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第939話 謎が深まる2
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ダンジョンコアは持ち運ぶと効果が途切れてしまうので、ひとまずここら辺に設置しておこう。今日の帰りに回収して島の中心に持っていけばいいだろう。
「目印も立てたし、このまま進もうか」
「あ、ご主人様。その事なんですが、境界線を一定距離……2キロメートル位離れた位置の魔物の強さを確認するのはどうですか? 予想では、ダンジョンの入口に近い方が魔物が強いって話でしたし」
年長組のケイティがそう提案してきた。
「確かに直線で進むと、何となく近付いているのはわかるかもしれないけど、確実じゃないもんね。それにせっかく地図を作ったんだから、ケイティの意見を採用しよう。じゃぁ、半円状はさすがにやり過ぎだから、しばらくは休憩エリアに置いた魔導具を中心に30~40度の扇状で進んでみようか」
中心から進めると2度手間になるので、北側に向かって少し移動する。そこから、境界線から2キロメートル程離れた場所を歩きながら魔物を倒していく。
「やっぱりこんな狭いエリアじゃ、魔物の強さが変わらないか。ソフィー、地図への記入は終わったかい?」
隣でみんなの報告を受けながら、地図に魔物の強さを書き込んでいたソフィーが、手をあげて大丈夫と答えてきた。
今いる場所から、境界線をさらに2キロメートル離れた位置を探索する。魔物の強さに多少ばらつきが出てきたが、判断しにくい分布だった。中心から真東付近の魔物のレベルが下がって、南北の魔物のレベルが上がっているのだ。
俺達が予想した内容だと、この配置は明らかにおかしい。
「これは予想して進むのは無理だな。とりあえず、分布を調べながら進もうか」
と、ここで歩きながらとれる昼食を交代で食べながら、今度は4キロメートル地点を進んでいく。
やはり、今まで進んできた道と分布がでたらめに感じる。南北の魔物が強く中央の魔物が弱った。何か変な感じだな~。よくわからないモヤモヤを感じながら、8キロメートル付近までの探索を終わらせて中央に戻る。
俺達が戻った時には、西を進んでいたチームも戻ってきていた。夕食の時間だったので、そのまま食事をとってその後に報告会を開いた。
西チームの報告も俺達と同じで、真西にあたる部分の魔物が弱くなって、南北の魔物が強くなっていた。そういう事もあるだろうと思っていたが、まさか本当になるのか! という思いもあった。
「魔物の分布ではある場所が分からないね。こっちは2キロメートル置きに探したけど、そっちは1キロメートル置きに探したのか……しらみつぶしに探すとなったら、もっと感覚を狭めた方がいいか?」
「それはそれで面倒ですね。ご主人様の話が本当なら、ここから2キロメートル以内は掌握したんですよね? 少し土地をあげて、目視でそれっぽいモノ探してみます?」
「魔物を召喚してマッピングしても、何処に何があるかまでは詳しく分からないし、木が多すぎて目視も微妙かな? いや、やるだけならDPを多少使うだけだしやってみるか!」
といっても、今日はやらないので、明日の結果を見て話を進めていこうという話になり、明日は探索に出ない可能性があるという形に落ち着いた。
今日も全身を洗われながら風呂に入る。今日は時間もあるので、サウナにもゆっくり入ってからベッドにもぐりこむ。
「ご主人様。今日はなんだか眠くないの~」
俺にくっつきながら顔を見上げてくるシェリルが言ってきた。確かに俺も今日はあまり疲れていないから眠気がない。それにまだ10時を回っていないので、寝るには早い時間だった。
他の妻たちも眠くないと、タブレットで本を読んだり動画を見たりしている。何か、ここだけ地球みたいだな。
「確かに眠くないけど、どうしようか?」
「みんなで映画見よ!」
こういった時間ができると、みんなで映画を見たがる傾向のあるシェリルの提案で、映画を見る事が決まったが、何を見るかが問題だった。
ちょっと長い映画だけど、俺が好きな映画を進めてみた。
『指輪〇語』を原作として、実写映画化された『ロード・オブ・〇・リング』をすすめてみた所、みんながくいついてきたので見る事になった。3部作のエクステンデッド版で約11時間もある大作である。
