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第769話 お祭り開始!
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第5週、1日目! 祭りの開催当日! 俺は街の中心、庁舎、冒険者ギルド、学校が入っている建物のベランダにいた。グリエルに呼ばれてここに来たのだ。ここに来てちょっと緊張し始めた。グリエルにも、簡単な挨拶で大丈夫と言われていたので、ちょっと安心した。
そして、ガリアに呼ばれて、住人を見渡せる位置に来た。俺の挨拶の出番だ。
「今日は、ディストピアができてから、初めてのお祭りです。集まってくださった皆さんの人数を見ると、楽しみにされていた人も多いと思います。この街ができてからいろんなことがありましたが、みなさんのおかげで乗り越える事が出来ました。本当にありがとうございます。
これからも街のためによろしくお願いします! さて、天気にも恵まれましたし、長々と挨拶をしては暴動が起きるかもしれません。この1週間の屋台の代金は全部、領主である俺がもちます! お前ら! 全力で楽しんでくれ! お祭り開始だ!」
「「「「おぉ~~~~!!!」」」」
野太い声が多かったように聞こえるが、特にドワーフっぽい声が大きかったような……気のせいだな。一応、料金に関しては、グリエルにも妻たちにも話を通しているので、問題はないだろう。
ただ、次のお祭りではやめてほしいと言われたので、今回限りである。たびたび宴会みたいな事でもしないと、お金を消費しきれないぞ。
中央エリア一帯に出店の屋台が出ているので、住民は思い思いに移動しているのが分かる。孤児院の子たちもまとまって行動している。はぐれないように、年長者と手をつないでいる姿は微笑ましいな。じゃぁ、俺たちも楽しみますか!
「みんなも楽しむぞ! 今日はお祭りだから気にせずに楽しもう!」
今日はみんなの監視もなくいろんな所に行ける事になっているが、本体ではない。念のためにドッペルを使っての単独行動だ。ニコやハクは俺にしがみついて離れないし、ニコ以外のスライムは何が面白いのか、俺の後ろを列になって追いかけてくる。これだけの守りがいれば、妻たちも心配しないだろう。
少し1人でブラブラしたら、順々に妻たちとデートの予定だ。一人ひとりじゃなく、2~3人でまとまってのデートだけどね。
屋台と言えば! 焼きそば! タコ焼き! お好み焼き! イカ焼き! いろんな食べ物があるけど、何を食べよっかな。
今回のお祭りは、準備期間に1ヶ月はあったとはいえ、お祭り実行役の人間以外はあまり準備の時間をとれていなかったので、屋台関係は大半はブラウニーたちが作っている。なので、味は折り紙付きである!
縁日では見たことのある屋台も結構あるな。ラーメンとか普通の屋台だと思わなくもないが、半玉の小さいタイプを売っており、いろんな物を食べられるように工夫されている。
この世界では基本的にフォークやスプーンなどを使って食べるのだが、ディストピアでは箸が普及しており、日本人が上手に箸を使える割合よりも、ディストピアで上手に箸を使える割合の方が多い。ほぼ100パーセントと言っていいだろう。箸を持てない赤ちゃんなどは除いてだけどな!
そのためか、ディストピアではマイ箸を持っている事はステータスなのである。屋台などでは箸をつける事は基本的に無い。持っていないならここでは食うな! というスタンスらしい。極一部に使えない者もいるので、焼きおにぎりやたい焼き等、箸を使わなくても食べられる物も用意している。
あ、もちろん衛生上の問題があるから、マイ箸が主流になってからは、街のいたるところに手洗い場とは別に箸洗い場と言うのが設置されている。これをやったのは、土木組とドワーフの爺達である。
ドワーフたちは、ゴッツイ指からは考えられない繊細な箸さばきを見せるが、食べる事において細かい事を気にするのが面倒なようで、手掴みで食べられる物が好まれる。最近のトレンドは、漫画タイプの骨付き肉らしい。あんなに肉食ったら胸焼けしそうだ。
思考がそれてしまったな。何を食べようかな? タコ焼きは食事に出てくる機会が無いから、今日食べておかないと食う機会が……頼めば出してくれるけど、そういう事じゃないよな!
