966 / 2,518
第966話 ポンコツグレン
しおりを挟む
1日1階、47・48・49階と進んできた。この3階分には特に大きな変化は無かった。しいて言うなら、階段までの距離が遠かったと言った所だろう。
明日は、50階にいるボスとやらを倒して、ダンジョンコアを掌握してやる!
「という事で、グレン。50階にいるボスってどんな奴だ? 前にボスっぽいのがいたって言ってたけど、特徴とか覚えてないか?」
『ん~なんかおっきくて、ブレスを吐いてきたな。マグマに潜ったり、たまに空をとんで俺の事を追いかけて、食おうとしてたりしたな』
うん、わからん! こいつに聞いた俺がバカだったかもしれない。まわりを見ても妻たちはポカーンとした顔をしているし、ダマは器用に座って両前足を使って、こめかみを押さえるような仕草をしている。お前日に日に人間っぽい仕草が増えてきているな。
それにしても、空を飛べるのか? その上、マグマにも潜る。そしてブレスも吐くと……レッドドラゴンみたいな炎系に強い魔物かな? まだ寝るまでに時間があるから偵察に行ってみるか?
みんなも同意してくれたので、人造ゴーレム達に偵察に行ってもらおうか? 今まで使っていなかった人造ゴーレムを取り出して、魔導無線機を着けてカメラの調整をする。
本当はこの人造ゴーレムを防衛に使いたかったのだけど、人造ゴーレムは複雑な命令ができないから、指示を出す者がいないと使い辛いのが難点だ。前に防衛とかに使ってた時は、護れとか命令を出していて問題が無かったんだけどね。
ずっと使っているうちに、自分の判断が上手く出来ない事に気付いて、指示の出す者がいない時は極力使っていない。ただ、明確な指示ができる場合は、かなり便利である。統括できる魔導頭脳みたいなのがあれば最高なんだけど……今の所作成に成功していない。
それはいいとして、今回は2体しか持ってきていなかったから、どのみに守りに使うのは難しかったしな。
さて、人造ゴーレムよ! いってこい!
「あ~グレンの言葉を鵜呑みにしていた俺がバカだった。マグマだけじゃねーし! 氷山もあるじゃねえか! あいつは本当に鳥頭なのか? って事は、火山の方のボス以外にも、氷山の方のボスもいるのか?」
ちょうど2体いるので、調査する方向を別けよう。
今人造ゴーレムが立っているのは、右手に火山、左手に氷山が見えて、目の前が幅1メートル位でみえる範囲草原みたいなのがずっと続いている。なので、火山と氷山に1体ずつ人造ゴーレムを進ませる。
俺の言葉後聞いていたダマがグレンを咥えて、俺の前まで連れてきた。何でそんな状況になってるんだ?
『主殿、馬鹿を連れてきました』
簡潔過ぎて反対に意味が分からん。何でバカだからって俺の前に連れてくるんだ? 今は偵察に忙しいのだが。何となく察したダマが、
『グレンが適当な事を言っていたので、反省の意味も含ませています』
って、反省の意味を含ませるって、馬鹿正直に言ったらだめだろ? それにしても、死んだ鳥のようにグデーッとするのは、心臓に悪いから止めてくれ。
「ダマ、得意不得意があるんだから、グレンの報告が適当だったのを、いちいち気にしてたら時間が足りなくなるぞ。今はグレンにかまうより先に偵察してしまった方がためになるさ」
そう言うと、連れてこられたグレンは「私、放置されるの?」みたいな顔をしている。お前、ダマより器用に表情作るよな。お前の顔鳥だからな? あえて言うならワシみたいな鋭い顔をしているのに、愕然としている顔はかなりシュールだぞ?
『そんな~知ってることを素直に話しただけなんですよ? それなのにこんな扱い……』
めっちゃしょんぼりしてる。顔文字の『(´・ω・`)』こんな顔をしている。お前、本当に鳥か?
