573 / 2,518
第573話 最終日!
しおりを挟む
ミリーは俺たちが家についてから、三十分後位に帰ってきた。
「ミリーお帰り。話の結果はどうだった?」
「シュウ君はいきなり聞くんだね。ターニャちゃんの引き抜きには成功したけど、同行者が五人増えて六人になったけど大丈夫?」
「身寄りがいないとか言ってたのに同行者?」
「身寄りがいなくても、親しくしている人たちはいるものでしょ? その人たちもつれていけるか聞かれたから、多分問題ないと思うって、伝えたんだけど大丈夫かな?」
「人柄的には、ディストピアに入れても大丈夫そう? どれだけいい人たちを集めても、ずっと善人だけの街なんてできるわけないんだけどね。可能な限り要因は排除できればなって、思ってるからさ」
「おそらく問題ないと思ってるけど、ターニャちゃんには一緒に来る人たちは、一定期間様子見る事を話しているわ。
もし適性的にまずい人がいたら、ディストピア程の快適はないかもしれないけど、ゴーストタウンで過ごせるようにしようと思ってる。ターニャちゃんの能力は、それだけする価値も、ゴーストタウンで働いてでも来てもらう価値もあるからね」
「そっか、そこら辺はミリーに任せるから、何かあったらみんなに協力求めるようにね」
ミリーは、ありがとうと抱き着いてきた。
休暇はニ・三日の予定だったが、ターニャの準備に四日はかかるとの事だった。ミリーは引っ越しを手伝うために、収納のカバンを貸してほしいとの事だ。
使っていないカバンを探してみたが、何かしらに使っていたため、新しくDPで召喚することにした。四日はすることがないので、街探索の時間にあてることになった。
といっても単独行動は許されず、子守りのような状態で、街探索になってしまった。子守りとは違うか? 三幼女が俺の護衛で、一緒に街散策をすることになった感じだ。
この三人なのは大きな理由は無く、他の妻たちは俺の護衛に付きたがっていたが、女の子には色々な事情があるのと言われて、結局何をするか教えてもらえなかった。
教えたくないものを無理に聞くのは良くないし、悪さをするわけじゃなさそうだから、そのままでも問題ないだろう。
俺が行ってみたかったのは、屋台! ディストピアは、基本的に中央広場に面している場所が、貸店舗みたいになってて、広場には自由に食事をしていいように、いすや机が用意してあるんだよね。
だからか屋台っていう雰囲気じゃないんだよな。ゴーストタウンも屋台は、開くスペースがほとんどないからあまり見ないし、ディストピアみたいに道に面した建物で売っている感じなんだよな。その内区画整理でもするか?
そういえば、フレデリクを出てから、思っている以上に自由時間って少なくて、屋台とかって行けてなかったんだよね。
それが嫌ってわけじゃないけど、外で食べるとシルキーやブラウニーが悲しそうな顔をするからさ。お前たちの料理は本当に美味しいよ、でもさたまにはチープな食べ物も食べたくなるわけなんだよ!
うまいうまくないは別にしてさ! インスタントラーメンとかさ、牛丼とかさ、マク〇ナルドのハンバーガーやポテトとかさ、モ〇バーガーとかのハンバーガーとかさ、食べたくなるのよ! さすがにそれすると、この世界の食事する機会が減るから、やらないけどね。
三幼女を連れて昼の屋台を冷やかしに来ている。やっぱり初めに目についたのは、焼けたいい匂いのする、あれは肉串だろうか? 焼いているおっちゃんに、ニ本注文する。一本を俺が食べて、三人で一本食べる形になった。
予想よりあたりの屋台だった。焼き加減も抜群で、味付けもダンジョン産の調味料を使っているためか、バランスのいい味わいになっている。
ただ一つ言うと、ちょっとしょっぱかったな。肉体労働の人たちには、この位がいいかもしれないけどな。それにしても何ていう肉何だろうか?
おっちゃんに聞いてみたら、ドーンボーンで一般的に食べられている肉、イノシシみたいな四足魔獣のワイルドボア、そのまんまイノシシって意味なんだけど、魔物なので俺の知っているイノシシとは違い魔物だ。
これだけ美味しい肉が、一般的に出回っているってことは、食事に関しては進んでいるんだろうな。さすが飽食の国の日本から来たと思われる、日本人が作ったダンジョン+街だな。調味料の件もさすがとしか言いようがない。ディストピアには勝てないだろうけどな!
知らない人が聞いていたら何の自慢だよ! とか突っ込まれそうだが、声を出していないので、そんな事突っ込む人もいない。
ただ、不満があるとすれば、一番初めの屋台が当たりだっただけに他の屋台も……と思った俺が馬鹿だった。いや、この世界の基準で言えば、美味しい方だとは思うんだけど……
シルキーたちの食事を食べ続けたせいか、不満が残る味の屋台しかなかった事が、なんとも釈然としない。調味料が良くても、料理技術が足りてないために、起こってしまった事だろう。
世界基準で見れば、美味いだろうからあまり新しい技術が、生まれてこないのだろう。身に過ぎた調味料は、調理技術を衰退……じゃなくて、進歩させるのに時間がかかってしまうんだろうな。頑張ってほしいとこだ!
三幼女たちは、文句を言わずにむしゃむしゃ食べていたのだが、後で話を聞いてみたら、俺と同じような意見だ。でも、奴隷商にいた時の事を考えれば、お腹いっぱいご飯食べられるだけマシだとの事だ。
俺と生活しだして大分長い時間たっているが、あの時の事を忘れていないっぽいな。俺がいる限りつらい思いをさせないからな。三人の頭を順々に優しくなでる。くすぐったそうにしているが、目を細めて喜んでいるようだ。何か三人とも猫みたいだな。
あっという間に四日間が過ぎたが、俺の収穫は一番初めに食べた肉串だけだった。
俺は、屋台を冷やかしに行っていた昼の時間以外は、商会の様子を見ていたので、のんびりとした時間だった。
どうも、この街ではディストピア産の野菜や果物が、とても人気が高かった。武具やポーション類も売り上げは良かったが、やっぱり大量に売れるものではないので、全体の売り上げで見ると野菜・果物が多くを占めていた。
ここのダンジョンを制圧したので、ちょちょいと細工をして人は通れないが、収納のカバンを使った輸送が開始されているので問題ない。
どこから仕入れているのか、偽装工作もしているので問題ない。商会専属のキャラバン風の隊を作っている。もちろん、中の人間は奴隷を使っているけどね。
出発の朝を迎えた!
「ミリーお帰り。話の結果はどうだった?」
「シュウ君はいきなり聞くんだね。ターニャちゃんの引き抜きには成功したけど、同行者が五人増えて六人になったけど大丈夫?」
「身寄りがいないとか言ってたのに同行者?」
「身寄りがいなくても、親しくしている人たちはいるものでしょ? その人たちもつれていけるか聞かれたから、多分問題ないと思うって、伝えたんだけど大丈夫かな?」
「人柄的には、ディストピアに入れても大丈夫そう? どれだけいい人たちを集めても、ずっと善人だけの街なんてできるわけないんだけどね。可能な限り要因は排除できればなって、思ってるからさ」
「おそらく問題ないと思ってるけど、ターニャちゃんには一緒に来る人たちは、一定期間様子見る事を話しているわ。
もし適性的にまずい人がいたら、ディストピア程の快適はないかもしれないけど、ゴーストタウンで過ごせるようにしようと思ってる。ターニャちゃんの能力は、それだけする価値も、ゴーストタウンで働いてでも来てもらう価値もあるからね」
「そっか、そこら辺はミリーに任せるから、何かあったらみんなに協力求めるようにね」
ミリーは、ありがとうと抱き着いてきた。
休暇はニ・三日の予定だったが、ターニャの準備に四日はかかるとの事だった。ミリーは引っ越しを手伝うために、収納のカバンを貸してほしいとの事だ。
使っていないカバンを探してみたが、何かしらに使っていたため、新しくDPで召喚することにした。四日はすることがないので、街探索の時間にあてることになった。
といっても単独行動は許されず、子守りのような状態で、街探索になってしまった。子守りとは違うか? 三幼女が俺の護衛で、一緒に街散策をすることになった感じだ。
この三人なのは大きな理由は無く、他の妻たちは俺の護衛に付きたがっていたが、女の子には色々な事情があるのと言われて、結局何をするか教えてもらえなかった。
教えたくないものを無理に聞くのは良くないし、悪さをするわけじゃなさそうだから、そのままでも問題ないだろう。
俺が行ってみたかったのは、屋台! ディストピアは、基本的に中央広場に面している場所が、貸店舗みたいになってて、広場には自由に食事をしていいように、いすや机が用意してあるんだよね。
だからか屋台っていう雰囲気じゃないんだよな。ゴーストタウンも屋台は、開くスペースがほとんどないからあまり見ないし、ディストピアみたいに道に面した建物で売っている感じなんだよな。その内区画整理でもするか?
そういえば、フレデリクを出てから、思っている以上に自由時間って少なくて、屋台とかって行けてなかったんだよね。
それが嫌ってわけじゃないけど、外で食べるとシルキーやブラウニーが悲しそうな顔をするからさ。お前たちの料理は本当に美味しいよ、でもさたまにはチープな食べ物も食べたくなるわけなんだよ!
うまいうまくないは別にしてさ! インスタントラーメンとかさ、牛丼とかさ、マク〇ナルドのハンバーガーやポテトとかさ、モ〇バーガーとかのハンバーガーとかさ、食べたくなるのよ! さすがにそれすると、この世界の食事する機会が減るから、やらないけどね。
三幼女を連れて昼の屋台を冷やかしに来ている。やっぱり初めに目についたのは、焼けたいい匂いのする、あれは肉串だろうか? 焼いているおっちゃんに、ニ本注文する。一本を俺が食べて、三人で一本食べる形になった。
予想よりあたりの屋台だった。焼き加減も抜群で、味付けもダンジョン産の調味料を使っているためか、バランスのいい味わいになっている。
ただ一つ言うと、ちょっとしょっぱかったな。肉体労働の人たちには、この位がいいかもしれないけどな。それにしても何ていう肉何だろうか?
おっちゃんに聞いてみたら、ドーンボーンで一般的に食べられている肉、イノシシみたいな四足魔獣のワイルドボア、そのまんまイノシシって意味なんだけど、魔物なので俺の知っているイノシシとは違い魔物だ。
これだけ美味しい肉が、一般的に出回っているってことは、食事に関しては進んでいるんだろうな。さすが飽食の国の日本から来たと思われる、日本人が作ったダンジョン+街だな。調味料の件もさすがとしか言いようがない。ディストピアには勝てないだろうけどな!
知らない人が聞いていたら何の自慢だよ! とか突っ込まれそうだが、声を出していないので、そんな事突っ込む人もいない。
ただ、不満があるとすれば、一番初めの屋台が当たりだっただけに他の屋台も……と思った俺が馬鹿だった。いや、この世界の基準で言えば、美味しい方だとは思うんだけど……
シルキーたちの食事を食べ続けたせいか、不満が残る味の屋台しかなかった事が、なんとも釈然としない。調味料が良くても、料理技術が足りてないために、起こってしまった事だろう。
世界基準で見れば、美味いだろうからあまり新しい技術が、生まれてこないのだろう。身に過ぎた調味料は、調理技術を衰退……じゃなくて、進歩させるのに時間がかかってしまうんだろうな。頑張ってほしいとこだ!
三幼女たちは、文句を言わずにむしゃむしゃ食べていたのだが、後で話を聞いてみたら、俺と同じような意見だ。でも、奴隷商にいた時の事を考えれば、お腹いっぱいご飯食べられるだけマシだとの事だ。
俺と生活しだして大分長い時間たっているが、あの時の事を忘れていないっぽいな。俺がいる限りつらい思いをさせないからな。三人の頭を順々に優しくなでる。くすぐったそうにしているが、目を細めて喜んでいるようだ。何か三人とも猫みたいだな。
あっという間に四日間が過ぎたが、俺の収穫は一番初めに食べた肉串だけだった。
俺は、屋台を冷やかしに行っていた昼の時間以外は、商会の様子を見ていたので、のんびりとした時間だった。
どうも、この街ではディストピア産の野菜や果物が、とても人気が高かった。武具やポーション類も売り上げは良かったが、やっぱり大量に売れるものではないので、全体の売り上げで見ると野菜・果物が多くを占めていた。
ここのダンジョンを制圧したので、ちょちょいと細工をして人は通れないが、収納のカバンを使った輸送が開始されているので問題ない。
どこから仕入れているのか、偽装工作もしているので問題ない。商会専属のキャラバン風の隊を作っている。もちろん、中の人間は奴隷を使っているけどね。
出発の朝を迎えた!
4
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる