましたか?」

「うーん。どうだろ。でももう、たっぷり海を堪能したところなんだ。」

「そっか、ーーまだ1人で、海にいたいのかな?」

 「え?ううん。陽ちゃんが授業終わったら会いたいなって、思ってたよ。」

 「そう。良かった。嬉しいな。むーちゃんの好きなアイス用意したけど、帰ってくる?それとも俺が、そっちに持って行こうか?」

 うーーーん。アイスだもんね。椅子に座って、テーブルで食べたい派なの。

巣穴で食べるお菓子は最高なんだよね。

 「すぐ帰る。ありがとう。」
 
 走ってお城を目指す途中、へのへのもへじ顔の田吾作さんロボット達が、野菜の収穫をしているのが見えた。

 収穫する野菜をカゴにいれている。お疲れ様です。

 ジャガイモ、人参、大根、玉ねぎなんかが、見えた。

 ぽとり、ぽとり、ヒョイ、ぽとり、ぽとり、

 「ん?」
 今のは?何か野菜をはじいたよね。

 畑に近づき、はじいた野菜を確認する。

 「んんん?ーーーむふふふぅぅう。」

 コレは、何と、おセクシー人参では無いですか。

 両足を閉じて、くの字に曲げ座っている様に見える。両手はそっと下ろされて、いわゆる、お姉さん座りをしているみたい。

 何だか色っぽい。人参の癖に。「癖に」って事はないか。

 「田吾作さん、コレ貰っても良いかなぁ?」

 返事は無いけど、平気そうだったから貰って帰る事にした。

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