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第229話 恐怖の対象
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後半に人道的でない文章があります。
細かい描写はしていませんが、グロい話が苦手な人はこの話を飛ばすことをお勧めします。
ただいま三部隊目の奇襲が終わったところ。
「え~っと、迫撃砲の運用はやめましょう。簡単なつくりで説明書や動画を見る限り簡単そうでしたが、そんなことはなかったね。さすがにこれを扱うには、俺には知識も経験も何もかもが足りなかったようだ。
初めて撃った弾なんて五〇〇メートルもずれた場所に着弾したしな。最後の方でも一〇〇メートル離れた位置に着弾したしな。
これは夜襲の時にだけ使おう、夜襲は荷物さえ奪えば敵に夜襲の恐怖を刷り込むだけでいいんだし、大きな音のするあれはうってつけだろう。逃げないなら一時間おきくらいに、撃ち込んでやれば効果十分だと思うしね。じゃぁ後三部隊襲ったら、中央の部隊になるからサクサクと行きますかね」
ちなみに迫撃砲を受けた二つの部隊は原因が突き止められず、丸二日そこで足止めされていた。前線にいる俺たちは、当たらなくても恐怖を植え付けるには、十分な効果を発していた事には気付くことはなかった。
四・五・六部隊目は、初めの部隊と同じ方法で奇襲をかけて、魔法を撃って爆弾投げて逃走で問題なく終わった。六部隊合計約三〇〇〇人の内死者が二十九名、食料を積んだ馬車五十六台中三十二台が行動不能になっていた。
無事だった馬車の内十九台は、迫撃砲が失敗した部隊の物だった。三十七台中、三十二台壊せたのであれば、足の破壊は十分に成功したと言えるだろう。火魔法のあたった馬車でも全部が燃え尽きるわけがないので、焼け残ったものを回収しているだろう。それでも損害は小さくないはずだ、せいぜい苦しんでくれ!
さて昼は過ぎているので食事をしておこう。俺もこの世界に来た当時に比べれば強くなったよな。初めの頃なんてゴブリンを殺すのですら躊躇してたのに、今じゃ同族……とは言いたくないが人間の形をしたものを殺しても、少し変な感じがするくらいで後に引くこともないしな。
こういうのは心が死んでるとでもいうのかな? 食事も問題なく食べれるしな。そういう意味では娘たちは俺より強いかもな。一度は人生を諦めたけど、俺に買われて家族にも成れた。その家族を守るためなら修羅にもなるそうだ。俺も近いけどそこまで心を殺せるだろうか?
でも今はもう、できるできないじゃない、やるしかないんだ。やらなければ少なくともミューズの人たちはただでは済まないだろう。
守る必要はないのだが、立場として守る義務があるからな。少なくとも俺の側の人間を無駄に殺させるわけにはいかない。ミューズを明け渡して地下通路を潰しても、ミューズの人たちが安全である保障はない。ならば領主としての義務もはたさないとな、娘たちを守るついでだけどな。
「みんな食事も終わったようなので、蹂躙する部隊の所へ向かうよ。俺だってことがしっかり伝わるように名乗りを上げてから蹂躙する。ただし参加するのは俺と従魔たちだけだ。
ミリーの四匹も貸してもらうよ。みんなには言ってなかったけど、これは俺が背負う業なんだよ。おそらく帰ってくる頃には心が疲弊していると思うから、俺を温かく迎えてほしい。たっぷり甘えさせてくれ」
「シュウがその顔をした時は、意見を変えるつもりはない時よね。帰ってきたら疲れた心と高ぶった気持ちを、搾り取ってあげるから安心していいわよ。まぁ獣になったシュウに蹂躙されるのも悪くないわね」
「おい、カエデ! 下の娘たちの教育に悪いからそういう発言はするな! でも何か安心したよ。サンキューな」
バカ話をしている間に蹂躙する予定の部隊の近くまで来ていた。これが終わったらいったん俺の休憩を入れないといけないから休めるように部屋を作っておこう。お風呂も作っておくか。
