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第ニ話
カードゲームでまさかの恋?
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その後の授業も、それなりにやり過ごして昼休みを迎えた。
4人で机を繋げて俺とハチは弁当、イチとロクは購買で買ったパンなどを食べていた。
「そういえば、さっき言ってたカードゲームやってみたら?」
ロクがパンを片手に思い出したように話す。
「ああ、そういえば言ってたよな」
イチがカバンからカードゲームを取り出して、テーブルに置く。
「これやり方ってどうするん?」
ハチがなぜか興味深々にカードを手に取り説明書を確認する。
《このカードゲームは、2人で挑戦するゲームです。友達、気になる人、恋人と与えられた指示に従って2人で挑み、お互いの親密度や好感度を測るゲームです》
「楽しそうやん!」
なぜかやる気なハチを俺は横で見ていた。
ハチはそんな俺を横目に、説明書を読み進めていく。
《最初に、カードゲームをする2人がそれぞれ×のカードを持ちます。
挑戦する質問や指示にはそのまま挑戦。挑戦しないものには×を出してください。
でも、×をだした時にはもう一枚カードを取り、違う質問や指示に挑戦しないといけないというルールです。
本当に辞退したい時は、辞退と言い質問や指示のカードの裏を向けると親密度や好感度が文章と比率で記載されています。》
その説明書通りにハチはカードを配っていく。
「おお、おもしろくなってきたな!」
ロクもそう言いながら割り込んできた。
イチは、ジュースを飲みながら俺たちを眺めている。
「じゃぁカード配ったし、始めよ!」
「まあ、暇つぶしにはいいか。いいよ、やろう」
《問1.で行って楽しかったことや思い出は?》
ハチ「水族館のイルカショー」
俺「2人で見た最新の鬼滅の刃の映画かな。イチに勧められたから」
イチ「おもろかった?鬼滅?」
俺「初めて鬼滅の刃見たけど、結構おもろかった!」
ハチ「俺も!」
ロク「そうなんや~」
《問2.お互いに感謝してることは?》
ハチ「テンは、宿題見せてくれたり俺が体調が悪かったりした時に、看病してくれたこと」
俺「一緒にいて笑わせてくれるところ」
イチ:「テン優しいな」
ロク「さすがテン、スパダリなん?」
《問3.お互いの好きなところ》
ハチ「寂しいって思ったら会いに来てくれるところ、何をしても怒らないところ」
俺「意外と頼りになるところ。優しいところとか」
イチ「ハチが頼りになるってたしかに意外。なんかふわっとしてそうやのに」
ロク「たしかに!でも、テンが怒らないっていうのはあるわ。怒ったところ見たことないし笑」
《問4.相手に好きな人、もしくは恋人ができると寂しく思う?》
ハチ「ちょっと寂しいと思うかも。遊べる時間が少なくなるから。でも友達として居られるならそれでいいと思う」
俺「仕方ないと思う。でも友達関係は変わらんと思う」
イチ「なるほどな~」
ロク「たしかに、どっちかが誰かと付き合ったら4人で遊ばれへんかもって思ったら確かに寂しいかも。想像でけへんけど」
俺「いや、彼女秒で変えるやつに寂しいとか言われたないわ笑」
ロク「それはそれ。これはこれやん笑」
ハチ「もうええわ、ありがとうございました~」
俺「いや、漫才ちゃうねん。勝手に終わらせやんといてもらっていい?」
ハチ「さすがのツッコミ。腕あげたんちゃう?じゃぁ次の質問いこや~」
《問5.相手の好きな部位は?》
ハチ「え~~、腹筋とか?テンって意外と鍛えてるねん。あと、まつ毛長いのと首筋とか」
俺「待って、何なんこの質問?」
ハチ「テン答えられへんの~?
