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第667話 訓練中
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日が明けて、やる気に満ちた妻たちが、庭で準備体操をしている。強くなることを、純粋に求めていると言っていいのだろうか?
初めの目的からはずれていないが、いつの間にか自分たちから、力を求めるようになっていたようだ。今までも、その傾向は強かったけど改めて感じた。
朝食前から、準備体操を始めていたようで、軽く体を動かして食事となった。食事の量は、いつもよりニ・三割程多く食べている気がする。
そんなに食べて平気なのかと思ったが、スキルを使うと食事量が増える事を思い出して、昨日の夜か俺が起きてくる前に、スキルを使って体を動かしたのでは? と思った。
「みんな、食事が終わったから、一時間程食休みして、訓練所に行こうか。そこで簡単に説明してから、実演するから」
いったん解散になり妻たちは全員、庭に出てストレッチを始めた。激しく動かなければ問題ないと思うけど、さすがに気が早すぎるんじゃないか? 妻たちのやる気を削ぐようなことは言わすに、温かく見守る事にした。
朝食の時に、スカルズとケモミミ三人娘も、こっちに帰ってきていると聞いたので、訓練をするからどうかとお誘いをしている。伝言を伝えてもらったブラウニーから、参加させてもらうと返事があった事を聞き、俺は準備を始める。
五十分程経った頃、みんなが集まって来た。誘っていた、スカルズとケモミミ三人娘も到着している。
「今日やる事の説明をしていく。その前に、みんなはスキルを覚えてるけど、あまり使ってないよね? でもスキルって普通の攻撃とは違い、攻撃の威力が上がる事は知ってるよね?
俺はスキルによる攻撃を、有効に活用できる技術を発見したんだ。その技術を、スキルリンクと呼んでいて、スキル単発で攻撃を発動するのではなくて、高速移動からのスピードを乗せたり、スキル同士を繋げた技術を、スキルリンクと呼んでる」
スキルリンクの簡単な概要を話してから、簡単に実演する。オーソドックスに、両手剣によるスキルリンクを見せる。
各スキルを単発で使い、どういったスキルかを見てもらう。それらをスキルリンクで繋げてみせる。俺が何をしたかは分かっているようだが、理解ができていないようだった。
俺は当たり前に出来るようになっているので、簡単そうに見えたのだろう。同じ両手剣使いのアリスに、お願いして試してもらって、初めて難しい技術だという事が、理解できたようだ。
比較的繋げやすいスキルを選んで、アリスにやってもらってはいるが、十回チャレンジして、一回も成功させられなかった。こう見ると、俺が神のダンジョンで、よく発動出来たなと冷や汗を流した。
他の武器を使って、スキルリンクを見せていき、チャレンジをしてもらう。
一時間程頑張ってもらうが、スキルリンクとして発動できたのは、全員で合わせて六回だけだった。その六回も、一時間の間の最後の方で、発動できたものであった。このまま練習をしていけば、問題なく出来るようになるのではと考えている。
一時間の訓練をして休憩を挟み、スキルリンクを練習するうえで、大切な事を話し始めた。
スキルを使いすぎると、スタミナ切れによって動けなくなることに、注意してほしいと伝えた。そうすると、スカルズとケモミミ三人娘が、不思議な物を見るような顔で、俺たちの事を見ていた。
その後に言われたことは、今までスキルを使わずに、戦闘をしてきたのか? という事だった。自分たちも最近は使う回数は減っているが、畳みかける時や隙の少ないスキルで、相手の体制を崩すことに使っていたと教えられた。
そんなことも知らずに、これだけの強さをどうやって手に入れたのか、疑問に思われてしまったようだ。
純粋にステータスが高く、技術をしっかり学んだからとしか言えなかった。
実際、その理由がすべてだから、若干引きつった顔で『そうなんだ……』と納得してもらった。Lv制RPGの、最終手段! Lvを上げて物理で殴る! はこの世界でも通じる様だ。
初めの一時間は、特にヒントもなくがむしゃらにやってもらったが、スキルリンクをするうえで、大切な事をこの段階で教えていく。
「スキルリンクをするためには、行動の最後とスキルの初動を、出来る限り近い形にすると、発動しやすいんだ。スキルを最後まで使うのではなく、途中で違うスキルに変える、っていうイメージがいいと思う。
なので、スキルの一つひとつの動きを、正確に把握しておかないと、どうにもならないんだよ。まずは繋げるスキルを、しっかりと覚えてみてくれ」
俺のアドバイスを聞いて、みんながスキルの初動や動きを確認するように、スキルを使い始めた。
スキルリンクは何の小説か忘れたが、スキルの動きに合わせて体を動かしておくと、発動までが早くなるみたいな事を言っていた、DMMORPGを主題にした物を思い出して、神のダンジョンで実践をしたのだ。
三十分程すると、スキルリンクが成功する回数が、全体的に増えてきた。コツをつかんだメンバーは、少し離れて違うスキルのスキルリンクを、試し始めている。
俺のメモを渡すのは、ある程度訓練した後が良さそうだな。俺とは違う切り口で、繋げられるスキルを、見つけるかもしれないからな。
簡単なスキルリンクが、成功するようになる頃には、お昼の時間になっていた。スキルを沢山使っていたせいか、やはりいつも以上にみんなが食事を食べており、シルキーとブラウニーが嬉しいと悲鳴をあげていた。
この家精霊たちは、ワーカホリックになってないか? 仕事が増えて喜ぶとか、ビビるから止めてくれ!
