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第1086話 新たな情報
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ダンジョンの入口の周辺を整備を始めて4日目。本当なら週休2日の休みの日なのだが、仕事をしている。娘たちの様子を見て1日のんびりと過ごしたいのだが、理由は分からないがダンジョンができている事を考えると、休んでもいられない。
ってか、何で掌握した所にダンジョンができるんだよ! チビ神の作った本にはそれらしきこと何も書いてなかったぞ。さすがチビ神、使えん! 俺の考え通り、例の奴の声が聞こえてきた。
『チビ神チビ神ってうるさいわよ! 私だって色々あるんだからね! そもそもあなたみたいに広範囲を掌握したダンジョンマスターが今までいなくて、こう言った事が起きてなかったのよ! すべてはあんたのせいなの!』
おぉ~見事な責任転換! どう考えても、神のシステムが悪いに決まってるのに、俺に責任を擦り付けるとかマジ質が悪いな。だからチビ神なんだよ。
『その「だからチビ神なんだよ」って何よ! チビ神って言葉をダメダメな人に使う様に使わないで!』
何と!?!? 俺の隠れた真意をチビ神が見抜いた。
『ムキー!! いつか見返してやるんだからね!』
そうかいそうかい、頑張ってくれ。それで、何で俺の掌握したエリアにダンジョンができたんだ? このダンジョンには、ダンジョンマスターがいるのか? ダンジョンコアは? とにかく分かった事を教えろ!
『む~なんでそんなに偉そうなのよ。あんただからしょうがないわね。今分かっている事は、あなたたちの様に、外から呼び出されたダンジョンマスターはいないわ。所謂、自然発生タイプのダンジョンだという事が確認が取れているわ』
なるほど。ダンジョンマスターの能力はチビ神に与えられたもの。この世界は創造神が作った者だっけ? そうなると、創造神の作ったシステムが、チビ神たちを超えたっていうだけの話か?
『あなた、私たちが1週間ほど不眠不休で話し合った結果に、数秒でたどり着くなんて……本当に規格外ね』
えっ? それだけの事に1週間もかけたのか? 神って思っている以上に頭が良くないのか?
『失礼ね! 私たちは何万年も生きていて、初めての出来事だったのよ! だからそう言った事に弱いのよ!』
そうなのか。まぁいいや、気になったんだがダンジョンが自然発生した時に俺が掌握したエリアに対しての補償はないのか?
『はぁ? 何言ってるの? 掌握した時に使った分のDPは、戻ってきているはずよ? 補償はすでに終わってるわよ』
マジか、少なすぎて補償に気付けなかったって事か。確かダンジョンマスターとの取り合いだと、数倍のDPを払わないといけないんじゃなかったっけ?
『そうだっけ? ってか、あんたそれだけ持ってるんだから、気にする必要ないじゃない! どれだけ無駄使いしてるのよ! 最近はダンジョンバトルにも参加してないみたいだし、上位陣が楽しみにしてるんだから頑張りなさいよ!』
なんか理不尽な事で怒られてる気がする。ダンジョンバトルはバザールに任せていた気がするけど、何か欲しいものが手に入ったから、放置してたんだっけ? 別にダンジョンバトルしてもいいけど、難攻不落にしていいの? 一方的なバトルになると思うけど。
『えっ!? そんな事が出来るの?』
だってこっちにはリバイアサンがいるんだぜ、水中フィールドで最強の魔物がいてDPが無限にあるんだから、それに合わせたダンジョンを作れば負けないだろ。
『それじゃあ勝てないじゃない!』
え? こっちには人造ゴーレムがあるし、Sランクの魔物だって……あれ? そういえば最近フェンリル……ガロウってどうしてるんだっけ? 後でミリー達に聞いてみよう。
っと、こっちは消耗を気にせず、AランクやSランク相当の人造ゴーレムを量産できるんだから、物量で攻め切れば問題なく勝てるさ。別に赤字でも気にする必要ないしな。
『これだからブルジョアは! 確かにDPが余る程あるんだから、物量で押し切れるわね。ダンジョンバトルは、DPを稼ぐ手段の1つだから物量作戦、DPが赤字になる作戦は取らないのよね』
だからさ、必要なものが手に入ったから、特にダンジョンバトルする必要性も無かったりするんだよな。
「シュウ様! ボーっとしてたらいけないんですよ!」
チビ神と話していたら、土木組の子にさぼってると思われたのか怒られてしまった。
「あ~ごめんごめん。みんな。今、チビ神から念話が来てて話してたんだよ。ちょっとだけ、このダンジョンの事が分かったかな?」
って事だから、俺は仕事に戻る! 他に何か分かったら教えろよな!