俺「いや、考えてるねん」
ハチ「早く早く~」
俺「あ~…じゃぁ目とか?ハチってちょっと色素薄くて透けたブラウンみたいな目してるやん?それがいいなって思う」
ハチ「え~照れる笑」
ロク「テン、意外とハチのこと見てるやん」
イチ「ほんまそれな。意外とな」
俺「今思いついただけやから」
ハチ「またまた~そんなこと言って~」
俺「いいから、次の質問やろ!」
《指示1.2人のうち、1人が飲んだ飲み物をもう1人がその後飲んでください》
ハチ「初めて指示カードでたけど、こんなん普通やん。テンそのお茶貸して~」
俺「ああ」
ハチ「(お茶を飲み始める)」
イチ「これは普通にやるよな?」
ロク「まあ普通やな」
ハチ「飲んだ」
俺「まあ、よくハチが俺の飲み物飲んでるもんな」
《指示2.お互いに向かい合って食べ物を食べさせ合ってください(たとえば、ポッキーゲームや水の口移しのように))
ハチ「ああ~、これも普通にやるやんな?」
俺「まあたしかに?ちょうどグミあるわ」
ハチと俺はそれぞれ1つずつグミを手に取る。
お互いにグミを食べさせる。
ハチ「(やっぱり、テンの首筋って綺麗やな…)」
俺「(ハチの唇が指に当たって感触が指に伝わる…)」
ロク「テンの食べ方えろすぎやろ!!なにそれ!?」
イチ「おい、言い方やめろって(BL…!?)
俺「はい、終わり(ハチの唇やわらかすぎ…)
ハチ「グミ美味しかったわ~(テンの食べ方何!?首の角度えろっ!!」
《指示3.恋人繋ぎしてください》
ハチ「急にめっちゃシンプルな指示やん。はい、テン手出して~」
俺「(切り替え早すぎやん…俺から繋いで驚かせたろ)」
俺は、隣に座ってたハチの手に滑り込ませるように恋人繋ぎをした。
ハチ「ちょっと待って!何も言わんとするの反則!びっくりした。今俺がする流れやったやん。不意打ちやめてや~」
俺:「ごめんごめん笑」
イチ「写真撮っていい?(この BLチャンスを逃してはならぬ…)」
俺「なんで?」
イチ「いや、記念に?」
ロク「急にイチがテンションあがってる笑」
《指示4.ハグしてください》
ハチ「はい、テンおいで~」
俺「うん」
俺は、小さく手を広げてハチのことを抱きしめる。
イチ「まあ普通に男同士でもハグはするよな(あんまり萌えない…)」
ロク「たしかに。急に簡単な指示になったな」
俺「(なんか心臓の音が早い気がする…俺じゃない…ハチ?)」
ハチ「もう終わり!」
そう言うと、俺を抱きしめていた腕が離された。
《指示5.相手の弱点をお互いに触れてください》
俺「そんなんある?わからんねんけど」
ハチ「う~ん。とりあえずテンの首とか触ってもいい?」
俺「え?ああ」
ハチの手が、俺の首筋に沿わせるように優しく撫でる。
イチ「ハチ積極的やん!(BLチャンス来た…!)」
ロク「おお、なんか急に難易度高めな指示来たっぽいな」
俺「(首を撫でられても正直よくわからない…ただ撫でられてるだけって感じ…)」
俺は、とりあえず近くにあったハチのズボン越しに太ももあたりを触ってみる。
ハチ「(…!?)テン、待って…」
俺「何…?」
ハチが少し動いた拍子に内股あたりに触れてしまった。
ロク「ハチ、顔色ちょっと変?」
イチ「たしかにそうかも?」
ロクとイチの角度からは俺がハチの太ももに触れてることが見えないらしい。
ハチ「やば…じゃぁ本気出していい?」
ハチは、俺の首筋に顔を近づけたと同時に小さくチュッと音がした気がした。
俺「え、何!?(キスした…?)」
ハチ「シャツの後ろにごみついてた~笑」
俺「びっくりした…」
俺は驚いてハチの腕を掴んでしまった。
