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第965話 面倒な地形
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45階は、氷山と火山が合わさった感じの地形になっている。これがダンジョンじゃなかったらさすがに再現できない地形だろうな。
だってさ氷山からマグマが流れ出てるんだからな。普通ならありえないだろ! マグマの隣に雪が積もってるんだぜ? 訳が分からん。しかも、今現在吹雪いていて何故かマグマの近くで積もっているんだぞ。
あの雪は熱でどうにかなるタイプの普通の雪とは違うという事だろう。それなのに雪の性質は変わらないのだから、首をかしげてしまう。冷たいし、踏み固めれば滑る。何なのだろうこの不可思議な雪は?
マグマが流れているという事で、40階までの火山エリアにいた魔物が再度現れたのだ。空からは氷の雨、イエティからはブレスと氷の塊、雪ウサギからは風の弾丸、溶岩ナマズからはマグマの津波、タコからはマグマの中を流れている熱せられた岩石の塊。遠距離攻撃が増えて面倒だ。
そしてイラつかせるのは、マグマの流れを止めるために水や氷魔法を使っても、マグマを一時的にでも固まらせることができないのだ。ダンジョンによる地形効果の不変化とでも呼べる状態だ。そのせいもあって、溶岩ナマズのマグマの津波が得に質が悪い。
マグマが高温の状態を保つため、俺たちに向かってきたマグマの津波が固まらないので、凶悪な移動阻害になっている。今は出来る限りマグマの近くを移動しないようにし進んでいる。いくらレッドドラゴンの装備で耐火性が高いと言っても、雪+マグマは滑りすぎて危なかったのだ。
溶けかけの氷とまではいかないが、それなりに滑るためかなり危険だった。倒れれば強打だけではすまず、最悪マグマへ顔面ダイブする事になってしまう。
ここに来てダンジョンの意味不明度合いが高くなりすぎだろ。
後さ、唐突に間欠泉みたいに噴火するのをやめてほしい。大きさがさほどじゃないことと、近くに、マグマが溜まっているのである場所はすぐに分かるのだが、爆発の勢いでこっちにマグマを飛ばすな! あぶねえだろうが!
ダンジョンの地形に文句を言う位には、面倒でイラついていた。
最短距離で進めなくなった45階は、踏破するのに8時間もかかってしまった。次の階、46階も同じ状況で氷山と火山があった。
休憩をとろうにも野営する場所が無かった。なので、力技でどうにかする事にした。
俺は45階と46階をつなぐ階段の半ばほどで、壁に手を当て魔力を込め壁に穴をあける。出来る限り後のメンバーに負担をかけさせないように、魔力を使いきるつもりで土魔法で壁に穴をあけていく。
俺は9割程の魔力を使い野営コンテナ4つ分ほどの空間を作った。おそらく俺の事を考えて明日1日は休息に当てるはずなので、出来ればもう3つ分ほどはほしい。
でも、魔力消費酔いとでも言えばいいのだろうか? かなり気持ち悪い。後は他の皆に任せて休憩しよう。すぐに休める場所を作ってくれたので、俺は中に入ってMP回復ポーションを飲んでから、愛用のソファーに座ってダマを枕にハクを抱いて少しの間眠りにつく。
1時間程寝た所で起こされた。
「ご主人様、もうすぐ夕食の準備ができますので、先にシャワーでも浴びてきてください」
そう声をかけてくれたのはエレノアだった。この娘に起こしてもらうのって久しぶりな気がするな。よくわからないが、妻たちの中には俺を起こしに行く順番みたいなのがあるようなのだが、どういう基準か分からないので来るメンバーを予測できない。
エレノアに起こされた後は、一緒にお風呂場まで移動している。あっ! 一緒に入るためじゃないよ? 俺が1個目の休憩できるコンテナに入って速攻で休んだから、お風呂の位置が分かってなかったのだ。なので、案内をしてくれたんだよ。
その移動の最中にエレノアが、もっとみんなの役に立ちたいと言っていた。エレノアの武器は斧槍だから密集した状況では使い辛いが、氷山では特にイエティ相手に活躍していたと思うんだけどな。本人的には満足できていないようだった。
向上心があるのは良い事だけど、下手に自分の評価を下に見るのは良くないんだよな。俺が相談に乗っても解決し辛いので、ミリーあたりに丸投げしよう。それでもし俺が必要なら協力すればいいだろう。
ささっと体を洗ってから夕食へ向かう。食事中の話題は、今日の45階の地形についての話が多かった。みんなも戦い辛いってずっと言ってたしね。明日は休息日にあてるけど、妻たちの半数は半日ほど46階を探索する事にしたらしい。
戦闘方法の確立という面もあるが、慣れておきたいというのが本心のようだ。俺も行こうとお願いするが却下されてしまった。その代わり、デジタルカメラを使った魔導具を持っていくから、それで状況を見るならOKと言われた。魔導無線機も久々に活躍の出番だ!