グレンは放っておいて、人造ゴーレムの送ってくる映像を見ながらボスを探す。
30分して分かった事がある。このダンジョン、ボス部屋に雑魚が湧いてるのだ。ダンジョンの広さから考えて、あり得ない事では無いよな。
そして再びグレンを見るが、よく考えたらこいつにダンジョンの知識があるわけないよな。そう考えると、ボス部屋に雑魚が湧くのは普通じゃないって思うよな。
何で雑魚が湧いているか分かったかと言えば、ボスの取り巻きとしている魔物は、ボスが指示を出さないと攻撃してこないのだ。ボスを発見していない状況で、人造ゴーレムに攻撃をしてきた魔物たちは、雑魚だと判断した。
カメラが壊れると困るので、高速移動をさせて敵の視界から逃げさせた。高速移動中の画面は気持ち悪くなるような揺れだったので、一時的に目をそらしている。
1時間程探索すると、グレンの言っていた『おっきくて、ブレスを吐いてきたな。マグマに潜ったり、たまに空をとぶボスらしきもの』を発見した。
「確かに、大きくて、ブレスを吐いて、マグマに潜って、とんでるな。だけど、全くイメージしてた奴と違う! 何で見た目がウナギの魔物が、ブレスを吐くんだよ!
それに、グレンのとんでるっていうのは間違ってないけど、これって跳ねてるが正しいだろ! そもそも、マグマの中の魔物がお前の飛んでる場所まで到達できる時点でおかしいわ!」
人造ゴーレムが送ってきた映像を見て叫んでしまった。グレンのいう事を真に受けないようにしていたつもりだったのだが甘かった。しかも、マグマから地上に出たかと思えば、ヘビみたいにウネウネしながら移動するのだ。
なんかゲッソリするわ。胴回り10メートル、全長50メートル位はありそうな、ウナギだかヘビだか分からない魔物がマグマ・地上・空を自由に駆け回ってるしな。
しかも、次に発見した氷山の方のボスっぽいのも、色違いで雪の中、地上、空を駆けまわるんだから止めてほしいぜ。
みんなも何か疲れている表情をしている。
「あれだな。地上に上がってきたら、フォートレスで止める以外ないかもな。生半可なアースウォールじゃ、壊されるか登られて終わりだろ。結界だと、あの質量であの速度は止められなそうだしな。明日、タンク組は頼むね。後、リンド、多分あいつも打撃系の武器効かないぞ。盾に集中してくれ」
俺の言葉にやっぱりそうかな? みたいな表情をして、俺とお揃いの大盾を使う事にしたようだ。俺も攻撃よりは盾で受け止めた方がいいかもな。そう言って作戦会議が終了する。
明日は、50階にいるボスとやらを倒して、ダンジョンコアを掌握してやる!
「という事で、グレン。50階にいるボスってどんな奴だ? 前にボスっぽいのがいたって言ってたけど、特徴とか覚えてないか?」
『ん~なんかおっきくて、ブレスを吐いてきたな。マグマに潜ったり、たまに空をとんで俺の事を追いかけて、食おうとしてたりしたな』
うん、わからん! こいつに聞いた俺がバカだったかもしれない。まわりを見ても妻たちはポカーンとした顔をしているし、ダマは器用に座って両前足を使って、こめかみを押さえるような仕草をしている。お前日に日に人間っぽい仕草が増えてきているな。
それにしても、空を飛べるのか? その上、マグマにも潜る。そしてブレスも吐くと……レッドドラゴンみたいな炎系に強い魔物かな? まだ寝るまでに時間があるから偵察に行ってみるか?
