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第55話 意外な伏兵
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二個目のベースになる場所までやってきた。一個目のベースからここに来るまでに遭遇した敵は、三十二匹。昨日ここまでくる間に倒したのはバーサクベアーを含めて十七匹だった。
増えてね? 一個目の近くは減っていたのに、二個目に来るまでの魔物は増えていた。一個目付近の魔物が減ったから、移動しようとして魔物が集まってる? 近い感じがしなくもないが、減ったのがどうやって分かったのだろう?
獣道の森も亜人の森も何となくダンジョンっぽい魔物の配置だよな? いわゆるモンスターハウスと言われる魔物がひしめく部屋以外は、基本的に平均的に数が散らばってるって話だしだが。フィールドダンジョンだったりして……
ってもエリア掌握が普通にできるから、ダンジョンって線はありえないんだけどな。あのチビ神共と同類だと考えれば色々な仕掛けがあってもおかしくはないよな。
『チビじゃないって何度言えばわかるのさ!』
またチビ神がストーカーをしていたようだ。どっからどう見てもチビ神だからなお前。
『ストーカーとか失礼しちゃうわね! 私が呼んだんだから様子を見るのは当たり前でしょ!』
そうはいわれても、いつもいつもタイミングが良すぎるんだよ! ストーカー以外の何物でもないだろうが。
『た、たまたまよ! 私だっていつも暇なわけじゃないんだからね!』
いや、ツンデレとかいらねえし。ツルペタの同僚の神たちは暇すぎて俺みたいなのを呼んで楽しんでるんだろ? なのに忙しいとかイミフ!
『今は、ちっちゃいだけだもん! これからの成長に期待してなさい!』
お前が何歳か知らんけど、あきらかに俺の数十倍は生きてんだろ? もう諦めろって(哀れみの目)。それに、ロリ巨乳はバランスが悪いからやめた方がいいぞ。俺に期待しろとか意味ないしな、だって巨乳より小さめの方が好きだからな!
『ングッ……口では勝てる気がしないわね。見てなさい今に見返してやるんだからね! ブツッ』
勝手に話しかけてきて、一方的に切りやがったな。
「みんなお疲れ様、いったん夕食まで休憩してから今日は夜戦でもしてみよっか。安全を確保するために一組ずつ戦闘してもらうけど、みんなで出撃して邪魔が入りそうだったら、従魔組に外敵を排除してもらおうか。
風呂にお湯を入れてあるから、入りたい人は入ってきていいぞ。シルキーたちにはすまないが、夕食の準備を始めてもらっていいか? ついでに夜食も準備してほしい」
「了解であります! みんなは先にお風呂へ入ってきてください。戦闘をしたから汚れてますよ? ご主人様にそんな恰好で作ってお食事を出すのですか?」
シルキーたちと一緒に食事を準備しようとし始めた娘たちに、スカーレットが一言声をかけると全員がハッとした表情をして慌ててお風呂へかけ込んでいった。
「スカーレット、フォローありがとな。基本的に俺に関わることを優先するからなあの娘たちは……もうちょっと自由にのびのびしてもらいたいのは、俺のわがままなのかな?」
「ご主人様の優しさは伝わってますよ。それを踏まえたうえで、みんながご主人様に仕えてくれてるんですから喜ぶところですよ」
スカーレットの言葉を聞いて何とも言えない気持ちになった。
娘たちの風呂が終わったら、俺も風呂に入ってさっぱりするかな。そういえば、昨日はモフモフ三匹+ニコをお風呂に入れるの忘れてたな。今日は一緒に入って綺麗にしてやるか。
夜戦の時にまた汚れちゃうけど、そしたらまた入れてやればいいよな。隣に少し深めの湯船を作ってそこで洗ってやるか。
ニコは意外や意外、お風呂が気に入ったらしく屋敷にいて寝てたり訓練していないときは、結構な確率で俺とカエデ専用のお風呂かサウナに入っているのだ。
スライムがサウナに入ったら干からびねえか? お風呂入ったら溶けないか? とか思ったが、この不思議軟体生物は、サウナに入れば表面にうっすら汗の様なものが出てくるし、お風呂に入れば表面が人間の手の様にしわしわにふやけるのだけなのだ。
最初に見たときはそんな馬鹿な! って思ったが見慣れたら普通になってしまった。今となっては一緒に入るのが当たり前になっているし、体もきれいに洗ってあげるのも普通になっている。