その結果、半日かけて攻略法や有効的な方法を模索したが、昨日実行していたこと以上のものは発見できなかった。強いて言えば、魔物が連携をとってるだけあって、俺たちの近くに仲間の魔物がいる場合は、溶岩ナマズが溶岩の津波を使ってこない事だろう。
一応得られた情報をみんなで共有してる。イエティが出たらとにかく接近戦で沈めてから、他の対処をしていくという話で落ち着いた。戦闘にきちんとした方針ができただけでも良しとしよう。
46階は45階より1時間早い7時間ほどで踏破する事が出来たが、やはり階段の近くには休める場所が無かったので、みんなで協力してダンジョンに穴をあけて野営コンテナを建てている。
47階にはいると少し状況が変化した。今までの敵に加えて、クマ系の魔物とイノシシ系の魔物が追加された。しかも、両方ともイエティと同じでタフで力強い面倒なタイプだった。
今まではイエティの直接攻撃か、雪ウサギの足元からの攻撃以外接近戦らしきものは無かったのだが、他に2種類タフな魔物が出てきた事によって、ブレスや氷の塊、氷の雨の中をクマやイノシシが構わず突っ込んでくるのだ。
それに時間をかければ魔物が集まってくるので大変だった。
だってさ氷山からマグマが流れ出てるんだからな。普通ならありえないだろ! マグマの隣に雪が積もってるんだぜ? 訳が分からん。しかも、今現在吹雪いていて何故かマグマの近くで積もっているんだぞ。
あの雪は熱でどうにかなるタイプの普通の雪とは違うという事だろう。それなのに雪の性質は変わらないのだから、首をかしげてしまう。冷たいし、踏み固めれば滑る。何なのだろうこの不可思議な雪は?
マグマが流れているという事で、40階までの火山エリアにいた魔物が再度現れたのだ。空からは氷の雨、イエティからはブレスと氷の塊、雪ウサギからは風の弾丸、溶岩ナマズからはマグマの津波、タコからはマグマの中を流れている熱せられた岩石の塊。遠距離攻撃が増えて面倒だ。
そしてイラつかせるのは、マグマの流れを止めるために水や氷魔法を使っても、マグマを一時的にでも固まらせることができないのだ。ダンジョンによる地形効果の不変化とでも呼べる状態だ。そのせいもあって、溶岩ナマズのマグマの津波が得に質が悪い。
マグマが高温の状態を保つため、俺たちに向かってきたマグマの津波が固まらないので、凶悪な移動阻害になっている。今は出来る限りマグマの近くを移動しないようにし進んでいる。いくらレッドドラゴンの装備で耐火性が高いと言っても、雪+マグマは滑りすぎて危なかったのだ。
溶けかけの氷とまではいかないが、それなりに滑るためかなり危険だった。倒れれば強打だけではすまず、最悪マグマへ顔面ダイブする事になってしまう。
ここに来てダンジョンの意味不明度合いが高くなりすぎだろ。
後さ、唐突に間欠泉みたいに噴火するのをやめてほしい。大きさがさほどじゃないことと、近くに、マグマが溜まっているのである場所はすぐに分かるのだが、爆発の勢いでこっちにマグマを飛ばすな! あぶねえだろうが!