準備が完了したので外に出る階段を作って、奴らの進行方向へ向かって進んでいく。
「聖国で魔獣を連れて歩くとは、お前の魂が穢れているのだな。我々がその魂に救済を与えようではないか! 苦しいかも知れないが、解放されれば楽になるさ。全員戦闘準備!」
「俺は、ディストピア・グレッグ・ミューズ三都市の領主であるシュウだ。お前らの糞神が神託を出して滅ぼそうとしている相手だ。いもしない神に踊らされている哀れな賊共よ、お前らに慈悲はない」
「お前がシュウか、心の底から穢れてしまっているのだな。我らの手によって浄化してやる。主よ、我に祝福を」
兵士たちが武器を抜いてこちらへ向かってくる。後ろでは弓をつがえて矢を放ち、魔法使いが詠唱を始めている。
「食い殺せ!」
俺の命令で付いてきた従魔十七匹が矢のごとく敵陣へ向かっていく。狼たちはトップスピードを保ったまま兵士たちの手や足を食いちぎっていく。狐たちは巧みに連携して魔法を使っている。火魔法ではなくあえて土魔法のアーススピアを使って鎧をぶち抜き地面に縫い付けている。
スライムたちは二・三匹で取り付いて触手を使い体に穴を開けていた。とかしている感じではなく貫いているようだった。ハクは空を飛びながら風魔法を込めたブレスを放っていた。ブレスの中にはウィンドカッターのような風の刃が込められており、ブレスの効果範囲内にはミキサーのように風の刃が飛び乱れていた。
さて、俺も見学している場合じゃないな。カエデが俺のために新しく作ってくれていた専用大薙刀【紅孔雀】を構えて、敵陣へ文字通り飛び込んでいく。
そこからは蹂躙劇だった。手足を切り裂き、時には上半身と下半身を分けたり、首を飛ばしたり。地獄絵図の戦場になった。倒れている者の腹に紅孔雀を突き立ててとどめを刺し、命乞いをする兵士も切り捨てた。逃げ出す人間も投降しようとしている者もかまわず切り捨てた。
五〇〇人の兵士があっという間に血の海に沈んだ。五体満足な人間はどのくらいいるんだろうな。司祭と思われる奴と騎士長っぽい奴が、スライムたちに取り押さえられていた。うめき声の聞こえる中を歩いていく。
「神のご意思に背くつもりか! 神罰がくだるぞ!」
「残念ながら、バリスという神は存在しない。だから俺に神罰をくだすことはできない。造られた神の神託によって俺らを殺そうとした罪を、お前らの体に刻んでやる。
恨むなら神を憚り自分たちの都合のいい神託を作っている上層部を恨め。コウとソウ、そっちの二匹も今生きている人間を死なない程度に回復してやってくれ、お前らの造られた神が俺の逆鱗に触れた事を教えてやれるように」
ここからは司祭と騎士長っぽい人間の心が折れるまで、足の骨を砕いては魔法で治し、手の骨を砕いては治し、ナイフで刺しては治した。それを見ていた周りの物は自分の腕や足がない事も忘れてその場を離れようとしたり、胃の中の物を吐きだしたりしていた。
俺も正直ここまできつい事をするつもりはなかったが、戦闘の際の興奮状態に引っ張られここまでひどい事をしてしまっていたのだ。
「お前らが攻めてくるなら、俺は俺の大切なものを守るためにお前らを滅ぼす……」
そう言い残して階段のある場所まで戻った。覚悟はしていたがここまできついとは、思っていなかった。一人でやる必要はなかったかもしれないけど、娘たちの誰にもこの気持ちは味合わせたくなかった。
生まれた世界が違うからそういった感情はないかも知れないけど……そういう事じゃないな、この蹂躙は恐怖を伝播させるためにやっただけで、本来必要ない行為だ。俺のわがままに巻き込むわけにはいかないからな。
戻った俺を見たカエデとミリーは、何も言わずにお風呂へ連れて行ってくれた。体をきれいに洗ってくれ、お風呂にまでつからせてくれた。ただお風呂の途中で吐いてしまうが、嫌な顔もせずに処理してくれた。二人が優しい。湯船につかっている時は二人が包んでくれていた。心地いいな。