タコ焼き! 1舟4個と少なめだ。これも、いろんなものを食べてもらいたい、という配慮の数らしい。俺のおごりという事もあり、街のみんなが競うように屋台の食べ物を食べ歩いている。
「俺も食事にしようかな。ん~どこからどう見ても、日本で売られているタコ焼きだな。味も知ってるけど、はふはふっ! 焼きたてはやっぱり美味いな! ブラウニーたちは現物を知らないのに、よくここまで再現できるもんだよな」
等と、しみじみ思いながら、残りのタコ焼きを食べる。次は、お好み焼きでも食べるか! お好み焼きも1枚ではなく、半分ずつの提供になっている。たくさん食べたいならもう一度並べって事だな。
俺も列に並んで、近くの人と話をしながら順番を待っている。親子で待っていた子供が、俺が使っていた箸がかっこいいと、羨ましそうに話してきた。
あげる事は簡単だけど、それはよくないと思いとどまり、5日目にあるビンゴ大会に俺の使っているのと同じタイプの景品が出るよ! と言っておいた。他にも高価な物がたくさん出るから参加してね! とも言っておいた。
景品で出ると言った以上、準備しなかったら嘘つきになってしまうので、1セット20DPする高級箸を100セットと、持ち運びするために使える頑丈でオシャレなケースを一緒に、召喚してグリエルに渡しておいた。
日本にいた時には、1セット2万円もする箸が存在する事すら知らなかったし、知ってたとしても買おうとも思わなかったけど、DPが余っている現状では、好きな物を出し放題。なんかダメ人間になりそうだ。
2万円の箸か……他にも目玉商品がたくさんあるはずだけど、欲しがる人なんているんだろうか? 最後まで残っても、お祭りの記念だと思ってもらってもらえるよな。
俺はこの時、俺と同じタイプの箸がどれほど影響を与えるのかを知る由も無かった。
そして、ガリアに呼ばれて、住人を見渡せる位置に来た。俺の挨拶の出番だ。
「今日は、ディストピアができてから、初めてのお祭りです。集まってくださった皆さんの人数を見ると、楽しみにされていた人も多いと思います。この街ができてからいろんなことがありましたが、みなさんのおかげで乗り越える事が出来ました。本当にありがとうございます。
これからも街のためによろしくお願いします! さて、天気にも恵まれましたし、長々と挨拶をしては暴動が起きるかもしれません。この1週間の屋台の代金は全部、領主である俺がもちます! お前ら! 全力で楽しんでくれ! お祭り開始だ!」
「「「「おぉ~~~~!!!」」」」
野太い声が多かったように聞こえるが、特にドワーフっぽい声が大きかったような……気のせいだな。一応、料金に関しては、グリエルにも妻たちにも話を通しているので、問題はないだろう。
ただ、次のお祭りではやめてほしいと言われたので、今回限りである。たびたび宴会みたいな事でもしないと、お金を消費しきれないぞ。
中央エリア一帯に出店の屋台が出ているので、住民は思い思いに移動しているのが分かる。孤児院の子たちもまとまって行動している。はぐれないように、年長者と手をつないでいる姿は微笑ましいな。じゃぁ、俺たちも楽しみますか!