ダンジョンの地形に文句を言う位には、面倒でイラついていた。
最短距離で進めなくなった45階は、踏破するのに8時間もかかってしまった。次の階、46階も同じ状況で氷山と火山があった。
休憩をとろうにも野営する場所が無かった。なので、力技でどうにかする事にした。
俺は45階と46階をつなぐ階段の半ばほどで、壁に手を当て魔力を込め壁に穴をあける。出来る限り後のメンバーに負担をかけさせないように、魔力を使いきるつもりで土魔法で壁に穴をあけていく。
俺は9割程の魔力を使い野営コンテナ4つ分ほどの空間を作った。おそらく俺の事を考えて明日1日は休息に当てるはずなので、出来ればもう3つ分ほどはほしい。
でも、魔力消費酔いとでも言えばいいのだろうか? かなり気持ち悪い。後は他の皆に任せて休憩しよう。すぐに休める場所を作ってくれたので、俺は中に入ってMP回復ポーションを飲んでから、愛用のソファーに座ってダマを枕にハクを抱いて少しの間眠りにつく。
1時間程寝た所で起こされた。
「ご主人様、もうすぐ夕食の準備ができますので、先にシャワーでも浴びてきてください」
そう声をかけてくれたのはエレノアだった。この娘に起こしてもらうのって久しぶりな気がするな。よくわからないが、妻たちの中には俺を起こしに行く順番みたいなのがあるようなのだが、どういう基準か分からないので来るメンバーを予測できない。
エレノアに起こされた後は、一緒にお風呂場まで移動している。あっ! 一緒に入るためじゃないよ? 俺が1個目の休憩できるコンテナに入って速攻で休んだから、お風呂の位置が分かってなかったのだ。なので、案内をしてくれたんだよ。
その移動の最中にエレノアが、もっとみんなの役に立ちたいと言っていた。エレノアの武器は斧槍だから密集した状況では使い辛いが、氷山では特にイエティ相手に活躍していたと思うんだけどな。本人的には満足できていないようだった。
向上心があるのは良い事だけど、下手に自分の評価を下に見るのは良くないんだよな。俺が相談に乗っても解決し辛いので、ミリーあたりに丸投げしよう。それでもし俺が必要なら協力すればいいだろう。
ささっと体を洗ってから夕食へ向かう。食事中の話題は、今日の45階の地形についての話が多かった。みんなも戦い辛いってずっと言ってたしね。明日は休息日にあてるけど、妻たちの半数は半日ほど46階を探索する事にしたらしい。
戦闘方法の確立という面もあるが、慣れておきたいというのが本心のようだ。俺も行こうとお願いするが却下されてしまった。その代わり、デジタルカメラを使った魔導具を持っていくから、それで状況を見るならOKと言われた。魔導無線機も久々に活躍の出番だ!
その結果、半日かけて攻略法や有効的な方法を模索したが、昨日実行していたこと以上のものは発見できなかった。強いて言えば、魔物が連携をとってるだけあって、俺たちの近くに仲間の魔物がいる場合は、溶岩ナマズが溶岩の津波を使ってこない事だろう。
一応得られた情報をみんなで共有してる。イエティが出たらとにかく接近戦で沈めてから、他の対処をしていくという話で落ち着いた。戦闘にきちんとした方針ができただけでも良しとしよう。
46階は45階より1時間早い7時間ほどで踏破する事が出来たが、やはり階段の近くには休める場所が無かったので、みんなで協力してダンジョンに穴をあけて野営コンテナを建てている。
47階にはいると少し状況が変化した。今までの敵に加えて、クマ系の魔物とイノシシ系の魔物が追加された。しかも、両方ともイエティと同じでタフで力強い面倒なタイプだった。
今まではイエティの直接攻撃か、雪ウサギの足元からの攻撃以外接近戦らしきものは無かったのだが、他に2種類タフな魔物が出てきた事によって、ブレスや氷の塊、氷の雨の中をクマやイノシシが構わず突っ込んでくるのだ。
それに時間をかければ魔物が集まってくるので大変だった。
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