ロク「なんや~、キスしたんかと思った期待外れ~」
イチ「ほんまに、びっくりしたわ…」
ロク「でも、まだテンからハチに対して何もしてないんちゃうん?」
ハチ「ほら!今腕触ってるし?(これ以上さっきみたいに触られたらやばいかも…)」
ロク「そうか?(なんか誤魔化してる気がする…)じゃぁハチが言うなら次のやつやろ」
《指示6.お互いにキスしてください(場所はどこでもok)》
俺「いや、これは無理かも」
ハチ「え~、じゃぁ×でいいん?×にしても次の質問か指示に従わないとなあかんみたいやけど」
ロク「さすがにキスは2人でも無理やろ?ここまで順調に進んだから一回飛ばしてもいいちゃう?」
イチ「うん(残念…)」
ハチ「じゃぁ×にしよ~」
俺「うん」
ハチ「でも、次のやつで最後にしよ。そろそろ昼休み終わりそうやし」
俺「そうやな」
《指示7.お互いに告白してください》
ハチ「テンどうする?」
俺「え、ああ…」
ロク「時間ないから巻きで行こ!」
イチ「ロク急かすやん」
ハチ「え~じゃぁ俺から言うわ」
ロク「ハチかっこいい~!」
ハチ「集中するからそれやめて笑」
俺「集中するん?」
ハチ「テンも、俺のことに集中して聞いてな?一回しか言わんから」
イチ「(もしかして、ハチが攻め…!?)」
ハチ「テンは、俺のことただの幼馴染やって思ってるかもしらんけど、ほんまは前からめっちゃ好きやった。俺じゃあかん?」
俺「いや、冗談やんな?」
ハチは、少し真剣な目を向けたあといつも通りのくしゃっとした笑顔に戻っていた。
ロク「ハチ、今の恋愛ドラマかなって思ったわ!演技上手いな~!」
イチ「俺も、一瞬本気かなって思った」
ハチ「そうやろ~?主演男優賞狙えるかな?笑」
俺「(いや、さっきのハチの目は本気やったやろ…?)ハチ待って。それはずるくない?ハチやから抱きしめられたり、さっき言ってくれたことも嬉しかった。俺の方がハチのこと好きってこと理解させたろか?」
イチ「(テンの急な攻め…!!これほんまは、テン×ハチなん?)」
ロク「うちの生徒会長の口がびっくりしすぎて閉まってないねんけど笑」
俺「ごめん、ちょっと席外すわ。授業までに戻るから。ハチ来て」
ハチの腕を俺は強く掴んで教室を出た。
「なあイチ、2人出て行ってもうたなあ」
「うん」
「ちなみにこれ、裏返したら親密度書かれてあるって言ってたやんな?」
「ああ、そういえば」
イチが指示カードを裏返すと書かれていたのは…。
4人で机を繋げて俺とハチは弁当、イチとロクは購買で買ったパンなどを食べていた。
「そういえば、さっき言ってたカードゲームやってみたら?」
ロクがパンを片手に思い出したように話す。
「ああ、そういえば言ってたよな」
イチがカバンからカードゲームを取り出して、テーブルに置く。
「これやり方ってどうするん?」
ハチがなぜか興味深々にカードを手に取り説明書を確認する。
《このカードゲームは、2人で挑戦するゲームです。友達、気になる人、恋人と与えられた指示に従って2人で挑み、お互いの親密度や好感度を測るゲームです》
「楽しそうやん!」
なぜかやる気なハチを俺は横で見ていた。
ハチはそんな俺を横目に、説明書を読み進めていく。
《最初に、カードゲームをする2人がそれぞれ×のカードを持ちます。
挑戦する質問や指示にはそのまま挑戦。挑戦しないものには×を出してください。
でも、×をだした時にはもう一枚カードを取り、違う質問や指示に挑戦しないといけないというルールです。
本当に辞退したい時は、辞退と言い質問や指示のカードの裏を向けると親密度や好感度が文章と比率で記載されています。》