娘たちもお風呂は気に入ったみたいで、髪の毛を洗ったり、手入れをしたりとで一時間はお風呂に入っているのは普通になっていた。さすがに年少組はそこまで長くはないが年長組は、しっかりと手入れをしているようだった。もちろん、シャンプーの他にリンス、トリートメントも用意している。
アマレロにアイスミルクティーを出してもらい、のんびりと召喚リストを見ていた。結構機械類が増えてきたような気がするな。この世界で使えないがスマホがあったり、タブレットPCも出ていた。日本にいたときにほしいなと思ってたキン○ル先生が召喚できる……
この世界じゃネットにもつなげられないから、電子書籍すら買えないよな。DPで召喚して何も入ってないものをどうすればいいんだか。電子書籍もDPで買えたりしねえかな? 10DPで交換できるし交換してしみるかな。
ぽちっとな。
キン○ル先生が出てきたが、オプションでも書籍を買えるわけではなかったので、期待せずにいじってみることにした。電波はもちろん……え? よくわからないけど電波が入っている? でも、俺が見た事のある電波の模様ではないんだよな。
ネットに繋げるようにいじってみると、ジャンルが出てきて色々な書籍データが購入できる画面に来た。好きだった漫画を見ていると三冊までは1DPとか出ていた。
このキン○ル先生は、ダンマスのスキルにつながっているようだった。俺に都合がよすぎる! どこかに落とし穴がないか心配になってくるほどだ。
とりあえず、キン○ル先生の事はこれから、ブッ君と呼ぶことにしよう。
ブッ君を新しく召喚する際にオプションに劣化防止・バッテリー容量上昇・防水加工・強度上昇・耐熱耐寒加工・容量限界上昇等々つけて召喚した。
これでお風呂の中でも問題なく本を読めるようになったのだ。
ブッ君をいじって、見たい、気になっていた漫画や小説を片っ端から購入していると一五〇〇〇DPも使用していた。マジで買いすぎた! 全部読めるかわからんな!
娘たちがお風呂から上がったので、モフモフとニコたちを綺麗にするために浴槽を増やした。ギンとクロは、かなり大きくなったので洗うのも大変だが、伏せてもらってお湯をぶっかけた後ペット用のシャンプーでくまなく洗ってやったぜ。
屋敷みたいにシャワーが無かったので、深い浴槽に入ってもらいシャンプーを落とした。何度か浴槽のお湯を張り替えて、モフモフたちを綺麗にしてあげると、浅めの方の浴槽に入って浴槽のふちに顎を乗せて気持ちよさそうな顔をしていた。
次にハクとニコを洗ってあげたが、こちらはサイズが小さいのですぐ洗い終わって一緒に浴槽につかって温まった。
増えてね? 一個目の近くは減っていたのに、二個目に来るまでの魔物は増えていた。一個目付近の魔物が減ったから、移動しようとして魔物が集まってる? 近い感じがしなくもないが、減ったのがどうやって分かったのだろう?
獣道の森も亜人の森も何となくダンジョンっぽい魔物の配置だよな? いわゆるモンスターハウスと言われる魔物がひしめく部屋以外は、基本的に平均的に数が散らばってるって話だしだが。フィールドダンジョンだったりして……
ってもエリア掌握が普通にできるから、ダンジョンって線はありえないんだけどな。あのチビ神共と同類だと考えれば色々な仕掛けがあってもおかしくはないよな。
『チビじゃないって何度言えばわかるのさ!』
またチビ神がストーカーをしていたようだ。どっからどう見てもチビ神だからなお前。
『ストーカーとか失礼しちゃうわね! 私が呼んだんだから様子を見るのは当たり前でしょ!』
そうはいわれても、いつもいつもタイミングが良すぎるんだよ! ストーカー以外の何物でもないだろうが。
『た、たまたまよ! 私だっていつも暇なわけじゃないんだからね!』
いや、ツンデレとかいらねえし。ツルペタの同僚の神たちは暇すぎて俺みたいなのを呼んで楽しんでるんだろ? なのに忙しいとかイミフ!
『今は、ちっちゃいだけだもん! これからの成長に期待してなさい!』
お前が何歳か知らんけど、あきらかに俺の数十倍は生きてんだろ? もう諦めろって(哀れみの目)。それに、ロリ巨乳はバランスが悪いからやめた方がいいぞ。俺に期待しろとか意味ないしな、だって巨乳より小さめの方が好きだからな!
『ングッ……口では勝てる気がしないわね。見てなさい今に見返してやるんだからね! ブツッ』
勝手に話しかけてきて、一方的に切りやがったな。
「みんなお疲れ様、いったん夕食まで休憩してから今日は夜戦でもしてみよっか。安全を確保するために一組ずつ戦闘してもらうけど、みんなで出撃して邪魔が入りそうだったら、従魔組に外敵を排除してもらおうか。
風呂にお湯を入れてあるから、入りたい人は入ってきていいぞ。シルキーたちにはすまないが、夕食の準備を始めてもらっていいか? ついでに夜食も準備してほしい」
「了解であります! みんなは先にお風呂へ入ってきてください。戦闘をしたから汚れてますよ? ご主人様にそんな恰好で作ってお食事を出すのですか?」
シルキーたちと一緒に食事を準備しようとし始めた娘たちに、スカーレットが一言声をかけると全員がハッとした表情をして慌ててお風呂へかけ込んでいった。
「スカーレット、フォローありがとな。基本的に俺に関わることを優先するからなあの娘たちは……もうちょっと自由にのびのびしてもらいたいのは、俺のわがままなのかな?」
「ご主人様の優しさは伝わってますよ。それを踏まえたうえで、みんながご主人様に仕えてくれてるんですから喜ぶところですよ」
スカーレットの言葉を聞いて何とも言えない気持ちになった。
娘たちの風呂が終わったら、俺も風呂に入ってさっぱりするかな。そういえば、昨日はモフモフ三匹+ニコをお風呂に入れるの忘れてたな。今日は一緒に入って綺麗にしてやるか。
夜戦の時にまた汚れちゃうけど、そしたらまた入れてやればいいよな。隣に少し深めの湯船を作ってそこで洗ってやるか。
ニコは意外や意外、お風呂が気に入ったらしく屋敷にいて寝てたり訓練していないときは、結構な確率で俺とカエデ専用のお風呂かサウナに入っているのだ。
スライムがサウナに入ったら干からびねえか? お風呂入ったら溶けないか? とか思ったが、この不思議軟体生物は、サウナに入れば表面にうっすら汗の様なものが出てくるし、お風呂に入れば表面が人間の手の様にしわしわにふやけるのだけなのだ。
最初に見たときはそんな馬鹿な! って思ったが見慣れたら普通になってしまった。今となっては一緒に入るのが当たり前になっているし、体もきれいに洗ってあげるのも普通になっている。
娘たちもお風呂は気に入ったみたいで、髪の毛を洗ったり、手入れをしたりとで一時間はお風呂に入っているのは普通になっていた。さすがに年少組はそこまで長くはないが年長組は、しっかりと手入れをしているようだった。もちろん、シャンプーの他にリンス、トリートメントも用意している。
アマレロにアイスミルクティーを出してもらい、のんびりと召喚リストを見ていた。結構機械類が増えてきたような気がするな。この世界で使えないがスマホがあったり、タブレットPCも出ていた。日本にいたときにほしいなと思ってたキン○ル先生が召喚できる……
この世界じゃネットにもつなげられないから、電子書籍すら買えないよな。DPで召喚して何も入ってないものをどうすればいいんだか。電子書籍もDPで買えたりしねえかな? 10DPで交換できるし交換してしみるかな。
ぽちっとな。
キン○ル先生が出てきたが、オプションでも書籍を買えるわけではなかったので、期待せずにいじってみることにした。電波はもちろん……え? よくわからないけど電波が入っている? でも、俺が見た事のある電波の模様ではないんだよな。
ネットに繋げるようにいじってみると、ジャンルが出てきて色々な書籍データが購入できる画面に来た。好きだった漫画を見ていると三冊までは1DPとか出ていた。
このキン○ル先生は、ダンマスのスキルにつながっているようだった。俺に都合がよすぎる! どこかに落とし穴がないか心配になってくるほどだ。
とりあえず、キン○ル先生の事はこれから、ブッ君と呼ぶことにしよう。
ブッ君を新しく召喚する際にオプションに劣化防止・バッテリー容量上昇・防水加工・強度上昇・耐熱耐寒加工・容量限界上昇等々つけて召喚した。
これでお風呂の中でも問題なく本を読めるようになったのだ。
ブッ君をいじって、見たい、気になっていた漫画や小説を片っ端から購入していると一五〇〇〇DPも使用していた。マジで買いすぎた! 全部読めるかわからんな!
娘たちがお風呂から上がったので、モフモフとニコたちを綺麗にするために浴槽を増やした。ギンとクロは、かなり大きくなったので洗うのも大変だが、伏せてもらってお湯をぶっかけた後ペット用のシャンプーでくまなく洗ってやったぜ。
屋敷みたいにシャワーが無かったので、深い浴槽に入ってもらいシャンプーを落とした。何度か浴槽のお湯を張り替えて、モフモフたちを綺麗にしてあげると、浅めの方の浴槽に入って浴槽のふちに顎を乗せて気持ちよさそうな顔をしていた。
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