昼食を食べてから食休みをとってから、また訓練を始める。
一日目の訓練で、スキルリンクを把握できたようだ。この習熟スピードは、普通なのかよくわからないが、みんなができているのだから、これが平均でいいだろう。
それから一週間程、スキルリンクの訓練を行っている。動かない目標に対しては、九割方は成功するまでになっていた。
自分はメインウェポンに限ってだが、色んなスキルを繋げられるようになっている。
その中で興味を引いたのは、初めの説明の時に、スキルを途中で変化させる……と説明した際に、その言葉のまま実践して、四連撃のスキルの三撃目の打ち終わりで、次のスキルに繋げる事が出来たのだ。
戦闘センスの高い、シュリとアリスは、四つまでしかスキルが繋げない事に気付いており、俺に質問しに来る場面もあった。
シュリは、片手剣のスキルから盾の攻撃スキルを繋げていた。違う武器系統でも、スキルリンクは可能だとは思わなかった。
初めの目的からはずれていないが、いつの間にか自分たちから、力を求めるようになっていたようだ。今までも、その傾向は強かったけど改めて感じた。
朝食前から、準備体操を始めていたようで、軽く体を動かして食事となった。食事の量は、いつもよりニ・三割程多く食べている気がする。
そんなに食べて平気なのかと思ったが、スキルを使うと食事量が増える事を思い出して、昨日の夜か俺が起きてくる前に、スキルを使って体を動かしたのでは? と思った。
「みんな、食事が終わったから、一時間程食休みして、訓練所に行こうか。そこで簡単に説明してから、実演するから」
いったん解散になり妻たちは全員、庭に出てストレッチを始めた。激しく動かなければ問題ないと思うけど、さすがに気が早すぎるんじゃないか? 妻たちのやる気を削ぐようなことは言わすに、温かく見守る事にした。
朝食の時に、スカルズとケモミミ三人娘も、こっちに帰ってきていると聞いたので、訓練をするからどうかとお誘いをしている。伝言を伝えてもらったブラウニーから、参加させてもらうと返事があった事を聞き、俺は準備を始める。
五十分程経った頃、みんなが集まって来た。誘っていた、スカルズとケモミミ三人娘も到着している。
「今日やる事の説明をしていく。その前に、みんなはスキルを覚えてるけど、あまり使ってないよね? でもスキルって普通の攻撃とは違い、攻撃の威力が上がる事は知ってるよね?