その説明書通りにハチはカードを配っていく。
「おお、おもしろくなってきたな!」
ロクもそう言いながら割り込んできた。
イチは、ジュースを飲みながら俺たちを眺めている。
「じゃぁカード配ったし、始めよ!」
「まあ、暇つぶしにはいいか。いいよ、やろう」
《問1.で行って楽しかったことや思い出は?》
ハチ「水族館のイルカショー」
俺「2人で見た最新の鬼滅の刃の映画かな。イチに勧められたから」
イチ「おもろかった?鬼滅?」
俺「初めて鬼滅の刃見たけど、結構おもろかった!」
ハチ「俺も!」
ロク「そうなんや~」
《問2.お互いに感謝してることは?》
ハチ「テンは、宿題見せてくれたり俺が体調が悪かったりした時に、看病してくれたこと」
俺「一緒にいて笑わせてくれるところ」
イチ:「テン優しいな」
ロク「さすがテン、スパダリなん?」
《問3.お互いの好きなところ》
ハチ「寂しいって思ったら会いに来てくれるところ、何をしても怒らないところ」
俺「意外と頼りになるところ。優しいところとか」
イチ「ハチが頼りになるってたしかに意外。なんかふわっとしてそうやのに」
ロク「たしかに!でも、テンが怒らないっていうのはあるわ。怒ったところ見たことないし笑」
《問4.相手に好きな人、もしくは恋人ができると寂しく思う?》
ハチ「ちょっと寂しいと思うかも。遊べる時間が少なくなるから。でも友達として居られるならそれでいいと思う」
俺「仕方ないと思う。でも友達関係は変わらんと思う」
イチ「なるほどな~」
ロク「たしかに、どっちかが誰かと付き合ったら4人で遊ばれへんかもって思ったら確かに寂しいかも。想像でけへんけど」
俺「いや、彼女秒で変えるやつに寂しいとか言われたないわ笑」
ロク「それはそれ。これはこれやん笑」
ハチ「もうええわ、ありがとうございました~」
俺「いや、漫才ちゃうねん。勝手に終わらせやんといてもらっていい?」
ハチ「さすがのツッコミ。腕あげたんちゃう?じゃぁ次の質問いこや~」
《問5.相手の好きな部位は?》
ハチ「え~~、腹筋とか?テンって意外と鍛えてるねん。あと、まつ毛長いのと首筋とか」
俺「待って、何なんこの質問?」
ハチ「テン答えられへんの~?
俺「いや、考えてるねん」
ハチ「早く早く~」
俺「あ~…じゃぁ目とか?ハチってちょっと色素薄くて透けたブラウンみたいな目してるやん?それがいいなって思う」
ハチ「え~照れる笑」
ロク「テン、意外とハチのこと見てるやん」
イチ「ほんまそれな。意外とな」
俺「今思いついただけやから」
ハチ「またまた~そんなこと言って~」
俺「いいから、次の質問やろ!」
《指示1.2人のうち、1人が飲んだ飲み物をもう1人がその後飲んでください》
ハチ「初めて指示カードでたけど、こんなん普通やん。テンそのお茶貸して~」
俺「ああ」
ハチ「(お茶を飲み始める)」
イチ「これは普通にやるよな?」
ロク「まあ普通やな」
ハチ「飲んだ」
俺「まあ、よくハチが俺の飲み物飲んでるもんな」
《指示2.お互いに向かい合って食べ物を食べさせ合ってください(たとえば、ポッキーゲームや水の口移しのように))
ハチ「ああ~、これも普通にやるやんな?」
俺「まあたしかに?ちょうどグミあるわ」
ハチと俺はそれぞれ1つずつグミを手に取る。
お互いにグミを食べさせる。
ハチ「(やっぱり、テンの首筋って綺麗やな…)」
俺「(ハチの唇が指に当たって感触が指に伝わる…)」
ロク「テンの食べ方えろすぎやろ!!なにそれ!?」
イチ「おい、言い方やめろって(BL…!?)
