537 / 2,518
第537話 フレデリクからの呼び出し
しおりを挟む
モンスターパレードがあってから三日が経過した。一日目に危険だと思われる魔物は、ダマにお願いして殲滅してもらっている。それで、住人は街に戻って来れているので、いい活躍をしてくれただろう。
二日目は、この場合は共食いと言っていいのだろうか? 互いに互いを殺し合っていて、副産物でLvが上がっていたので、慌てて魔物の処理に行った感じだ。
三日目は、ディストピアの冒険者も手伝って、周囲二十キロメートル以内にいた魔物を、根こそぎ狩り取っている。
三日目の殲滅戦をしている時にふと考えたのだが、普段の魔物って食事どうしてるんだろうな? 魔物同士殺し合ってもドロップにしかならないし、食料ってどうなってるんだろう?
野生の動物もそこまで多いわけじゃないしな。俺が召喚した、従魔たちはスライムを含めみんな食事をしているんだよな。でもダンジョンの中に住んでいる魔物は、食事している所を見たことないけど。どんな生態をしているのやら。
ディストピアの周辺の事後処理が終わって、のんびりとくつろいでいた四日目。魔導無線から急ぎの連絡が入る。
『シュウ様、こちらはフレデリクの支店です。ただいま、ディストピアの竜騎士と思われる一団と一緒に、国王とその近衛と名乗っている者がきていますが、どういたしましょう?』
「すっかり忘れてた。そっちに俺のドッペルって、置いてあったっけ?」
『つい昨日届いています。グリエル様が近々必要になるだろうとのことで、一緒に護衛のドッペルも届いています』
「グリエルがやってくれたのか。それは助かるな。俺がそっちに行った方がいいだろうな。今から行くから面会の準備よろしく」
俺は休憩を中断して憑依ルームへ移動する。意識をフレデリクにいるドッペルに……ってどいつが行ってるんだっけ? グリエルに連絡をとろうとしたら、番号と言っている街の名前を書いたボードが、近くに置いてあった。さすがグリエル! ではフレデリクへ!
ドッペルに意識を移し、護衛のドッペルを連れて面会の場所へ歩いていく。
「これはシュウ殿、今回の件は本当に申し訳なかった。今回の主犯と手伝っていた人物は、全員取り押さえた。主犯の侯爵の一族も全員捕えさせている。処分するにしてもシュウ殿の意見を聞いてからと思い、竜騎士の皆様に無理を言って連れてきてもらった次第である」
何か下からきたり上からきたりするセリフだな。
「竜騎士たちには、協力するように言ってあるから気にするな。捕えた奴等の事はそっちで決めていいよ。ここから巻きあげていたお金を、返してもらえればそれでいい」
「横から失礼します。その事なんですが、額が額だけに侯爵達の私財だけでは足りないのです。領主館は侯爵の物ではないので売る事は出来ず、この街から入ってくるお金を当てにして、色んなことをしていたようでお金自体もほとんどなかったのです。
そして金目の物を売ろうとしても、一度誰が手に入れてしまったものはあまり高く売れず、侯爵一家を売り飛ばそうと思い、先にシュウ様にどういった対応をされるか、聞いておきたかった次第であります」
「相当巻き上げてたんだな。まぁいいや、その侯爵って売れるのか?」
「ただの貴族でしたら高く売れなかったと思いますが、現当主の奥方が名のある魔法使いだったようで、子どもたちが全員その素質を受け継いだそうです。受け継いだ魔法の素質を頼りに、騎士団の連中に守らせながらレベルをあげたそうです。
なのでそれなりに高く売れますね。それ以上に侯爵は色んな所から目の敵にされていたので、大金を払って犯罪奴隷として、買い取る貴族や商人が絶対にいるはずなので、それなりに返済できると思います」
「金に物を言わせて魔法使いと子供を作ったのか、そして才能を引き継いだがための養殖。高く売られる子どもたち。今回みたいなあくどい事を何度もしているから、それに対する報復で高く買われる可能性のある本人か。
自業自得だからいいか。侯爵を売っても足りなかったら、それ以上のお金はいいわ。どうせこれからも稼げるわけだし。そもそも俺は金に困ってないしな。戻って来たお金は、街のために使ってやるか。うっし、この話は終了! 後はそっちで勝手に対処してくれ。でさ、この街の扱いってどうなるんだ?」
「どうと言いますのは?」
「俺の街だけど、王国の中なわけで」
「あ、その事ですか。帝国のメギドという街みたいに離れた場所になりますが、シュウ様の領地として独立していただく予定です。あの街のようにフレデリクとリーファスを含む一帯を、壁で囲んでいただければと考えていますが……
それと、馬鹿な貴族が攻めてきたら叩き潰していいですが、侵攻だけはやめて頂ければと、もちろん賠償金はお払いいたします」
何かめっちゃ怖がられてるな。俺だって進んで攻めてるわけじゃないし、戦わなくていいなら戦いたくないわ!