俺はスキルによる攻撃を、有効に活用できる技術を発見したんだ。その技術を、スキルリンクと呼んでいて、スキル単発で攻撃を発動するのではなくて、高速移動からのスピードを乗せたり、スキル同士を繋げた技術を、スキルリンクと呼んでる」
スキルリンクの簡単な概要を話してから、簡単に実演する。オーソドックスに、両手剣によるスキルリンクを見せる。
各スキルを単発で使い、どういったスキルかを見てもらう。それらをスキルリンクで繋げてみせる。俺が何をしたかは分かっているようだが、理解ができていないようだった。
俺は当たり前に出来るようになっているので、簡単そうに見えたのだろう。同じ両手剣使いのアリスに、お願いして試してもらって、初めて難しい技術だという事が、理解できたようだ。
比較的繋げやすいスキルを選んで、アリスにやってもらってはいるが、十回チャレンジして、一回も成功させられなかった。こう見ると、俺が神のダンジョンで、よく発動出来たなと冷や汗を流した。
他の武器を使って、スキルリンクを見せていき、チャレンジをしてもらう。
一時間程頑張ってもらうが、スキルリンクとして発動できたのは、全員で合わせて六回だけだった。その六回も、一時間の間の最後の方で、発動できたものであった。このまま練習をしていけば、問題なく出来るようになるのではと考えている。
一時間の訓練をして休憩を挟み、スキルリンクを練習するうえで、大切な事を話し始めた。
スキルを使いすぎると、スタミナ切れによって動けなくなることに、注意してほしいと伝えた。そうすると、スカルズとケモミミ三人娘が、不思議な物を見るような顔で、俺たちの事を見ていた。
その後に言われたことは、今までスキルを使わずに、戦闘をしてきたのか? という事だった。自分たちも最近は使う回数は減っているが、畳みかける時や隙の少ないスキルで、相手の体制を崩すことに使っていたと教えられた。
そんなことも知らずに、これだけの強さをどうやって手に入れたのか、疑問に思われてしまったようだ。
純粋にステータスが高く、技術をしっかり学んだからとしか言えなかった。
実際、その理由がすべてだから、若干引きつった顔で『そうなんだ……』と納得してもらった。Lv制RPGの、最終手段! Lvを上げて物理で殴る! はこの世界でも通じる様だ。
初めの一時間は、特にヒントもなくがむしゃらにやってもらったが、スキルリンクをするうえで、大切な事をこの段階で教えていく。
「スキルリンクをするためには、行動の最後とスキルの初動を、出来る限り近い形にすると、発動しやすいんだ。スキルを最後まで使うのではなく、途中で違うスキルに変える、っていうイメージがいいと思う。
なので、スキルの一つひとつの動きを、正確に把握しておかないと、どうにもならないんだよ。まずは繋げるスキルを、しっかりと覚えてみてくれ」
俺のアドバイスを聞いて、みんながスキルの初動や動きを確認するように、スキルを使い始めた。
スキルリンクは何の小説か忘れたが、スキルの動きに合わせて体を動かしておくと、発動までが早くなるみたいな事を言っていた、DMMORPGを主題にした物を思い出して、神のダンジョンで実践をしたのだ。
三十分程すると、スキルリンクが成功する回数が、全体的に増えてきた。コツをつかんだメンバーは、少し離れて違うスキルのスキルリンクを、試し始めている。
俺のメモを渡すのは、ある程度訓練した後が良さそうだな。俺とは違う切り口で、繋げられるスキルを、見つけるかもしれないからな。
簡単なスキルリンクが、成功するようになる頃には、お昼の時間になっていた。スキルを沢山使っていたせいか、やはりいつも以上にみんなが食事を食べており、シルキーとブラウニーが嬉しいと悲鳴をあげていた。
この家精霊たちは、ワーカホリックになってないか? 仕事が増えて喜ぶとか、ビビるから止めてくれ!
昼食を食べてから食休みをとってから、また訓練を始める。
一日目の訓練で、スキルリンクを把握できたようだ。この習熟スピードは、普通なのかよくわからないが、みんなができているのだから、これが平均でいいだろう。
それから一週間程、スキルリンクの訓練を行っている。動かない目標に対しては、九割方は成功するまでになっていた。
自分はメインウェポンに限ってだが、色んなスキルを繋げられるようになっている。
その中で興味を引いたのは、初めの説明の時に、スキルを途中で変化させる……と説明した際に、その言葉のまま実践して、四連撃のスキルの三撃目の打ち終わりで、次のスキルに繋げる事が出来たのだ。
戦闘センスの高い、シュリとアリスは、四つまでしかスキルが繋げない事に気付いており、俺に質問しに来る場面もあった。
シュリは、片手剣のスキルから盾の攻撃スキルを繋げていた。違う武器系統でも、スキルリンクは可能だとは思わなかった。
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