俺「はい、終わり(ハチの唇やわらかすぎ…)
ハチ「グミ美味しかったわ~(テンの食べ方何!?首の角度えろっ!!」
《指示3.恋人繋ぎしてください》
ハチ「急にめっちゃシンプルな指示やん。はい、テン手出して~」
俺「(切り替え早すぎやん…俺から繋いで驚かせたろ)」
俺は、隣に座ってたハチの手に滑り込ませるように恋人繋ぎをした。
ハチ「ちょっと待って!何も言わんとするの反則!びっくりした。今俺がする流れやったやん。不意打ちやめてや~」
俺:「ごめんごめん笑」
イチ「写真撮っていい?(この BLチャンスを逃してはならぬ…)」
俺「なんで?」
イチ「いや、記念に?」
ロク「急にイチがテンションあがってる笑」
《指示4.ハグしてください》
ハチ「はい、テンおいで~」
俺「うん」
俺は、小さく手を広げてハチのことを抱きしめる。
イチ「まあ普通に男同士でもハグはするよな(あんまり萌えない…)」
ロク「たしかに。急に簡単な指示になったな」
俺「(なんか心臓の音が早い気がする…俺じゃない…ハチ?)」
ハチ「もう終わり!」
そう言うと、俺を抱きしめていた腕が離された。
《指示5.相手の弱点をお互いに触れてください》
俺「そんなんある?わからんねんけど」
ハチ「う~ん。とりあえずテンの首とか触ってもいい?」
俺「え?ああ」
ハチの手が、俺の首筋に沿わせるように優しく撫でる。
イチ「ハチ積極的やん!(BLチャンス来た…!)」
ロク「おお、なんか急に難易度高めな指示来たっぽいな」
俺「(首を撫でられても正直よくわからない…ただ撫でられてるだけって感じ…)」
俺は、とりあえず近くにあったハチのズボン越しに太ももあたりを触ってみる。
ハチ「(…!?)テン、待って…」
俺「何…?」
ハチが少し動いた拍子に内股あたりに触れてしまった。
ロク「ハチ、顔色ちょっと変?」
イチ「たしかにそうかも?」
ロクとイチの角度からは俺がハチの太ももに触れてることが見えないらしい。
ハチ「やば…じゃぁ本気出していい?」
ハチは、俺の首筋に顔を近づけたと同時に小さくチュッと音がした気がした。
俺「え、何!?(キスした…?)」
ハチ「シャツの後ろにごみついてた~笑」
俺「びっくりした…」
俺は驚いてハチの腕を掴んでしまった。
ロク「なんや~、キスしたんかと思った期待外れ~」
イチ「ほんまに、びっくりしたわ…」
ロク「でも、まだテンからハチに対して何もしてないんちゃうん?」
ハチ「ほら!今腕触ってるし?(これ以上さっきみたいに触られたらやばいかも…)」
ロク「そうか?(なんか誤魔化してる気がする…)じゃぁハチが言うなら次のやつやろ」
《指示6.お互いにキスしてください(場所はどこでもok)》
俺「いや、これは無理かも」
ハチ「え~、じゃぁ×でいいん?×にしても次の質問か指示に従わないとなあかんみたいやけど」
ロク「さすがにキスは2人でも無理やろ?ここまで順調に進んだから一回飛ばしてもいいちゃう?」
イチ「うん(残念…)」
ハチ「じゃぁ×にしよ~」
俺「うん」
ハチ「でも、次のやつで最後にしよ。そろそろ昼休み終わりそうやし」
俺「そうやな」
《指示7.お互いに告白してください》
ハチ「テンどうする?」
俺「え、ああ…」
ロク「時間ないから巻きで行こ!」
イチ「ロク急かすやん」
ハチ「え~じゃぁ俺から言うわ」
ロク「ハチかっこいい~!」
ハチ「集中するからそれやめて笑」
俺「集中するん?」
ハチ「テンも、俺のことに集中して聞いてな?一回しか言わんから」
イチ「(もしかして、ハチが攻め…!?)」
ハチ「テンは、俺のことただの幼馴染やって思ってるかもしらんけど、ほんまは前からめっちゃ好きやった。俺じゃあかん?」
俺「いや、冗談やんな?」
ハチは、少し真剣な目を向けたあといつも通りのくしゃっとした笑顔に戻っていた。
ロク「ハチ、今の恋愛ドラマかなって思ったわ!演技上手いな~!」
イチ「俺も、一瞬本気かなって思った」
ハチ「そうやろ~?主演男優賞狙えるかな?笑」
俺「(いや、さっきのハチの目は本気やったやろ…?)ハチ待って。それはずるくない?ハチやから抱きしめられたり、さっき言ってくれたことも嬉しかった。俺の方がハチのこと好きってこと理解させたろか?」
イチ「(テンの急な攻め…!!これほんまは、テン×ハチなん?)」
ロク「うちの生徒会長の口がびっくりしすぎて閉まってないねんけど笑」
俺「ごめん、ちょっと席外すわ。授業までに戻るから。ハチ来て」
ハチの腕を俺は強く掴んで教室を出た。
「なあイチ、2人出て行ってもうたなあ」
「うん」
「ちなみにこれ、裏返したら親密度書かれてあるって言ってたやんな?」
「ああ、そういえば」
イチが指示カードを裏返すと書かれていたのは…。
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