みんなも同意してくれたので、人造ゴーレム達に偵察に行ってもらおうか? 今まで使っていなかった人造ゴーレムを取り出して、魔導無線機を着けてカメラの調整をする。
本当はこの人造ゴーレムを防衛に使いたかったのだけど、人造ゴーレムは複雑な命令ができないから、指示を出す者がいないと使い辛いのが難点だ。前に防衛とかに使ってた時は、護れとか命令を出していて問題が無かったんだけどね。
ずっと使っているうちに、自分の判断が上手く出来ない事に気付いて、指示の出す者がいない時は極力使っていない。ただ、明確な指示ができる場合は、かなり便利である。統括できる魔導頭脳みたいなのがあれば最高なんだけど……今の所作成に成功していない。
それはいいとして、今回は2体しか持ってきていなかったから、どのみに守りに使うのは難しかったしな。
さて、人造ゴーレムよ! いってこい!
「あ~グレンの言葉を鵜呑みにしていた俺がバカだった。マグマだけじゃねーし! 氷山もあるじゃねえか! あいつは本当に鳥頭なのか? って事は、火山の方のボス以外にも、氷山の方のボスもいるのか?」
ちょうど2体いるので、調査する方向を別けよう。
今人造ゴーレムが立っているのは、右手に火山、左手に氷山が見えて、目の前が幅1メートル位でみえる範囲草原みたいなのがずっと続いている。なので、火山と氷山に1体ずつ人造ゴーレムを進ませる。
俺の言葉後聞いていたダマがグレンを咥えて、俺の前まで連れてきた。何でそんな状況になってるんだ?
『主殿、馬鹿を連れてきました』
簡潔過ぎて反対に意味が分からん。何でバカだからって俺の前に連れてくるんだ? 今は偵察に忙しいのだが。何となく察したダマが、
『グレンが適当な事を言っていたので、反省の意味も含ませています』
って、反省の意味を含ませるって、馬鹿正直に言ったらだめだろ? それにしても、死んだ鳥のようにグデーッとするのは、心臓に悪いから止めてくれ。
「ダマ、得意不得意があるんだから、グレンの報告が適当だったのを、いちいち気にしてたら時間が足りなくなるぞ。今はグレンにかまうより先に偵察してしまった方がためになるさ」
そう言うと、連れてこられたグレンは「私、放置されるの?」みたいな顔をしている。お前、ダマより器用に表情作るよな。お前の顔鳥だからな? あえて言うならワシみたいな鋭い顔をしているのに、愕然としている顔はかなりシュールだぞ?
『そんな~知ってることを素直に話しただけなんですよ? それなのにこんな扱い……』
めっちゃしょんぼりしてる。顔文字の『(´・ω・`)』こんな顔をしている。お前、本当に鳥か?
グレンは放っておいて、人造ゴーレムの送ってくる映像を見ながらボスを探す。
30分して分かった事がある。このダンジョン、ボス部屋に雑魚が湧いてるのだ。ダンジョンの広さから考えて、あり得ない事では無いよな。
そして再びグレンを見るが、よく考えたらこいつにダンジョンの知識があるわけないよな。そう考えると、ボス部屋に雑魚が湧くのは普通じゃないって思うよな。
何で雑魚が湧いているか分かったかと言えば、ボスの取り巻きとしている魔物は、ボスが指示を出さないと攻撃してこないのだ。ボスを発見していない状況で、人造ゴーレムに攻撃をしてきた魔物たちは、雑魚だと判断した。
カメラが壊れると困るので、高速移動をさせて敵の視界から逃げさせた。高速移動中の画面は気持ち悪くなるような揺れだったので、一時的に目をそらしている。
1時間程探索すると、グレンの言っていた『おっきくて、ブレスを吐いてきたな。マグマに潜ったり、たまに空をとぶボスらしきもの』を発見した。
「確かに、大きくて、ブレスを吐いて、マグマに潜って、とんでるな。だけど、全くイメージしてた奴と違う! 何で見た目がウナギの魔物が、ブレスを吐くんだよ!
それに、グレンのとんでるっていうのは間違ってないけど、これって跳ねてるが正しいだろ! そもそも、マグマの中の魔物がお前の飛んでる場所まで到達できる時点でおかしいわ!」
人造ゴーレムが送ってきた映像を見て叫んでしまった。グレンのいう事を真に受けないようにしていたつもりだったのだが甘かった。しかも、マグマから地上に出たかと思えば、ヘビみたいにウネウネしながら移動するのだ。
なんかゲッソリするわ。胴回り10メートル、全長50メートル位はありそうな、ウナギだかヘビだか分からない魔物がマグマ・地上・空を自由に駆け回ってるしな。
しかも、次に発見した氷山の方のボスっぽいのも、色違いで雪の中、地上、空を駆けまわるんだから止めてほしいぜ。
みんなも何か疲れている表情をしている。
「あれだな。地上に上がってきたら、フォートレスで止める以外ないかもな。生半可なアースウォールじゃ、壊されるか登られて終わりだろ。結界だと、あの質量であの速度は止められなそうだしな。明日、タンク組は頼むね。後、リンド、多分あいつも打撃系の武器効かないぞ。盾に集中してくれ」
俺の言葉にやっぱりそうかな? みたいな表情をして、俺とお揃いの大盾を使う事にしたようだ。俺も攻撃よりは盾で受け止めた方がいいかもな。そう言って作戦会議が終了する。
3
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
人の才能が見えるようになりました。~いい才能は幸運な俺が育てる~
犬型大
ファンタジー
突如として変わった世界。
塔やゲートが現れて強いものが偉くてお金も稼げる世の中になった。
弱いことは才能がないことであるとみなされて、弱いことは役立たずであるとののしられる。
けれども違ったのだ。
この世の中、強い奴ほど才能がなかった。
これからの時代は本当に才能があるやつが強くなる。
見抜いて、育てる。
育てて、恩を売って、いい暮らしをする。
誰もが知らない才能を見抜け。
そしてこの世界を生き残れ。
なろう、カクヨムその他サイトでも掲載。
更新不定期
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-
すずめさん
ファンタジー
ある日、友達に誘われ始めたMMORPG…[アルバスクロニクルオンライン]
何の変哲も無くゲームを始めたつもりがしかし!?…
たった一つのスキルのせい?…で起きる波乱万丈な冒険物語。
※本作品はPCで編集・改行がされて居る為、スマホ・タブレットにおける
縦読みでの読書は読み難い点が出て来ると思います…それでも良いと言う方は……
ゆっくりしていってね!!!
※ 現在書き直し慣行中!!!
ダンジョン作成から始まる最強クラン
山椒
ファンタジー
ダンジョンが出現して数十年が経ち、ダンジョンがあることが日常となっていた。
そんな世界で五年前に起きた大規模魔物侵攻により心に傷を受けた青年がいた。
極力誰とも関わりを持たずにいた彼の住んでいる部屋に寝ている間にダンジョンが出現し、彼はそこに落ちた。
そのダンジョンは他に確認されていない自作するダンジョンであった。
ダンジョンとモンスターにトラウマを抱えつつもダンジョン作成を始めていく。
ただそのダンジョンは特別性であった。
ダンジョンが彼を、彼の大事な人を強くするダンジョンであった。
ダンジョン学園サブカル同好会の日常
くずもち
ファンタジー
ダンジョンを攻略する人材を育成する学校、竜桜学園に入学した主人公綿貫 鐘太郎(ワタヌキ カネタロウ)はサブカル同好会に所属し、気の合う仲間達とまったりと平和な日常を過ごしていた。しかしそんな心地のいい時間は長くは続かなかった。
まったく貢献度のない同好会が部室を持っているのはどうなのか?と生徒会から同好会解散を打診されたのだ。
しかしそれは困るワタヌキ達は部室と同好会を守るため、ある条件を持ちかけた。
一週間以内に学園のため、学園に貢献できる成果を提出することになったワタヌキは秘策として同好会のメンバーに彼の秘密を打ちあけることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる