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第五話 心を開けたら
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あれから、充さんとは付かず離れずの距離感を保っている。でも、前よりは話してくれるようにもなった。一緒にリビングで食事をすることも増えた。何気ない一つ一つが俺にとっては大切に感じる。俺自身、ここに住むまでは一人で食事をすることが当たり前で、プライベートで誰かと食事をすることはほとんどなかった。自分の変化にも自分が一番驚いている。今日は珍しく起きる時間が重なって、初めて3人でリビングで朝ごはんを食べていることにも驚いている。
俺と晃さんはパンとコーヒー、充さんは俺の隣に座って、いつものようにはちみつをかけたヨーグルトを食べている。そんな時に晃さんが口を開いた。
「ね~2人って付き合ってるの?」
「急に何……?」
焦って隣で充さんはアイスコーヒーをむせそうになっている。
「まだ、付き合ってないですよ」
「まだじゃないだろ、てか何で急にそんなこと聞くんですか?」
「いや~、なんか2人が並んで座って一緒に食事なんか今までなかったし、なんとなく雰囲気柔らかくなってきたな~と思って」
「確かにそれはそうですね。雰囲気が変わったかどうかはわからないですけど……」
充さんは、隣で戸惑ったような何とも言えないような顔をしている。でも、拒絶されているわけではなさそうで、どこか安心しているような俺がいる。
「うん。僕にはいい変化があったんだなって感じるよ。少しは打ち解けたみたいで良かったなって。正直言うと2人って性格が真逆っぽいから心配してたんだけど、安心したよ~」
晃さんはそう言って、いつもの優しく穏やかな笑顔をしていた。俺は最初、ルームシェアといっても、他の人と関わるつもりはなかったけど、今はここに住むことを選んでよかったと思えた。
「そういえば今日、打ち合わせあるんだった。夕方には戻るけど、なんかあったらスマホに電話してね」
バタバタと食事を済ませて晃さんは家を出て行ってしまった。
「「いってらっしゃい」」
「いってきます」
晃さんが出て行った後、充さんはリビングでソファに座ってテレビを見たり、俺は、パソコンで仕事をしたり自由に過ごすことにした。最近は、充さんと同じ空間で過ごすことも自然になってきた。
「そういえば、充さんって今日仕事?」
「今日は振休だけど、午後からリモートで仕事かな」
「そうなんだ、休みなのに大変だね……」
「でも、午前休みなだけでも気が楽な感じかな、しかもリモートだし。休みの時でも駆り出される時もあるから」
「それ、ブラックじゃん……」
「IT系ってそんな感じだよ」
「そうなんだ、めっちゃ大変じゃん。たまにはゆっくり休んだほうがいいよ」
「ありがとう。まあでも仕事は好きだから」
「そっか。でも、なんかそれわかるかも。俺も好きだから今の仕事してるし」
「なんか意外と共通点あったんだね」
充さんは仕方ないというような困ったように笑った。
「うん、共通点あって嬉しい」
「何その顔」
「俺、変な顔してる?」
(俺は充さんの笑った顔を見られただけで嬉しいと思ってしまう)
「なんかニヤニヤしててキモい」
「ひどっ」
「でもいつもそんな顔してるか~」
「え、何?いつもイケメンって?」
「はあ~?そんなこと言ってないだろ笑」
「もっと笑ってる顔見せて」
俺はパソコンを閉じて、充さんの隣に座った。
「何言って……てか、近い」
充さんは、耳まで赤くして俺から目を逸らす。それを見て俺は充さんの手に自分の手を重ねた。
「逃げないとこのままキスするけど、いいの?」
「……っ」
俺はそっと触れるだけのキスをした。
充さんは、目を潤ませてとろけそうな顔をしている。
(もしかして、もう一回いける……?)
もう一度顔を近づけると、充さんに両手で顔を遮られた。
「だめ?」
「やること思いついたから、部屋戻る」
そう言ってソファから立ち上がり、部屋に戻ろうとする。
「じゃぁ、この続きするの仕事終わってからは?」
「それなら、まあ……」
「期待していいの?」
「仕事終わって、疲れてなかったら」
そう言って、充さんは部屋に戻って行った。
(仕事終わったらいいってこと?想像したらやばい……)
俺と晃さんはパンとコーヒー、充さんは俺の隣に座って、いつものようにはちみつをかけたヨーグルトを食べている。そんな時に晃さんが口を開いた。
「ね~2人って付き合ってるの?」
「急に何……?」
焦って隣で充さんはアイスコーヒーをむせそうになっている。
「まだ、付き合ってないですよ」
「まだじゃないだろ、てか何で急にそんなこと聞くんですか?」
「いや~、なんか2人が並んで座って一緒に食事なんか今までなかったし、なんとなく雰囲気柔らかくなってきたな~と思って」
「確かにそれはそうですね。雰囲気が変わったかどうかはわからないですけど……」
充さんは、隣で戸惑ったような何とも言えないような顔をしている。でも、拒絶されているわけではなさそうで、どこか安心しているような俺がいる。
「うん。僕にはいい変化があったんだなって感じるよ。少しは打ち解けたみたいで良かったなって。正直言うと2人って性格が真逆っぽいから心配してたんだけど、安心したよ~」
晃さんはそう言って、いつもの優しく穏やかな笑顔をしていた。俺は最初、ルームシェアといっても、他の人と関わるつもりはなかったけど、今はここに住むことを選んでよかったと思えた。
「そういえば今日、打ち合わせあるんだった。夕方には戻るけど、なんかあったらスマホに電話してね」
バタバタと食事を済ませて晃さんは家を出て行ってしまった。
「「いってらっしゃい」」
「いってきます」
晃さんが出て行った後、充さんはリビングでソファに座ってテレビを見たり、俺は、パソコンで仕事をしたり自由に過ごすことにした。最近は、充さんと同じ空間で過ごすことも自然になってきた。
「そういえば、充さんって今日仕事?」
「今日は振休だけど、午後からリモートで仕事かな」
「そうなんだ、休みなのに大変だね……」
「でも、午前休みなだけでも気が楽な感じかな、しかもリモートだし。休みの時でも駆り出される時もあるから」
「それ、ブラックじゃん……」
「IT系ってそんな感じだよ」
「そうなんだ、めっちゃ大変じゃん。たまにはゆっくり休んだほうがいいよ」
「ありがとう。まあでも仕事は好きだから」
「そっか。でも、なんかそれわかるかも。俺も好きだから今の仕事してるし」
「なんか意外と共通点あったんだね」
充さんは仕方ないというような困ったように笑った。
「うん、共通点あって嬉しい」
「何その顔」
「俺、変な顔してる?」
(俺は充さんの笑った顔を見られただけで嬉しいと思ってしまう)
「なんかニヤニヤしててキモい」
「ひどっ」
「でもいつもそんな顔してるか~」
「え、何?いつもイケメンって?」
「はあ~?そんなこと言ってないだろ笑」
「もっと笑ってる顔見せて」
俺はパソコンを閉じて、充さんの隣に座った。
「何言って……てか、近い」
充さんは、耳まで赤くして俺から目を逸らす。それを見て俺は充さんの手に自分の手を重ねた。
「逃げないとこのままキスするけど、いいの?」
「……っ」
俺はそっと触れるだけのキスをした。
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「だめ?」
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「じゃぁ、この続きするの仕事終わってからは?」
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そう言って、充さんは部屋に戻って行った。
(仕事終わったらいいってこと?想像したらやばい……)
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