2クール分のアニメをぶっ続けで見るより、ちょっと長いくらいかな? 明日はゆっくり活動が始まることが決まったので、意外に映画好きのシルキーも呼んでみんなで見る事になった。ダマと狐たちはベッドの上にいるが、オオカミたちは床に伏せている。人口……生物? 密度が高かった。
シルキーはベッドの上より、何処から持ってきたのかミドリ愛用の大きいハンモックを、部屋にかけて4人で入り、ワイワイいいながら上映を待っていた。
約4時間弱の映画が終わると、眠気を我慢していた年少組は慌ててトイレに行って、そのまま眠りについた。寝ずに最後まで見た事がすごいけどな。
他の妻たちも固まった体をほぐしてから寝るようだ。俺も寝ようとして横になると、年少組が戻ってきて、何人かは俺にくっつくようにしてすやすやと寝始めた。暑いぞ! でも、みんなの気持ちよさそうな顔も見てると、起こして離れるわけにもいかないか。まぁ汗かいても明日シャワーでも浴びればいいよな。
余談だが、冷房をきかせていたせいか、更に密着度が増してもっと暑くなってしまった。
次の日起きると、すでに8時を回っていた。妻たちも、年長組と姉御組は起きているようだった。残りの皆は俺と一緒によく寝ていたようだった。
狐やオオカミたちがいるのに、ダマだけ見つからないと思ったら、俺にくっついていなかった年少組に抱き枕にされており、諦めの境地に達したような顔でグデーっとしていた。さすがにこの状態は拙いと思ったので、みんなを起こして朝食へ向かう。
さすがシルキー、朝食の準備は完璧だった。年長組の皆も準備を手伝っていたようだ。姉御組はどうやら、昨日の話し合いの続きをしていたらしい。
挨拶をして食事が始まる。今日も食事が美味い! シルキーに感謝しながら食事を終えて、まずは西側半分を30メートル位上昇させる。そして、階段を作ってから西側に移動して、東側半分を30メートル位上昇させて、島の中央を占拠した!
「これからどうするの?」
「ん~ここを活用するかは別として、まずは東西南北に入口をつくって外縁部には、落ちないように壁も作っておこうかな?」
「入口? どうやって作るの?」
「洞窟ダンジョンの階層移動みたいな階段かな? で階段の上に扉でいいかと思ってる」
簡単な構想を伝えるとみんな納得してくれた。簡単な生活環境だけ整えて……ついでに、東西南北には高い見張り台も建ておくか!
「目印も立てたし、このまま進もうか」
「あ、ご主人様。その事なんですが、境界線を一定距離……2キロメートル位離れた位置の魔物の強さを確認するのはどうですか? 予想では、ダンジョンの入口に近い方が魔物が強いって話でしたし」
年長組のケイティがそう提案してきた。
「確かに直線で進むと、何となく近付いているのはわかるかもしれないけど、確実じゃないもんね。それにせっかく地図を作ったんだから、ケイティの意見を採用しよう。じゃぁ、半円状はさすがにやり過ぎだから、しばらくは休憩エリアに置いた魔導具を中心に30~40度の扇状で進んでみようか」
中心から進めると2度手間になるので、北側に向かって少し移動する。そこから、境界線から2キロメートル程離れた場所を歩きながら魔物を倒していく。
「やっぱりこんな狭いエリアじゃ、魔物の強さが変わらないか。ソフィー、地図への記入は終わったかい?」
隣でみんなの報告を受けながら、地図に魔物の強さを書き込んでいたソフィーが、手をあげて大丈夫と答えてきた。
今いる場所から、境界線をさらに2キロメートル離れた位置を探索する。魔物の強さに多少ばらつきが出てきたが、判断しにくい分布だった。中心から真東付近の魔物のレベルが下がって、南北の魔物のレベルが上がっているのだ。
俺達が予想した内容だと、この配置は明らかにおかしい。
「これは予想して進むのは無理だな。とりあえず、分布を調べながら進もうか」
と、ここで歩きながらとれる昼食を交代で食べながら、今度は4キロメートル地点を進んでいく。
やはり、今まで進んできた道と分布がでたらめに感じる。南北の魔物が強く中央の魔物が弱った。何か変な感じだな~。よくわからないモヤモヤを感じながら、8キロメートル付近までの探索を終わらせて中央に戻る。
俺達が戻った時には、西を進んでいたチームも戻ってきていた。夕食の時間だったので、そのまま食事をとってその後に報告会を開いた。
西チームの報告も俺達と同じで、真西にあたる部分の魔物が弱くなって、南北の魔物が強くなっていた。そういう事もあるだろうと思っていたが、まさか本当になるのか! という思いもあった。
「魔物の分布ではある場所が分からないね。こっちは2キロメートル置きに探したけど、そっちは1キロメートル置きに探したのか……しらみつぶしに探すとなったら、もっと感覚を狭めた方がいいか?」
「それはそれで面倒ですね。ご主人様の話が本当なら、ここから2キロメートル以内は掌握したんですよね? 少し土地をあげて、目視でそれっぽいモノ探してみます?」
「魔物を召喚してマッピングしても、何処に何があるかまでは詳しく分からないし、木が多すぎて目視も微妙かな? いや、やるだけならDPを多少使うだけだしやってみるか!」
といっても、今日はやらないので、明日の結果を見て話を進めていこうという話になり、明日は探索に出ない可能性があるという形に落ち着いた。
今日も全身を洗われながら風呂に入る。今日は時間もあるので、サウナにもゆっくり入ってからベッドにもぐりこむ。
「ご主人様。今日はなんだか眠くないの~」
俺にくっつきながら顔を見上げてくるシェリルが言ってきた。確かに俺も今日はあまり疲れていないから眠気がない。それにまだ10時を回っていないので、寝るには早い時間だった。
他の妻たちも眠くないと、タブレットで本を読んだり動画を見たりしている。何か、ここだけ地球みたいだな。
「確かに眠くないけど、どうしようか?」
「みんなで映画見よ!」
こういった時間ができると、みんなで映画を見たがる傾向のあるシェリルの提案で、映画を見る事が決まったが、何を見るかが問題だった。
ちょっと長い映画だけど、俺が好きな映画を進めてみた。
『指輪〇語』を原作として、実写映画化された『ロード・オブ・〇・リング』をすすめてみた所、みんながくいついてきたので見る事になった。3部作のエクステンデッド版で約11時間もある大作である。
2クール分のアニメをぶっ続けで見るより、ちょっと長いくらいかな? 明日はゆっくり活動が始まることが決まったので、意外に映画好きのシルキーも呼んでみんなで見る事になった。ダマと狐たちはベッドの上にいるが、オオカミたちは床に伏せている。人口……生物? 密度が高かった。
シルキーはベッドの上より、何処から持ってきたのかミドリ愛用の大きいハンモックを、部屋にかけて4人で入り、ワイワイいいながら上映を待っていた。
約4時間弱の映画が終わると、眠気を我慢していた年少組は慌ててトイレに行って、そのまま眠りについた。寝ずに最後まで見た事がすごいけどな。
他の妻たちも固まった体をほぐしてから寝るようだ。俺も寝ようとして横になると、年少組が戻ってきて、何人かは俺にくっつくようにしてすやすやと寝始めた。暑いぞ! でも、みんなの気持ちよさそうな顔も見てると、起こして離れるわけにもいかないか。まぁ汗かいても明日シャワーでも浴びればいいよな。
余談だが、冷房をきかせていたせいか、更に密着度が増してもっと暑くなってしまった。
次の日起きると、すでに8時を回っていた。妻たちも、年長組と姉御組は起きているようだった。残りの皆は俺と一緒によく寝ていたようだった。
狐やオオカミたちがいるのに、ダマだけ見つからないと思ったら、俺にくっついていなかった年少組に抱き枕にされており、諦めの境地に達したような顔でグデーっとしていた。さすがにこの状態は拙いと思ったので、みんなを起こして朝食へ向かう。
さすがシルキー、朝食の準備は完璧だった。年長組の皆も準備を手伝っていたようだ。姉御組はどうやら、昨日の話し合いの続きをしていたらしい。
挨拶をして食事が始まる。今日も食事が美味い! シルキーに感謝しながら食事を終えて、まずは西側半分を30メートル位上昇させる。そして、階段を作ってから西側に移動して、東側半分を30メートル位上昇させて、島の中央を占拠した!
「これからどうするの?」
「ん~ここを活用するかは別として、まずは東西南北に入口をつくって外縁部には、落ちないように壁も作っておこうかな?」
「入口? どうやって作るの?」
「洞窟ダンジョンの階層移動みたいな階段かな? で階段の上に扉でいいかと思ってる」
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