『何であんたに命令されなきゃいけないのよ! あっ、大事な事だから伝えておくけど、ほとんどのダンジョンにはコアがあるけど、たまにコアの無いダンジョンもあるから~』
何やらチビ神の絶叫の様な声がして、何か大事な事を言っている。何故このタイミングで、
「何かわかったのですか?」
「わかったと言えばわかったんだけど、分からなかった事の方が多いというべきか……とりあえず、そろそろ昼食の時間だから、他の所にいるみんなとも無線を繋げて分かった事を話すよ」
返事をしてから、他のメンバーを呼びに行ってくれた。俺は、無線でグリエルやガリアに連絡を入れて、昼食時に分かった事を話すと伝えた。
そして、お昼の後にチビ神からもたらされた、微妙な情報を伝える。
人間のダンジョンマスターのいるダンジョンでは無いので、そこから意図的な侵攻は無いだろうけど、スタンピードの様に暴走して、魔物がダンジョンの外にあふれかえる事はあり得ると判断して、内壁と外壁を作る事は確定的になった。
そして、十中八九コアは存在しているだろうが、チビ神の最後のセリフを聞いてあのダンジョンにコアが存在しない可能性が出てきているので、油断ができない。
それに、ダンジョンにはコアがあるのが当たり前じゃなかったのか? ここにきてイレギュラーが重なるな……本当に面倒だ。
ってか、何で掌握した所にダンジョンができるんだよ! チビ神の作った本にはそれらしきこと何も書いてなかったぞ。さすがチビ神、使えん! 俺の考え通り、例の奴の声が聞こえてきた。
『チビ神チビ神ってうるさいわよ! 私だって色々あるんだからね! そもそもあなたみたいに広範囲を掌握したダンジョンマスターが今までいなくて、こう言った事が起きてなかったのよ! すべてはあんたのせいなの!』
おぉ~見事な責任転換! どう考えても、神のシステムが悪いに決まってるのに、俺に責任を擦り付けるとかマジ質が悪いな。だからチビ神なんだよ。
『その「だからチビ神なんだよ」って何よ! チビ神って言葉をダメダメな人に使う様に使わないで!』
何と!?!? 俺の隠れた真意をチビ神が見抜いた。
『ムキー!! いつか見返してやるんだからね!』
そうかいそうかい、頑張ってくれ。それで、何で俺の掌握したエリアにダンジョンができたんだ? このダンジョンには、ダンジョンマスターがいるのか? ダンジョンコアは? とにかく分かった事を教えろ!
『む~なんでそんなに偉そうなのよ。あんただからしょうがないわね。今分かっている事は、あなたたちの様に、外から呼び出されたダンジョンマスターはいないわ。所謂、自然発生タイプのダンジョンだという事が確認が取れているわ』
なるほど。ダンジョンマスターの能力はチビ神に与えられたもの。この世界は創造神が作った者だっけ? そうなると、創造神の作ったシステムが、チビ神たちを超えたっていうだけの話か?