お風呂から上がり、休むためにベッドへ向かうと年長組のメンバーも待っていた。その後は、高ぶった気持ちと興奮状態のまま貪り食うようにみんなの事を求めてしまった。
細かい描写はしていませんが、グロい話が苦手な人はこの話を飛ばすことをお勧めします。
ただいま三部隊目の奇襲が終わったところ。
「え~っと、迫撃砲の運用はやめましょう。簡単なつくりで説明書や動画を見る限り簡単そうでしたが、そんなことはなかったね。さすがにこれを扱うには、俺には知識も経験も何もかもが足りなかったようだ。
初めて撃った弾なんて五〇〇メートルもずれた場所に着弾したしな。最後の方でも一〇〇メートル離れた位置に着弾したしな。
これは夜襲の時にだけ使おう、夜襲は荷物さえ奪えば敵に夜襲の恐怖を刷り込むだけでいいんだし、大きな音のするあれはうってつけだろう。逃げないなら一時間おきくらいに、撃ち込んでやれば効果十分だと思うしね。じゃぁ後三部隊襲ったら、中央の部隊になるからサクサクと行きますかね」
ちなみに迫撃砲を受けた二つの部隊は原因が突き止められず、丸二日そこで足止めされていた。前線にいる俺たちは、当たらなくても恐怖を植え付けるには、十分な効果を発していた事には気付くことはなかった。
四・五・六部隊目は、初めの部隊と同じ方法で奇襲をかけて、魔法を撃って爆弾投げて逃走で問題なく終わった。六部隊合計約三〇〇〇人の内死者が二十九名、食料を積んだ馬車五十六台中三十二台が行動不能になっていた。
無事だった馬車の内十九台は、迫撃砲が失敗した部隊の物だった。三十七台中、三十二台壊せたのであれば、足の破壊は十分に成功したと言えるだろう。火魔法のあたった馬車でも全部が燃え尽きるわけがないので、焼け残ったものを回収しているだろう。それでも損害は小さくないはずだ、せいぜい苦しんでくれ!
さて昼は過ぎているので食事をしておこう。俺もこの世界に来た当時に比べれば強くなったよな。初めの頃なんてゴブリンを殺すのですら躊躇してたのに、今じゃ同族……とは言いたくないが人間の形をしたものを殺しても、少し変な感じがするくらいで後に引くこともないしな。
こういうのは心が死んでるとでもいうのかな? 食事も問題なく食べれるしな。そういう意味では娘たちは俺より強いかもな。一度は人生を諦めたけど、俺に買われて家族にも成れた。その家族を守るためなら修羅にもなるそうだ。俺も近いけどそこまで心を殺せるだろうか?
でも今はもう、できるできないじゃない、やるしかないんだ。やらなければ少なくともミューズの人たちはただでは済まないだろう。
守る必要はないのだが、立場として守る義務があるからな。少なくとも俺の側の人間を無駄に殺させるわけにはいかない。ミューズを明け渡して地下通路を潰しても、ミューズの人たちが安全である保障はない。ならば領主としての義務もはたさないとな、娘たちを守るついでだけどな。
「みんな食事も終わったようなので、蹂躙する部隊の所へ向かうよ。俺だってことがしっかり伝わるように名乗りを上げてから蹂躙する。ただし参加するのは俺と従魔たちだけだ。
ミリーの四匹も貸してもらうよ。みんなには言ってなかったけど、これは俺が背負う業なんだよ。おそらく帰ってくる頃には心が疲弊していると思うから、俺を温かく迎えてほしい。たっぷり甘えさせてくれ」
「シュウがその顔をした時は、意見を変えるつもりはない時よね。帰ってきたら疲れた心と高ぶった気持ちを、搾り取ってあげるから安心していいわよ。まぁ獣になったシュウに蹂躙されるのも悪くないわね」
「おい、カエデ! 下の娘たちの教育に悪いからそういう発言はするな! でも何か安心したよ。サンキューな」
バカ話をしている間に蹂躙する予定の部隊の近くまで来ていた。これが終わったらいったん俺の休憩を入れないといけないから休めるように部屋を作っておこう。お風呂も作っておくか。
準備が完了したので外に出る階段を作って、奴らの進行方向へ向かって進んでいく。
「聖国で魔獣を連れて歩くとは、お前の魂が穢れているのだな。我々がその魂に救済を与えようではないか! 苦しいかも知れないが、解放されれば楽になるさ。全員戦闘準備!」
「俺は、ディストピア・グレッグ・ミューズ三都市の領主であるシュウだ。お前らの糞神が神託を出して滅ぼそうとしている相手だ。いもしない神に踊らされている哀れな賊共よ、お前らに慈悲はない」
「お前がシュウか、心の底から穢れてしまっているのだな。我らの手によって浄化してやる。主よ、我に祝福を」
兵士たちが武器を抜いてこちらへ向かってくる。後ろでは弓をつがえて矢を放ち、魔法使いが詠唱を始めている。
「食い殺せ!」
俺の命令で付いてきた従魔十七匹が矢のごとく敵陣へ向かっていく。狼たちはトップスピードを保ったまま兵士たちの手や足を食いちぎっていく。狐たちは巧みに連携して魔法を使っている。火魔法ではなくあえて土魔法のアーススピアを使って鎧をぶち抜き地面に縫い付けている。
スライムたちは二・三匹で取り付いて触手を使い体に穴を開けていた。とかしている感じではなく貫いているようだった。ハクは空を飛びながら風魔法を込めたブレスを放っていた。ブレスの中にはウィンドカッターのような風の刃が込められており、ブレスの効果範囲内にはミキサーのように風の刃が飛び乱れていた。
さて、俺も見学している場合じゃないな。カエデが俺のために新しく作ってくれていた専用大薙刀【紅孔雀】を構えて、敵陣へ文字通り飛び込んでいく。
そこからは蹂躙劇だった。手足を切り裂き、時には上半身と下半身を分けたり、首を飛ばしたり。地獄絵図の戦場になった。倒れている者の腹に紅孔雀を突き立ててとどめを刺し、命乞いをする兵士も切り捨てた。逃げ出す人間も投降しようとしている者もかまわず切り捨てた。
五〇〇人の兵士があっという間に血の海に沈んだ。五体満足な人間はどのくらいいるんだろうな。司祭と思われる奴と騎士長っぽい奴が、スライムたちに取り押さえられていた。うめき声の聞こえる中を歩いていく。
「神のご意思に背くつもりか! 神罰がくだるぞ!」
「残念ながら、バリスという神は存在しない。だから俺に神罰をくだすことはできない。造られた神の神託によって俺らを殺そうとした罪を、お前らの体に刻んでやる。
恨むなら神を憚り自分たちの都合のいい神託を作っている上層部を恨め。コウとソウ、そっちの二匹も今生きている人間を死なない程度に回復してやってくれ、お前らの造られた神が俺の逆鱗に触れた事を教えてやれるように」
ここからは司祭と騎士長っぽい人間の心が折れるまで、足の骨を砕いては魔法で治し、手の骨を砕いては治し、ナイフで刺しては治した。それを見ていた周りの物は自分の腕や足がない事も忘れてその場を離れようとしたり、胃の中の物を吐きだしたりしていた。
俺も正直ここまできつい事をするつもりはなかったが、戦闘の際の興奮状態に引っ張られここまでひどい事をしてしまっていたのだ。
「お前らが攻めてくるなら、俺は俺の大切なものを守るためにお前らを滅ぼす……」
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生まれた世界が違うからそういった感情はないかも知れないけど……そういう事じゃないな、この蹂躙は恐怖を伝播させるためにやっただけで、本来必要ない行為だ。俺のわがままに巻き込むわけにはいかないからな。
戻った俺を見たカエデとミリーは、何も言わずにお風呂へ連れて行ってくれた。体をきれいに洗ってくれ、お風呂にまでつからせてくれた。ただお風呂の途中で吐いてしまうが、嫌な顔もせずに処理してくれた。二人が優しい。湯船につかっている時は二人が包んでくれていた。心地いいな。
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