「みんなも楽しむぞ! 今日はお祭りだから気にせずに楽しもう!」
今日はみんなの監視もなくいろんな所に行ける事になっているが、本体ではない。念のためにドッペルを使っての単独行動だ。ニコやハクは俺にしがみついて離れないし、ニコ以外のスライムは何が面白いのか、俺の後ろを列になって追いかけてくる。これだけの守りがいれば、妻たちも心配しないだろう。
少し1人でブラブラしたら、順々に妻たちとデートの予定だ。一人ひとりじゃなく、2~3人でまとまってのデートだけどね。
屋台と言えば! 焼きそば! タコ焼き! お好み焼き! イカ焼き! いろんな食べ物があるけど、何を食べよっかな。
今回のお祭りは、準備期間に1ヶ月はあったとはいえ、お祭り実行役の人間以外はあまり準備の時間をとれていなかったので、屋台関係は大半はブラウニーたちが作っている。なので、味は折り紙付きである!
縁日では見たことのある屋台も結構あるな。ラーメンとか普通の屋台だと思わなくもないが、半玉の小さいタイプを売っており、いろんな物を食べられるように工夫されている。
この世界では基本的にフォークやスプーンなどを使って食べるのだが、ディストピアでは箸が普及しており、日本人が上手に箸を使える割合よりも、ディストピアで上手に箸を使える割合の方が多い。ほぼ100パーセントと言っていいだろう。箸を持てない赤ちゃんなどは除いてだけどな!
そのためか、ディストピアではマイ箸を持っている事はステータスなのである。屋台などでは箸をつける事は基本的に無い。持っていないならここでは食うな! というスタンスらしい。極一部に使えない者もいるので、焼きおにぎりやたい焼き等、箸を使わなくても食べられる物も用意している。
あ、もちろん衛生上の問題があるから、マイ箸が主流になってからは、街のいたるところに手洗い場とは別に箸洗い場と言うのが設置されている。これをやったのは、土木組とドワーフの爺達である。
ドワーフたちは、ゴッツイ指からは考えられない繊細な箸さばきを見せるが、食べる事において細かい事を気にするのが面倒なようで、手掴みで食べられる物が好まれる。最近のトレンドは、漫画タイプの骨付き肉らしい。あんなに肉食ったら胸焼けしそうだ。
思考がそれてしまったな。何を食べようかな? タコ焼きは食事に出てくる機会が無いから、今日食べておかないと食う機会が……頼めば出してくれるけど、そういう事じゃないよな!
タコ焼き! 1舟4個と少なめだ。これも、いろんなものを食べてもらいたい、という配慮の数らしい。俺のおごりという事もあり、街のみんなが競うように屋台の食べ物を食べ歩いている。
「俺も食事にしようかな。ん~どこからどう見ても、日本で売られているタコ焼きだな。味も知ってるけど、はふはふっ! 焼きたてはやっぱり美味いな! ブラウニーたちは現物を知らないのに、よくここまで再現できるもんだよな」
等と、しみじみ思いながら、残りのタコ焼きを食べる。次は、お好み焼きでも食べるか! お好み焼きも1枚ではなく、半分ずつの提供になっている。たくさん食べたいならもう一度並べって事だな。
俺も列に並んで、近くの人と話をしながら順番を待っている。親子で待っていた子供が、俺が使っていた箸がかっこいいと、羨ましそうに話してきた。
あげる事は簡単だけど、それはよくないと思いとどまり、5日目にあるビンゴ大会に俺の使っているのと同じタイプの景品が出るよ! と言っておいた。他にも高価な物がたくさん出るから参加してね! とも言っておいた。
景品で出ると言った以上、準備しなかったら嘘つきになってしまうので、1セット20DPする高級箸を100セットと、持ち運びするために使える頑丈でオシャレなケースを一緒に、召喚してグリエルに渡しておいた。
日本にいた時には、1セット2万円もする箸が存在する事すら知らなかったし、知ってたとしても買おうとも思わなかったけど、DPが余っている現状では、好きな物を出し放題。なんかダメ人間になりそうだ。
2万円の箸か……他にも目玉商品がたくさんあるはずだけど、欲しがる人なんているんだろうか? 最後まで残っても、お祭りの記念だと思ってもらってもらえるよな。
俺はこの時、俺と同じタイプの箸がどれほど影響を与えるのかを知る由も無かった。
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