『あなた、私たちが1週間ほど不眠不休で話し合った結果に、数秒でたどり着くなんて……本当に規格外ね』
えっ? それだけの事に1週間もかけたのか? 神って思っている以上に頭が良くないのか?
『失礼ね! 私たちは何万年も生きていて、初めての出来事だったのよ! だからそう言った事に弱いのよ!』
そうなのか。まぁいいや、気になったんだがダンジョンが自然発生した時に俺が掌握したエリアに対しての補償はないのか?
『はぁ? 何言ってるの? 掌握した時に使った分のDPは、戻ってきているはずよ? 補償はすでに終わってるわよ』
マジか、少なすぎて補償に気付けなかったって事か。確かダンジョンマスターとの取り合いだと、数倍のDPを払わないといけないんじゃなかったっけ?
『そうだっけ? ってか、あんたそれだけ持ってるんだから、気にする必要ないじゃない! どれだけ無駄使いしてるのよ! 最近はダンジョンバトルにも参加してないみたいだし、上位陣が楽しみにしてるんだから頑張りなさいよ!』
なんか理不尽な事で怒られてる気がする。ダンジョンバトルはバザールに任せていた気がするけど、何か欲しいものが手に入ったから、放置してたんだっけ? 別にダンジョンバトルしてもいいけど、難攻不落にしていいの? 一方的なバトルになると思うけど。
『えっ!? そんな事が出来るの?』
だってこっちにはリバイアサンがいるんだぜ、水中フィールドで最強の魔物がいてDPが無限にあるんだから、それに合わせたダンジョンを作れば負けないだろ。
『それじゃあ勝てないじゃない!』
え? こっちには人造ゴーレムがあるし、Sランクの魔物だって……あれ? そういえば最近フェンリル……ガロウってどうしてるんだっけ? 後でミリー達に聞いてみよう。
っと、こっちは消耗を気にせず、AランクやSランク相当の人造ゴーレムを量産できるんだから、物量で攻め切れば問題なく勝てるさ。別に赤字でも気にする必要ないしな。
『これだからブルジョアは! 確かにDPが余る程あるんだから、物量で押し切れるわね。ダンジョンバトルは、DPを稼ぐ手段の1つだから物量作戦、DPが赤字になる作戦は取らないのよね』
だからさ、必要なものが手に入ったから、特にダンジョンバトルする必要性も無かったりするんだよな。
「シュウ様! ボーっとしてたらいけないんですよ!」
チビ神と話していたら、土木組の子にさぼってると思われたのか怒られてしまった。
「あ~ごめんごめん。みんな。今、チビ神から念話が来てて話してたんだよ。ちょっとだけ、このダンジョンの事が分かったかな?」
って事だから、俺は仕事に戻る! 他に何か分かったら教えろよな!
『何であんたに命令されなきゃいけないのよ! あっ、大事な事だから伝えておくけど、ほとんどのダンジョンにはコアがあるけど、たまにコアの無いダンジョンもあるから~』
何やらチビ神の絶叫の様な声がして、何か大事な事を言っている。何故このタイミングで、
「何かわかったのですか?」
「わかったと言えばわかったんだけど、分からなかった事の方が多いというべきか……とりあえず、そろそろ昼食の時間だから、他の所にいるみんなとも無線を繋げて分かった事を話すよ」
返事をしてから、他のメンバーを呼びに行ってくれた。俺は、無線でグリエルやガリアに連絡を入れて、昼食時に分かった事を話すと伝えた。
そして、お昼の後にチビ神からもたらされた、微妙な情報を伝える。
人間のダンジョンマスターのいるダンジョンでは無いので、そこから意図的な侵攻は無いだろうけど、スタンピードの様に暴走して、魔物がダンジョンの外にあふれかえる事はあり得ると判断して、内壁と外壁を作る事は確定的になった。
そして、十中八九コアは存在しているだろうが、チビ神の最後のセリフを聞いてあのダンジョンにコアが存在しない可能性が出てきているので、油断ができない。
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