「その事もう知ってるのな。隠す必要も無いか。ここら辺一帯は俺がもらっておくわ。放置しといたらまた面倒なことになりそうだし、俺が手をいれちまったからには、出来る限り面倒を見ないとな。
後で関門を設けてほしい所だけ教えてくれ。そこに扉作っておくから。もちろんこっち側と王国側につけておくから、門番は自由にしてくれ。つけない様だったら空きっぱなしにすると思うけどな」
「そこらへんは考えさせていただきます。獣道の森に関しては距離が遠いので関係ないと思いますが亜人森に関しては距離が近いのでどうなさいますか? 壁がないと森に無理に入って、領地に入ろうとしたり、出ようとしたりする人がいるかもしれませんが」
「確かにその可能性はあるよな。森沿い一〇〇メートル程離れた位置に、壁を作るわ多分森に近い位置に簡単な街を作ると思うから、そこに亜人の森用の扉を付けるとおもう。確か冒険者の国の出入りって自由だよな?」
「そういう取り決めになっていますね。他にも商人もある程度関税は免除されています。旅人もほとんどかかりませんので、人にお金がかかっているのではなく、物にお金がかかっている形ですね。それとは別に、街への入街料を取っている街も中にはあります」
そうなのか、他の国に行こうとしてた時は、商人の身分を使ってたから、お金を払ってたってことか? そこらへんはどうでもいいか。
「了解、そこら辺の細かい事は後で決めよう。まだ事後処理が残ってるんだろ? 頑張って進めてくれ。俺に関わる事じゃなければ、最後にまとめて報告でもいいから、めんどくさいのは無しでよろしく!」
二日目は、この場合は共食いと言っていいのだろうか? 互いに互いを殺し合っていて、副産物でLvが上がっていたので、慌てて魔物の処理に行った感じだ。
三日目は、ディストピアの冒険者も手伝って、周囲二十キロメートル以内にいた魔物を、根こそぎ狩り取っている。
三日目の殲滅戦をしている時にふと考えたのだが、普段の魔物って食事どうしてるんだろうな? 魔物同士殺し合ってもドロップにしかならないし、食料ってどうなってるんだろう?
野生の動物もそこまで多いわけじゃないしな。俺が召喚した、従魔たちはスライムを含めみんな食事をしているんだよな。でもダンジョンの中に住んでいる魔物は、食事している所を見たことないけど。どんな生態をしているのやら。
ディストピアの周辺の事後処理が終わって、のんびりとくつろいでいた四日目。魔導無線から急ぎの連絡が入る。
『シュウ様、こちらはフレデリクの支店です。ただいま、ディストピアの竜騎士と思われる一団と一緒に、国王とその近衛と名乗っている者がきていますが、どういたしましょう?』
「すっかり忘れてた。そっちに俺のドッペルって、置いてあったっけ?」
『つい昨日届いています。グリエル様が近々必要になるだろうとのことで、一緒に護衛のドッペルも届いています』
「グリエルがやってくれたのか。それは助かるな。俺がそっちに行った方がいいだろうな。今から行くから面会の準備よろしく」
俺は休憩を中断して憑依ルームへ移動する。意識をフレデリクにいるドッペルに……ってどいつが行ってるんだっけ? グリエルに連絡をとろうとしたら、番号と言っている街の名前を書いたボードが、近くに置いてあった。さすがグリエル! ではフレデリクへ!
ドッペルに意識を移し、護衛のドッペルを連れて面会の場所へ歩いていく。
「これはシュウ殿、今回の件は本当に申し訳なかった。今回の主犯と手伝っていた人物は、全員取り押さえた。主犯の侯爵の一族も全員捕えさせている。処分するにしてもシュウ殿の意見を聞いてからと思い、竜騎士の皆様に無理を言って連れてきてもらった次第である」
何か下からきたり上からきたりするセリフだな。
「竜騎士たちには、協力するように言ってあるから気にするな。捕えた奴等の事はそっちで決めていいよ。ここから巻きあげていたお金を、返してもらえればそれでいい」
「横から失礼します。その事なんですが、額が額だけに侯爵達の私財だけでは足りないのです。領主館は侯爵の物ではないので売る事は出来ず、この街から入ってくるお金を当てにして、色んなことをしていたようでお金自体もほとんどなかったのです。
そして金目の物を売ろうとしても、一度誰が手に入れてしまったものはあまり高く売れず、侯爵一家を売り飛ばそうと思い、先にシュウ様にどういった対応をされるか、聞いておきたかった次第であります」
「相当巻き上げてたんだな。まぁいいや、その侯爵って売れるのか?」
「ただの貴族でしたら高く売れなかったと思いますが、現当主の奥方が名のある魔法使いだったようで、子どもたちが全員その素質を受け継いだそうです。受け継いだ魔法の素質を頼りに、騎士団の連中に守らせながらレベルをあげたそうです。
なのでそれなりに高く売れますね。それ以上に侯爵は色んな所から目の敵にされていたので、大金を払って犯罪奴隷として、買い取る貴族や商人が絶対にいるはずなので、それなりに返済できると思います」
「金に物を言わせて魔法使いと子供を作ったのか、そして才能を引き継いだがための養殖。高く売られる子どもたち。今回みたいなあくどい事を何度もしているから、それに対する報復で高く買われる可能性のある本人か。
自業自得だからいいか。侯爵を売っても足りなかったら、それ以上のお金はいいわ。どうせこれからも稼げるわけだし。そもそも俺は金に困ってないしな。戻って来たお金は、街のために使ってやるか。うっし、この話は終了! 後はそっちで勝手に対処してくれ。でさ、この街の扱いってどうなるんだ?」
「どうと言いますのは?」
「俺の街だけど、王国の中なわけで」
「あ、その事ですか。帝国のメギドという街みたいに離れた場所になりますが、シュウ様の領地として独立していただく予定です。あの街のようにフレデリクとリーファスを含む一帯を、壁で囲んでいただければと考えていますが……
それと、馬鹿な貴族が攻めてきたら叩き潰していいですが、侵攻だけはやめて頂ければと、もちろん賠償金はお払いいたします」
何かめっちゃ怖がられてるな。俺だって進んで攻めてるわけじゃないし、戦わなくていいなら戦いたくないわ!
「その事もう知ってるのな。隠す必要も無いか。ここら辺一帯は俺がもらっておくわ。放置しといたらまた面倒なことになりそうだし、俺が手をいれちまったからには、出来る限り面倒を見ないとな。
後で関門を設けてほしい所だけ教えてくれ。そこに扉作っておくから。もちろんこっち側と王国側につけておくから、門番は自由にしてくれ。つけない様だったら空きっぱなしにすると思うけどな」
「そこらへんは考えさせていただきます。獣道の森に関しては距離が遠いので関係ないと思いますが亜人森に関しては距離が近いのでどうなさいますか? 壁がないと森に無理に入って、領地に入ろうとしたり、出ようとしたりする人がいるかもしれませんが」
「確かにその可能性はあるよな。森沿い一〇〇メートル程離れた位置に、壁を作るわ多分森に近い位置に簡単な街を作ると思うから、そこに亜人の森用の扉を付けるとおもう。確か冒険者の国の出入りって自由だよな?」
「そういう取り決めになっていますね。他にも商人もある程度関税は免除されています。旅人もほとんどかかりませんので、人にお金がかかっているのではなく、物にお金がかかっている形ですね。それとは別に、街への入街料を取っている街も中にはあります」
そうなのか、他の国に行こうとしてた時は、商人の身分を使ってたから、お金を払ってたってことか? そこらへんはどうでもいいか。
「了解、そこら辺の細かい事は後で決めよう。まだ事後処理が残ってるんだろ? 頑張って進めてくれ。俺に関わる事じゃなければ、最後にまとめて報告でもいいから、めんどくさいのは無しでよろしく!」
5
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる